Ω.人工授精は出産ゲームだ!
[性本位制と白色革命論#3]
(Artificial insemination is the GAME)

−− 2003.08.18 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)

 ■討論内容と投稿者
 リチャード・プー氏との掲示板−1での応酬。プー氏の「白色革命その2」を受けて「出産ゲーム」を提案。その後、”赤の他人”のザーメンなどの時事ネタも絡め、遂に「人工授精や”借り腹”は出産ゲーム」と一刀両断に帝王切開。それは産婦人科学会も認めて居ます。
 更には安心立国論に発展。

投稿者▼
  [1]:リチャード・プー氏(女体総合研究所性痔部主任研究員)
  [2]:私

白色革命その2 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/07/11(Fri) 21:08 No.70
<板−1>

    <...前半略...>

  ◆◆◆セックスに於ける男女の心理差 − 男:種、女:畑
 我が女体総合研究所では、男女の心理差についても研究をしています。これについてはまだ結論というものは出ていなくて、仮説の段階なんですけど、一応発表いたします。
 それは男女の生殖機能の違いが、性行為に対する意識の違いとなると思われます。即ち
  男: = 行為そのものが最終目的
  女: = 収穫することが最終目的
 我々男性は種を蒔いた後は何もないことから、どうしても種蒔き作業にこだわってしまい、そこに幻想を見たり、色々妄想してしまうのです。しかし女性にとっては、長い生産活動の中ではただの通過点ですから、行為そのものにはそんなに思い入れやこだわりがないわけです(正確にはワンパターンなことをするなと思っているので広い意味ではより貪欲かも)。
 そこで両者の利害が一致して、古代より売春等の性風俗産業が盛んになっているのです。
 春を売るとは、まさしく日本人の稲作文化から、田植の時期を連想していると思われます。
 しかし最近は、出生率が低下してきています。これは女性も収穫の喜びを得る回数が減っていることを意味します。
 豊かになった日本では、従来からの女性の「生産に伴う喜び」=「性の労働」の質的転換がせまられていると言えるでしょう。ここにエロレタリアート白色革命を起こす意義があるのですよ。
 前回述べたとおり、外貨獲得のためには、今後豊かになってゆく発展途上国女性に対する”売秋”産業が必要です。
 これは台湾女性が雑誌に書いていた話ですが、ここ10年くらい台湾や香港では日本の芸能人が大人気で、日本のテレビドラマなどもたくさん放送されており、日本男性はみんなカッコよくて仕事ができると妄想していたそうです。ところが日本にやってきたら、カッコいい男なんていなくて、ただのスケベばかりであったと書いていました。
 これはかつて日本男性が妄想していた、「スウェーデン・フリーセックス説」を連想させるものです。我々男性が観光資源としてお国のために役立つためには、このスケベさを実益を伴ったよい方向に発揮しなければならないでしょう。

 今までは外国女性を買うことしか考えなったんですが、これからは売ることを考えないと。つまり、今までは外国人女性に対し、「ねぇちゃんいくらや?」なんてばかり言ってたから、日本男子はバカにされながら邦貨を垂れ流し続け、それを補填するために必死に働いて過労死なんてことをやっていたのです。
 これからはもっと賢くなって夢を売って尊敬を集め、金も集めるのが安心立国への道でしょう。

プーさんに乾杯! 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/11(Fri) 23:45 No.71
<板−1>

 やあ、プーさん久し振りですな、やっとCIAの拉致から解放されましたかな。人間は囚われの身に成ると思索を深める様ですが(他にすることが無い)、私は未だ貴方の論旨を充分検討して無いので反論は次回にします。
 実はプーさんについて巷では「CIA拉致説」「コンドームの耐久性テスト中説」の2つが流れて居たのですが、どうも今回の書き込みの”字数の多さ”は取り敢えず思索の結果ですから、この点から見るとやはり「CIA拉致説」が正しかった様ですな、コンドームの耐久性テストの後であれば、ヘロヘロに成ってこうも能書き垂れるのは無理でしょうからな、ウワッハッハッハッハッハ。
 そこで取り敢えずプーさんの”拉致からの解放”を祝して、乾杯!!

拉致とらうめん 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/07/12(Sat) 10:33 No.72
<板−1>

  ◆◆◆ラーメン(拉麺)のラは「拉致」のラ
 そうです、私は長崎で中学生にいたずら目的で拉致されていたのです(時事ネタ)。CIAって学生・たずらは・かんよ の略です。
 ところで前から思っていたんですけど、「拉致」の「ら」って拉麺(ラーメン)の「ラ」ですよねぇ?
 なんでやと思って国語辞書を見ると衝撃の新事実が発覚しました!!(広辞苑はもってない)。ラーメンの漢字は、最近ではほとんど拉麺ですが、辞書には「老麺」としか載ってない!
 なーんやええかげんやなぁ。最近の発明か。まるで「台風」が英語のタイフーンの当て字やとわかった時とおんなじくらいショックでした。さらに衝撃の事実は、「拉致」は「らっち」と読む方が正しいらしい。このあたりの経緯を詳しく調べてください。
 つこく言うと広辞苑ないんで(関西人はしつこいと言わない。この由来も知りたい)。

出産ゲームの勧め 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/13(Sun) 00:48 No.74
<板−1>

 やあプーさん、長崎で拉致されてたんですか、玉抜かれなくて良かったですなあ。「玉は魂に通じる」と言われますが、タマちゃんは男の魂ですぞ、グワッハッハッハ!
 どうやら長崎でチャンポン麺ばかり食わされて居た様ですな。ラーメンは中国では「拉面」と書きますゾ、イヌ肉ラーメンとかヘビ肉ラーメンなど最高ですな、つこい」味でっせ。

  ◆◆◆出産ゲームの勧め
 ところで出生率低下で収穫の経験が減っている女性には、出産を擬似体験出来る「出産ゲーム」など如何でしょう。これは大根で赤ん坊の人形を作り、そと側に随喜(ずいき)の汁を塗ったものをアソコから挿入して”産み落とす”ゲームです。その後でその大根を湯掻いて味噌田楽にして食ったら収穫感マン点です。
 或いはペットの子犬や子猫に麻酔掛けて、やはりアソコから挿入して産み落としたら愛情が乗り移って好いかも知れないですな。

 ■独言...(*_-)

 俄然、出産ゲームの様相を呈して来ましたな、さてどうなることやら、ムッフッフ。

”赤の他人”のザーメン 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/08/12(Tue) 13:47 No.90
<板−1>

  ◆◆◆誤って夫以外の男性の精液を注入だって
 8月11日のスポーツ新聞で面白い記事を読みました。小牧市民病院(愛知県)で昨年11月不妊の為に人工授精(※1)を受けた女性に、誤って夫以外の男性の精液を注入して居たことが判り、病院側は謝罪し慰謝料を支払うそうです。病院側は間違いに気付き直ぐ洗浄処置をした為に女性は妊娠しなかったらしいですが、もし妊娠して居たらどうなるんですかねえ、ムッフッフ。と言っても事後の法的解決策としては慰謝料しか無いので、私の言いたいのはその事では有りません。

 もし妊娠した場合、「その子供をどうするか?」です。つまり選択肢としては
  [1].堕胎する
  [2].産む → 誰が育てるか → a.産みの母が育てる
                  b.精子を提供した父が育てる
                  c.ミスをした医師が親に成り代わり育てる
が有る訳ですね。[1]が最も簡単で後腐れが無い方法なのは明白ですが、[2]を選択した場合はどうでしょう?
 先ず[2]−aの場合、”赤の他人”のザーメン(※2)を注入された女性が育てる気に成りますかねえ?、この場合女性には本来の夫が居る訳で、例え女性が母性本能から育てると言っても、夫の方は承知しないでしょう、多分。サルの世界ではオスはメスが自分以外のオスの子を宿して居るのを知ると、産まれた子ザルを食い殺すそうですよ。これが自分の血統を残そうとするオスの本能です(←ところでプーさんがラーメンの話などをするからザーメンが出て来たんですかねえ、ムッフッフ!!)。
 [2]−bはどうでしょう。精子を提供した男からすれば、これも病院側のミスで自分の認知した女性以外の”赤の他人”の女が産んだ子など関係無いという気持ちが強く、育てる気になど成らないでしょう。
 そうすると結局[2]−cですかねえ。この場合医師と産まれて来る子は全く”赤の他人”([2]−aと[2]−bは半分”赤の他人”)です。”他人度”は100%ですが、育てる人が誰も居ないと成れば、医師は責任上自分が親代わりに成り養子として引き取るなりして、育てないと行けないでしょうな、いやはや。
 皆さんはどう思われますか?

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆豚腹人間、クローン人間etc − 何でも”有り”の世界
 まあ、私に言わせれば人工授精や”借り腹”は、昔に様に生殖に対して「厳粛」な気持ちは段々薄らぎ(←尤も昔の人がどの位厳粛だったかは定かでは有りませんが)、出産ゲームに成った様に思います。つまり
  [1].親のこだわり
  [2].医者の功名心
  [3].取り巻く人々の偽善
       ↓
    三位一体(※3)のゲーム

という、それぞれが自分の利己心を表面に出して居ます。
 子供が出来ないなら出来ないで、それも運命。養子を取って育てる方法も在るし、昔からそうして来たのです。確かに技術が進歩して人工授精や”借り腹”も可能、人腹だけで無く豚腹だって可能、更にはクローン人間(※4) −今は未だ実現して居ませんが− だって近い将来には可能。もう何でも”有り”の世界です。しかし、悦びを知らぬ受精からは喜びを知らぬ子供が生まれますゾ、ワッハッハ!
 しかし人間は究極的には、技術では無く「心の安らぎ」を得た時に”幸せ”を感じるものです。そういう意味ではプー氏の言う安心立国を目指す必要が有ります、尤もプー氏がどういう意味で安心立国と言っているかは知りませんが、ムッフッフ!
 ハチャメチャな議論もこれで一段落した様です。

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ΩΩ 以上 ΩΩ

【脚注】
※1:人工受精/人工授精(じんこうじゅせい、artificial insemination)は、性交に依らず人為的に受精させること。人の不妊治療として行われる他、家畜繁殖にも応用。ヒトに応用したのが試験管ベビーである。人為受精。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

※2:ザーメン(Samen[独], semen[英], sperm[英])は、精液。

※3:三位一体(さんみいったい、the Trinity)とは、[1].キリスト教で、創造主としての父なる神と、贖罪者キリストとして世に現れた子なる神と、信仰経験に顕示された聖霊なる神とが、唯一なる神の三つの位格(ペルソナ)であるとする説。この3者に優劣の差別は無い。
 [2].三つの要素が互いに結び付いていて、本質に於いては一つであること。3者が協力して一体に成ること。

※4:クローン(clone)とは、〔生〕(元ギリシャ語で小枝の意)1個の細胞、又は生物から無性生殖的に増殖した生物の一群。又、遺伝子組成が完全に等しい遺伝子・細胞、又は生物の集団。栄養系。分枝系。
 1997年、イギリスのウィルムット博士は6歳の雌のヒツジの乳腺の細胞の核だけを取り出し、別の雌の未受精卵にこの核を移植し、クローンヒツジを誕生させたと発表した。哺乳類で雄に関係無く子が生まれたのは初めて。1998年、日本でもクローンウシが誕生した。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

    (以上、出典は主に広辞苑です)

●関連リンク
産婦人科学会も認める人工授精や”借り腹”▼
一卵性双子、又は玉子焼きの研究(About identical twins or omelet)
スウェーデン・フリーセックス説について▼
東西三都物語(The 3-cities of east and west)


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