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ショートケア

2008年の8月から、当クリニックでは、ショートケアを行っております。

対象は、当クリニックに通院しておられる患者さんだけではなく、他の医療機関に通っておられる方も、ご希望があればお引受けしていきたいと考えております。

実施日は、火曜日の午後13時30分から16時30分までの3時間です。

ショートケアの目的は、精神科ないしは心療内科に通院しておられる方のための、集団訓練です。具体的には、生活リズムを規則的にしていただくことと、人間関係で傷ついた心を回復させることを、主要な目的としています。心身の不調が長引いている場合には、性格形成過程で生じた何らかの問題が、無意識下にあると思われます。両親を初めとした対他者関係で、自己の形成に、何らかの歪みが生じるのは、人間には避けられないことなのです。

心の治療には、精神療法、薬物療法、カウンセリングなどの個人療法の他に、集団療法があります。集団療法は、集団の力を利用する試みです。心が傷つくのは、人間関係でですが、そうであれば、それを癒すのも人間関係でという原理に基づいた療法です。ショートケアで行う集団療法は、治療者側が、一定の囲いを行い、そのかぎりでの安心を保障します。その上で、さまざまな作業、スポーツなどを仲間たちと共有することを継続的に行うことで、傷ついた心が自然に癒され、人と自分とへの愛と信頼との回復が図られることが期待されます。

集団療法を行っている医療機関は多数ありますが、ほとんどが、統合失調症や躁うつ病の患者さんを対象としています。それ以外の方々を対象としている医療機関は、あまりありませんので、当クリニックでは、敢えて、統合失調症や躁うつ病以外の方を対象としています。具体的には、原則的に、診断名が「うつ病圏」の方か、「神経症圏」の方かになります。

他の医療機関に通院しておられる方は、主治医の許可と紹介状とが必要になります。希望される方は、当クリニックの担当者と面談をして、具体的な内容をお訊きください。その上で、ショートケアのご利用を希望される方は、医師の診察を受けていただき、医師がショートケアご利用の適否を判断いたします。

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上のボタンをクリックして診療情報提供書をダウンロードしてください。

なお、集団行動が難しい方、周囲に迷惑をかけることが懸念される方は、ご参加いただけません。

費用は、保険診療3割の方は、1040円、 自立支援医療制度をご利用の方は、350円です。


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