Ω.日本産アヒルと米国産白鳥
[コンプレックスと一般人#3]
(Japanese duck and American swan)

−− 2003.06.17 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2004.01.18 改訂

 ■討論内容と投稿者
 先の「超甘コンプレックス論」がコンプレックスについての総論であったのに対し、ここでの議論はその応用編であり各論です。特に「超甘コンプレックス論」を人種心理に応用し、日本人の潜在的判官贔屓と甘えの構造、白人の潜在的植民地主義志向など、これ迄教科書的な政治理論で上撫でして来た問題に鋭く斬り込んで居ます。
 ところでプー氏は、アメリカ人は優越コンプレックスを持って居ると指摘して居ますが、殆ど唯一であろう劣等コンプレックスとしてインディアン・コンプレックス(←インディアンとはアメリカインディアン(※1)のこと)を持って居るというOK牧人氏の説を引いて居ますが、これは非常に示唆に富んで居ます。
 掲示板−1、掲示板−3を股に掛けてのエゴと欲望の心理学の応酬で、「人種心理学」の地平を切り開く試みもして居ます。

投稿者▼
  [1]:リチャード・プー氏(女体総合研究所性痔部主任研究員)
  [2]:私
  [3]:エルニーニョ・フォーラム管理人

[25] ビバ!!YOKOHAMA! - 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/04/06(日) 15:52  [関東]
<板−3>

    <...前半略...>

  ◆◆◆白鳥・黒鳥・醜いアヒルの子 − コンプレックス論の発展型
 ところで横浜というか関東が圧倒的に関西に勝っているのは外人パブです。ロシア、ブラジル、フィリピンなどいっぱいあります。何度かブラジルパブに連れてってもらったのですが、白人の白くきれいな肉体がすさまじいパワーで踊ってるのを目のあたりにすると、日本が戦争に負けたのはあたり前だと実感します(ブラジルとは戦争しとらんが)。なんであんな踊りができるのか。なんであんないいカタチの肉体なんだって。日本女性や北朝鮮喜び組と比べると、竹槍とトマホークほどの違いです。
 でも横浜で働いてる外人は、元六本木などの都落ち組なんで、共和国防衛隊ほどの一線級じゃないんですけどね。チークタイムでは下半身が自爆エロしちゃいそうでした。これってまさしく白人コンプレックスですなー。
 でもこればかりは素直に負けを認めます。オコメの国万歳!、ビバ!!YOKOHAMA!

[26] ビバビバ、横浜のアヒルさん - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/04/09(水) 03:06  [地球外]
<板−3>

 まあ、どう背伸びしても日本人は”醜いアヒルの子”(※2、※3)ですな(△1のp171〜189)。白人は白鳥(※3−1)。これを日本人の”白鳥コンプレックス”と言います、正に「劣等コンプレックス」です。
 明治以後、日本人が洋服を着出してから以後、日本人はこの白鳥コンプレックスに悩まされて来ました。踵の高い靴を履いたり、背を伸ばすのが無理なので痩せて細く見せる(=実は背を高く見せる)様にしたり、一生懸命ハンバーグを食べたり、或いは茶髪・金髪にしたり、果ては白人には敵わないと小泉首相の様に白人ブッシュJr. に雌伏して、貴方の言う半開きのケツを差し出したり、全て白鳥コンプレックスです。
 頭の良い悪いなんてのは、知らない人には判らないので、こんなのは人生に於いて大きな問題では有りません。ところが姿形が美しいか醜いか、美人かブス(醜女)、は知らない人が遠くから見ても判ります。日本人同士では”アヒルの背比べ”ですが、白鳥を前にしたら敵いません、所詮アヒルですからな。ですから貴方の言う様に日本人は「劣等コンプレックス」しか知らないのです。
 これに対し白人は正に”白鳥”ですから、他のアヒルやガチョウや鴨に対して人種的な「優越コンプレックス」を持っているのです。白鳥同士の間では互いに「劣等コンプレックス」を生じますが、アヒルやガチョウや鴨に対しては圧倒的に「優越コンプレックス」を感じることが出来ます。大体世界を殖民した民族と言うのは皆白人です。今迄殖民地主義(=帝国主義)の心理学的分析ということが全く為されて無いですが、これを心理学的に分析すると、白鳥国の国内では「劣等コンプレックス」を持つ連中とそうで無い奴とでやがて内戦が始まって仕舞います。フランス革命やイギリスのピューリタン革命もこれです。従って彼等は白鳥国以外の劣等地を殖民して出て行った訳です。そこには醜いアヒルやガチョウや鴨しかいませんから、「優越コンプレックス」を感じて心理的に安定するのです。一方殖民しなかった白鳥国、即ちドイツやロシアではヒトラースターリンに独裁された訳ですな。
 ところで、黒人は黒鳥(※3−2)です。彼等は色は黒いが姿は良い。踊りでもスゴイ。だから我々アヒルは黒人にも「劣等コンプレックス」を感じて仕舞います。黒鳥に「優越コンプレックス」を持てるのは白鳥だけで、だから白鳥は黒鳥を奴隷(=家畜)にすることが出来ました。黒鳥は我々アヒルに対しても「優越コンプレックス」を持って居ます。

  ◆◆◆米を食わないアメリカを「米国」などと呼ぶのは
       日本人の「劣等コンプレックス」の裏返し − 人種心理学

 米を食わないアメリカを「米国」などと呼ぶのは日本人の「劣等コンプレックス」の裏返しですな。次は横須賀辺りの米兵の来るバーで、黒鳥の観察をして下さい。これは新たな「人種心理学(Race psychology)」の地平を切り開く試みです。

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆病的優越感(優越コンプレックス)と
       病的劣等感(劣等コンプレックス)

 フムフム。
 優越コンプレックス劣等コンプレックスの議論から色々と発展して行ったが面白かったのう、話がこの様に発展するのは。
 ここでリチャード・プー氏が定義した優越コンプレックス劣等コンプレックスを、もう一度「超甘コンプレックス論」より結論だけを抜き出すと、

  superiority complex 病的優越感  → 優越コンプレックス
  inferiority complex 病的劣等感  → 劣等コンプレックス


と成る。以下の議論でこれを参考にしてたもれ!

  ◆◆◆「おちゃらけ議論」から辛口論考へ
 ところで「人種心理学」という考えは、やがて
  民族占い(Comparative Ethnologic approach)
という論考にもヒントを与えたのう。この様に当コーナーの「おちゃらけ議論」から辛口論考のヒントに成る事も少なからず有るのじゃよ。

[28] あひるの逆襲1(Duck's Revenge) - 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/04/11(金) 22:42  [関東]
<板−3>

  ◆◆◆イラク戦争は神話を作る為 − プー氏の勝手な屁理屈
 さて我々あひるが北米の白鳥に勝っているところもあります。アメリカは新しい国で、いろいろな人々が集まっているので、共通の”昔話”や”神話”がありません。そしてヨーロッパや中東、日本の様に”王侯貴族”もいないので、「どうせオレたちは下品だよ、金と力しかないさ」と開き直っています。
 さらに忍者、てんぷら、すき焼き、芸者など”東洋の神秘”にも弱い。これらについては、彼らもあこがれやコンプレックスを持っているのです。それの裏返しとして、ハリウッド映画やディズニーをはじめとする漫画などの娯楽にあんなに夢中になると言われています。

 イラク戦争だって、自分たちの国の神話を作り続けてゆかないといけない宿命から起こしたと言えます。
 我々あひるはこれを利用しない手はありません。日本には神話、昔話なんてくさるほどありますし、自称千年以上続いている皇室もあります。そこで日本企業と宮内庁がスポンサーになって、北米で連続テレビドラマでも放映してはどうでしょうか?
 そしてあひるが文化的に優れていることを洗脳するのです。<板−1>に、現在極秘で作成中のシナリオのダイジェストを紹介します。

あひるの逆襲2(Duck's Revenge) 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/04/11(Fri) 21:02 No.33
<板−1>

  ◆◆◆水戸肛門マン遊記北米編 − 菊の紋章の「アナレンジャー」

----------------▼
 タイトル:WaterGateAnal(水戸黄門北米編)
 舞台は開拓時代のアメリカ西部。
 主人公の亜名流(アナル)は東洋の島国で鯨を捕っている途中、潮に流されてアメリカ西海岸に流れ着きました。そこで原住民の子供達にいじめられている穴熊を助けます。穴熊は助けてくれたお礼にと子宮城へ連れて行ってくれ、キングサーモンをたらふく食べさせてくれました。そして帰りにおみやげとして光輝くをもらいます。ただし、困った時以外は決して切ってはならないと念を押されました。その穴熊こそ、後のくまのぷーさんの先祖で、ぱーという名だったのです。
 あるとき、亜名流があまりの空腹に子宮城でもらった桃を食べようとしてよく見ると、桃の割れ目には菊の紋章が...。まるでお尻の様だがどこかで見たことのあるマーク。そこで亜名流は封印されていた先祖の記憶がよみがえりました。彼こそは熊野に潜んでいた南朝の生き残りで、皇位継承権を持つプリンスであったのです。
 そして急に便意をもよおしました。なんとその紋章を見ると、全ての人間はうんこがしたくなり、その場に座りこんで野グソをしてしまうのでした。つまり「この紋所が目に入らぬか!」とやるだけで、その瞬間に敵は戦闘能力を失うのです!
 このおそるべき神器を手に入れた彼は、途中で101匹わんわん戦争の英雄、犬のブッシュ、アラスカの海産物をめぐる、要らんイクラ戦争で活躍した怪僧、布施院(フセイン)と共に、世直しの為の合衆国漫遊の旅に出ることをケツ意したのでした。
 道中、ソープの国(←トルコではないですかな、ムッフッフ!)で魔法のマットを手に入れパワーアップしました。さらに悪のいちじく国では化学兵器かんちょうを手に入れました。いつしか人々は3人を「アナレンジャー」(※4、※4−1)と呼ぶ様になりました。
 やがてメキシコ国境に近づくと、そこでは米軍とスペイン軍との戦争が始まっていました。スペインの将軍様は近くの村の娘を拉致し、大量破壊便器を隠しもっていると言われています。この便器は強力で、これでは菊の紋章による野グソ攻撃が役に立ちません。そこで五人は拉致されていた娘を助け出し、大量破壊便器の隠し場所を聞き出そうとしました。
 激しい戦いの後、なんとか娘は助けだしますが、そこで驚くべき事実が判明しました。大量破壊便器が実は、時代を超越した新兵器スカットロミサイルだったのです!
 なぜこの時代にミサイル?、実は娘が家具屋の姫(カグヤヒメ)で、月の国の文明をもっており、ミサイルを無理やり造らされていたのです!
 アナレンジャー最大のピンチ!、次回、「敵前Tバック戦法!、キューバ沖、天気晴朗なれど波高し」(←サーバーのトラブルで消失した模様)をお楽しみに!
----------------▲

 どうですか?、このようなお話にアメリカ人は大変弱いはずです。実に様々なテーマが隠されておりまっしゃろ?、そしてゲームを作ってキャラクターグッズも作って、さらにテーマパークでも建設すれば、夢の米本土侵攻作戦も可能ですよって。ぐわはははは。

[29] マンネリズム万歳! - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/04/12(土) 14:37  [地球外]
<板−3>

  ◆◆◆水戸黄門漫遊記はマンネリズムの最たるもの
 あひるの逆襲2を<板−1>で見ました見ました、「北米で連続テレビドラマ」は面白いですな、序でに今年から大晦日には「日米合同・紅白歌合戦」をヤンキー・スタジアムで遣らかしたら更に面白いですな。
 兎に角日本のマンネリズムの根源「朝の連続テレビドラマ」「水戸黄門漫遊記」「紅白歌合戦」の三種の神器を米国に輸出するのは意義が有ります。

あなおかし 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/04/12(Sat) 14:40 No.34
<板−1>

  ◆◆◆「肛門さん」はあなおかし
 やあ、中々おもしろいですなプーさん、続きを期待して居ます。清少納言風に言うと
    桃尻の 菊の紋こそ あなおかし     月海
ですな。
 主人公の亜名流(アナル)は折口信夫的解釈では「マレビト」ですな、南方熊楠が居たら桃の割れ目や菊の紋章の、ネバネバした部分に粘菌が居るのではないかと興味を持つことでしょう。居るのはインキンだったりして。柳田国男だったら日本人が太平洋を渡る「海上の道」家具屋の姫に興味を持つでしょう。
 「この紋所が目に入らぬか!」なんて言ったら、正しく「肛門さん」ですな。ところで亜名流は米本土でデューク東郷氏に会うかも知れませんぞ、会ったら「エルニーニョから宜しく」と伝える場面を是非盛り込んで下さい。
 それからNo.32の書き込みは尻切れトンボでしたので、削除しましたぞ(←サーバーのトラブルで上手く書き込まれて無く、プーさんが予告していた「敵前Tバック戦法!、キューバ沖、天気晴朗なれど波高し」がそれだったみたい。結局この文章は消失)。「尻切れ」、これは「性痔部」に所属するプーさんの洒落に成ってますな。

掲示板ご利用の皆様へ 投稿者:エルニーニョ・フォーラム管理人 投稿日:
2003/04/14(Mon) 20:20 No.35
<板−1>

 4月13日から「日本人の心」用の掲示板「板3」のレンタル先大家さんが不調(ネームサーバーのトラブル)で、開けなくなっています。現在原因を調べて貰っていますのでその間はこちらの「板1」か隣の「板2」をお使い下さい。

「板3」復旧!! 投稿者:エルニーニョ・フォーラム管理人 投稿日:
2003/04/16(Wed) 18:58 No.37
<板−1>

 4月13日からサーバーのトラブルで開けなかった「板3」本日(4月16日)復旧しましたので、また旧来通りご使用下さい。

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆掲示板を3つも使う訳
 フムフム。
 <板−3>がサーバーのトラブルで開けなかったらしいのう、こういう事は時々有るんじゃ。まあ、<板−1>〜<板−3>の3つも掲示板を借りて居るからな、しかしどれも無料だゾ。まあ、このページでは<板−2>は使かわなかったが。
 何故3つも使って居るか?、と言えば今回の様に或る掲示板がトラブルで使えなく成った時には確かに便利じゃが、実は3つの掲示板には一応役割分担が有るんじゃ。
 この事は既に
  掲示板ご利用の皆様に一言(Let's enjoy our BILLBOARDS !)
に書いて在るので、簡単に説明しよう。この役割分担
 板−1:死ぬまで生Web(ElNino's forum 1)
           ...「個人的見解」「快楽主義者のお喋り集」
               についての徹底討論の広場
 板−2:外国旅行や芸術談義(ElNino's forum 2)
           ...「外国旅行」や音楽・美術を語る広場
 板−3:日本再発見の広場(ElNino's forum 3)
           ...「日本再発見の旅」や日本文化を語る広場
と成って居るのじゃ。
 まあ、必ずしもこれを守らなきゃ為らんという事では無いが、成る可くという事じゃ。それと他人に迷惑を掛けないという最小限のマナーだけは皆で守って使って貰えば良いのじゃ。どうぞバンバン使ってたも〜れ!!

 ところで「イラク戦争は神話を作る為」とか「水戸肛門マン遊記北米編」とか、リチャード・プー氏は相変わらず勝ってな事ばかりほざいて居るわい、ムッフッフッフ!!

敗者は最初から負けを目指す 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/04/26(Sat) 14:41 No.38
<板−1>

  ◆◆◆アメリカの劣等コンプレックス
       − インディアン・コンプレックス論

 先日、エルニーニョ氏と野毛で会談いたしました。そこで話題となった、なぜ日本人は弱いものの味方をする「判官びいき」(※5)なのかをネットで調べてみました。(そうそう、読み方は正式には「はんがん」じゃなかったんですよ。広辞苑でも見て)するとある個人のHPにおもしろい見解が載っていたので一部引用して紹介します。

>>>>>>>>>>>>>>>>>OK牧人氏のサイトより
 日本の天孫降臨(※6)の神話も、日本民族が雑種であること、大和朝廷は戦に負けて半島から追っ払われた敗北者の連中が作ったことなど、好ましくない事実を隠蔽するために作られたと考えられる。普通なら戦に負けた敗北者は滅ぼされてしまうが、日本列島という恰好の逃げ場があって生存できたという極めて幸運な歴史を背負っているのが日本民族である。
 このことが、判官贔屓というか、源義経、楠木正成、豊臣秀吉、西郷隆盛などの敗北した英雄を好み、「甘えの構造」(△2のp156)という性格の特徴も、日本列島という逃げ場に守られた敗北者の性格特徴ではないかと思われる。


 (尚、OK牧人氏の「インディアン・コンプレックス論」"OK牧人"又は"歴史道楽"で検索可です
<<<<<<<<<<<<<<<<<

 このHPを読んでみてくださいよ。最近エルニーニョ氏と語った内容と同じアメリカとのコンプレックス・ネタなんですよ。我々も”相当”ですが、この人の文で爆笑ものは、「アメリカはかつて虐待したインディアンにコンプレックスがある(※1)から日本をいじめている」ですって。
 この被害妄想感覚については、私も最近研究をはじめようと思っていたのですよ。よく、CIAの陰謀とかユダヤの陰謀とか週刊誌が好きそうな”陰謀”って見出しありません?
 そんなことってありえるのでしょうか。国家vs国家にするから話が感情的になりますが、単純に”優劣”を金持ちと貧乏人に置き換えてみましょう。貧乏人は金持ちの方をいつも見ていて、劣等コンプレックスがあるでしょう。おれもがんばって金持ちになろうと思って努力するやつは0.1%もいないでしょう。つまり、あこがれと妬みしかない。さて金持ちはどうでしょう?、もうおわかりですよね。たまに貧乏人は嫌だねと思うこともあるでしょうが、普段はなんの意識もしていない。つまり見ていない。優越コンプレックスもなく、勝者はさわやかでさえあると思います。
 この日本人の敗者の理論は、個人レベルでは誰がどう思おうと勝手です。しかし集合体となって国家レベルになってはいけません。「柔よく剛を制す」を、「弱者が汚い手で強者に勝つ」ことと勘違いしてはだめです。
 先のイラク戦争、米英が正しいとは言いませんが、数ヶ月前から予告して準備も公開して仕掛けたので、彼らは全員を敵に回すことはなかった。対して真珠湾攻撃は、予定では直前に宣戦布告して奇襲をするつもりが、連絡ミスして完全なだまし討ちになってしまいました。しかしうまく数10分前に宣戦布告したとしても、かなり汚い手で、しかもその後の戦略が「半年くらい暴れまわれば、米国に対し有利な条件で講和に持ち込めるであろう」という、10倍以上の国力差のある敵に対しては、実にナメきったものだったので負けて当然。
 政治は王道を行かなければ国民は不幸になると思いませんか。弱ければ強くなる様に努力するなり、味方を増やすなり、交渉で勝つとかしないと。そういう部分では北朝鮮に見習うべきこともあると思います。マスコミはそれが飯のタネなので色々騒ぎ立てますが、我々は冷静に”損得”を計算しないといけないと思いますよ。
 かつて中国と米国は仲が悪かった。当然日本は米国に合わせていました。ところが米中は、公式ではお互いをののしりあいながら、水面下では秘密に交渉をしていて、突然「米中和解」となり、日本は大慌てで、「日中国交正常化」をしたのです。米中の、マスコミを利用したおたがいの面子を立ててあげるための作戦に、まんまとだまされていたんですねー。
 昨日、米国、中国、北朝鮮の協議が決裂か?、とニュースでやっていました。私は米中和解を思い出しましたよ。米国は北朝鮮を、日本と韓国においしい中国市場を取られない様にする、大事な”防波堤”とさえ思っているかもしれません。今回の話し合いも日韓は入ってないんですし。私が合衆国大統領なら、半島を適度に緊張させて、日韓を疲れさせておくようにするけどなぁ。
 百年以上前から米国のアジア戦略は中国市場のみにあると、30年前の雑誌記事に米国人が書いてましたわ(古本読んだ)。ペリーがやってきたのも、日露戦争で講和を仲介したのも、先の大戦で日本を生殺しにしといて基地を置きやすくしたのも全部そのため。しかしそこで米国を信じてたのに..って被害者意識をもっても仕方ないです。
 みんな自分の都合でのみ動いているのは、個人も国家も同じです。小泉くんも、それを利用して真の勝ち組みを目指すくらいの戦略をもつべきでは。

プーさん、ちょっと待ってちょ 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/04/27(Sun) 19:31 No.39
<板−1>

 やあ、プーさん見ましたよ、「史的唯幻論」というヤツを。中々面白かったですぞ。「判官」(※5−1)は「ほうがん/はんがん/じょう」など、色々な読みが有りますな。
 ところで私は今ビジーなのですよ。「旅に関するエッセイ」(←後に「「日本再発見の旅」を考える」に変更)第2弾を書いていて、これが終わったら正式に返答しましょう。
 それ迄はこの前野毛で撮った
  プーさんの写真を「横浜物語」に”一発屋のサンプル”として公開
したので、それでも見てちょお。指名手配の顔写真が載ったので、これでもう逃げられませんぞ。

飼い犬のプーさんへ 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/05/02(Fri) 00:13 No.40
<板−1>

 OK牧人氏「インディアン・コンプレックス論」は非常に痛快な理論です。「史的唯幻論」に関してはこれだけの議論では不充分で、更に論を尽くして社会学的「理論」として高めて欲しいですね。

  ◆◆◆アジアの近代史は阿片戦争から
 ところで
> 百年以上前から米国のアジア戦略は中国市場のみにあると、30年前の雑誌記
> 事に米国人が書いてましたわ。(古本読んだ)
には同感です。誰が書いたものか私は知りませんが、著者や本のタイトルが判ったら教えて下さい。
 これは私が前から言っていることですが、ペリーは日本を開港する為だけで来た訳ではありません。一番大きな市場は貴方が言われた通り中国、当時の清朝です。その意味で、私は貴方には前にも語ったと思いますが、黒船来航よりも世界史的には阿片戦争(アヘン戦争)(※7、※7−1)が重要です。黒船来航は阿片戦争の”序(つい)で”の事柄です。
> 米国は北朝鮮を、日本と韓国においしい中国市場を取られない様にする、大事
> な”防波堤”とさえ思っているかもしれません。
にも同感です。
> 政治は王道を行かなければ国民は不幸になると思いませんか。
には言葉の綾が有りますね。貴方がどういう意味で”王道”を行くと言っているかです。
> 小泉くんも、それを利用して真の勝ち組みを目指すくらいの戦略をもつべきでは。
と合わせて考えると、貴方の思っているイメージとは逆かも知れませんが、小泉くんも雌伏してケツの穴を差し出すことに依って、生き延びるチャンスを窺っているのかも知れませんね。「負けるが勝つ」の構えです。その内最後っ屁を咬ますことも有るかも知れません、ま、無いでしょうが。

 ところで、プーさんの金持ちと貧乏人の対比、即ち金持ち=勝者、貧乏人=敗者は「うさぎと亀」みたいで大変判り易いです。尚且つ貴方は金持ちの肩を持って勝者気取りですが、貴方自身は未だに田園調布に家を構えた訳では無く、今の所は貧乏人の一人です。貧乏人なのに金持ちの肩を持つのは、恰も飼い犬が飼い主の為に一生懸命吼えている光景を連想させられます。
 そこで一つ基本的な質問をさせて貰いましょう。貴方は金持ちですか、それとも貧乏人ですか?、或いは貴方は勝者ですか、それとも敗者ですか?

勝者より 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/05/03(Sat) 16:00 No.41
<板−1>

  ◆◆◆勝者のつどい − 所詮は奴隷相場
 毎度ひまじんプーです。質問の回答と自慢です。
 私が金持ちか貧乏人かという問いでは、金持ちになりつつある元貧乏人と言っておきましょう。持ち家はないが債務もないので偏差値的には金持ちの方でしょうな。
 勝者か敗者か?、これは勝者と思ってるし思われていますよ。いきなり大阪からふらっとやってきて、働らかずに存在するだけで食ってますし。4割抜かれてまだ80と言えば、不況下の奴隷相場をご存知でしょうから1000人いても何番目くらいかは想像つきまっしゃろ?、これが最低分。あとの稼ぎは商品相場ですが、これこそ死屍累々たる敗者ばかりの世界にて生き残っていまっせ。
 先日は都内某所で”勝者のつどい”があったんですけど、道行く人たちは口に出してうらやましがってたな。「このクルマも何千万だよ」って。本当は2千万ほどだが、庶民は勝手に5千万くらいと勘違いしてくれるのでお得です。
 なぜそんなに自信と実績があるかと言えば、いつも歴史を研究してるからですよ。よくテレビ、雑誌などで勝者に学ぶみたいなのがありますが、それはあまり参考になりませんね。運やタイミングの割合がどうしても多い。ところが他人の敗けた勝負はおおいに研究する価値があります。特に一時的に勝者となった後に、敗者に転落するいきさつはだいたい同じですからね。極端な話、それをしなければ誰でも生き残れるというくらいワンパターンですよ。「田園調布に家」なんて、まさしく私がエルニーニョ氏たち先人から学んだ、持ってはならない価値観じゃないですか。
 名は体をあらわすといいます。私の名前がそのいい実例となるでしょう。ぐわははははは(←掲示板では通常本名は出しませんが彼の本名を知っても台湾の歴史を知らない人は”何それ?”と思うだけです)。

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆「名は体を表す」のヒント
 フムフム。
 プー氏の言った「名は体を表す」じゃが、プー氏の本名を知らない一般読者には理解出来ないので、一つヒントを差し上げよう。それは
  地図−台湾(Map of Taiwan, -China-)
を読み、理解して欲しい。その上で台湾の歴史の議論を読めば、本名は判らずともプー氏が何を考えとるか理解出来る筈じゃ、ムッフッフ!

  ◆◆◆人の行動は潜在意識下の「エゴと欲望」で決まる
 「インディアン・コンプレックス論」は特に面白かったのう、中々傑作な理論じゃわい。子供時代に良く見たアメリカ製の西部劇(※1−1)など、アメリカ人の「インディアン・コンプレックス」を主に優越コンプレックスの立場から単純に表して居るわい。あの単純さはホットドッグやハンバーグのアメリカン・フードの単純さと共通して居るな、ブワッハッハッハ!!

 どうやらリチャード・プー氏は、ワシが「人間の経済活動や防衛活動、その結果としての国家の政治体制や外交や軍事などは、表向きの高邁な理想や建て前(タテマエ)に拠ってでは無く潜在意識下のドロドロとした「エゴと欲望」で決まる」という基本認識を持っている事について、反対では無い様じゃのう。これが「民族占い」の中で言ってる「タテマエの底に眠るホンネを炙り出す学問」なんじゃよ。更にそれが「文化の地下水脈」に光を当てる事に繋がって居り、これは当サイトのコンセプトにも成って居るんじゃよ。お解りかな、この思想の連鎖が、ムッフッフ!!

 ところで、この話題がプー氏の「勝者より」で終わっとるがプー氏の「勝者より」から始まる話題が別に在るのじゃ。尤も話題としては、ここの話題とは関係無いのじゃが、その話は「言葉遊びを楽しもう!」という話じゃ。まあ、興味の有る方は見てたもれ。
    {この章は2004年1月18日に更新}

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ΩΩ 以上 ΩΩ

【脚注】
※1:アメリカインディアン(American Indian)は、(ヨーロッパ人が、インド人だと考えたことから)南北アメリカ大陸先住民の総称(但しエスキモー、アリュート、ハワイのポリネシア人を除く)。言語/文化には地方的な差が大きいが、全て最終氷期に当時陸続きであったベーリング海峡を経てアジア大陸から渡来した人々の子孫で、モンゴロイドの特徴を持つ。
※1−1:西部劇(せいぶげき、western)は、アメリカの西部開拓時代に題材を採った映画・演劇・テレビ番組。ウェスタン
 補足すると、その特徴は西部の大平原で白人のカウボーイや幌馬車隊がインディアン(=アメリカ先住民族)を銃器で遣っ付ける、という単純さに在る。開拓者精神(pioneer spirit)を謳い先住民掃討を正当化して居るのでアメリカの白人に好まれる。

※2:「醜いアヒルの子」は、アンデルセンの童話。童話は、アヒル仲間から爪弾きされた醜いアヒルの子が失意の裡に美しい白鳥に憧れて冬を越すと白鳥に成っていた、という話です。
※2−1:アンデルセン(Hans Christian Andersen)は、デンマークの詩人・作家(1805〜1875)。オーデンセ生まれ。オペラ歌手・俳優を志してコペンハーゲンに出たが何れも失敗して貧困生活を送る。長編小説「即興詩人」、連作短編集「絵のない絵本」、自伝「わが生涯の物語」の他、「火打箱」「親指姫」「人魚姫」「醜いあひるの子」など150編を超える童話で著名。デンマーク語名アネルセン。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

※3:家鴨/鶩(あひる、[domestic] duck)は、カモ目カモ科の家禽。マガモ(真鴨)の飼養品種で、種類が多い。肉や卵を採り、羽毛は羽布団に使用。
※3−1:白鳥(はくちょう、swan)は、カモ目カモ科の水鳥。大形で首が長く、全身白色。世界に5種。オオハクチョウ/コハクチョウ/コブハクチョウ/ナキハクチョウなど。オオハクチョウはシベリア東部で繁殖し、冬季南に渡る。日本にはコハクチョウとオオハクチョウの2種が、秋に北海道/青森県小湊/新潟県瓢湖などに渡来。天然記念物。しらとり(白鳥)。白鳳。鵠(こく)。スワン。季語は冬。日葡辞書「ハクチョウ、クグイ(鵠)」。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
※3−2:黒鳥(こくちょう、black swan)は、カモ目カモ科の水鳥。全長約1.2m。全体黒色で、風切羽は純白嘴は深紅色オーストラリア及びタスマニアの原産。広い沼沢地や川に群れで生息し、夜間飛ぶことが多く、その時美しい声で鳴き交わす。現在はコブハクチョウ同様に家禽として飼育する。クロハクチョウ(黒白鳥)。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

※4:アナレンジャーとは、レンジャーのパロディーです。「アナ」亜名流(アナル)から。リチャード・プー氏は持ち(=G主)の為、どうしても話題が肛門に向かうのです。
※4−1:レーンジャー/レンジャー(ranger)は、(「歩き回る人」の意)
 [1].アメリカで、森林監視人
 [2].日本で、国立公園管理人
 [3].ゲリラ戦用に特別訓練を受けた遊撃部隊

※5:判官贔屓(ほうがんびいき/はんがんびいき)は、検非違使尉(けびいしのじょう)即ち判官であった源義経を薄命な英雄として愛惜し同情すること。転じて、弱者に対する第三者の同情や贔屓。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
※5−1:判官(ほうがん/はんがん/じょう/ぞう/まつりごとひと)は、[1].(じょう、「丞(じょう)」の音から)律令制の四等官の第3位。次官(すけ)の下、主典(さかん)の上に位する。事務上の過誤の摘発、公文書の審査、宿直の割当てなどを担当。官司に依って文字を異にし、神祇官では「祐」、太政官では「少納言」「弁」、省では「丞」、弾正台では「忠」、使では「判官」、職・坊では「進」、寮では「允」、司では「佑」、近衛府では「将監」、衛門府・兵衛府・検非違使などでは「尉」、内侍司では「掌侍」、大宰府では「監」、鎮守府では「軍監」、国では「掾」(大国では大少の別在り)、郡では「主政」と記す。検非違使のは単に判官とも言う
 [2].(検非違使の尉(判官)であったから言う)源義経の称。
 [3].遊里で、大尽(だいじん)客のこと。

※6:天孫降臨(てんそんこうりん)は、記紀の神話で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) −天照大神の孫、即ち「天孫(てんそん)」で且つ神武の曾祖父− が高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)・天照大神の命を受けて高天原から日向国の高千穂に天降ったこと。

※7:阿片戦争(あへんせんそう、Opium War)は、1840〜42年清朝の阿片禁輸措置からイギリスと清国との間に起った戦争。清国が敗北し、列強との不平等条約締結、中国の半植民地化の起点と成る。イギリスは広東1港で行われた清との貿易で、中国へのの流出に悩み、この為インド産アヘンの密輸出を激増させた。清は林則徐を広東に派遣して密輸禁止の強い処置を執らせ、これに対してイギリスは「貿易の自由」を侵害するものとして海軍を派遣し天津・南京を攻撃した。1842年清は屈服して南京条約を結び、上海など5港を開き、香港島を譲り、又賠償金を払うことを約し、翌年には関税自主権を奪われた。→アロー戦争(第二次阿片戦争)。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
※7−1:アロー戦争(―せんそう、Arrow War)は、1856年、広東港に停泊中のイギリス国旗を掲げた小帆船アロー号の臨検問題から起った、清国とイギリス・フランスとの間の戦争。60年、英仏連合軍の北京入城に依って北京条約を締結。第二次阿片戦争

    (以上、出典は主に広辞苑です)

【参考文献】
△1:『アンデルセン童話集(二)』(大畑末吉訳、岩波文庫)。

△2:『「甘え」の構造』(土居健郎著、弘文堂)。

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