佐野家住宅
Sano



 
無指定・公開
香川県東かがわ市引田字畑方2163
建築年代/
用途区分/商家(醤油醸造業)
残存建物/主屋・奥座敷・茶室
公開状況/通年公開
東讃の商業都市・引田における最大の商家として知られる井筒屋の大屋敷群である。当家は元禄時代から醤油醸造業を営んでいたとされ、江戸中期の宝暦年間からは酒造株を取得して、幕末の文久年間には高松城下に9軒もの小売店を持つに至っている。明治期には徳島、岡山、大阪に支店を設け、大正13年の記録では2040石の醤油醸造石高を有している。特に明治中期~昭和初期にかけての第13代当主・佐野新平氏は本業の拡大を図るばかりでなく、銀行業、毛織業、製薬業などの多角化を進めるとともに、県会議員等の公職を歴任、東讃地域の発展に最も尽くした人物として顕彰されている。
 




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