私の部屋は元々は狭くない。でも、洋服ダンスやチェストに大きめのベッドも置いているので、有効スペースは広くない。そこへギターやカバンもいくつか置いてあるので、足の踏み場もないと言えば大袈裟だけど、寝転がったりはできない。
机は南側の壁とベッドのあいだにある。幅の狭いパソコンデスクが壁とベッドに挟まれているので、椅子に座るとコックピットのような空間が目の前に広がる。
狭い机は何でも手の届くところにあるので実は便利。広すぎるよりいい。
机はスチール製のフレームで天板は木製。色はベッドと調和が取れている。上に棚がついている。ふつうならプリンターを置くのだろう。私は本棚として使っている。
このパソコンデスクは家電量販店で買ったもの。もっと家具らしいデスクが欲しいけど、調べてみるとこの狭い幅(80cm)では似たようなものしか見つからず、きちんとした家具は見当たらない。当分、これを使い続ける。
そのパソコンデスクまわりに何があるか。ここで書き出しておく。
- iMac 22年モデル、ワイヤレスキーボードとマウス
- 音楽ライブラリを入れているHDDとバックアップ用のSSD
- デスクワゴン(移動型引き出し)
- 欠けてしまったクリスタルグラス、タリランドの花瓶
- 紫色の造花
- 子どもが授業で作ったマグカップの筆立て
- メガネ入れを流用した筆立て
- レザーの筆入れ
- 使わなくなった万年筆のインク(もうすぐ処分する)
- 板谷波山「葆光彩磁花卉文花瓶」の絵はがき
- 難波田龍起「昇天」(展覧会のフライヤー)
- 『日経おとなのOFF』付録のカレンダー
- キシリトールガム
- 息子が初任給で買ってくれたジン「六」の箱とボトル。
- ボンベイサファイアのおまけと母校の写真入りコースター
- ワイヤレスイヤホン
- パソコン用のメガネ
デスクの上にある棚に並べてあるもの。
- 手持ちの岩波文庫
- 近鉄特急しまかぜ、乗車記念証
- ビリー・ジョエル東京公演のチケット
- ぬり絵と仏像のなぞり描きの本
- 手書き用のノートと原稿用紙
- 牛島憲之「白南風」の絵はがき
- 小西真奈美「雨」の絵はがき
- 『YOGAポーズの教科書』(綿本彰、新星出版社、2016)
- 『バッハ問』(鳴海史生・野中裕・矢口真、東京書籍、2002)
- 日本の白地図
この部屋で一日に20時間近く過ごしている。夜は10時頃に就寝し、8時間以上寝ている。朝は8時に勤務開始、17時に退勤して18時を過ぎてからリビングに降りて、妻が出勤の日は夕飯の支度を始める。退勤からリビングに降りるまでが自由な時間。本を読んだり、文章を書いたり、音楽を聴いたり、動画を見たり、気ままに過ごす。
長い時間を過ごしているから、もっと快適な環境にしたい。
この環境で足りないものは何か。iMacの音で満足しているので外付けのスピーカーはいらない。文庫本を並べている棚に箱を置けば、本にほこりが積もらないし、箱の上に追加して何かを置くことができる。ただ、地震のときに頭上に落ちてくる危険はある。
先日書いたように、額縁に入れた絵を部屋に飾りたい。これは長期の野望。
24インチのディスプレイはもっと大きくてもいい。AppleはiMacの画面サイズを大きくはしない方針のようだから、Mac miniと外付けディスプレイの組み合わせになる。そうするとスピーカーも必要になるし、配線も複雑になる。いいアイデアではない。
この部屋をどう快適にするか。それを考えるのもこの場所での楽しい時間。
さくいん:Apple、牛島憲之、板谷波山、難波田龍起、ジン(マティーニ)、バッハ、ビリー・ジョエル