12月19日の日曜日、4・5年振りになる、Vリーグ(バレーボール)観戦に行った。 今回の試合は、男女共に観戦できるとあって、数日前からすごく楽しみであった。 まずは男子の試合、「NECブルーロケッツ」対「堺ブレイザーズ」男子の試合は、非常に迫力がある。 ラリーは少ないが、気持ち良い位、高い位置からのジャンプサーブやアタックが炸裂する。 次に女子の試合、「NECレッドロケッツ」対「デンソー」女子の試合は、とても見応えがある。 粘り強く、ボールを取るので、非常にラリーが多く、試合の行く末にハラハラドキドキする。 どちらのチームも、無理だと思われるボールを、必至に取り、ラリーを繋ぐ。皆、スゴイ。 バレーボールは、基本的には手を使うのだが、体なら、どこに当たってもOKなのだ。 今は、手で取れなければ、足を出し、ボールを上げる。 勿論、偶然、胸などの体に当たり、上手くボールが上がるケースもあるが、咄嗟の判断で足を出し、ボールを受け止める。 その絶妙なタイミングに、感心仕切りだった。 寝ずに応援したオリンピック選手が出場しているとあって、だんは夢中だった。「頑張れ!よしっ!ファイト!!」 とにかく、大きな声を出し、仕切りに応援していた。勿論、私も、我を忘れて、すごく熱くなっていた(笑)。 そして、もう一つ、試合途中の、チアリーディングの応援演技。これが又、スゴイ。 糸も簡単に、バック宙をしたり、肩や手の上に人間が乗り、演技する。 何で手の上に人が乗るの?・・・こうなるともう、中国雑技団を見ている様である。 チアリーディングの、補助的役割を果たしている男性が一人いた。 あっ、E先輩?・・・。うん、E先輩だ!・・・。まだまだ現役で、頑張っていたんだ。 E先輩とは、高校の軟式テニス部のOB(4つ年上)で、卒業しても、よく練習を教えに来てくれた先輩である。 会社に就職して、3・4年経った頃、偶然、会い、体操部に所属している話を聞いた。 以来、このVリーグで、たまに会う事がある。 演技終了後、偶然にも、応援席に近かった事が分かり、久し振りに、二・三、言葉を交わした。 ここにもまた、頑張っている先輩がいる。私も、マラソン?頑張らなくてはと思った瞬間だった。 久し振りのスポーツ観戦は、気分爽快だった。 運動するのも好きだが、スポーツ観戦も、やっぱり楽しいものだ。また機会があったら行こうと思う。
私は、中学高校と、軟式テニス部に所属していた。高校入学当初は、軟式テニス部に入部する気は無かった。 しかし、中学の軟式テニス部の先輩が、偶然、同じ高校で軟式テニス部に所属していた為 その先輩に勧誘され、軟式テニス部に入部する事にしたのだ。 当時の部活は、先輩後輩の上下関係がとても厳しいものだった。 練習方法に不満?を感じた友達は、進級して間も無く退部。そして、同学年は、私1人になってしまった。 統率力の無い私は、先輩と後輩の板挟みに合い、後輩に相手にして貰えない日々が続いた。 そんな姿を見た部長であるY先輩が、私にエールを贈ってくれた。 部活で使ったジャージを、卒業記念にプレゼントしてくれたのだ。 そのエールを心に刻み、私は、私なりに考えて行動した。 しかし、後輩に、私の考えと行動は理解して貰えなかった様だった。要は、後輩をまとめる力が無かったのだ。 不甲斐ない自分が悔しく辛く、結局、3年になって間も無く、殆ど部活に出なくなった。 そして、私は、卒業し、就職した。Y先輩からのエールに応えられなかった自分。後輩へ何も残せなかった自分。 悔しさと言うしこりを胸に・・・。 それから、数年後、後輩Sから、手紙が届いた。突然の手紙に驚いた。どうして?何で今頃? しかし、それは、思いもよらない手紙であった。 私に対する態度のお詫びと、同じ立場になって初めて私の思いが分かったと言う内容の手紙だった。 とめどなく流れる涙は溢れ止まらなかった。 心の中にあった、後輩へ何も残せなかった、悔しさと言うしこりは消え、代わりに温かい気持ちが、胸に残った・・・。 辛い事もあったけど、部活を続けていて良かった。心からそう思った。 部活を通じて学んだこと、Y先輩から頂いたジャージ、後輩Sから届いた手紙は私の宝物であり、心の糧になっている。 今の自分の思い、自分が信じていれば、いつか、理解して貰える時は来るんだ。と思える様になった。 今どこで何をしているのか分からないけれど、きっと元気でやっているよね。 Y先輩、後輩S、この場を借りて、本当にありがとう。 Y先輩からの思い。後輩Sからの思い。これらは、私の心の中に色褪せることなく活き続けている。 人間だから、たまには不安もある。それでも、自分を信じて前に進んでいこうと思う。
思えば、小さな頃から一人遊びが多かった。気が付けば、端っこの方で、一人大人しく、砂いじりをしたり、絵を描いていた。 その頃からなのだろうか。皆の和に自ら入ろうとしなかったのは。今、娘は、大切な成長過程の真っ只中にいる。 人付き合いが苦手で、あまり友達と話さない。もともと親しい人は極僅か。その友達とも最近は話さない様だ。 何故?小さなトラブルから、自然と話さなくなった様である。昔の自分とダブリ、とても、もどかしい気持ちになる。 つい、昔の自分と重ね合わせて、娘に思った以上に言ってしまう。これではいけない。娘の為にはならない。 私も子供の頃は、人付き合いが苦手だった。とても消極的で、自分からは殆ど声を掛けない。 それでも、部活に入っていたから、正直そんな事を考える余裕は無かった。 朝早くから夜遅くまで、殆ど毎日部活に明け暮れていた。 友達と話す事が無くても、部活動を通じて学んだ事は、とても大きく意義あるものだった。 しかし、娘は違う。部活に入っていない。教室で一人物思いにふける日々。家に帰っても誰もいない。 必要以上にあらぬ事を考えてしまう様だ。自分が必要とされているのか。この世にいなくても良い存在なのではないか。と。 私が育て方を間違ったのか。今更悔やんでも仕方無いが、後悔の念が走る。いや、そうではない。決してそうではない。 そう思いたい。学童でリーダーのお手伝いをしている。小さな子供達の面倒をみる。 運動会で、小さな子供達が笑顔で手を振る。息子と遊ぶ。喧嘩もするけど、楽しそうに笑ってふざける。 優しくて小さな子供達の面倒見が良い。こんなにもゆんが必要なのだ。こんなにもゆんが好きなのだ。 こんなにも大切なのだ。こんなにも生かされているのだ。無理して学校に行く必要は無いかもしれない。 しかし、親として、時には守り、時には突き放す事が大切な時もある。無理して友達の和に入る必要は無いかもしれない。 しかし、時には勇気を出して、友達の和に入る事が大切な時もある。教室に入ったら元気に「おはよう」と声を掛けてみよう。 喧嘩しても大切な友達。喧嘩しても大好きな友達。将来、きっと、心の糧(かて)となる時が来る筈だから。 喧嘩しても嫌いになっても、友達って大切なんだって分かる時が来る筈だから。難しい事かもしれない。 でも、もっともっと自分を好きになってほしい。もっともっと自分に自信を持ってほしい。 いつも家の手伝いをしてくれてありがとう。これからも角が出てばかりの鬼かーかかもしれないけど宜しくね。
先日のマラソンで、ある山マラソンの案内を貰った。同じ高尾山のマラソンである。 今日ようやく、落ち着いて、その案内を見ると、そこには、私の知らない高尾山の裏側があった。 都心から1時間足らずにある高尾山。年間260万人もの人が訪れる日本で一番登山者が多い高尾山。 標高600mの小さな高尾山は、思った通り、自然の宝庫の様だ。 1300種にのぼる植物。高尾山で発見され命名されたタカオスミレ。イヌブナの原生林。 150種の野鳥。昆虫に至っては、何と5000種。霊山ということもあり、奇跡的に開発から逃れてきたそうだ。 しかし、ここもまた、開発の波が押し寄せているのを知った。 圏央道建設の為のトンネルを掘る計画、裏高尾に巨大なインターチェンジが造られようとしていると言うのだ。 トンネルが掘られると、高尾山の水脈は分断され、植物は大打撃を受ける。 植物が大打撃を受けると言うことは、野鳥も昆虫も大打撃を受けてしまうことになる。生態系の破壊である。 人間がより良い環境を求める反面、どこかで歪みが生じてしまう気がする。 東京に残された唯一の自然。一度破壊された自然は、元には戻らない。人間と自然が共存できる世の中であってほしい。 自然がもたらしてくれる万物は、かけがえのない物だと知ってほしい。とても難しい話題だが、今率直に感じた事である。
以前から機会があれば聴いてみたいと思っていたハンドベル。偶然にインターネットで見たのだ。何と言う幸運。
括弧書きは、私のイメージを一言で表してみた。以下、パンフレットから抜粋。
ハンドベルを演奏する為に作られた曲(3.4.11.12)や、よく編曲される曲(8)も色々ある様だ。
ハンドベルは単に、柄を持って音を鳴らすだけかと思ったら、そうでは無かった。テーブルに叩き付ける。
テーブルに置きベルの中にある棒を打ち付ける。胸の辺りから頭上に向かって振り上げる。等、音の響きは様々。
そんな中、面白い話を聞いた。転調の激しい曲がある。Cから始まりBそしてEと続く7種類のコード。
このコード、ハ長調やト長調にあたるものらしい。どうして、ここまで激しい転調を繰り返したのか?
演奏者がある結論に達したそうだ。
□答1□プリズムを通して見える7色の虹。それら7色の虹は、プリズムを屈折反射させながら世界を光輝かせる。
その7色の虹から、7種類のコードを使った。
□答2□時計に隠された7つのからくり。それら7つのからくりは精巧かつ複雑に動きをおりなす。
その7つのからくりから、7種類のコードを使った。
私が一番強く心に残ったのは13の曲。単にまたイメージが沸いてしまっただけとも言う。
アダムのイヴが出逢った瞬間。淡い恋心を抱くイヴ。そうっと肩を寄せるアダム。優しい時間がゆっくりと流れる。
しかし、その恋路を邪魔する人物。引き離される2人。イヴー。アダムー。邪魔する人物を跳ね除け、一層情熱的になる2人。
もう誰にも2人の恋を止めることは出来なかった。そしてまた熱くも優しい時間が流れるのだった。
ディズニーアニメで一番好きな美女と野獣メドレー、もう最高だった。
曲が流れる度に思い出される1シーン1シーンに、ただただ、うっとりするばかりだった。
ホールに響く鐘の様な洗練された音色のハンドベル。低い音、高い音、見事なハーモニーを奏でていた。
ハンドベルの生演奏を聴けて本当に良かった。来年も是非行きたいと思う。
さてクイズは□答1□が正解でーす。当たった方はいらっしゃるでしょうか?
で実は、まだ続きがあるんです。結論に達した演奏者の1人が、その後、作曲者にメールをしたそうです。
すると、本人からメールの返事が来たそうです。「まさにその通りです」って。ネットってすごいですねぇー!
音痴で楽譜も読めず、音楽家さえロクに知らない。なのに、先日の日曜日、クラッシクを聴きに行った。しかし、音楽と言うのは、万国共通。 何も知らなくても、ひとたび音楽が流れれば、その音楽の世界に入る事が出来るから不思議だ。以下、パンフレットから抜粋。
私が印象に残ったのは、最初の曲と最後の曲。最初の曲は、バイオリンのゆっくりとした静かな流れで幕が開いた。
ヴィバルディの四季(これは一応知っている)の様な雰囲気。段々と、色々な楽器が楽しく軽快なリズムを奏でる。
そして又、バイオリンのゆっくりとした静かな流れで幕を閉じる。
小さな窓から、朝陽が差し込む丘の上の小屋。気持ち良さそうに、ゆっくりと伸びをして目覚める。
軽やかな足取りで、外に行くと、そこは一面、大草原。眩いばかりの新緑の大草原に、ニッコリと微笑む。
大の字になって寝転んでみたり、スキップをしたりして1日を過ごす。思う存分、新緑の大草原で遊び、丘の上の小屋に戻る。
小さな窓から、三日月がほのかな明りを照らす。そして、静寂の時を迎えながら、ゆっくりとまた眠りにつく。
最後の曲は、ずっしりとした響きが体に振動していた。ベートーベンの激しく燃える情熱を感じた。
中でも一番良かったのは、第二楽章の低音の響き。静かにゆっくりと奏でられる低音が、とても心地良かった。
風呂敷を担ぎながら、草原を進み、林を進み、森の中へ入っていく旅人。何かが起こりそうな予感と不安が交差する。
気が付けば、暗闇の森を彷徨っていた。ここは一体何処だ。恐る恐る暗闇の森をゆっくりと進む。
暗闇の森の中を進んでいく内に、何か気配を感じた。必至で逃げる、迫り来る気配、更に逃げる。
もうダメだ。そう思った瞬間、大きな湖が広がる青空が目の前に。そう、暗闇の森を抜けたのだ。
体一杯に安堵感が広がる。そして又、風呂敷を担ぎながら旅人は別の道を進んで行くのだった。
最初の曲と最後の曲を聴いた時、一瞬にして浮かんだ情景である。
今日は、夫婦になった日。早いものだ。夫婦になって○年が経つなんて・・・。
初めての出逢いは、それから3年前に遡った6月9日の面接だった。
ここから、TVドラマに絶対出来るであろう、物語が始まったのだ。
店長の友達や、お客さんまでもが、口を揃えて言う。「何で、こんな人と結婚したの?」と・・・。
私は、少し考えて、こう答える。「歯が無い所に惚れたの」と・・・。
人と話すが苦手。内気。とても引込思案。こんな自分自身が嫌い。学生時代の私である。
自分に対して、とてもコンプレックスを持っていた。それは、性格も容姿も全てにおいてだ。
学生時代に綴った詩と言えない詩がある。今見るとすごい自己中。自分の幸福しか考えてないぞ。
顔もスタイルもよくない私。だけど心の中にあるやさしさを見つけてほしい。
誰もを思いやって自分が幸福になれるのだったら、みんなにやさしさをふりまいてあげたい。
心の中の素顔を見て欲しい。あなただけでもわかって欲しい。
店長を通じ、お客さんを通じ、子供達を通じ、私は少しずつ変わったと感じる。
人と話すのは相変らず苦手かもしれない。だけど、自分自身は好き。
ここまで、変わったのは、店長のお陰だと思っている。
いつも厳しい事ばかり言ってるけど、人の内面をよく見ている。
常に思いやりを持て。挨拶は忘れるな。毎日の様に言っている言葉。
その言葉を自然と理解し、店長の姿を見て育っている子供達。
お陰で、毎日大きな声で誰に対しても挨拶が出来ているそうだ。それは、家族に対しても同じだ。
泣いても泣かれても大切な家族。怒っても怒られても大好きな家族。
妻も主婦も育児も女将も手抜きばかりだけど、いつも大きな心で見てくれてありがとう。
たまには、手抜きしないでやらなきゃね。これからも、新しい物語を増やしながら、笑って楽しく過ごそうね。
昨日、花火を見に行った。打ち上げ数は5000発。割と大きいのか、年々人の数が増えてるらしい。
会場に行くと人人人。どこからこんな人が沸いて出たのだろうか。
あまり奥に入ると出られそうもなかったので、入り口付近に落ち着く事にした。
単に人混みの中に入りたくなかっただけなんだけど・・・これが大正解だった。
店長が店で用意してくれた、焼き鳥、刺身サラダ、ゴーヤ炒め、他数種類を出して早速ビール。
うーん、上手いっ。しっかりくるんで持って来たから、冷え冷えで最高じゃん。
そうこうしてる内に、カウントダウンが始まった。花火でカウントダウンなんて初めてだよ。
始まりは、盛り上がりを出す為なのか、見事な花火を魅せてくれた。
ゆるやかに、そして、ダイナミックに。そして、次々に上がる花火が、とにかく見事。
勝手に命名しちゃいますが、パリンパリン花火、土星花火、星型花火、しだれ柳、音や形に感動しまくっていた。
感動して、つい「わーっ!」だの「おーっ!」だの叫んで拍手をしてしまう。
そして、徐々にクライマックス。協賛者である、日本でも指折り数える花火師の豪華絢爛1尺5寸玉が始まった。
冒頭、県名や名前を言ってから上げていたので、耳を澄まして聞いていた。
群馬県、長野県、東京都、秋田県、茨城県、栃木県、あちこち協賛してるんだ。
これだけ見事な花火が上がっていたら、人も増えるのは納得。しかし、私は言いたい。
一つ、立入禁止区域に入るのは止めましょう。いくら通れなくても、綺麗な花を咲かす為に、耕している花畑に入って帰るのはダメです。
一つ、ゴミを放置して帰るのは止めましょう。ゴミは、決められた場所にきちんと捨てていくか持ち帰るのが当たり前のマナーです。
それらのマナーがろくに守れない人が大勢いる事に怒りと空しさを感じた。花火自体を見るのは、実に、4・5年振りだろうか。
華やかな花火の裏には、多くの苦労がある。年々多くなっているゴミの量は60tと半端な量じゃない。
花火師や打ち上る人々、準備する人や片付ける人々がいるからこそ、見事な花火を見る事が出来るのだ。
毎月、決まった週の決まった曜日に来店してくれるメンバーがいる。
このメンバー、実は、福徳(京王八王子北口店)から、かれこれ15年近い付き合いなのだ。
店長の人柄に惚れたらしく、異動する度に新しい店で飲み会をしてくれる。
今は現役をしりぞいて色々な趣味を楽しみながら人生を満喫している。今年の4月、初めて一緒にお花見をした。
人生の大先輩だけど、本当に素敵な人達。それぞれ個性豊かで話していて、とても楽しい。
2時間も電車を乗り継いで、わざわざ店に飲みに来てくれる。元気なうちは、ずっと店長を追い掛けて来るよ。
そう言ってくれる瞬間が、店をやっていて良かったと思える最高の瞬間である。
そして昨日、都心に異動してしまった、別のメンバーが、1年振りに飲みに来てくれた。
新宿で飲もうと言う話になったそうなのだが、それなら、久し振りに店長の所に行こうと電話を掛けてきてくれたのだ。
しかし、名前を覚えるのが苦手な店長は、会社と名前を言われても全然ピンとこなかったらしい。
いつもの口調とは裏腹に、まるっきり他所行きの声。この人誰だっけ状態。
お店に来るなり言われまくり。全くしょうがないね~。
お互い挨拶もそこそこに、笑い話に花が咲く。1年振りなのに、1年振りとは思えない盛り上がり。
「また来るよ。」と言って店を出たメンバー。「じゃー1年後にまた。」と言って見送った。
仕事をしていれば異動はつきものだ。異動があれば、多くの人との出会いと別れだってある。
それでも、こうして、店長に会いに来てくれたのが、とても嬉しい。
ここでもまた、苦労もあるけど、お店をやっていて本当に良かったと思う瞬間だった。
楽しいひとときをありがとう。
すっかり、子供達の体調も良くなった。そこで、のんびりと古都鎌倉を散策しようと言う事になった。
電車に乗った早々、運転停止。何かと思ったら、前の電車のドアに乾電池が挟まっていたそうだ。何事も無くて何よりだ。
約2時間掛けて、鎌倉に着き、軽く食事。さー散策するぞと歩き始めた途端、今度は、真っ黒い雲がどんどんと近付いてくる。
そう思ったら、すごい土砂降りの雨。全く止みそうも無い。
悩む事無く結局、帰る事になった。鎌倉に食事しに行った訳じゃ無いのに・・・(苦笑)。
そこで急遽、以前から行ってみたいと思っていた平和記念展示資料館に行く事にした。
戦争体験の労苦を語り継ぐ広場で入場は無料である。4・5年前までの私だったら全く興味は無かったと思う。
しかし此処数年、過去の戦争に触れる機会があり気になっていたのだ。
店長とゆんと3人で、行きたいね、行こうね、と言っていたので丁度良かった。
入り口を入ると、まず、様々なパネルと戦争が始まる頃から終戦までの年表があった。
人々の祖国を愛する気持ちと戦争に行くんだ。と言う決意。様々な思いがあったと思う。
続いてコーナーは全部で3つ。
見る物全てが、戦争の悲惨さを痛感する一日となった。
簡単な言葉では到底言い表せない思いが熱く熱く込み上げ、展示物や映像を見る度に涙が溢れて止まらなかった。
決して日本だけでは無い。どの国だって、戦争でどれだけの死者が出ているのか分からない。
戦争をする事のメリットなんて何も無い。待っているのは、貧困の生活だ。
資料館でもあった様に、戦争を体験している方々は、時代と共に少なくなっている。
様々な戦争の労苦があったからこそ、今の平和な日本がある事を私達は決して忘れてはならないのだと思う。
戦争は辛いもの。戦争は苦しいもの。それでも愛する母国の為に戦う。
寒くても、暑くても、食べる物が無くても、ひたすら突き進む。何が人々をそうさせたのか。愛する母国の為に他ならないのか。
それなら、私達は、「ありがとう」と言おう。何も出来ないけれど、戦争で苦しんだ人々を慈しむ気持ちを持ち続けよう。
今の平和な日本は、貴方達がいたからこそのもの。これからも平和な日本である様に、見守っていてほしい。
そして、二度と辛く苦しい戦争が起こらない様に・・・。
金曜日の夜から土曜日の明け方にかけて、調子が悪そうな息子。いつも熱に強い息子も、今回は勝手が違う。 けだるそうで、やや朦朧としている感じがする。土曜日、店長が病院に連れて行くと夏風邪とのこと。 店長は、プール熱を疑っていたが、安心して薬を飲ませた。だが其の後、嘔吐しトイレに行く回数も多くなり食欲も全くない。 食べていないので出る物も出ない状態だ。いつもの風邪と様子が違う気がする。今日改めて、店長が病院に連れて行ってくれる事になった。 だが、私が出掛けてから数時間後、余りの腹痛で動く事が出来ず、タクシーで病院に行き一番に診て貰ったそうだ。 胃腸風邪を疑ったが、喉を見た限り違う様だ。もし、胃腸炎を起こしていたら気を付けなくてはいけない。 だが、現時点では断定出来ないので、結局、様子を見る様に言われたそうだ。 脱水症に対応する為、適度な電解質と糖分を含んだ水分(経口補水液)を処方された。 いつもくだらないギャグを言ったり、煩くて仕方無いけど、病気で静かだとやっぱり心配。 連絡ノートにも先生からのコメントが書かれていた。「いつもやる気まんまんの息子くんが居なくてさびしいです。」と。 えっ?・・・いつもそんなにやる気まんまんなの。誰に似たんだか(爆)。 何はともあれ早く良くなって、また元気な「ムキムキマンポーズ」をやってね。
今年、2回目のカリカリ梅にチャレンジした。近所のスーパーで小梅(越生の生梅)が、かなり安価で売っていたのだ。 しかし、すぐに漬ける事が出来ず、気が付けば熟していた。 カリカリ梅は鮮度が命。うーん、徹夜してでも漬けるべきだった・・・悔しい。 そこで、ある農家に小梅(甲州最小)を注文した。 次こそは、絶対にすぐ漬けるぞと意気込んでいると配達日当日に連絡があった。 天候が良く、小梅が熟してしまったので、再度送り直すと言うのだ。 届いた小梅は、返品でいいのか尋ねると、自由に使って下さいと言う。お言葉に甘えて、自由に使わせて頂きました。 そして先日、白加賀梅が届いた。箱の中には、見事なまでの筍が添えられていた。 翌日、筍づくしの夕飯を頂きました。筍御飯・筍の味噌汁・筍サラダ・煮物・甘味噌炒め・・・どれも美味しかった。 いつもいつも温かい心を届けて下さり、本当にありがとうございます。そんなんで、今年は梅の量が半端じゃない。 図々しく友達に頼んで自宅の梅も頂いた。お陰で我が家の台所と冷蔵庫は梅だらけである。 なのに、これからまだ届く梅もあるのだ。それでも、これでもかって位に色々な梅が漬けられるのでウキウキしている。 もともと梅が大好きだからかな~。でも、これほど梅に嵌るとは・・・。申年の梅は縁起が良いとされている。 平安時代の申年に村上天皇が都での流行り病を梅で救い、自らも梅の力で病を克服したと言われているそうだ。 以来、申年の梅は縁起が良いと言われている所以である。 色々な土地の梅ちゃんと出会って、楽しく美味しく漬かれれば、それで満足なのだ。 夜霧よならぬ、梅ちゃんよ今夜もありがとう。そして、我が家にやって来た沢山の梅ちゃん達よ、どんどん美味しくなってね♪
私は、寝ている時、半目で寝ている。だから、その姿を見た人は、当然の如く皆ビックリする。 それが関係しているのかどうかは、定かでは無いが、夢をよく見る。 走っても走っても錘の様に体が重く前に進まない夢。しかもテニスの合宿で走っている夢をよく見る。 大雨でどんどん水嵩が増してくる地面。それでも、腰位までつかりながら必至に走っているのだ。 子供の頃の夢で忘れられない夢がある。テストの点が非常に悪く、お母さんが実家でお婆ちゃんに散々文句らしき事を言っていた。 3畳間の部屋にいた私は、こっそりその会話を聞きながら泣きじゃくっていた。 と言っても絶対に声は出さない。声を殺して泣きじゃくっているのだ。 そこでハッと目が覚めた。と同時に大粒の涙が流れていた。 高校の時、近所の横断歩道を渡っていると、ふと中学時代の同級生が目に付いた。でも実際は、そこに姿は無かった。 元気でやってるかなぁ・・・何となく思い出しただけだろう・・・そう思った。 しかし、その2日後、中学の同級生から1本の電話があった。バイクの事故で亡くなったと言うのだ。 気になって、亡くなった日を聞くと、まさに私が彼を見た日だった。この時は本当に驚いた。 それ以来、人が亡くなった夢をたまに見る事がある。 その様な夢は、その人が長生きする言われているらしい。だが本当なのか? 夢とは言え、すごく心配になる。その人が大丈夫だろうかと思ってしまう。 昨日、中学の同級生が亡くなった夢を見た。足を運んでは足止めを繰り返す。躊躇しながら歩くのさえ精一杯だった。 やっとの思いで行ったが、知人の姿を見たら抑えていた感情が見る見る溢れてしまった。 そこでハッとして目が覚めた。またここで思う。大丈夫だろうか・・・本当に元気でいるのだろうか・・・と。 誰にも言えない思いや感情は誰にでもあると思う。私もその1人だ。 子供の頃や大人になってからのトラウマ。そのトラウマが夢となっている事がとても多いと感じる。 人が聞いたら小さな事かもしれない。私自身、こんな些細な事でと思う事も度々ある。 しかし、何処かで逃れられない自分がいるのも事実。それでも、前に進むしかないのだ。
息子は、今年もかろうじて、バレンタインチョコレートを貰った。そこで、ホワイトデーに手作りクッキーをプレゼントした。 実は、チョコレートをくれたのは、駅伝に一緒に出場したSちゃんで、今回、いちのみや桃の里マラソンに一緒に行く事になった。 出場にあたり、Sちゃん母の同僚、Tさんの家に泊まらせて貰う事になった。 電気を消して寝る頃、2人が一緒に寝ると言い出した・・・はいはい、好きにして下さい、でも寝込みだけは止めてよ。 次の日、目を覚ますと息子が隣に寝ていた。結局、遅くまで話し込んで、時期にケンカになったらしい。アホだねー。 時は変わって、いちのみや桃の里マラソンに出場した後。お弁当に豚汁。バーベキューのイカにハタハタ、鮭ハラス。 極め付けのビールを飲みながらマラソン談義に花が咲く。皆の気分が最高潮に達した頃、ジャンケンゲームと相成った。 Tさんとそのコーチが、準優勝した景品のバッグ1つを争奪戦する事になったのだ。 幹事さんが、ジャンケンする人を選んだ・・・女性3人とSちゃん家族に息子の7人である。そこで私は、すかさず言った。 貴方は既にバッグを貰っているんだから、ジャンケンに勝ってSちゃんにプレゼントしなさい! そう、2人が表彰されてすぐ景品のバッグを1つ頂いたのだ。男なんだから、その位の器量がなきゃダメなんだからね。 絶対勝ちなさいよ!えーーー!と言いながら密かにやる気になっている。ほい、じゃーいくよ。最初はグー、ジャンケンポイ。 あいこだー。せーの、最初はグー、ジャンケンポイ。またあいこー。こんな攻防が6・7回近く続いた。 そこで、幹事さんとジャンケンをする勝ち抜き戦となった。 2人負け、1人負け、2人負け、残ったのは、何と何と!女性1人と息子の2人。 しかも、この女性、バスの中で隣りに座って楽しそうに会話していた女性なのだ。最後は、さしで勝負する事になった。 最初はグー、ジャンケンポイ。あいこだー。最初はグー、ジャンケンポイ。またあいこー。いやいやー、緊張の戦いだねー。 私の方がドキドキだよ。次で決めろよ!心の中で思わず叫んでしまった。せーの、最初はグー、ジャンケンポイ!うおーーーっ。 すごい!よくやった。さすが男の中の男だねぇ~。バッグを貰うと、首をかしげながら、Sちゃんに「ほらよ」だって。 そんな姿を見ながら 「やるねー」 「おーっ」 「にくいねー」 皆から次々に言葉が飛んでくる。 しまいには、私が、ヒューヒューなんて冷やかしたもんだから、おこって遥か彼方に逃げちゃった。よっ、男の中の男。
2週間前の3月21日、荒川市民マラソンがあった。去年は寝不足で参加を諦めたが、今年は申し込みを忘れてしまった。 申し込みを忘れてから数週間後、ある連絡があった。忘れたのが幸いした。この連絡の前ぶれだったのかもしれない。 忘れて良かったと思った。お花見・・・ちょっとした交流会である。 同じ保育園、同じクラスだった友達が、アフリカに引っ越す事になったのだ。話を聞いたら驚きの連続だった。 少し足を運べば、野生の象やら鹿が目の前にいる事。今は少し治安が悪くなってきていて、銃が舞い込んで来ている事。 以前までは、物を盗んでも人に手をかける事はしなかったのに、今は、物を盗んで人に手をかける事が多くなっている事。 強盗に入られた場合、「これだけ盗んで私達には手をかけないで下さい」と盗んでいい物を常に置いておく事。 物騒になってきたのは日本だけでは無いのだと思った。そして、一番の極め付けは、ハエさんの事だ。 このハエさん、皮膚を刺して卵を産み、体内に侵入するらしい。一歩間違えると大変な重病になるそうだ。 勝手な想像だが、一種の寄生虫なのかもしれない。湿気を好む為、着る物全てにアイロンをかけなくてはいけないと言うのだ。 着る物全てだから、当然、下着に至るパンツまでもアイロンをかけるのだ。数年前、現地に行った時の写真を持って来てくれた。 そこには、まさにTVで見る様な、白くて大きなコロコロとまん丸としたモノが売られていた。 現地の人にとっては貴重な蛋白源だ。好みの問題なのだろうが、生より唐揚げの方がいけるらしい。 TVを見ていると、娘がいつも食べてみたいと言う・・・凄過ぎる。他にも、珍しい食べ物が沢山ある。 バオバブの実も食べるのだそうだ。そんな場所に家族で住むのだから本当にスゴイ。 住めば都とは言うが、新しい世界に踏み込むのは勇気がいるものだ。そんな中、感動もあった。 鮮やかなオレンジ色をした見事な夕日。ダイナミックな夕日に自然の雄大さを感じた。 目の前で見たら、言葉も出ない程の感動があるのだろう。でも、アイロン掛けられない。食べられない。私には無理。 そう思って口に出そうとした途端、ある友達に、あっさりと言われた。○○さんなら何処でも住めるよ! 何処に行っても全然大丈夫そう!・・・と(爆)。これで、海外に引っ越す友達は2人目・・・国際的なクラスである。 アメリカに引っ越した友達は元気にしているだろうか。 色々なドラマがある。色々なロードがある。とにかく体に気を付けて過ごして欲しい。
つい3週間前、学校に脅迫電話が掛かってきた。それは、生徒に危害を加える。と言うものだった。 それを受けて、学校や学童保育では、暫く集団下校をして様子を見た。娘が知らない人に連れて行かれかけた事がある。 男性が一瞬ひるんだ事と目の前が学校だった事が幸いした。何事も無くて本当に良かった。心からそう思った。 あれから3年・・・。気持ちの上で風化し始めていた矢先の事だっただけに、ぞっとした。 知り合いは、殆どが愉快犯の仕業だと言った。勿論、何も無ければ、それに越した事は無い。 しかし、その愉快犯の悪戯で、どれだけの人が神経を使っているのだろうか。 今の世の中、人は大切な何かを忘れているのではないか。時には強く、時には優しく、そして、時には厳しく。 それは、人や動物の触れ合いで感じるものだったりする。感じ方は、人それぞれ違うかもしれない。 しかし、より安全で快適な暮らしを求める前に、人として忘れかけいる何かを教えていく事が大切なのではないか。 将来の子供達のためよりも、何よりも今の大人が・・・。そんな気がしてならない。かけがいのない人生。 少しでも事件が減る事を願う。
ついこないだ、あるサイトで、吹奏楽祭のお知らせを発見した。入場無料で場所も近かったので出掛けてみることにした。 自ら足を運んで吹奏楽の演奏を生で聴くのは生まれて初めてである。 入り口でプログラムを貰ったが全然聞いた事の無いタイトルばかり。かろうじて2・3曲知っている位だろうか。 私の大好きな「世界に一つだけの花」もあった。思わず心の中でヤッターと叫んでしまった。 実際に聴いてみると、どこかで聴いた事のある馴染みのある曲が多かった。 オーケストラ風にアレンジされた「世界に一つだけの花」何故かこの曲を聴くと涙が込み上げてくる。 そんな中、一番印象に残った曲は「君の瞳に恋してる」である。小気味良いテンポで思わず体でリズムをとっていた。 途中でフルート?の独奏が入ったのだがこれがまた素晴らしかった。 時を刻む様に、ゆっくりと、そして速く、空まで届く様な透き通る音色がホールの中に響き渡っていた。 今までは、トライアングルやシンバルなどあまり目立たない楽器は影のイメージがあった。 しかし、今日の演奏を聴いていたら(どの楽器もなくてはならない存在なんだ)そう思った。 色々な楽器がかもし出すハーモニーは(影があるからこそ光があるんじゃないか)そう思った。 そしてもう一つ、感動した曲があった。最後の団体のアンコール曲「空に高く」?である。 トランペットとクラリネットのみ?で他のメンバーは前に出て手話付きの合唱をしてくれたのだ。 人の心は高い高い空の様に・・・人の心は深い深い海の様に・・・ そんな内容の歌詞だったのだが思わずまた涙がこぼれてしまった。 偶然にも、歴史ある吹奏楽祭を知り、また一つ自身の世界が広がった気がした。 涙あり笑いありの素晴らしい演奏と感動をありがとう(^-^)。
昨年の11月頃、パソコン教室のインストラクターを2回ほど努めた。ボランティア活動の一環である。
65歳以上の方を対象にした教室なのだが、とにかく元気。それが私の受講生に対する第一印象だった。
そんな中、1人の方が休憩時間中に質問をしてきた。すぐに答えられない内容だった為、後日メールで内容を伝えます。
そう言った後、その方が話し始めた。
「前回、とても分かり易い教え方だったので、今回も○○さんだったらとワクワクしながら来たんです。」
「そうしたら、○○さんだったのでヤッターって思ったんです。」
「慣れないパソコンで使うのが億劫になり掛けていたんですが、○○さんのお陰で楽しみながらパソコンが出来そうです。」
「本当に有り難う御座いました。」その途端、心臓の鼓動が早くなった。気持ちが高ぶり高揚した。
何気なく参加した活動で、こんな風に言ってくれる方がいるなんて思ってもみなかったからである。
この方が、あのブルーベリージャムを下さったTakeuchiさんである。
ボランティア活動は、大勢の方々の支えがあって成り立つものである。逆に学ぶ事も多く、改めて人と人との出会いや触れ合いを実感した日々だった。
これからも、楽しく充実した日々を送っていきたい。そう思った。受講生の皆さん、こちらこそ沢山の元気をありがとう。
保育園や幼稚園、そして小学校等でも、卒園式や卒業式の準備が着実に始まっている様だ。 小学校の卒業式では、担任の先生に名前を呼ばれ返事をした後、将来の夢を一言語る。そんな企画になっていた。 親子揃って緊張して待つこと数十分。ようやく娘が立ち上がり壇上手前までやってきた。 担任の先生に名前を呼ばれ緊張した面持ちながらも元気よく返事をした。 「はいっ。」「私の夢は焼き鳥屋さんになる事です。」「将来は父の店を継ぎ絶対に商売繁盛させてみせます。」 「お父さん、お母さん、頑張るので見ていて下さい。」その瞬間、どよめきと笑いが巻き起こった。 確かに他の卒業生達は「花屋さん・ケーキ屋さん・プロ野球選手」などごくありふれた夢を語っている。 それに対し、娘の夢はかなり現実的だったからである。でも私達は知っている。娘の色々な思いを・・・。 だからその瞬間、私達に笑いはなかった。「その気持ちだけで充分だよ。本当にありがとう。」 そう思いながら絶え間なく涙が流れた。
店長が福徳(京王八王子北口店)に勤めていた時の事。ドラマの撮影で、こちらの店を使わせて欲しいと依頼があった。 そのドラマは、中村雅俊さん主演の「陽のあたる場所」。 共演者には「市毛良枝さん・本田美奈子さん・的場浩司さん・山本耕史さん」など豪華な顔ぶれ。 店の責任者である店長は撮影の度に鍵を開けに行った。 店の中には、沢山の機材。そこで大勢のスタッフと出演者がモニターで演技の確認をするのだ。 カウンターに店長と私が座っていると「おはようございます。」と挨拶をしながら入って来た。 このとき初めて中村雅俊さんと会ったのだが、とにかくすごく気さくな印象。 スタッフや名前も知らない私達にまで訳隔てなく、にこやかに挨拶をしてくれたのだ。 そして、おもむろに横に座り「俺の演技どうですか・・・。」などと店長と何気ない会話を始めたのである。 これには驚いた。TVと変わらず気取った感じがまるで無い。本当に嬉しかった。 そして撮影最終日。中村雅俊さんがさり気なく膝の上にゆんを抱きかかえて記念撮影。 あれから10年。月日の経つのは早いものだ。仕込みをしながら毎日「中村雅俊のマイホームページ」を聴いている店長。 その度に当時の事が鮮明に蘇る・・・忘れられない思い出の1つである。
今日の忘年会の最中に娘が言った。「どう考えてもとーととかーかが結婚したのはおかしい。」 「考えられない。結婚しない方が良かったよ。」はっ?私達そんなにおかしいのか?娘に言われちゃったよ。 確かにおかしいと言えばおかしいけどさ。「でも結婚しなかったら、生まれてなかったよ。」 「いいよ、別に。別の場所で生まれたと思うから。」はーーーっ?言葉も出なかった。やだなぁ~。 きっと冗談よ。冗談だと思う。冗談であって欲しい・・・。弱気モード(笑)。 でも、いつかは2人の子供に生まれて来て良かったと思っておくれ(爆)。
2003/12/14sun
娘がとーとに呟いた。「今年も、サンタさんからのクリスマスプレゼントは映画の券なんだろうな~。」
「ゲームが欲しいのに。」「どうせ、サンタは、かーかなんでしょ。」
そう、我が家のクリスマスプレゼントは此処数年、映画の券なのだ。
おもちゃは次期に飽きてしまうから安く上げて親も楽しみたいのだ。経済的で一石二鳥、そしてそれが我が家流。
2003/12/23tue
今年は「ファインディング・ニモ」の映画の券。
それと「THE BEST OF DETECTIVE CONAN 2」コナンのCDも付けた。毎年欠かさない手紙も添えて・・・。
ゆん&だんへ
心の中でまたぁ~って思ったでしょ。でも、いつもみんな仲良しでいてほしいから。楽しんで来てね。うっとりと聴いてね。
字の下手なサンタより
ラッピングして枕元に置いた。分かってるだけに大した反応は無いんだろうなぁ~。そんな思いで・・・。
2004/12/24wed
朝、寝ぼけ眼でクリスマスプレゼントに気付いた。「サンタさんからのプレゼントだー。」万歳しながら大喜び。
分かっているのに、こんな反応してくれるなんて・・・。家に帰ると、テーブルに手紙があった。
「サンタさんに渡しといてね。」さりげなく、娘が言った。
サンタさんへ
こんばんは。毎年プレゼントを有り難う。毎年、映画の券だけど楽しんでいます。映画の券だって高いのに。
おまけにCDもついてるなんて超×100嬉しいです。私のCDだけど、かーかがほしがってたのでちょうどよかったです。
かーかと一緒に聞きます。全体的にうっとりしながら聞くと思います。本当に有り難う御座います。来年もヨロピク。
メリークリスマスbyゆん・だん字の下手なサンタより
にくいことしてくれるんじゃん。でも感動だった。