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表紙 ≫ 学園都市パンダ村 ≫ パンダ高校 ≫ 進路指導 ≫ ローレライ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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さて、 進路指導の話に行きましょう。 さまざまな入試、就職試験で求められるものに『志望動機』というものがあります。 それらの文章は自由に書きましょう!!
…とは言っても、その自由に書く、つまり、自由に思考することをしてこなかった人間には非常に難しいものです。 小学校や中学校では、学校の先生が「何でも良いから、自由に書こう!正直に書けばいい。書きたくなかったら提出しなくてもいい。」なんて言いながら作文の課題を出したりします。けど、実際に提出しなければ成績は下がってしまいます。また、内容を自由に書いたところで、先生の頭の中に用意されている『解答』に当てはまらなければ、これまた成績が下がってしまいます。 つまり、「自由に」とは言っても、自由などどこにもなかったのです。「正直に」書いてしまうと、先生から嫌われてしまうのです。自由な発想、自由な思考など、認められていない、それが学校というところです。 また、学芸会の出し物なんてのもそうでした。 「何でもいいから自由に意見を出して。」 と言いながら、すでに先生の中には答えが用意されていて、自由に出したところでそれが通るなんてことはありませんでした。 そこで、小利口な子どもが先生の意図を汲み取り、先生の気に入るような発言をし、内申を稼いでいます。
私がいろいろなところで書いていることですが、今までの学校教育というのは『良い社会人を作る教育』でした。そこで、『良い社会人としての思考・行動(集団行動)』を強要されたのです。その結果、戦争について良くわかりもしない子どもたちに『戦争は悪いこと』と強制的に思想を刷り込み、思ってもいないことを作文するように強要してきました。戦争のテーマならまだしも、さまざまな問題について、子どもたちに思考の自由など与えてこなかったのです。また、それら統制された集団行動から外れるものを、除外してきたのです。 そんな教育をしているうちに、常に周りを伺い、自分を殺して周りに合わせる『おりこうさんの社会人』が出来上がります。自分というものが存在しない大人が出来上がっていきます。変わったファッションをしている若者でも、中身は規格品そのままです。自分の思考や考えをもてない人間、おまじめな子どもたちがそうやって大人になり、使用人(サラリーマン等の法律用語)となって、会社のために、死ぬまで働かされるのです。 それが今までの日本社会です。
高度経済成長の時代ならそれでも良かったのでしょうが、今のグローバル化の時代では大きく変わろうとしています。今まで、自分で思考せず、言われたことをそつなくこなし、会社の意を汲んだ発想を持つ人間が評価されてきましたが、それが大きく変わろうとしています。 政府広報で感動したのがありました。TVのCMはちょっとダサかったですが、新聞で見たときは涙が出るほどでした。 「何百回、何千回、『命は大切だ』と言われるよりも、ただ一言でいいから、『おまえが大切だ』といってほしい…。」 これからは、そういう時代なのです。
時代が変化している、と書きましたが、実は、子どもから自由な発想を奪うということは、『子どもの権利条約』にも違反します。 日本は『児童虐待大国』と国連から猛烈に非難されています。 こんな話を聞くと、すぐに児童ポルノや援助交際が思い浮かんでしまいますが、実は学校の先生たちこそ、児童虐待の急先鋒だったのです。当然、学習塾へ無理やり通わせるなんてのも同罪です。 そこで生まれたのが『ゆとり教育』でした。しかし、その趣旨すら理解できない頭の悪い大人たちと、どう扱って良いかわからない学校の先生たちのせいでボロボロになってしまいました。結果、私たち受験屋の懐が潤いました。 最高学府はどうでしょうか? そう。 大学自体も大きく変わろうとしています。どこぞの現役予備校のキャッチ・フレーズではありませんが、受験生の2人に1人が特別選抜入試、または、AO入試で進学していく時代です。少子化の影響も受けながら、大学の先生まで小学校や中学校の先生みたいに答えを用意し、それに当てはまらない受験生を不合格にさせるようなことをしていたら、そんな大学は倒産していく時代です。
ですから、さまざまな場面で書く君たちの『志望動機』には、安心して自由に思考し、自由に書きましょう。
私が志望動機の指導をする時、読んで下す評価は2つです。『おもしろい』か『つまらない』かだけです。『良い』『悪い』は判断しません。 確かに、高齢社会を解決するアイデアとして『姥捨て山を復活させよう』なんて解答を書けば、さすがに『悪い答案』と判断します。強いて判断するとしたら、常識から外れているか否か、それくらいです。 だから、自由に書いていいのです。 けど、「書けない!」それが本音であるのがほとんどでしょう。 だからこそ! 今、この時期、その試練を乗り越えてください。 先生や大人たちの顔色を見るのではなく、自分で思考し、自分で判断し、結論を出す力を養ってください。
ローレライ、実にくだらない映画です。けど、この映画の最後の方で役所広司が涙目で語り、それを周りの乗組員もじっと聞いている場面があります。 「俺たちは自分以外の何か目に見えないものに頼って生きてきた。けど、これからのお前たちは、自分の目で見て、判断して、そして、…。」 かつての日本人が、膨大な犠牲の上で作り上げてきたものを汚い大人たちの勝手で捨てるような真似はやめましょう。
新しき時代のために!
2012年
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