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iMac 外箱 iMac 内箱、表 iMac 内箱、表 iMac 内箱、裏

24インチのiMacを買った。注文したのは3月下旬。最初に来た受注の連絡では、納品は4月上旬の予定だった。ところが、コロナで製造工場が操業停止となったらしく、納期が大幅に遅延した。そして発注から一月以上経って、ようやく4月27日に納品された。

これまで使っていたのは、2014年に買った13インチのMac Book Pro。メモリは16GB、ストレージは256GB。これに、21インチのディスプレイと外付けのキーボードとマウスをUSBでつなげて使っている。7年間は長く使った方だろう。一度、バッテリーが膨れあがって交換したほかは、今も快適に動作している。でも、本機は最新のOSであるMontereyに対応してないし、7年という経過時間から見ても、いつ壊れてもおかしくはないので、今回、買い換えることにした。

今回も、メモリは16GB、ストレージは256GBにした。音楽と写真のライブラリは外付けストレージに置いているので、本体に大きなストレージはいらない。

余談。手元には2009年に買ったMac Bookもある。これもまだ動作していて、CDの録音に使用している。

色は、去年買った椅子に合わせてグリーンにした。

ゆっくりセットアップを楽しみたいので、開封の儀は29日の休日に執り行うことにした。


27日の終業後、どうしても待ちきれず、開封の儀を開始した。箱を開けると紙の梱包材で本体と付属物が整然と収納されている。本体はいま使っている21インチのディスプレイより軽い。

使用中のMac Book Proからのデータ移行は簡単だった。iMacをWi-Fiにつなぎ、Mac Book側で移行アシスタントを起動してデータを転送するだけ。ワンボタンで完了。

一つ、困ったことは再起動したあとに英文字でユーザ名を訊かれたこと。ふだんは漢字のユーザ名を使っている。ネットで調べて、ユーティリティからターミナルを起動して英文字のユーザ名を見つけて事なきを得た。

データの移行中、開封を記念して贅沢なビールを一杯、呑んだ。


iMacの使用感について。

まず、よいところ。

画面が大きくて美しい。4.5KのRetina画面はとても美しい。以前はディスプレイの接続が悪くて画面が乱れることがあった。一体型なので、そういう問題もない。

画面が広いので、ブラウザ、株価ボード、メモを同時に開いても手狭でない。これは非常にありがたい。この文章を書いているエディタも、以前よりも多くの行が表示されるので編集がしやすい。

音楽がよく聴こえる。これは内蔵されたウーファーのおかげだろう。テレビでもウーファー付きのスピーカーを接続しているが、それと同じくらい、とりわけ低音はいい音が鳴る。

外付けスピーカーやミニコンポはもういらない。

CPUとGPUについて。噂通りに速い。データ転送のときにすでに実感できた。いま、音楽ライブラリを外付けHDDから外付けSSDにコピーしている。そのコピーも、以前のマシンに比べて格段に速い。さすがに9年前のモデルと最新の内製CPUでは性能に大きな差がある。

音楽ライブラリは、2TB近くある。以前は小分けにしないとコピーができなかったし、一日以上かかっていた。今回は、一括でコピーできるし、時間6時間程度と前よりもずっと短くコピーできている。

スリープからの復帰も速い。外付けのディスプレイを使っているときには、何度もエンターキーを押して、それからゆっくり画面が復帰していた。今はエンターキーを押せばすぐ復帰、Touch ID(指紋センサー)で即ロック解除。イライラが減った。

Magic Mouseも使いやすい。これまで使っていたマウスにはホイールがついてなかった。指をすべらせてスクロールできるとのはとても便利。


次に、不満な点。書き出してみると少なくない。

スピーカーは音楽に最適化されているのか、映画のセリフなどはややくぐもって聴こえる。これは慣れの問題かもしれない。

キーボードに傾斜がない。これまではUSBで外付けのフルキーボードを使っていた。脚を出せば斜めになり、ストロークも長く、打鍵感もよかった。付属のキーボードは真っ平で、キーも薄い。

キーボードに傾斜をつけるスタンドも販売されているけど安くはない。さて、どうするか。とりあえずは新書を一冊台にして斜めにしている。

無線キーボードだから、そのうちに膝の上に乗せて使うことに馴れば、画面に対して身を乗り出す必要もなくなり、背中が去年買った椅子の背もたれに密着するようになり、姿勢はよくなるだろう。

「かな」キーの位置が前と違っていてミスタイプしてしまう問題は、慣れていくうちに解消されるだろう。

ディスプレイの高さが変えられない。私が使っているパソコン用デスクは、キーボード用の台が引き出しになっていて、パソコンを置く台はその一段上にある。ここに、iMacを置くとディスプレイが目線よりも高くなる。

対応策として椅子の座面を高くした。そうすると今度は、足が床から離れてしまう。対策として、いまはもう使わない分厚いギターの楽譜集を足置きにした。ふだんは胡座をかいていることが多いので、足置きは気にはならない。


まとめ。

総じて満足している。不満な点は少なくないけど、慣れと対策で対応できている。

これまでノートパソコンを置いていたスペースがすっきりと空いたのはうれしい。

昔はPCを買い換えるとアプリとデータの移行がたいへんだった。再インストールしたり、外付けストレージを介してコピーしたり。今はワンボタンで移行開始。便利な時代になった。箱から取り出して、すぐに新しいMacで遊べるのはうれしい。

これからのMac Lifeが楽しみで仕方ない。


セットアップが完了したiMac iMac 24インチ

さくいん:Apple