2002年から大河内メンタルクリニックにカウンセリングルームが併設されて、これまで1人体制だったカウンセリングルームに、新たに4人の臨床心理士が加わりました。個人カウンセリングはもちろんのこと、ショートケアなど様々な場面で、臨床心理士一丸となってより良い臨床心理学的な援助を提供できるよう努めていきたいと思っています。
私の個人カウンセリングでは、対話を中心とした力動的カウンセリングを主に行っていますが、その中で絵画やコラージュ、箱庭といった非言語的な媒体を取り入れることもあります。また、夢も、その人が意識していない自らの内的なあり様を表すものとしてカウンセリングの過程では重視します。そのような心の中の作業を経て、その人が後で振り返った時、悩んでいた問題が解決されただけでなく、以前ははっきりとは見えなかったことが見えてきたり、新たな自分の可能性が見出されたと僅かでも感じられるような関わりを持てればと考えています。