8/4/2017/SAT
入社後7ヶ月の近日常生活
再就職していつの間にか半年が過ぎ、8か月が過ぎた。
最近の「日常」を書き留めておく。
夜は通常10時、遅くて10時半、早いときは9時半に寝る。調子が悪いときは帰宅して夕飯も食べずに寝ることもある。幸い、そういうことは最近ほとんどなくなった。
朝は5時前に起きる。これは2009年3月、いや、2007年2月から変わらない。
よく眠れている時は4時過ぎに起きる。液晶画面を夜に見ると眠りを妨げるとわかってから、夜は早く寝て、Twitterやブログは、朝、起きてから読んだり書いたりしている。
5時過ぎに下に降り、新聞を取り、洗濯物をネットに入れて洗濯機に放り投げ、機械を動かす。風呂の残り湯で顔を洗い、洗髪して髭を剃る。朝食は野菜ジュースとパン、コーヒー、バナナ、ヨーグルト。これも何年も変わらない。朝食を終える頃に洗濯は終わっているので、洗濯物を2階のベランダに干す。
家を出るのは6時45分。バス停まで自転車に乗り、駅までバスに乗る。駅で乗る電車は終点まで乗る。乗るのは先頭から2両目、進行方向に向かい左側、2つ目の扉近く。左の扉は終点までに一度しか開かない。
車内では、Podcastで英語を聴く。一つ一つの番組が短いものを選んでいる。
「ら〜ぃぶふろむ NPR News in わ〜しんとん」と独特な抑揚で話すJack Speerと"Hello!"が爽やかなWSJのTanya Bustosがお気に入りの声。
パリに本社がある会社に勤めていて、日本支社にもフランス人がたくさんいる。いつか会話ができるようにフランス語の勉強に東京外語大学の言語モジュール・アプリも車中で使っている。
フランス語は何度か挑戦している。1998年頃、2回続いたフランス出張の前に集中して勉強したので、多少は覚えている。
ここまでの経路は、2009年から2014年までのサラリーマン生活と同じ。
ターミナル駅で乗り換え、4駅10分乗る。ここからは音楽を聴く。"Fusion"のプレイリストを聴くことが多い。最近、ラジオは聴いていない。
たくさんの人と一緒に駅から吐き出され職場へ向かう。早ければ、すこし遠回りする。会社はビジネス街と住宅街の境界にある。向かい側から歩いてくる人も少なくない。
会社に着くのは8時半前。この時間に出社している人はほとんどいない。のんびりしている。米系企業で働いている時は朝早く出社して本社に電話をするのが日課だった。
業務らしいことはまだ何もしていない。いろいろ資料を作ってはいても、上長が参考にする程度。業務に直接関係するものではない。会社はまだ仕事をするより、毎日きちんと出社することを重視している。
社員向けの一斉メール以外、メールも来ない。
内勤なのでほとんど歩かないで一日が過ぎてしまう。作業に没頭しているとトイレにも行かず数時間座りっぱなしということもある。これはよくない。立ったり歩いたり背筋を伸ばしたり、意識して体を動かさなければ。
打合せと打合せのあいだに間隔がある営業職のときと違い、休憩は時間を意識してとらないと、集中力が落ちたり、没頭しすぎることがある。
昼休みは一人。というよりも、一日中、ひとり。一緒にランチを食べる人もいないし、雑談をする相手もいない。
外を眺められる休憩所で弁当を食べるか、外へ出るときは牛丼か蕎麦か。
高層階にオフィスがあるので見晴らしがいい。冬には富士山がよく見えた。
午後3時頃に気晴らしにビルの周りを歩く。ついでにお菓子を買って食べたりする。
17時になったら、ノートとパソコンを引き出しに仕舞う。
「お先に失礼します」と周囲に声をかける。何人かが「お疲れさまでした」という返答する。派遣社員かパートか、定時に会社を出る人はほかにもいる。他の人たちが何時までいるのか、知らないし、知りたくもない。
5じに会社を出て駅に向かう道を歩く人は多い。早く帰れる人とそうでない人と極端に分かれているように思う。
帰りの車中は手持ちの音楽をランダムに聴く。気に入った曲を見つけたらメモして他の作品を図書館に予約する。
18時半には帰宅する。洗濯物を取り込み、風呂を洗う。食事の前に風呂に入る。
夕食は19時半頃。食後はテレビを見たり本や雑誌を読んだりして過ごす。二人の子はそれぞれに忙しく、夕飯が二人、あるいは自分一人ということもある。
週末も特別なことは何もしない。金曜の晩に酒を呑んでiTunesで映画を見て夜更かしすることもあった。週末しか呑まないことに変わりはないが、最近は夜更かしはしない。
平日同様、22時には休む。早く寝ると土曜の朝早く起きられて、週末を長く有効に過ごせる。
2014年までの暮らしと大きく違うことは、金曜日の夜と土曜日の朝に仕事をしなくていいこと。以前はアメリカの金曜日が終わるこちらの土曜日の朝まで、メールを書いたり電話をしたり、こちらも仕事が終わらない気分だった。これがないだけでも週末はかなりゆったり、長く感じられる。
先日、午後に用事ができたので、一日有給休暇を取った。朝早く、就職活動中、何度も通ったハローワークへ行ってみると、お世話になったHさんはいなかった。
転勤したと言っていたけど、応対してくれた人の言葉が曖昧だったので、あるいは転職したのかもしれない。
まだ満足な仕事もできずにいるので、半年という時間は短く感じていた。
一時期、毎日、顔を合わせていた人ともう会うこともないことがわかったとき、半年はとても長い時間になった。
日常とは、平凡ではあってもずっと続くと保証されているものではない。むしろ、うつろいやすいものであることをあらためて知る。
この文章をひととおり書き終えた時、困った事態が起きた。半年間、面倒を見てくれた上長が退職するという。
動揺していることをS先生に伝えた。実際にはまだ何も起きていないから、あれこれと考えすぎないように。特に「自分のせいかも」と思わないように、とアドバイスされた。
「何でも自分のせいにしてしまうと不安は妄想になり、違う病気になってしまうよ、という注意も受けた。
写真は、毎日横を通る上水路。