日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |
合掌。まぁ~~~~暑いですね~台所と茶の間のエアコンが五~六年前から壊れててこの数年、扇風機と団扇で頑張ってますが、やっぱり暑いです。
汗ダクダクのご飯で、ゼイゼイ言いながらの食卓です。(でも痩せない) 皆さま、お盆はどう過ごされましたか? 少しはご先祖様と語り合う時間がありましたか? 12日にお仏壇の中身を全部、外に出し、綺麗に掃除をして飾り付ける。沢山の供物を供えて、一緒に頂く。家族で思い出話を語ったり、ご先祖様のお位牌を見ながら自分のルーツを考えてみたり・・・
そして16日には元のお仏壇に戻して、お位牌を拭きながら、心の会話など出来ましたか? そうしてくれたらお父さんも、お母さんも、あの人もこの人もきっと喜んでます。 めんどくさいから・・・大変だから・・・ とは言わずに、年に1回のことですからお盆の飾りはしてあげましょう。
暑い暑いと言ってももう秋はそこまでです。あっという間にコオロギがチンチロリンと鳴きだしますよ。私はコオロギの声が好きです。なんてったってお酒が美味しくなります(笑) それは冗談ですが・・・
中秋の名月、すすきが揺れる。田んぼにはたわわに実る稲穂たち。実りの秋です。ありがたや地球の恵み。子供ころには、よく柿などをとって食べましたが、今の子供達はそういうことができません。食べ物はお店で買うもの。
大人たちはもっと考えてあげなければいけないのではないかと思います。
少し話が違いますが先日、新聞の投書にこんなことが書いてありました。
朝の散歩で小さな公園を通る。そこでは少年たちが野球の練習をしていて、見るのを楽しみにしていた。ところが、最近姿が見えなくなった。散歩でよく会う人の話だと「子供たちの声がうるさい」と付近の住民から苦情が出て、練習ができなくなったという。昔なら子供の大きな声が何処からも聞こえたものだ。地域の人が子供達をみんなで育てようという雰囲気があった。昨今は生活スタイルが様々で夜勤明けで朝寝付く人がいるのも十分承知している。赤ちゃんが寝ている家庭もあるだろう。ただ数少ない練習の場を奪われる野球少年のことを考えると気の毒でならない。もっと気兼ねなく練習できる環境がみつかるよう祈らずにはいられなかった。
この投書をなさった方はずいぶんと優しく書いていますが・・・どうしてそうなってしますのでしょう?苦情苦情の世の中。クレーマークレーマー・・・義務は果たさず権利を主張する。大人になるとどうしてみんなダメになっていくのでしょう・・・「使用上の注意書き」なんてひどいですよね。こんなこと書かなくて良いのに・・・ということまで書いてある。町を歩いていても道徳とかマナーとかは大人のほうが断然悪いです。若い人のほうがマナーが良い。タバコのポイ捨てや、ゴミをそのへんに捨てる行為は年配の方に多い気がします。お寺で見かける光景はひどいです。法事の時にガムを噛んでいたり、携帯電話で話をしたり、御宝前に向かって足を組んだままお経を聞いたり・・・お墓参りのあとにはゴミのポイ捨てあちらこちらです。さみしいですね。仏様はめったなことでは怒りませんが、神様たちはそろそろ怒りますよね。私たちは自然に生かされて自然の一部でしかないのに、まるで地球の覇者みたいな驕りたかぶりで我が物顔です。感謝の心をもたなくちゃ。
さて・・・先号は「苦の根源は何か?」というお話でした。今回は、お釈迦様の布教が5つの時期に分けられるという部分を解説します。天台大師智顗(ちぎ)が、一切経を五時八教に分けたもので、日本へは伝教大師最澄が紹介し、これを日蓮聖人が採用し、法華経が最高の教えであるという根拠としたのです。お釈迦様は覚りを開いてから、涅槃に入るまでの45年の間に、多くの教えを説きました。後にそれが発展して経典として形成されたのですが、その説いた時を五つに分類し以下のように区分します。
最初に華厳経を説き、その教えが難しいため人々が理解できなかったとして、次に平易な阿含経を説いたとされています。人々の理解の割合に応じて、方等経、般若経を説き、最後の八年間で法華経と涅槃経を説いたのです。最後に説いた法華経がお釈迦様のもっとも重要な教えであるとします。また五時を、乳酥・酪酥・生酥・熟酥・醍醐の五つの味に例え、「牛より乳を出し、乳より酪酥(らくそ)を出し、酪酥より熟酥(じゅくそ sarpis サルピス:カルピスの語源)を出し、熟酥より醍醐を出すとして法華経涅槃経こそ最高の醍醐味であるとしました。醍醐味という言葉の語源はここです。 ん~やはり難しいですかね。八教は更に難しいですが簡単に記入します。
いや~だいぶんに省略してますがそれでも難しすぎますね。全然解らなくて結構です。目を通すだけでも法華経を勉強したという功徳があります。
それではまた、次回へつづく・・・
◆行事によっては日程等に多少の変更がある場合がございます。
*最近お寺に、若いお上人がいます。望月上人のご長男で「文(ぶん)敬(けい)上人」といいます。お見知りおきを、宜しくお願い致します。