香川の民家
讃岐平野には未だ往時の屋敷構えを残す豪壮な邸宅が数多く残存しているが、文化財指定件数は極めて少ない。ゆえに行政による修復工事等がなされず、往時の雰囲気をそのまま伝えており、本当に素晴らしい家が多い。そのうち高松市南郊の三谷町通谷の漆原家の屋敷構えは屈指のものではないだろうか。外観だけなら見ることが可能なので民家好きならば、一度は訪れると良い。また文化財民家としては小比賀家住宅の上品さは白眉である。近世民家の格調の高さに驚かされる。 |
小比賀家住宅 | 国指定重要文化財 (昭和46年6月22日指定) 香川県高松市御厩町331 建築年代/江戸時代(17世紀前半) 用途区分/農家(大庄屋) 指定範囲/主屋・午門・土蔵・米蔵 公開状況/公開(但し常時公開ではない) 高松市西郊の平野部に所在する旧大庄屋邸宅で、その規模と美しさから香川県を代表する民家と云っても過言ではない。一辺約65m程にも及ぶ正方形の敷地の四周を白壁の練塀で囲み、南正面には茅葺の16間半に及ぶ民家としては最大級の長屋門(午門)を構える。主屋は桁行13間半、梁間5間の大規模な建前で讃岐地方の民家の特色である四方蓋造の茅屋根に白漆喰の大壁がとても美しい。上手に附属する小振りな式台玄関も後補ながら旧家としての品格に溢れている。とにかく素晴らしい民家である。 ▼個別解説ページへ |
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恵利家住宅 | 国指定重要文化財 (昭和46年6月22日指定) 香川県さぬき市大川町富田中3277-1 (移築) 旧所在地・香川県さぬき市大川町田面新名 建築年代/江戸時代(17世紀末) 用途区分/農家(長百姓役) 指定範囲/主屋 公開状況/公開 東讃地域の旧大川町中心部の「みろく公園」内に移築されている農家建築である。元来は現在地から約2km程南東の新名集落に所在し、同所の長百姓であった藻玉家の住宅を幕末の安政年間に恵利家が取得したものである。讃岐地方に一般的な茅屋根の四周に下屋を廻らせる四方蓋造とは異なり、茅屋根を軒下まで葺き下ろす「ツクダレ造」と呼ばれる建前で、開口部が少ない閉鎖的な外観や細く曲がった材が桁・梁だけでなく柱にも多用される点など県下最古級の民家として見所がいっぱいである。 ▼個別解説ページへ |
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細川家住宅 | 国指定重要文化財 (昭和46年6月22日指定) 香川県さぬき市長尾町多和額東西46 建築年代/江戸時代(18世紀中頃) 用途区分/農家 指定範囲/主屋 公開状況/公開 香川と徳島の県境近く、標高400m程の山間部に所在する農家建築である。近くには四国巡礼88番の結願札所の大窪寺があるため目印にすると良いだろう。山の南斜面を切り拓いて造成された敷地は東西に細長く、主屋を中心に納屋、木納屋、便所がを分散して配置される。主屋は大壁造で開口部が少なく、まるで寒冷地域に建つ民家の趣である。そして何よりも室内には土間の上に籾殻を置き、その上に筵を敷いただけの土座が未だ残されていることに驚かされる。温暖な瀬戸内地域の概念を覆す民家である。 ▼個別解説ページへ |
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被雲閣 (旧松平家高松別邸) |
国指定重要文化財 (平成24年7月9日指定) 香川県高松市玉藻町2-1 建築年代/大正6年(1917) 用途区分/本館・本館付倉庫・倉庫 指定範囲/ 公開状況/外観のみ公開 |
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猪熊家住宅 | 香川県指定文化財 (昭和29年8月18日指定) 香川県東かがわ市松原166 建築年代/江戸時代初期(寛文年間) 用途区分/社家 指定範囲/主屋・長屋・門 公開状況/非公開 香川県東端部の旧白鳥町中心部に鎮座する白鳥神社の宮司を代々務めた旧社家住宅である。当家は寛文年間に高松藩主・松平頼重公が白鳥神社再興に際し京都から猪熊千倉を招聘したことに始まり、その際には御朱印地として200石を賜るなど、かなりの厚遇を受けた様である。住宅は神社の東に隣接しており、格式の高い四脚門形式の表門と海鼠壁が施された長大な長屋門が並列する様は、稀に見る格式の高さである。創建当初からはかなりの建物が失われた様であるが、それでも凄いの一言である。 ▼個別解説ページへ |
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林家住宅 | 多度津町指定文化財 香川県仲多度郡多度津町奥白方荒697 建築年代/慶応3年(1867) 用途区分/武家(国家老) 指定範囲/ 公開状況/公開 丸亀藩の支藩・多度津藩1万石の国家老を務めた林家の別邸である。住宅は多度津町中心部から西南約4km程の三方を低山に囲まれた窪地に所在している。周囲には畑地が広がり、当住宅の格式高い武家屋敷の風情は完全に周囲から浮いた存在である。「何故このような場所にこのような家があるのか」というのが率直な感想であるが、幕末攘夷の報復として異国船からの砲撃を危惧した往時の当主・林求馬が海岸近くにあった藩庁の移転を計画、率先して自らの屋敷を此の地に構えたことによるものらしい。 ▼個別解説ページへ |
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井上家住宅 | 登録有形文化財 (平成13年10月12日登録) 香川県高松市牟礼町大町1987 建築年代/明治時代初期 用途区分/農家(与力) 登録範囲/主屋・離座敷・取合廊下・元湯殿・北蔵東・北蔵西・東蔵・米蔵・蔵・西蔵・表門・中門・中練塀・東練塀・西練塀 公開状況/飲食店として営業公開 高松市の東郊、異様な山塊を見せる五剣山を北に臨む丘陵地に所在する農家建築である。現地解説板には江戸時代に司法・警察の役割を担った与力を務めたため「与力屋敷」と称されていると記述されているが、江戸中期に当地に定住して以来、地主として成長し幕末に苗字帯刀を許されたようである。現在、屋敷はうどん店として活用されており「郷屋敷」の名で知られる存在となっている。屋敷正面に蔵を並べ、その間に表門を開き、四方蓋造の主屋を構える姿は讃岐地方の典型的な豪農屋敷の姿である。 ▼個別解説ページへ |
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山田家住宅 | 登録有形文化財 (平成13年10月12日登録) 香川県高松市牟礼町牟礼3186 建築年代/明治11年(1878) 用途区分/商家(酒造業) 登録範囲/主屋・長屋門・南酒蔵・北酒蔵・灯籠・煙突・庭門 公開状況/飲食店として営業公開 四国巡礼88ヶ所の第85番札所・八栗寺の参道近くに所在する旧酒造屋敷である。藩政期には大庄屋を務め、明治維新後は「源氏正宗」の銘柄で酒造業を営んだとのことである。酒造は戦後の原料調達難から廃業され、現在は明治年間に酒造を行っていた時分に建てられた主屋や酒蔵などの建築群を利用して「うどん本陣・山田家」の看板を掲げ、うどん店を営んでおられる。近代の建築ゆえに座敷周辺は結構な造作で、伝統的な外観と相俟って訪れる客を嘆息させてくれる。お店も繁盛している様子である。 ▼個別解説ページはありません |
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間島家住宅 | 登録有形文化財 (平成18年3月2日登録) 香川県高松市牟礼町牟礼字浜2534-1 建築年代/江戸末期 用途区分/農家 登録範囲/主屋・長屋門・土蔵・庭門及び土塀・外塀 公開状況/非公開 東に八栗山、西に屋島といった讃岐を代表する景勝地を同時に楽しめる結構な場所に所在する旧庄屋屋敷である。屋敷脇には「町指定史跡・源平屋島合戦古戦場」の石標が建ち、ここが「義経弓流しの跡」という古跡であることを教えてくれる。屋敷地はかなり不整形なもので、その形状から「三角屋敷」と称される程であるが、南に22m強の長大な茅葺の長屋門を構え、その背後に桁行18m、梁間9mの主屋を構える。讃岐地方特有の四方蓋造で式台玄関を構え、格式の高さが窺える。姿の良い民家である。 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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村尾家住宅 | 登録有形文化財 (平成15年3月18日登録) 香川県高松市西植田町字清定3186 建築年代/天保13年(1842) 用途区分/農家(庄屋) 登録範囲/主屋・長屋門・南土蔵・北土蔵・納屋・石垣 公開状況/非公開(仏料理店として営業中) 高松市中心部から南方へ12km程の郊外に所在する旧庄屋屋敷である。ちょうど讃岐地方独特の溜池が点在する平野部が終り、阿讃山脈に差し掛かる丘陵上に広大な屋敷を構え、精緻に組まれた切込ハギの石垣の上に長大な長屋門を構える屋敷は、まるで砦のような風情である。長屋門から主屋までの距離が尋常でなく、四国の民家の前庭としては最大級の面積を誇るものではないだろうか。主屋も四周に下屋を大きく張り出す讃岐地方特有の四方蓋造で、桁行21mの大規模な建物である。 ▼個別解説ページはありません |
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天満屋呉服店 | 登録有形文化財 (平成15年3月18日登録) 香川県高松市仏生山町字桜馬場甲542 建築年代/明治時代中期 用途区分/商家(呉服商) 登録範囲/主屋・米蔵 公開状況/店舗として営業中。 高松市南郊の高松藩主松平家の菩提寺・法然寺の門前に形成された仏生山町に所在する商家建築である。仏生山は法然寺の山号で南北に僅か300m程に連なる参道沿いの町並ではあるが、藩の政策により運上金等が免除されたこともあり、郊外の町場ながら意外な程に規模の大きな町家が建ち並ぶ。参拝に詣でた藩主の不興を買わぬため街道沿いの見栄えを第一とした観がある。その証拠に各々の屋敷地の奥行きは案外な程に浅く、背後に蔵が建ち並ぶ本来の富商の屋敷構えにはなっていないようである。当住宅は町並の中央部に街道に西接し、近代の建築らしく建ちの高い造作で、2階の大柄な虫籠窓が特徴的である。 ▼個別解説ページはありません |
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徳山家住宅 | 登録有形文化財 (平成16年11月8日登録) 香川県綾歌郡宇多津町2212 建築年代/昭和4年(1929) 用途区分/酒造業 登録範囲/主屋 公開状況/非公開 登録時の記録では切妻造本瓦葺・平入・正面2階を出桁造で軒蛇腹を施し、黒漆喰で海鼠壁とするとあるが、大幅な改築により白漆喰で海鼠壁は失われている。また屋根瓦も桟瓦葺に改められている。ここまで改変されていると、残念ながら登録文化財としての認定も取り消すべきであろうと思うが、風情だけが残されたことを良しとすべきなのであろうか。 |
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富井家住宅 | 登録有形文化財 (平成18年10月18日登録) 香川県仲多度郡多度津町家中8-6 建築年代/江戸時代 用途区分/武家 登録範囲/主屋・新座敷・土蔵・門 公開状況/非公開 多度津の町は丸亀藩の支藩となる多度津藩1万石の陣屋町として栄えた土地である。ちょうどJRの多度津工場辺りに陣屋が構えられ、その周辺に武家地が広がっていた。現在の町名で「家中」と称される一帯である。当住宅はその家中に所在する中級武家屋敷で、幕末の当主・富井泰蔵は裏判方や砲術指南役などを務め、彼の記した覚帳は多度津藩の歴史を知る上での貴重な資料となっている。住宅は通りから奥まった位置に表門を開き、塀外に新座敷を配置するなど少し変わった屋敷構である。 ▼個別解説ページへ(制作中) |
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瀬川家住宅 | 登録有形文化財 (平成14年3月12日登録) 香川県善通寺市吉田町1-4-10 建築年代/大正6年(1917) 用途区分/商家(酒造業) 登録範囲/主屋・土蔵 公開状況/店舗として営業中(酒小売販売) JR善通寺駅を西に出て、まっすぐに続く通りを約300m程も行ったところに所在する商家建築である。かつては「師団一」の銘柄で酒造を行っていたらしいが、現在は桶買により銘柄だけは存続させ販売のみを行っておられる様である。この地はちょうど善通寺市役所の真向かいに当たる場所で、かつてはここに陸軍第11師団の将校達の社交場である偕行社があったため、商売にはこれ以上の無い立地条件であったに違いない。大正期の建築ながら建ちが低く、本瓦葺の屋根と相まって重厚な風情である。 ▼個別解説ページはありません |
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旧平賀家住宅 | 登録有形文化財 (平成22年9月10日登録) 香川県さぬき市志度字越窓46-1 建築年代/文久2年(1862) 用途区分/商家 登録範囲/主屋 公開状況/公開 |
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旅館いしや | 登録有形文化財 (平成16年3月2日登録) 香川県さぬき市志度字田中598-1 建築年代/明治初期 用途区分/商家 登録範囲/主屋 公開状況/旅館として営業中 |
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かめびし醤油 | 登録有形文化財 (平成15年9月19日登録) 香川県東かがわ市引田字畑方2132 建築年代/安永9年(1780) 用途区分/醤油醸造業 登録範囲/事務室及び展示室・作業場・圧搾場・仕込部屋・赤門・資材置場・蔵・一号蔵・三号蔵・旧四号蔵及び旧六号蔵・五号蔵・七号蔵・八号蔵・十号蔵・十一号蔵・十二号蔵・十三号蔵・十四号蔵 公開状況/公開 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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松村家住宅 | 登録有形文化財 (平成22年1月15日登録) 香川県東かがわ市引田字畑方2243 建築年代/江戸末期 用途区分/商家(薬種商・医院) 登録範囲/主屋 公開状況/非公開 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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泉家住宅 | 登録有形文化財 (平成22年1月15日登録) 香川県東かがわ市引田字畑方2244-1 建築年代/江戸末期 用途区分/商家(海産物商) 登録範囲/主屋 公開状況/非公開 東讃の中心地として発展した引田の商業都市としての歴史は意外に浅く、引田町史によると文政6年(1819)の店数が28軒、天保14年(1843)には96軒と、幕末に至って急激に数を増している。町を南北に縦断する本町通に西面して建つ当住宅は、江戸中期から続く家柄とのことであるが、建物は江戸末期の建築で、恐らく引田に急激な商業化の波が押し寄せた際に時流に乗ったものと思われる。家業は明治の頃より海産物の販売の傍ら酒や煙草の小売りを行い、大正末期から昭和28年(1953)までは引田浜で煮干の製造を行っていたとのことであるから、そもそもは漁家あるいは浜方に権利を持つ家であったのかもしれない。主屋の規模は桁行11m、梁間8.8mの中規模な建前で、隣接する松村家住宅(登録有形文化財)と共に美しい町並を形成している。 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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日下家住宅 | 登録有形文化財 (平成22年1月15日登録) 香川県東かがわ市引田字畑方2250 建築年代/江戸末期 用途区分/大庄屋 登録範囲/主屋・長屋門 公開状況/非公開 阿波との国境近くに所在する東讃の小都市・引田は、今では時が止まったように静かな佇まいを見せているが、嘗ては村方として始まりながら、地の利を生かした物資の集散地として次第に浦方、町方が混在する商業都市となった土地柄である。町を縦断する本町通の最奥部に本瓦葺の長屋門を正面に構え、白壁の重厚な練塀を廻らす当家は、その三方を統べる大庄屋職を代々拝命してきた家柄である。阿波街道の宿場町であり、播磨灘に面して風待ち湊としても発展した引田は、酒や醤油の醸造業が早くから発展し、醸造蔵が屋敷を取り囲む職住が一体化した商家が多いが、当住宅のみは大庄屋職としての格式を誇示する武家屋敷然とした風情を醸している。正面に入母屋屋根の式台玄関を構える本瓦葺の主屋は分限を弁えた近世民家として抑制の効いた良い建前である。 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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長崎家住宅 | 登録有形文化財 (平成23年10月28日登録) 香川県東かがわ市引田字畑方2417-2 建築年代/昭和5年(1930) 用途区分/廻船業・醤油醸造 登録範囲/主屋・本座敷・土蔵・土塀・表木戸及び板塀・上便所 公開状況/非公開 |
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重田家住宅 | 登録有形文化財 (平成15年9月19日登録) 香川県仲多度郡まんのう町山脇534 建築年代/明治10年(1877) 用途区分/庄屋 登録範囲/主屋・長屋門・米蔵・道具蔵及び雪隠・取合廊下・土塀及び石垣擁壁 公開状況/非公開 |
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高橋家住宅 | 登録有形文化財 (平成16年11月8日登録) 香川県小豆郡小豆島町安田字植松甲142 建築年代/江戸末期 用途区分/醤油醸造業 登録範囲/主屋・長屋門・隅土蔵・東醤油蔵・南醤油蔵・北醤油蔵 公開状況/非公開 |
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石井家住宅 | 登録有形文化財 (平成17年2月9日登録) 香川県小豆郡小豆島町苗羽字坂ノ山甲262 建築年代/大正元年(1912) 用途区分/醤油醸造業(キッコ石) 登録範囲/主屋・長屋門・納屋・離れ屋・土蔵・醤油蔵 公開状況/醤油蔵のみ公開 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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坂下(勤)家住宅 | 登録有形文化財 (平成18年3月2日登録) 香川県小豆郡小豆島町苗羽字坂ノ山甲258 建築年代/明治41年(1908) 用途区分/ 登録範囲/主屋・納屋・土蔵及び石垣 公開状況/非公開 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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坂下家住宅 | 登録有形文化財 (平成17年2月9日登録) 香川県小豆郡小豆島町苗羽字坂ノ山甲291-2 建築年代/大正6年(1917) 用途区分/ 登録範囲/主屋・長屋門・洋館 公開状況/非公開 |
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山本家住宅 | 登録有形文化財 (平成17年2月9日登録) 香川県小豆郡小豆島町苗羽字今坂甲710 建築年代/明治後期 用途区分/醤油醸造業 登録範囲/主屋・土蔵・番屋・離れ屋・納屋・練塀・釜屋・諸味蔵・原料蔵及び帳場・圧搾場及び仕込場 公開状況/非公開 意外なことに小豆島は醤油の一大生産地である。そもそもは江戸初期において赤穂と並ぶ塩の名産地であったらしいが、その後、瀬戸内海沿岸部に製塩が拡がると、競合を避けるため醤油生産に乗り出したことに始まるらしい。当住宅が所在する苗羽地区は島内でも最も醤油生産が盛んな地域で、その始祖ともいえる存在が当家であった。宝暦7年(1757)に馬木村で生まれた山本吉左衛門が文政年間に「山吉」を名乗り醤油醸造を開始、主に近畿地方に向けて出荷していたとのことである。集落の東外れにある屋敷は、由緒が示すとおり島嶼部にあって珍しく規模の大きな富農の様な構えである。現在は廃業しているものの、周囲には操業当時の諸施設が残り、往時の風情をそのままに止めている。 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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藤井家住宅 (正金醤油) |
登録有形文化財 (平成17年2月9日登録) 香川県小豆郡小豆島町苗羽字内浜甲813-1 建築年代/大正中期 用途区分/醤油醸造業 登録範囲/主屋・土蔵・物置 公開状況/非公開 |
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岡田家住宅 | 登録有形文化財 (平成16年3月2日登録) 香川県小豆郡小豆島町坂手字中甲592 建築年代/文政13年(1830) 用途区分/武家(阿波藩士) 登録範囲/主屋・門長屋及び納屋 公開状況/非公開 |
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香風園 | 無指定・公開 香川県坂出市 建築年代/ 用途区分/商家(醤油醸造業)別邸 残存建物/ 公開状況/公開(建物内は不可) |
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佐野家住宅 | 無指定・公開 香川県東かがわ市引田字畑方2163 建築年代/ 用途区分/商家(醤油醸造業) 残存建物/主屋・奥座敷・茶室 公開状況/通年公開 東讃の商業都市・引田における最大の商家として知られる井筒屋の大屋敷群である。当家は元禄時代から醤油醸造業を営んでいたとされ、江戸中期の宝暦年間からは酒造株を取得して、幕末の文久年間には高松城下に9軒もの小売店を持つに至っている。明治期には徳島、岡山、大阪に支店を設け、大正13年の記録では2040石の醤油醸造石高を有している。特に明治中期〜昭和初期にかけての第13代当主・佐野新平氏は本業の拡大を図るばかりでなく、銀行業、毛織業、製薬業などの多角化を進めるとともに、県会議員等の公職を歴任、東讃地域の発展に最も尽くした人物として顕彰されている。 ▼個別解説ページへ(製作中) |
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真木家住宅 | 無指定・公開 香川県丸亀市本島町笠島 用途区分/商家(廻船業・質屋) 残存建物/主屋・内蔵等 公開状況/通年公開 |
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藤井家住宅 | 無指定・公開 香川県丸亀市本島町笠島 用途区分/庄屋 残存建物/主屋 公開状況/通年公開 【文書館】 藤井家は笠島集落の年番(庄屋)を務めた家柄。古文書を大量に保管する。 |