青紫のアジサイ
6/1/2026/MON
アンガー・マネジメントとして浜田省吾を歌う
生まれたところを遠く離れて Home Bound 愛の世代の前に On the Road Promised Land J.Boy

先週は何一つ、うまく行かなかった。仕事も投資も、私生活でも。いつものことではあるけど、先週はとくにひどかった。起きていると酒をあおりそうなので、毎晩、早く寝た。

土曜日。むしゃくしゃする気持ちを吹き飛ばすつもりでカラオケ店に行った。歌ったのは浜田省吾

「愛という名のもとに」「反抗期」「家路」「防波堤の上」「マイホームタウン」「悲しみは雪のように」「ラストショー」「ミッドナイトブルートレイン」「Dance」「愛しい人へ」「On the Road」「America」「悲しみの岸辺」「路地裏の少年」「J.boy」

十代の頃、行き場のない苛立ちや怒りに激しい言葉で応じてくれた歌。

歌えるだけ歌ってスッキリした。カラオケは心の弱い私にとってはかなり有効なストレス・コーピング、という認識をあらたにした。口腔衛生にもいいそうなので、定期的に歌う。


さくいん:浜田省吾


6/2/2026/TUE
婚約と顔合わせ
二人のプロフィール 飾りの胡蝶蘭

日曜日に息子の婚約式と会食があった。お相手は二度会っているけど、ご家族に会うのは初めて。顔合わせの会食は昨秋、娘の結婚前にもしたけど、今回も直前まで緊張していた。

娘のときは、場所こそきちんとした日本料理店だったけど、二人の意向で会食の雰囲気は比較的カジュアルな感じだった。

息子はしきたりを重んじるというのか、形式にこだわるタイプなのか、結納とまではいかないまでも、挙式・披露宴を行うホテルの日本料理店を指定してきた。当然のことながら、段取りはすべて若い二人が決めている。私は、ブラックスーツに緑色のネクタイを合わせた。妻は訪問着。振袖を卒業した娘も初めて訪問着を着た。

先方は顔合わせは初めて。こちらは二度目。心理的余裕がある。そう自分に言い聞かせて会食に臨んだ。

結果は、前回同様、心配無用だった。料理はおいしいし、窓からの都心が見渡せる眺望も素晴らしかった。何よりも、お相手のご両親が明るく、話し好きな人たちだったので楽しい会食になった。

事前に聞いていた職業から超多忙であることは想像していたけど、スポーツにバンド活動に非常にアクティブな暮らしを送っていて、インドア・ソロ活の自分とはずいぶん違う。新婦が明るく、活動的なのは父親譲りであることがよくわかった。仲がよいことも、家族の会話を聞いていてよくわかった。

手土産の店もご存知で選んだ甲斐があった。

終始、会話の途切れない、和やかな時間を過ごした。新郎新婦も幸せそうだった。

挙式は来春(予約が取れないらしい)。帰宅して、あらためて二人の未来に乾杯した。


さくいん:HOME(家族)


6/3/2026/WED
図書館で起きる不思議なこと

家の近くに図書館があるので二週間に一度通っている。一度に借りる本は6冊くらい。読む本が半分。眺める図鑑や写真集が半分。

その図書館へ行くとき、不思議なことが三つある。

一つ目は、住宅街を抜けていくと遠く感じて、川沿いを行くと近く感じること。川沿いのほうが視界が広いからだろうか。この感覚は図書館だけでなく、近所のスーパーへ行くときにもある。

二つ目はめまい。書棚の前でしゃがんで下の棚を見てから立ち上がると必ずめまいがする。気が遠くなり、回復するまでに数秒かかる。この時間は本当に気分が悪い。家で床に落ちたものを拾ってもそうはならない。図書館でだけ起きる。なぜだろう。

もう一つはトイレ。図書館や書店で尿意を感じることは青木まりこ現象として広く知られている。私の場合は、これに便意も加わる。これも長年の謎。幸い、近所の図書館のトイレはとてもきれいなので助かっている。

休職していた時期には運動を兼ねて毎回、違う図書館まで歩いていた。最近は予約をして、近所の図書館で受け取ることが多い。


6/4/2026/THU
旅の計画

これから先、二人の還暦、結婚35年、定年退職が巡ってくる。

どこに旅しようか、何を記念品にしようか、時間が余っているときに考えている。

この「考える」時間が楽しい。

妻は「旅はサプライズが肝」と考えていて、旅先のガイドブックや動画を見ない。

一方、私は乗り物の時刻表や、旅館やホテルのウェブサイトを見ることが好き。

妻をsurprise & entertainするために私は計画する。準備なしで旅をして妻は喜ぶ。

これで釣り合っているのだろう。

直近は、山梨県石和温泉。仕込んだ計画を喜んでくれるといいけど。


6/5/2026/FRI
行ってみたいところ

いま計画を立てている今後の旅行

海外は定年退職後にパリに行くこと以外、考えていない。物価も高いし、治安も心配。

国内だけでも、行ってみたいところがたくさんある。

  • 太宰府と九州国立博物館、福岡市博物館(金印)
  • 明治村と犬山城
  • 大塚国際美術館と鳴門の渦潮
  • 那智の滝と熊野古道
  • 長崎外海(遠藤周作文学館)と五島列島
  • 黒部峡谷と黒部ダム
  • 出雲大社と足立美術館
  • 小淵沢と清春美術館

以下、行きたい理由。明治村はフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル。太宰府は『君の膵臓をたべたい』のロケ地。大塚国際美術館は海外の美術館へ行かない代わり。五島列島は潜伏キリシタンの里。熊野は未踏の世界遺産。黒部は『ブラタモリ』から。足立美術館は有名な庭園。清春美術館は小林秀雄の美術品コレクションがある。

再訪したいところもある。奈良や京都はもちろん、伊勢志摩北海道にもまた行きたい。

いずれも行ったことことがないところ。このリストを候補地にして、来年と再来年に来る、二人の還暦祝いと結婚35周年記念の旅行を考えている。

周年に合わせた大きな企画以外に、日頃の疲れを癒すための小旅行も行きたい。湯河原長瀞も一泊二日で十分にリフレッシュできた。そういう旅行も計画している。


さくいん:パリ明治『君の膵臓をたべたい』長崎遠藤周作『ブラタモリ』奈良京都伊勢志摩北海道庭園小林秀雄


6/6/2026/SAT
うつ病の現実

しばらく前にEテレ「チョイス」でうつ病を特集していた。

紹介された事例は寛解して社会復帰できた人ばかり。

私は10年近く三環系抗うつ薬を服用している。不眠希死念慮はほぼ解消されたものの、「ミスが怖い」「叱責が怖い」という不安は治っていない。

何度も見直しているのに、それでもミスがある。

復職した以上、「病気のせいで注意力散漫なんです」と言い訳もできない。

その上、自分の非は絶対に認めず、謝らない、それでいて他人のミスは感情的に指弾する。そういう人がチームにいるので、とても辛い。

現実はテレビで紹介した事例よりもずっと厳しい。

治療が長期化し、やむなく障害者手帳を取得して、再就職は障害者枠で働く人も私を含めて少なくない。


さくいん:NHK(テレビ)うつ病


6/7/2026/SUN
巨匠が描いた聖書、町田俊之、いのちのことば社、2019
名画で読む新約聖書、山形孝夫、山形美加美術解説、PHP、2011
巨匠が描いた聖書 名画でおyむ新約聖書

Eテレで『3ヶ月でマスターする西洋美術』を見ている。これまでは、目の前の作品を気に入るか、気に入らないか、という点で絵画を見てきて、歴史の観点から観ることはほとんどなかった。なるほど、技法や主題の変遷を時系列的に見るのも面白い。

同じことは宗教画についても言える。理想的な肉体を追究したルネサンス時代のミケランジェロ。「最後の晩餐」で遠近法の構図に人間ドラマを描き込んだダ・ヴィンチ。野原で働く農民の群像のなかに十字架を背負うイエスを描いたフランドルのブリューゲル。

いずれの作品も、これまで見た視点とは違う視点で鑑賞することができた。

2冊とも『聖書』と題していて作品は歴史ではなく、聖書の叙述に沿って並んでいる。そのため、ルネサンスの作品が印象派の作品のあとに置かれたりしている。

そのような構成のおかげで、聖書の時系列と美術史の時系列の二つの時間を意識しながら見ることができた。


さくいん:山形孝夫イエス(新約聖書)


6/8/2026/MON
緊急呼び出し

金曜日の午後、救急隊員から電話がかかってきた。母が出先で転倒し、顔に怪我をしたという。「確か今日は病院の日だった」。場所は病院から離れていたので訝しく思った。

ともかく仕事を切り上げて出かけた。幸い、搬送先はかかりつけの病院だった。

あとでわかったこと。この日、朝、京急に事故があり、金沢八景の駅前は大混乱だった。通院のつもりで出てきた母はシーサイドラインに乗れず、仕方がなく歩き出したものの、病院までの道順がわからなくなり遭難した。ということだったらしい。

前にも美容院の場所がわからず、方々、歩きまわったことがあった。決まった日常の動作はまだできても、ちょっと違うことがあるともう対応できない。

鼻のまわりを4針縫う大怪我だったけど、不幸中の幸いは骨折をしなかったこと。医師から抜歯は二週間後、入浴は可と説明を聞いて、一緒に帰ることができた。

その後、週末は慌しかった。土曜日の朝、診察をしてもらえなかった内科の処方箋をもらえたので薬局に行き、薬を受けった。午後は高校の同級生と東京駅で会い、夕方、品川駅で焼き鳥を買い、母と一緒に夕飯にした。土曜日は朝、メガネを新調し、午後は元々予定していたエアコンの設置工事に立ち会った。

帰宅したのは日曜日の19時前。長い週末だった。とても疲れた。実家でよく眠れなかったので、2日ぶりに自分のベッドでよく眠れた。

今後は、病院に同行するか、誰かに同行を頼むか、しないといけないだろう。


6/9/2026/TUE
同窓会と丸の内観光
昼間の東京駅 夜の東京駅

東京駅で高校時代の仲間、4人で集まった。2年前に会津旅行で会って以来。

子どもの年齢がまちまちなので近況報告は違っていたけれど、共通していたのは健康問題。そういう年齢になった。一人はがんの手術から生還して「人生観が変わった」と言った。

横浜の高校で出会った仲間だけど、二人は大学から首都圏を離れた。一人が東京駅周辺を観光したいと言うので、八重洲口の中華料理で腹ごなしをしたあと、丸の内側へ移動した。

丸の内北口から新丸ビル、和田蔵噴水、二重橋、明治生命館、丸ビル、KITTEと一回りして南口に着いた。案内してもらいながら歩いたことがあったので、道中は私がガイドをした。途中、仲通りのカフェで一休み。おしゃべりしながらの観光は楽しかった。

KITTEの屋上庭園から新幹線のホームが見えた。毎日乗っていた5年間の不快な記憶が噴出しそうになったので、頭を振って切り換えた。

11月に那須あたりの温泉に行こうと約束して別れた。私は転倒して顔に怪我を負った母が待つ実家へ急いだ。あとで東京駅の夜景の写真が送られてきた。


さくいん:横浜東京


6/10/2026/WED
大野雄二の世界〜Isn’t It Ohnotic?、杉浦友紀、北爪照之、NHK-FM
ルパン三世 カリオストロの城 ミュージックファイル、コロムビア、2003
ルパン三世 カリオストロの城 ミュージックファイル

5月に亡くなった作曲家、大野雄二を特集する番組。聴き逃し配信で聴いた。

選曲した北爪照之の世代が近いせいか、選曲がツボにはまった。映画『犬神家の一族』のテーマ曲「愛のバラード」ではじまり、『ルパン三世』をはじめアニメ作品の曲もあり、知らなかった曲も流れた。3時間、大野雄二サウンドを堪能した。

選曲した北爪照之が話していたように、テレビで流れていて「いい曲」と思い画面を見ると大野雄二作曲であることが私にも何度かあった。「小さな旅」や「マリン・エクスプレス」がそうだった

音楽の詳しいことはわからないけど、楽器の使い方に大野作品の魅力の一つがある。番組でも解説されていた。ハンマーダルシマーやイングリッシュ・ホルン、ヴィヴラフォンなど、ちょっと変わった楽器の音色が大野節と呼びたくなる独特のメロディを引き立てている。

大野雄二作品で私が一番好きな曲は、『カリオストロの城』の終盤、ルパンとクラリスが「お宝」を見つける場面で流れる「ミステリアス・ジャーニー」。

『カリオストロの城』のサントラ盤は図書館で借りた。このアルバムにはいい曲が多い。なかでも「ミステリアス・ジャーニー」と番組でも流れた「サンバ・テンペラード」がいい。

大野雄二とともに先月亡くなった作詞家、橋本淳を偲んで「炎のたからもの」(ボビー)がフルサイズで流れたのもよかった。


さくいん:大野雄二『犬神家の一族』『ルパン三世』


6/11/2026/THU
膵臓忌

劇場版『君の膵臓をたべたい』のなかでヒロインである山内桜良が亡くなった日。

この作品を初めて観てからもう6年が経った。一時期、ほとんど毎日見返して、サントラも繰り返し聴いた。最終的に、カウンセリングを受けるまでに至る、私のグリーフワークの一大転機となった作品。それくらい、この作品を観たときのショックは大きかった。

最近は、以前ほど頻繁には見なくなった。浜辺美波も北村匠海もテレビや映画で活躍している。二人ともすっかり大人になり、この作品にあるあどけなさはもうない。

そのおかげでテレビで彼らを見ても、この作品を思い出すフラッシュバックは起きない。

つい先日、偶然、作曲者自身が演奏する動画を見つけた。作曲は松谷卓

心が和むいい演奏だった。


さくいん:『君の膵臓をたべたい』


6/12/2026/FRI
MacOS Tahoe 26.5
MacOS 26のアイコン

ずっと保留していたMacOS、26シリーズをついに導入した。

UIが変わるとか、動きが不安定とか、悪い噂を聞いていたので、導入をためらっていた。

今回、セキュリティの更新も入っているというので、仕方なく導入することにした。

UIは恐れていたほど変わってはいない。角の丸いアイコンやフォルダにはまだ慣れない。

いま使っているiMacは買ってから5年経つ。モニターが現行製品(24インチ)よりも大きいiMacが出たら購入を検討する。次モデルでも24インチのままだったら、Mac miniと外付けモニターの組み合わせを検討する。

ほとんど『庭』の文章を書くことにしか使っていないから、CPUの性能やメモリサイズでも困っていない。ゲームもしないし、動画の編集もしない。

買い換えは、十分に資金が貯まってからになるだろう。


さくいん:Apple


6/13/2026/SAT
パウロからの手紙、太田愛人、NHK出版、2009
パウロからの手紙

太田愛人の名前は、どこかで見聞きして知っていたけれど、著書は読んだことがなかった。本書はパウロの生涯をたどると同時に彼が書いた手紙を精読して詳しく解説している。

新約聖書の文言の細かい解釈はわからないところが多かった。そもそも、パウロについて何冊か本を読んで知っていたつもりが、実は基本的なことで知らないことが多かった。

  • パウロはイエスの教えを直接聴いたことはない
  • パウロは新約聖書を読んでいない(パウロよりあとの時代に成立した)
  • 新約聖書のパウロの手紙は書かれた順に並んでいない
  • パウロの手紙で最後に書かれたのは「ローマの信徒への手紙」
  • パウロはローマを越えてイスパニアまで伝導するつもりでいた

いずれも、教会に通っているキリスト教徒ならば常識と思われるような事柄を、私は初めて知って驚いた。

内容が聖書の文言の詳細な解説なので、知識の浅い私には通読できなかった。

まだ読むには早かったみたい。


さくいん:パウロイエス(新約聖書)


6/15/2026/MON
手帳、診察、整形、紫陽花
青いアジサイ 青いガクアジサイ ピンクのガクアジサイ 薄桃色のハスの花

紛失して再発行を申請していた障害者手帳が届いた。これで美術館通いも再開できる。

土曜日。まず、先週は突発的な用事で帰省したために行けなかった病院へ。先週の顛末をS先生に話して、介護が最近の日常の重荷になっていることを伝えた。

次に、筋トレのやり方がよくないのか、最近左腕が痛いので整形外科へ。案の定、負荷が重すぎるか、やり方がよくないかのどちらか、と言われた。無理をしないように諭されて、湿布だけ4週間分、処方された。それからバスで神代植物公園へ行った。

今年はつつじの季節ばらフェスタに来られなかった。ばらの季節もほぼ終わり、ハスの花が一つ、咲いていた。アジサイは近所で見かけないガクアジサイがきれいだった。

久しぶりの森林浴のおかげで、爽快な気分になれた。森林浴のあとは深大寺そば。ビール、冷やし山菜そば中盛(二人分)、野菜かき揚げ、わらび餅のフルコース・ランチを楽しんだ。

わらび餅を女将さんが運んできたので、「ここにベビーカーで来ていた子どもが結婚したんです」と報告したところ、喜んでくれた。この店を見つけてかれこれ30年、馴染みのお店がずっと繁盛していることに感謝した。

帰りのバスでは、ほろ酔い気分で少し眠った。吉祥寺で見つけた大型酒店でベルモットを買って帰った。


さくいん:S先生神代植物公園


6/16/2026/TUE
ハイボール用ウィスキー
ウィスキー、4本

ビールは糖質が多いから呑まないほうがいい。ジンは度数が高いから肝臓によくない。よく言われるので、この夏はビールを減らしてハイボールを呑むようにしている。

前に買ったニッカ・フロンティアを呑み終えたので、スーパーに行ったときに買い足した。帰宅してみると、サントリー角がすでにあった。買ったことをすっかり忘れていた。

写真の奥の箱2個は、シングルモルトのラガヴーリンタリスカー。どちらも大事にすこしずつ呑んでいる。

あると呑んでしまうのは酒呑みの悪い癖。今年の夏はこの2本(すでに1本空けている)で終わりにしたい。来月には健康診断もあるから、しばらくは節制しなければ。

健康診断といえば、体重は少しずつ減っている。朝食の前に計るとBMIが25以下のときもある。地道なトレーニングの効果か。

この調子で、今年の健康診断ではメタボの指摘を受けないようにしたい。


さくいん:ジン(マティーニ)


6/17/2026/WED
使わない言葉。「みたいな」と「になります」

文章の最後に「みたいな」をつける人が増えた。テレビの街頭インタビューを見ていると老若男女を問わず広まっている様子。

私は使わないようにしている。話すときは話したいことを話して、余計なことを語尾につけないほうが自然な言葉遣いに聞こえる。

語尾をあいまいにしたいのなら、「〜のような」「〜みたいな感じがする」と言えばいい。

広まり具合からみると、私のような考えは少数派だろう。

もう一つ、蔓延していて辟易する言葉が、「こちらが〇〇になります」。「〇〇です」と言い切ればいいところを、なぜ、「になります」という不自然な仕方で発言を閉じるのだろう。

「美しい日本語」などと言いたいのではない。少なくとも私にとっては、「みたいな」と「なります」、二つの言葉遣いは不自然に聴こえる。

言葉は変化するもの。いちいち目くじらを立てるのは年寄りになった証拠

そうかもしれない。きっとそうだろう。それでも、私自身はささやかな抵抗を続ける。


さくいん:言葉


6/18/2026/THU
Billy Joel Live at the Garden NY 2024、NHK
ビリー・ジョエル ライブ アット ザ・ガーデン

息子の結婚相手のご家族と会食したとき、父君がこの放送を教えてくれた。ふだんBS4Kの番組表まで見ないので危うく見逃すところだった。

セットリストは、私たち家族が観た東京ドーム公演とほぼ同じ。番組を見ながら、幸せな一日を思い出して、あらためて幸せな気持ちになった。そういえば、この公演に誘ってくれた息子はこの年、LAへライブを観に行き、ドジャース戦も観戦していた。娘の結婚披露宴でもBGMにビリー・ジョエルが使われていた。ビリー・ジョエルは我が家の音楽と言ってもいいだろう。

番組では観客やMSGの支配人、バンドメンバーのインタビューもあった。最後に東京では歌わなかった"Pianoman"を会場と一緒に歌った。これは100回記念のボーナストラックか。

この番組でよかった曲は、"Vienna", "Movin' Out"。好きな曲は70年代の作品に多い。

この日のライブは、曲目を増やしてBlue-RayやDVDで販売されている。悩んだ末に番組を録画してあるので買わないことにした。欲しければ買えばいいというものではない。


さくいん:ビリー・ジョエルNHK(テレビ)HOME(家族)ニューヨークロサンゼルス70年代


6/19/2026/FRI
エッセイについてエッセイするエッセイ
エッセイについてエッセイするエッセイ

ブクログブックリストから。

「エッセイを3冊選ぶ」というお題なのので、エッセイについて試考する(エッセイ)するエッセイを選んだ。

エッセイは小説よりも好きな、私が一番多く読んでいるジャンル。エッセイとは、そもそもどんなジャンルの文章なのか。原点から考える3冊。

以前、日本文学から好きなエッセイを選んだことがある。

いま、日本語以外で書かれた好きなエッセイを選ぶとすると、以下の3冊が思い浮かぶ。

追記。よく見たら同じ3冊で前にもブックリストを作っていた。うっかりしていたと思うと同時に、ぶれていない自分にもびっくり。


さくいん:エッセイ

ブクログ:エッセイ


6/20/2026/SAT
受け継がれる70年代と80年代

60年代の終わりに生まれたので、幼少期と多感な思春期に70年代から80年代を過ごした。この頃に多くのものを吸収した。音楽、文学、映画、ゲーム、などなど。

大人になり家庭を持つようになってから、そうした70年代から80年代の「文化」を子どもたちと共有してきた。より正確に言えば、押しつけてきた。

そのなかには子どもたちが素直に受け入れたものもあれば、そうでないものもある。

受け入れてくれたものは、共通の話題となり、いわば「我が家の文化」を形作っている。

ビリー・ジョエル映画『スティング』映画"Back to the Future"『刑事コロンボ』『ドラゴンクエスト』ABBA、マイケル・ジャクソンジャーニー

息子はNBAをきっかけにバスケットボールを始めた。娘は『ルパン三世 カリオストロの城』を気に入り、リバイバルを映画館で観たという。

受け入れてもらえなかったものも、もちろんある。映画では『小さな恋のメロディ』や大林宣彦作品、横溝正史もの『太陽を盗んだ男』も何度か見せたけれど、興味は持たなかった。音楽では、さだまさしやオフコース。

教えたもののすべてが受け継がれるわけではない。何が受け継がれると自分で決められるわけでもない。何が受け入れられたかは、子どもの性格や出会ったときの発達の度合いや、まったくの偶然もあるだろう。

これが社会学でいうところの「ハビトゥス」か。家族で共有する「家庭の文化」が豊富であることはとても幸せ。絆も深まるし、何より食卓での会話が楽しくなる。

もちろん、「家庭の文化」には、所得格差や教育格差、さらには体験格差という裏面があることを、私も知らないわけではない。


さくいん:70年代80年代ビリー・ジョエル『刑事コロンボ』『ドラゴンクエスト』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』NBA『ルパン三世』『小さな恋のメロディ』大林宣彦横溝正史『太陽を盗んだ男』さだまさしオフコースHOME(家族)


6/22/2026/MON
病院同行
紫色のアジサイ 青色のガクアジサイ

先週の木曜日。早めに退勤して帰省。翌日、母の通院に同行した。痛む膝にヒアルロン酸を注射してもらい、先日、縫ってもらった傷の抜糸をしてもらった。

朝10時に受付して、整形外科と外科をまわり、会計を済ませて薬局で薬をもらったら12時半を回っていた。総合病院は何かと時間がかかる。

とても疲れたので、八景の駅前で、ビール、ピザとパスタ、デザートとコーヒーでゆっくりランチを楽しんだ。

7月から内科と整形外科の診察を同じ日にしてもらった。ついでにケアマネとの月例面談を同じ日の午後にした。月一回2泊して一度に用事をすませる算段。

デイサービスの通所も日曜以外6日にしてもらう。私は月に2回帰省する。一回は病院への付き添いで2泊、もう一回は土曜日の昼に行って日曜の夕方に帰る。これで負担は軽くなる。

泊まりに行くと、実家とはいえ、かつての自室ではないところで寝るのでよく眠れない。

自宅に帰り、自室に戻るとホッとする。この椅子、このベッドが一番寛げる。

平日は睡眠時間から勤務時間、自由時間まで一日中、自室にいるけど飽きることはない。

写真は、ランチのあとに散策した八景駅裏にある権現山公園のアジサイ。


さくいん:横浜


6/23/2026/TUE
ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶、パナソニック汐留美術館
ルオー アトリエの記憶 フライヤー 復元されたルオーのアトリエ

土曜日。八景駅の日高屋でランチのあと、実家に帰る母を見送り、一人、京急に乗った。

新橋まで乗り、汐留美術館へ。ルオー展を閉幕前日に見ることができた。

師と仰いだモローが早世してしまったので、ルオーは独り立ちしなければならなかった。

もし、モローとの師弟関係が継続していたら古典的な技法を極めて、あの唯一無二の画風に到達することはなかったかもしれない。ルオーも悲しみを創作の原動力にした人だった。

ルオーの魅力に気づいたのは、汐留美術館のおかげ。2003年の夏。何度も塗り重ねた具象的な「聖書の風景」(Paysage Biblique)にルオーにしかないスタイルを見つけた。

今回も、「キリストとの親しき集い」、集大成と言われる大作「秋の夜景」、最後の展示室にあった「夕べの星」などに心を奪われた。一見、素朴で乱暴にさえ見える筆使いは積み重ねられた修練が結実した秘技であることがわかる。

再現された晩年のアトリエを見るとイーゼルはない。キャンバスを机に平置きにして描いたらしい。同時に複数の作品を制作していたとも説明されていた。優れた表現者は制作環境にも独自性がある。こだわらずにはいられないのが表現者というものだろう。

次回の企画は長谷川潔。これは絶対に行きたい。


さくいん:ルオー汐留美術館悲しみスタイル長谷川潔


6/24/2026/WED
カラオケ、ビリー・ジョエル特集
Billy JoelのTシャツ

ビリー・ジョエルのライブをテレビで観たら歌いたくなってきたので、日曜日にカラオケに行った。気合いを入れるために東京ドーム公演を観たときに買ったTシャツを着た。

近所にはカラオケ館とラウンドワンがある。これまでは主にカラオケ館を利用していた。調べるとラウンドワンの方がひとりカラオケにはお得で、9時までに入店するとさらにお得とわかったので、朝早くに入店した3時間歌った。

DAMには"The Stranger"のように大ヒットしたアルバムの曲以外にも、あまり知られてはいないと思われる初期作品、"Cold Spring Harbor"から"She's Got a Way," "Everybody Loves You Now," "Got to Begin Now"が入っていたので喜んで歌った。

今回は、"Maiam 2017"や"Scenes from an Italian Restaurant"のように難しい曲にも挑戦した。うまくは歌えなかったけど、誰も聴いていないから気にしない。

くもりで蒸し暑いなか、往復歩いたので少しは運動になった。午後はW杯サッカーを観戦した。


さくいん:ビリー・ジョエルひとり


6/25/2026/THU
うつ病からの回復について
青と紫のアジサイ 中央公園の朝の空

うつ病になるということは、うつ病になるような暮らしをしていたということ。だから、うつ病から回復するということは、前の生活に戻るということであってはならない。

月100時間の残業に耐えられるような”強い”人間に戻ることは回復とは言わない。

PTG(post traumatic growth)についても同じことを書いた。PTGはトラウマとなった出来事と同じくらいの強い衝撃を再び受けても何とも思わない石のような心を持つことではない。人生観や価値観の転換がなければ、人間的な成長とは言えない。

私はまだうつ病から回復したとも、寛解したとも言えないけれど、うつ病になったときの暮らしぶりとはまったく違う暮らしを送っている。少ないストレス、十分な睡眠時間、適度な運動。おかげで大きく落ち込むことはほとんどなくなった。

収入は激減したけど、あの頃のような働き方、暮らし方をしていたら、いまは生きていなかったかもしれない。

そういえば、中井久夫も書いていた。

再発問題には「治るとは元の生き方に戻ることではない。せっかく病気になったのだから、これを機会に前より余裕のある生き方に出られれば再発は遠のいていく」むね告げる。三十代後半から四十代ならば「せっかく病気になったのだから生き方を少しひろやか(のびやか)にされては?」と水を向ける。この「せっかく」は土居健郎のよく使うことばで実にうつ病の人によい。(『「思春期を考える」ことについて』

いまの心境になれたのはこの言葉のおかげ。前職を辞めた頃は収入減が悔しくて、「いつか同じ収入を得られるように戻りたい」とばかり思っていたから。そう思っているうちは回復の兆しはなかった。

写真は一昨日の朝、散歩してきた公園のアジサイと朝の空。

最近は10時に寝て5時に起きる。体内時計が老化しているのか、長い時間は眠れない。

朝の散歩は少し涼しいくらいで気持ちがいい。うつ病療養中はこんな暮らしが理想的。


さくいん:うつ病中井久夫


6/26/2026/FRI
マルティーニ エクストラ・ドライ
マルティーニ エキストラ・ドライ マルティーニドライとバカラのアルクール

先日、吉祥寺で見つけた大型酒店でマルティーニ エキストラ・ドライを買った。

これまで、ベルモットはノイリープラット一辺倒だった。理由は、近所の酒屋にはそれしかなかったから。だから、他の味を知らなかった。

味に不満はなかったけれど、ボトルの背が高く、冷蔵庫の野菜室に立てると閉まらない。上のポケットに入れると牛乳と豆乳の邪魔になる。これが妻に不評だった。

そこで新しいベルモットを買うべく、調べたところ、吉祥寺にビックカメラが開いた大型酒店があることがわかった。行ってみるとベルモットは何種類か置いてあった。ウイスキーとジンの品揃えも豊富。ボトルを見てまわるだけで楽しい。

事前に調べた情報によれば、ノイリープラットは複雑で豊かな味わい。マルティーニの方はバランスがいいらしい。

呑んでみると、まろやかですっきりしていて呑みやすい。これは好みかもしれない。

マティーニを作るとつい呑みすぎてしまうので、なるべくハイボールを呑み、ジンは特別な日に少し呑むくらいにしている。

ちょうどビーフィーターがなくなったので、次は健康診断が終わってから買う。

週末に台風が二つ続けて関東に接近するというので、今日は午後休にして、週末に予定していた床屋と図書館をまわってきた。


さくいん:マティーニ


6/27/2026/SAT
日本史の中のクリスチャンたち、植松三十里、サンパウロ、2025
日本史の中のクリスチャンたち

どこで知ったか、記憶にない。図書館に予約が入っていて順番が回ってきた。各章が短く、文体も読みやすいのでスキマ時間に少しずつ読んだ。

高山右近や支倉常長、新島八重など、知っている人物に加えて、じゃがたらお春やジョゼフ彦など、初めて知る人物もいて学ぶところも多い。

日本ではキリスト教徒の数はけっして多くない。むしろ全然少ない。それだけに、洗礼を受けた人には信念を持って生きた人が少なくない。そういう印象を受けた。

信者は少ないものの、キリスト教が日本、とくに明治以降の知識人に与えた影響は小さくない。多くの文豪や政治家、軍人が聖書を読んでいた。私も、入信するつもりはまったくないのに、夜、聖書を数節読んでからから寝ることが多い。

関心はあっても入信しないのは、なぜか。いま、その問いに答えは思いつかない。ただ、受洗した人のなかには、ほんとうに信仰を人生の軸にしていた人が多い。かえってこの重さが敷居を高くしているのかもしれない。実際には、軽い気持ちから受洗する人も多いらしい。知識人は、信仰を重く受け止めすぎだったのかもしれない。

最後に一言。本書は校正が甘い。外国船の名前が統一されていなかったり、「投降者」を「投稿者」としている箇所もある。雑誌掲載時に一度校正しているはずなのに。


さくいん:イエス(新約聖書)高山右近新島襄・新島八重知識人


6/28/2026/SUN
マグダラのマリアによる福音書 イエスと最高の女性使徒(Gospel of Mary of Magdala, 2003), Karen L King、山形孝夫訳、河出書房新社、2006
マグダラのマリアによる福音書

『黒い海の記憶』で紹介されていた、新約聖書のある外典ついての研究書。外典は、以前、佐藤研の本で参照されていたので文庫本を読んだ。本書の主題である『マグダラのマリアによる福音書』は所収されていなかった。

とても難しい本だったので、序章と『マリア福音書』の訳と役者解題だけを読んだ。

内容は衝撃的なものだった。ペトロたちよりも近しい弟子がいた、しかも女性だった、という内容にまず驚いた。そして、カトリック教会は、女性を下に置く男性優位の体制を堅持するためにマグダラのマリアを改心した娼婦という誤解を意図的に拡散したという主張にも驚いた。私自身、マグダラのマリアに対し、疑うこともなく、そういう「イメージ」を抱いていた。

紀元数世紀という昔に、これだけ女性を高く強く評価した書物があったことにも驚いた。その後、かき消されたとはいえ、書かれたという事実を知り、ジェンダーの問題は古くからあったと思い知らされた。

『ダ・ヴィンチ・コード』は読んだことがある。読んだときには荒唐無稽な作家の創作と思っていたけど、解説を読むと、そうでもないらしい。

現行の体制に対して強い異議申立てを行うような本を読んでしまうと、ますます既存の宗教組織に属することはないだろうという気になる。

正統な教義に疑問符を投げる外典が存在し、組織には悪習や腐敗が残っている。それでも「信じる」「組織に帰属する」という感覚は、正直、私にはわからない。


さくいん:山形孝夫佐藤研イエス(新約聖書)


6/30/2026/TUE
吉祥寺でランチ・ランデブー
北欧風前歳 サラダ ヒラメのムニエル シフォンケーキ

日曜日。旧知の夫婦とランチ。互いに多忙で、夫君には昨年の夏に会っているけど、4人で顔を合わせるのは久しぶり。

お店は吉祥寺の北欧料理、ALLT GOTT。カヴァで再会を乾杯した。

私ははじめての来店。料理はとてもおいしかった。酢〆のニシンやサーモンの前菜を見て、横浜の大桟橋近くにある北欧料理店、スカンディアを思い出した。

おいしい料理に楽しいおしゃべり。あっという間に時間が過ぎた。

満腹になり、前夜、よく眠れなかったせいもあって、帰宅してからしばらく昼寝した。

店名は「古い神々」かと思っていたら、あとで調べたら"All Good"だった。

関東南部は台風の被害があったらしい。吉祥寺では風雨ともにたいしたことはなかった。金曜日、床屋に行く途中で襲われたゲリラ豪雨のほうがひどかった。


さくいん:東京(吉祥寺)横浜


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