大岡川の桜、2025年
4/1/2026/WED
人事異動

大きな人事異動があった。

私がとても苦手にしている「仕事大好き」「ボクは偉いぞ」を前面に押し出す部門長がめでたく昇格するので、私から遠ざかってくれる。この発表をするときも妙にうれしそうに「急な発令で皆さんにご迷惑をかけて」などと言い訳していた。

こういう人は仕事を自己実現と重ねているのだろう。仕事を生活するため糧を得る手段と割り切っている私とは接点がない。彼は「配下の人」に私を勘定に入れなかった。そういう人だから縁が切れて清清する。

後釜には私も知っている温厚な人がつくという噂。

そうであればありがたい。とにかく65歳まであと8年、穏やかに過ごしたい。

このままいま働いている会社で会社員生活を終えるとしたら、18年間、障害者枠の非正規雇用の身分ということになる。つまり、会社員人生の半分は正社員の営業職で、もう半分は障害者枠の契約社員で過ごす、ということ。

競争社会から脱落したことは、結果的には私にとって幸運だった。幸運だったのは営業職で働いたあいだにたくさん稼げたこと。それはモーレツに働いたから。そのおかげで、借金はないし、非正規雇用でも以前とほぼ変わらない暮らしができている。

前半に心身を壊すくらいモーレツに働いて、後半は在宅勤務でのんびりと働く。まったく予期していなかった展開ではあるけれど、今はこれでよかったと思っている。


さくいん:労働


4/2/2026/THU
「裸足の季節」

暖かくなってきたので、日中家にいるあいだ(=一日中)、裸足で過ごすことにした。

上半身もラグビージャージはやめてTシャツに。涼しければスウェットパーカーを着る。

調べると、一昨年の同じ頃に、同じタイトルで同じことを書いている。

「裸足の季節」という言葉は、言うまでもなく、松田聖子のデビュー曲から。作詞は三浦徳子。

先日、NHKBS4Kでデビュー45周年記念番組を見た。初期の、つまり80年代前半に好きな曲が多い。「Eighteen」「風は秋色」「チェリーブラッサム」、そして「ガラスの林檎」。90年代以降の曲はあまり知らない。

日曜夕方にNHKで放映していた『レッツゴー・ヤング』からの映像が多かった。ちょうどアイドルの曲を聴きはじめた小学校高学年から高校時代まで、よく見ていた。

番組ではシングル曲以外に、私がカラオケでも歌うお気に入りの「愛されたいの」(作詞は松本隆)の歌唱映像を見られたのがよかった。

聖子派か明菜派か、と問われれば間違いなく聖子派。妻も同じなので、二人で見た。


さくいん:NHK(テレビ)松田聖子80年代松本隆


4/3/2026/FRI
#人生を変えたアルバム4選見た人もやる
印象派、さだまさし SELCTION 1973 - 1978、オフコース The Stranger, Billy Joel Finger Paintings, Earl Klugh

Twitter(現X)でまわってきたタグ。前に「#私を構成する42枚の音楽アルバム」というリストを作ったことがある。そこから4枚、厳選した。

アール・クルー以外は、1978年から79年にかけて姉に教えてもらったアーティスト。さだまさし『印象派』は初めて買ったLPレコード。いや、もしかするとライブ盤の『随想録』が先だったかも。当時はLPレコードを予約して買うと、特典をたくさんもらえた。この頃は、中国公演で配った紙製の双眼鏡やランチョンマットなどをもらった記憶がある。

アール・クルーも、その頃、きっとラジオで耳にしていた。アーティスト名がわかったのは大人になってから。2001年に転職したとき、職場の近くにあった図書館で"Finger Paintings"を見つけた。その後、すべてのアルバムを買ったり図書館で借りたりして、今ではビリー・ジョエルと同じように、私の暮らしに欠かせない音楽になっている。


さくいん:さだまさしオフコースビリー・ジョエルアール・クルー70年代


4/4/2026/SAT
ヒストリー・オブ・インフォメーション(History of Information), Chris Haughton, Loonie Park、樺山紘一監訳、行武温訳、東京書籍、2025
ビジュアル 宇宙と生命誕生の物語(L'Univers et la Vie), Michel Marcelin, Véronique Bréchot、井龍康文監修、野村真依子訳、日経ナショナルジオグラフィック、2026
ヒストリー・オブ・インフォメーション ビジュアル 宇宙と生命誕生の物語

私の好きな「読み終えると博物館を一つ見学した」気分になれる大判で分厚い図鑑をまとめて図書館で借りてきた。平日、仕事の合間と休日にゆっくり眺めて楽しんだ。

『ヒストリー・オブ・インフォメーション』という書名は原著のまま。内容から言えば「メディアの歴史」。原始人が使用した印や絵にはじまり、言葉になり、印刷が発明されて、やがてデータとなる。人間が情報を扱う方法を歴史的にたどる。

この切り口がとても新鮮。本の歴史情報を扱う技術の歴史の図鑑は読んだことがある。人間が何を媒介に情報を扱ってきたか、という視点はなかった。目次を見るだけでこの本の斬新さがわかる。

  1. 記号
  2. 言語
  3. 描画
  4. 文書
  5. 印刷
  6. 科学
  7. ニュースと新聞
  8. 通信網
  9. 放送
  10. 偽情報
  11. コンピューター

興味深いことは、人間の成長過程もこのプロセスを踏むと思われること。赤ん坊は表情や身振りで情報(意図)を伝える。やがて文字を覚え、まとまった文章を書けるようになり、コンピューターも扱えるようになる。

生物学で言う「個体発生は系統発生を繰り返す」ということが、意思や情報の伝達に関連する人間の成長プロセスについても言えると思う。

もう一冊のテーマは宇宙と生命の歴史。興味がある分野ではあるけれど、基本的な知識が足らず理解が追いつかない。いつも美しい図版を眺めるだけで終わってしまう。


さくいん:言葉


4/5/2026/SUN
武装と戦術で読み解く 世界の戦士図鑑、佐藤俊之、ナツメ社、2026
世界の甲冑・武具歴史図鑑(The Illustrated Encyclopedia of Armour), written by Klucina,Petr, illustrated by Pevny´,Pavol、岡本千晶訳、原書房、2014
世界の戦士図鑑 世界の甲冑・武具歴史図鑑

『世界の戦士図鑑』は正月に丸善で見かけた本。出版されたばかりなのに運よく図書館ですぐ借りられた。

内容はイラストが豊富で武具防具だけでなく、戦士たちの戦い方も解説されていて、コスプレイヤーやゲーム開発者向けに感じられた。図解を眺めていると、革から鉄や鋼まで経験値とともに性能が向上するドラクエの防具を思い出した。

もう一冊の『甲冑・武具歴史図鑑』は情報が詳細すぎるくらい詳細で学術的な内容。単に頑丈という機能面だけではなく、豪華な装飾が施されていることに感心する。戦士の士気を高めるための工夫だろう。戦闘機や軍艦を操縦するのではなく、自分自身を武器にして戦う戦士には機能美だけでは足りない。兵器の対戦と戦士の対決では感覚がまったく異なる

いずれの図鑑でも、昔、予備校の世界史講義で学んだ戦地の名前から、当時学んだ知識を断片的ながら思い出すことができた。

予備校でも高校でもこういう図版を使って学んだ記憶はあまりない。資料集という副読本は確かにあったけど、古代の戦争をリアルに感じさせるものではなかった。このような図鑑や映画を介した授業があってもよかった。

細かい戦闘の図解や甲冑の写真を見ると、歴史がグッと近づいていくる。

歴史小説はほとんど読まないけれど、こういう図鑑が過去を想像する力を養ってくれる。

ところで、戦争の図鑑を見ていつも思うことは、たくさんの兵隊を進軍させる時、食事とトイレはどうしていたのだろう、ということ。まして鉄製の甲冑を身につけていたときはどうしていたのだろう。私が戦記物や歴史小説を読まないから知らないだけなのかもしれない。


4/6/2026/MON
桜、見納め
家の前の駐車場の桜 バス停近くの桜 学校近くの桜 校門前の桜

先週の金曜日。月初のレポート作成の日。残業を覚悟していたところ、思いのほか作業は早く終わった。5時1分に退勤ボタンを押して外へ出た。土曜日の天気次第では桜は見納めになるかと思い、近所を一周して花見散歩をした。

夕方で西陽が強かった。いい光の当たり方で撮れなかったので、撮影後に光量を自動調整した。映り込んでいた電線も撮影後に消した。調整したあとの写真は肉眼で見たときよりも映えている。こういう機能をもっと賢く使えるようになりたい。

少しきれいな写真が撮れると、もっといい写真を撮りたくなる。これまでスマホで撮ったそのままで満足していたのに、最近、欲が出てきた。調整機能をもっと覚えたい。そのうちスマホより高性能のデジカメも欲しい。

まずは基本の撮影術の向上から。

予報どおり、土曜日は曇りのち雨。金曜日の夕方にお花見しておいてよかった。


4/7/2026/TUE
月一診察日
桜、舞い散る

土曜日は月一回の診察日だった。まだ雨は降っていなかったので、歩いて行くことにした。ところが、財布を忘れたことに気づき、バスで帰宅し、出直してバスで行った。

障害者手帳の紛失といい、この日の失態といい、いつもぼんやりしているのに、春になってますますぼんやりしている。

幸い、病院は空いていた。花粉症対策の薬のおかげで鼻水は止まったかわりに鼻が詰まり口呼吸になって夜、目覚めることを伝えた。とはいえ、花粉症もピークを過ぎたので、深刻な心配ではない。もっと心配なのは、夫婦二人とも親の介護で疲れていること。

妻をどう支えればいいか、相談した。直接、手助けしなくても、「多愛ないことでいいから会話を重ねること」という助言をもらった。

写真は、夕方、買い物の途中で見かけた桜。強風に耐えて桜吹雪を舞い散らしていた。


さくいん:S医院


4/8/2026/WED
空振りの日曜日
学習院大学ミュージアム 桜と学習院大学ミュージアム 神田川沿いの桜 マッシュルームチーズバーガー

日曜日のこと。辻邦生展を見ようと学習院大学まで行くとまさかの日曜休館。仕方がないので、前川國男が設計した建物をバックに桜を一枚撮影して引き返した。

そのまま帰るのも悔しいので、神田川沿いで桜を見てから明治通りに出て、高田馬場のHOMEY'Sへ寄った。

このハンバーガー店は2年前の夏に来た。前回、食べたのはベーコンチーズバーガー。ベーコンだけ先にスルスルと抜けてしまい上手に食べられなかった。

今回はマッシュルーム・チーズバーガーを食べた。これは上手に食べられた。キノコはハンバーガーによく合う。病みつきになりそう。

よく冷えたハートランドビールが悔しい気持ちを流してくれた。近いうちに再訪したい。


さくいん:辻邦生前川國男


4/9/2026/THU
3月までのアクセス
3月までのアクセス解析

久しぶりにアクセス解析を公開。

総アクセスが初めて3ヶ月で12,000を超えた。この調子なら12月までに5万アクセスにも到達できるかもしれない。

箱庭(毎日のブログ)も読まれているし、長文のエッセイも読まれている。

電子書籍も、数は多くはないものの、毎月、読まれている。

うれしい。ありがたい。長く続けていれば、いいこともある。


さくいん:山村良橘『海街diary』森山啓森有正エッセイ


4/10/2026/FRI
AIが校正できない言葉

空いた時間にNotebookLMを使って過去に書いたブログを校正している

誤字脱字も見つけるし、ファクトチェックもするので有能と感心していたら、『舟を編む』(三浦しをん)の「舟」が「船」になっているところを見逃していた。

さすがに万能ではないらしい。

もう一つ、見逃したのが「新国立美術館」。正確には「国立新美術館」。これは、私もよく間違える。

AIにも見落としはあるので、校正をかけてから、再度、自分で読み返している。

GoogleのAI、Geminiには株取引の手助けをしてもらっている。条件を入力して有望銘柄を探させたり、板やチャートを分析させたり、指値の相談もしている。

投資で一番大切なメンタルが弱いので、取引指示を出す前に入力する。すると何かしらの反応があり、感情の暴走を抑えてくる。

有益なアドバイスもよくくれるGeminiだが、取引時間をよく間違える。3時近くになると「もうすぐ大引けです」と言ってくる。いまは3時半まで取引は続く。延長になってもうずいぶん経つのにいまだに間違える。

AIは便利な道具。あくまでも道具。パソコンやスマホと同じで上手な使い方は学んだり、自分で試したりして覚えていかなければならない。

追記

ひとまず、過去の4月のブログとよく読まれている長文の校正は終わった。

こんなことができるのも在宅勤務のおかげ。往復で3時間以上使っていた通勤時間を自分の自由に使えるのはありがたい。


さくいん:三浦しをん


4/11/2026/SAT
ペトロポリス
ペトロポリス

中東の産油国周辺で紛争が起きていることから思い出したことがある。40年以上前。私が小学生の頃のこと。

石油と天然ガスの技術者だったからか、父がある日『ペトロポリス』というボードゲームを買ってきた。一言で言えば、モノポリーの油田開発版。

サイコロを振りながらボードを回り、止まった国で油田タワーを建てる。最高値の土地がサウジアラビア、次がイラン、最安はガボンだった。

中央にジュネーブ空港があり、そこに止まると指令カードを一枚引く。「カジノで勝利」という指令なら高額の「ペトロダラー」をもらえる。負ければ没収。

何度か、家族で遊んだ記憶がある。父は、少しでも自分の仕事について知って欲しかったのだろう。


4/12/2026/SUN
見るだけで世界がわかる大図鑑(Eyewitness encyclopedia of everything: The Ultimate Guide to the World Around You), DK社編、KADOKAWA、2025
世界航空機文化図鑑(FLIGHT: 100 YEARS OF AVIATION), R. G. Grant、天野完一翻訳監修/乾正文訳、東洋書林、2003
見るだけで世界がわかる大図鑑 世界航空機文化図鑑

図書館で見つけた2025年刊行の新しい大型図鑑。DK社は大型の図鑑を多数出版しているイギリスの会社で、私もよく読んでいる。

この1冊で世界を目撃! 美しい写真がキミの好奇心を刺激する!

出版社の紹介に偽りはない。扱う分野は、宇宙、地球、生物、人体、科学、歴史、文化。一冊で百科事典のような大図鑑。文字にはルビが付してあり、対象は中学生くらいまでか。子どもが小さいときに買ってやることができたらよかった。大人には『ビジュアル大事典』のほうが面白いだろう。

興味がある分野は、宇宙、地球、科学、歴史、文化。生物と人体にはあまり関心がない。こういう本は好きなところを選んで読むだけでもいいだろう。実際、それだけでも十分に満足した。

探したいことはネットで検索できる。こういう図鑑はパラパラ眺めているうちに、新しい世界との偶然の出会いがある。廃れないでほしい。

『世界航空機文化図鑑』は20年以上前に読んだ図鑑。過去の文章を校正中に見つけて再読したくなり、借りてきた。

次々出てくる新しい図鑑を読むのも楽しいけれど、面白かった図鑑は再読をしてもいい頃。大型図鑑をパラパラ眺めながら過ごすのが、私のお気に入りの休日。

2003年刊行の本書には、現在ウクライナや中東で盛んに使用されているドローン爆撃機がまだ掲載されていない。兵器の進歩は恐ろしく早い。


ブクログ:図鑑