Ω.接頭語ダッチについて-蘭学オメ始
エルニーニョ「ダッチ・コレクション」
(The 'Dutch', let's start Dutch language)

-- 2003.08.16 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2004.06.12 改訂

 ■討論内容と投稿者
 インドネシアの国立諜報大学が設立されるというニュースを切っ掛けに、インドネシアが昔「蘭印」と呼ばれてオランダ領だったことや、ダッチワイフ竹夫人と約され俳句の季語に使われて居たことなどに話が発展、更に「人種心理学」の有効性をも再確認。
 そして遂に言葉遊びを蘭学に応用し接頭語「ダッチ(Dutch)」を冠した語彙集をエルニーニョの「ダッチ・コレクション」と命名し、タイトルをパロディー精神溢れる「蘭学オメ始」として上梓しました。言葉遊びは当サイトのコンセプトの一つであり、この「快楽主義者のお喋り集」のコーナーは言葉遊び乱発の場、これぞ”乱学”の泉です!

投稿者▼
  [1]:リチャード・プー氏(女体総合研究所性痔部主任研究員)
  [2]:私

インドネシア留学はどう? 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/13(Sun) 21:53 No.75
<板-1>

  ◆◆◆BIN(インドネシア国家情報庁)の実力は?
 ところでプーさん、拉致と長崎チャンポンから解放されて早速ですが、インドネシアの諜報大学に”留学”したらどうですか?
 7月10日のニュースで
 インドネシアで、一般人も入学出来る世界初とされる情報機関員養成の為の国立大学がリアウ州のバタム島と西ジャワ州に開校する事に成り、9日、同島でメガワティ大統領ら参列の下、校舎の起工式が行われた。同大学は来年5月頃開校予定。学生らは諜報術を科学的学問として研究し、情報収集や分析の手法、インターネットを駆使したスパイ術などを習得する。4年間の学士課程(西ジャワ州)と2年間の修士課程(バタム島)の2コースが在り、修了者には学位が授与される。授業は英語で行われ、民間人や外国人の入学も可能
と報じて居ました。まあインドネシアはバリ島の爆弾事件東ティモール問題自由パプア運動、など多民族故の問題を抱えて居ますからな。
 しかし、イスラエルのモサドなら解りますが、BIN(インドネシア国家情報庁)の実力はどんなものでしょうかねえ?、インドネシアの国立諜報大学の卒業証書が、実際問題としてどれだけのステータスを持ち得るのか、つまり”箔が付く”のかどうか?、私には解りませんな。この辺は逆に国内外の軍事事情に詳しいプーさんに教えて貰いたいですな。
 インドネシアやフィリピンなどがアメリカの覇権主義に気触れて、相手を”テロ”と呼べば罷り通る風潮に託(かこつ)けて、権力基盤の無い少数者への弾圧を強めて居ますが、メガワティも何かの圧力に利用されて居る様な気がしますな。

蘭印 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/07/14(Mon) 23:15 No.77
<板-1>

  ◆◆◆オランダと言えばダッチワイフ
 インドネシアといえばデビ夫人ですな。まぁそれは戦後の話ですが、その前からあの国は我が大日本帝国とは縁が深いですよ。ビルマ(いまのミャンマー)マレーシアシンガポール等にはすべてわが国の諜報機関が入りこんでましたからな。しかも帝国敗戦後、独立運動に参戦して連合軍と戦った日本兵も多数おります。
 従ってインドネシア国家情報庁とやらには日本の某資金が流れている可能性が高いですぞ。”彼”はビルマには日本海軍提督として招かれていたそうやし。このあたりの話はネットででも調べてください。
 ところでインドネシアは昔は蘭印(※1)と言いました。淫乱みたいじゃ。オランダ領だったんですねぇ。オランダといえばダッチワイフ(※2)の語源はなんなんでしょう??、とまたシモに振る。

革命、蘭印、竹夫人 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/18(Fri) 01:06 No.78
<板-1>

  ◆◆◆ダッチワイフとは竹夫人 - 早い話が代用女性人形
 プーさん、ダッチワイフ(Dutch wife)(※2)は〔外来語年鑑1999年版〕では下▼
  [1].竹夫人。南洋など熱い地方で寝る時に使う籐製の籠。
  [2].(性的な目的で用いる)代用女性人形
でっせ。

    <...後半略...>

ちくふじん 投稿者:リチャード・プー 投稿日:2003/07/21(Mon) 21:59 No.81
<板-1>

 竹夫人(※2-1)ってなんや?、サラ金かって思って(←タケフジというサラ金が有りますな、ムッフッフ!)ネットで調べたら、俳句の季語なんですねぇ。しかも読み方は「ちくふじん」って笑えました。あと、なぜ「オランダ夫人」になったかという理由は、おそらくイギリス人がオランダ人を扱き下ろすために、なんでも悪いことには「ダッチ」をつけたらしいという説が有力なようです。プロを買わずに人形で済ますセコイ行為に対して。
 そういや、先週久々にソープに行ったんですが、地元でダッチ・堀の内をしてしまったために、はずれでした(安い大衆店に行った\16000)。やはり東京を出て神奈川に行ったのがまずかったかなぁ。渋谷では小学生が買えるらしいし。

  ◆◆◆生殖の国家管理と”青田買い”
 報道によりますと、小学生とエッチするには、まず入会金が数十万円必要で、それに毎回5万円以上かかるらしい。やはりこのような”青田買い”を抑制するには、私の主張どおり生殖器の国家による集中管理が必要であると実感いたしました。しかし、私は売春の低年齢化を問題視しているわけじゃありません。日本の国技であり伝統文化ですからな。寧ろGVP(膣内総生産)の成長を喜ぶべきでしょう。需要と供給に基づいた公正な価格ならば文句は言いません。不当に高い価格で暴力団が暴利をむさぼっているところが問題なのです!!
 公正な市場価格は、二次関数グラフの第二象限の様に、年齢が下がっていくのに対して滑らかに値段が上がるはずです。ところが、高校生、中学生、小学生の各境界面に価格の不連続性が認められます。私はこれをロリロリチッチ不連続面と名づけています。ここはやはり国家が主体となって標準価格を定め、公正な価格の形成と品質の安定化を図るべきでしょう。そうすれば先週の私の様にハズレはないはず。
 わが国では主食のコメが統制されているのですよ。それと同じ様にすればよいのです。年齢下限は14歳くらいがいいでしょう。それ以下はヤミコメならぬヤミオメです。そんで20歳くらいを標準価格オメとして流通の指標とします。
 14歳は低すぎるって?、わが国では16歳から結婚してよろしいと、何十年も前から国家が性行為を認めています。この法律が定められた時代から初潮年齢の低下分を加味したら、こんなもんで実態にあっていると思われます。

幼稚園の「早苗買い」を提唱 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/22(Tue) 20:43 No.83
<板-1>

  ◆◆◆性行為は神聖にして侵すべからざる極めて”動物的行為”
 「竹夫人」は夏の季語(※2-1)ですな。しかし日本で俳句が隆盛に成る以前から「竹夫人」が入っていたのには、興味をそそられますな。私は多分ベトナム辺りから中国を経て「竹夫人」を抱いて寝るという趣味が輸入されたと思って居ます。ベトナムは竹文化です。ベトナム製の安楽椅子は私も夏専用で使って居ますゾ。
 ところで、\16,000/一発 とはプーさんも随分ケチりましたな、グワッハッハ。
 そもそもが性行為という神聖にして侵すべからざる極めて”動物的行為”に対して、「国家管理」は妄想です。それは例えばアジアやアマゾン流域やアフリカの原住民が住んで居た地域へ、後から「国境線」を引く様なものです。男と女の「関係」とは性行為を媒介して成り立ち、これはもう有史以前からです。それを後から「国家管理」しようなどとは人間の驕りです。もっと慎みを持たなくては行けません。

  ◆◆◆女は初潮以後、男はチンポから”白いモン”が出た以後は
       動物学的には大人 - 『源氏物語』に学べ

 さて、慎みを持って私が主張したいのは、”小学生”セックスは正しい、ということです。つまり動物学的に見て、 -セックスと言うのは人間の有らゆる行為の中で最も動物的な行為ですが- 、女は初潮以後、男はチンポから”白いモン”が出た以後は、動物学的には大人なのです。これを今の法律の様に一律に公にセックスして良い年齢(結婚可能年齢)を「動物学的セックス可能年齢」の5年後位に設定して居ることが既に国家管理である、と言わざるを得ません。
 貴方が拉致された、今流行りの少年犯罪もここに原因が在るのです。即ち動物学的に大人である一人格が社会的には少年という”曖昧”な範疇に押し込められて居て、ここに少年少女の「性の疎外」が在るのです。これが少年犯罪の原因の一つであるのは確実です。
 小学生の「青田買い」所では無く、私は幼稚園や小学生低学年少女の「早苗買い」を提唱したいですな。本当の性の喜びはこの”育てる”行為の中に在るのですゾ。そう言うと又、皆さんは私をイヤラシイとお思いに成るかも知れませんが、この幼女を育てる喜びは、あの『源氏物語』の中心テーマ(△1のp209~218)です。光源氏が若紫を育てる場面をプーさんのみならず皆さんに是非読んで貰いたい、と思って居ますゾ。

区切り線。

◆◆◆エルニーニョの
「ダッチ・コレクション(The Dutch collection)」

ダッチについて-1 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/26(Sat) 11:28 No.85

<板-1>
 昨日手作りでパンを焼いている店に行ったら「ダッチブレッド」というメロンパンの様な形をしたのが在りました。思わず「硬くて不味いパン」かな、などと思って仕舞いましたが、試しに買って来て食ったら旨かったですよ。中には何も入って無くて皮が堅くて「フランスパン」の様でした。
 プーさんが前回指摘した様に、「ダッチ」という語は大体が悪いイメージの言葉に付いて居ますな。そこで辞書で調べてみると、有りました有りました、沢山。先ず日本語の辞書には下の様に載って居ましたゾ。

▼--------
◇ダッチ・アカウント(Dutch account)
 割り勘。ダッチ・カウント。ダッチ。
◇ダッチロール(Dutch roll)
 飛行機が横揺れと横滑りを繰り返し左右に蛇行すること。「8」の字蛇行飛行。
◇ダッチワイフ(Dutch wife)
 代用女性人形。男性の自慰用。
 竹夫人チクフジンのこと。
◇ダッチ・アクアリウム(Dutch aquarium)
 オランダ式水草水槽。水草を種類毎に水槽の中に幾何学的にレイアウトする。
◇ダブル・ダッチ・メソッド(double Dutch method)
 避妊・性感染症防御法の一つ。妊娠に対してはピルで防御し、エイズなどの性感染症にはコンドームで防御し、両方を防御したい場合は、両方を併用するというもの。1992年にオランダで提唱された。
▲--------

 そして英和辞典では下です。
▼--------
◇beat the Dutch
 人をあっと言わせる。
◇double Dutch
 訳の解らない言葉、珍糞漢糞(ちんぷんかんぷん)。
◇in Dutch
 人気を落として。
◇Dutch auction
 逆せり、せり下げ。
◇Dutch barn
 簡易納屋。
◇Dutch cap
 子宮冠(避妊用ペッサリー)。
◇Dutch courage
 酒の上の空元気。
◇Dutch treat
 費用持ち寄りの会。割り勘の会。
◇Dutch uncle
 ずけずけ物を言う人。
◇Flying Dutchman
 (直訳)さ迷えるオランダ船、又はオランダ人。
 →喜望峰付近に現れると言われる不吉な幽霊船又はその幽霊船の船長(最後の審判迄漂流し続けると言われる)。
◇It is true, or I'm a Dutchman.
 (直訳)それが真実か、私がダッチマンか、二つに一つ(賭けても良い)。
 →それが嘘なら私の首を遣る。
▲--------

    ◆◆◆◆ダッチ(Dutch)に隠されたオランダとイギリスの覇権争い
 どうですか?、これはもうアングロサクソンの陰謀(※3)ですよ。昔日本が鎖国してた時、キリスト教国で唯一オランダとの交易をして居たのですが、オランダとイギリスが世界の植民地の利権(※1-1)と世界制覇の覇権を巡り戦争をして、そこにナポレオンが加わりオランダが敗れ一時”国が無くなった”時が在ったのですがねえ(←これは1810年フランスのオランダ併合を指します、後で詳説)。その頃の根深い不信感の表れですな。英和辞典の中で日本語化されて無い語句に「Dutch」がこんなに在るとは思いませんでした、驚きです。そう言えばドイツ人のワーグナーにも『さまよえるオランダ人』という歌劇が在りますな、これも複数の幽霊船伝説に基づいて居ます。
 以上の用例を見ると「ダッチ(Dutch)」に冠せられたイメージは
  悪人スケベケチで、マナーを知らない、何をするか解らない人
と成ります。私が面白いと思うのはこの様に罵倒した方のアングロサクソンの心情が丸で”心を鏡に映す”様に、手に取る様に透けて見えて来ることです。ホンマ、好い加減にせえや、アングロサクソン!!
 いやあ、人の悪口は言うものでは無いですゾ。
*** 長く成るのでここで切ります。次に続く。 ***

ダッチについて-2 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/07/26(Sat) 11:30 No.86
<板-1>

*** ダッチについて-1の続きです。 ***
 ダッチ(Dutch)に冠せられた
  「悪人でスケベでケチで、マナーを知らない、何をするか解らない人」
というイメージは凄いですな。そして更に英和辞典を見ていると、小文字の dutch というのが在って、英国俗語で
◇dutch = duchess
 行商人のおかみ(本来の意味:公爵(duke)夫人の隠語)。
というのも在りましたよ。
 私は思うのですが、「オランダ」という英語は
  Holland, the Netherlands
なのに、「オランダ[人]の」、という語が Dutch に変容して居る所からして、既に捻じ曲がって居ますな。これは日本の蔑称ジャップ(Jap)と同じですな。

    ◆◆◆◆エルニーニョの新説(珍説)
          duck → dutch → Dutch

 そこで私エルニーニョの新説(珍説)ですが、ダッチはダック(=アヒル)から生成された語である、と宣って置きます。即ちこの掲示板で既に議論して居る「醜いアヒルの子」ですよ。アングロサクソンがオランダ人を「醜いアヒル」の意味で duck と呼んで居たのが、Dutch に転訛したのです。つまり

   duck  →  dutch   → Dutch
  醜いアヒル  行商人のおかみ  オランダ[人]の
  <蔑称>    <蔑称>    <多分に蔑称的>

なのです。これは私が既に提唱して居る「人種心理学」の応用ですゾ。

 さて、オランダ人の方には大変申し訳無いですが、私もダッチという語を付けたアンダーグラウンドな日本語言葉遊びで考案しましたので、どうか広めて下さい、ムッフッフ。但し私はオランダ人に対しては何の偏見も持って無いことを、予めお断りして置きますゾ。

    ◆◆◆◆エルニーニョの「ダッチ(Dutch)語の造語」
▼--------
ダッチヴァージン:偽りの処女。転じて、食わせ者。
ダッチウィンド:おなら(=屁)。

  {「ダッチウィンド」は03年8月3日に追加しました。経緯はココを参照して下さい。}

ダッチカー:ポンコツ自動車。
ダッチガール:手を付けるとヤバイ女性(ヤーさんの囲い女、性病持ちの女性)、
       美人局(つつもたせ、※4)の女。
ダッチグルメ:ゲテモノ食い、イカモノ食い、珍奇食趣味、悪食趣味。

  {「ダッチグルメ」は04年6月12日に追加しました。経緯はココを参照して下さい。}

ダッチゲーム:如何様(いかさま)ゲーム。
ダッチショップ:所謂「大人のおもちゃ屋」。
ダッチスマイル:密告者の微笑。転じて、密告。
ダッチスモーキング:[1].禁煙パイプを吸う事・人。[2].きせる乗車。
ダッチタッチ:痴漢。
ダッチチェア:電気椅子。
ダッチトイレ:青空便所。転じて、野糞。
ダッチトレード:密貿易。
ダッチネーブル:出臍。
ダッチビア:小便。
ダッチヒップ:狭い隙間に尻を割り込ませて座る人。
       転じて、厚かましい人、厚顔無恥な人。
ダッチピーナッツ:ヴァイアグラの錠剤。
ダッチピープル:難民。転じて、ホームレスやプー太郎、浮浪者。
        (ボートピープル(船上難民)からの派生語)。
ダッチフェース:内心が直ぐ顔に出る人。←→ポーカーフェース。
ダッチフィンガー:[1].(人差し指を折り曲げて表すので)泥棒。
         [2].猥褻な指使いの人。[3].転じて、麻雀での盲牌。
ダッチプロミス:裏切り。
ダッチヘア:[1].円形脱毛の頭髪。[2].陰毛の様に縮れた頭髪。
ダッチペニス:小さくて機能を果たせないペニス。
ダッチホース:競馬の落馬。
       転じて、落後者(ダークホース(穴馬)からの派生語)。
ダッチマネー:偽札。
ダッチライス:硬く成った冷や飯。転じて、貧乏臭く不味い食事。
ダッチロード:迷路。
ダッチワーク:死体処理。転じて、汚い仕事、裏稼業。

▲--------

 やあ、嘗て風俗業の”トルコ風呂”という語が、トルコ人差別ということで”ソープランド”に変わりましたが、これだけダッチの付くマイナスイメージの言葉が在るのに(私の造語は別にして)、何処からも苦情が無いのも不思議です。屹度オランダ人は「心が広く優しい人たち」なのでしょう!!

ダッチについて-3 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/08/03(Sun) 11:39 No.89
<板-1>

    ◆◆◆◆エルニーニョの造語に追加
 ダッチウィンド(Dutch wind)ってご存知ですか?、知る訳無いでしょうな、これも私の造語で今発表するのですから、オッホッホ。
 先日「ダッチについて-2」のエルニーニョの造語の中に入れるのを忘れて仕舞ったので、ここに追加登録します。「ダッチの風」、つまりダッチウィンドとは「おなら=屁」のことですゾ。おならだけに”つい漏らして”仕舞ったのです、ウワッハッハッハ(←追加)!


区切り線。

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆蘭印という戦中用語を持ち出す軍事オタクのプー氏
 「ダッチ(Dutch)に隠されたオランダとイギリスの覇権争い」の所で「後で詳述」すると述べた事を、これからお話しましょう。
 蘭印(※1)という語か在る様に、インドネシアは17世紀~19世紀の間オランダ領だったのですが、何故そう成ったか?、と言えば東インド会社(※1-2)の香料貿易に名を借りた植民地経営(※1-1)が在り、これは”ボロくて美味しい仕事”だったのです。それで当然市場を独占しようと植民地の権益争奪戦が起こり、特にオランダとイギリスは数次に亘る英蘭戦争(※1-3) -イギリスの航海法が云々、と言うのは表向きの口実で本音は植民地の甘い汁を独占したかった- を起こしました。そして、そのドサクサに紛れてナポレオンがオランダを併合したりして居ます。
 まあ、そういう関係ですからオランダとイギリスは非常に仲が悪かった訳です。もうお解りでしょう。「ダッチ(Dutch)」に冠せられた悪いイメージはアングロサクソンが憎いオランダを貶める為に作ったのです。
 しかし「蘭印」などという戦中用語を持ち出すリチャード・プー氏は戦後生まれですが、軍事オタクだから仕方無いですな、笑ってやって下さい!!

  ◆◆◆「蘭学オメ始」の心
 接頭語「ダッチ(Dutch)」を冠した旧来からの語と私の新造語を、03年8月16日エルニーニョの「ダッチ・コレクション(The Dutch collection)」と命名しましたので、今後機会有る毎に辞書的にご活用下さい。
 又、このページを『蘭学事始』(※5)を捩(もじ)って「蘭学オメ始」と致しましたゾ、ブワッハッハッハッハ!! 

ΩΩ 以上 ΩΩ

【脚注】
※1:蘭印(らんいん)は、蘭領東印度(オランダ領東インド)の略で、現在の略インドネシアを指す。
※1-1:植民地(しょくみんち、colony)とは、或る国の海外移住者に依って、経済的に開発された地域。本国 -しばしば帝国主義[列強]と呼ばれる国々- にとって原料供給地・商品市場・資本輸出地・低賃金労働力(その究極は奴隷)の供給地を成し、政治上も主権を有せす宗主国に直接統治される完全な属領。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
※1-2:東インド会社(ひがし―がいしゃ、East India Company)は、17~19世紀、西欧諸国が東洋貿易の為に設立した独占的特許会社イギリスは1600年、オランダは02年、フランスは04年に設立香料などの物産を輸入することが初期の目的であったが、特にイギリスとオランダは、本国の重商主義政策を背景に、王室から特許状を得、アジアに於いて産物を買い占め、政治力・軍事力で同地域の植民地経営に当たった。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
※1-3:英蘭戦争(えいらんせんそう、British-Dutch War)は、17世紀後半、イギリスの航海法が原因で、同国とオランダとの間に3次(1652~54、65~67、72~74年)に亘って行われた戦争で、その結果オランダはイギリスに海外覇権を奪われた。イギリスの海上支配権の確立。イギリス・オランダ戦争。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

※2:ダッチワイフ(Dutch wife)は、[1].代用女性人形男性の自慰用
 [2].竹夫人(ちくふじん)のこと。
※2-1:竹夫人(ちくふじん)とは、元々は南洋で、夏に涼を取る為に抱いて寝る竹籠(又は籐製の籠)。抱き籠(だきかご)。季語は夏。

※3:アングロサクソン/アングロ・サクソン(Anglo-Saxon)は、5世紀半ば以降、ドイツの西北部からイギリスに渡って諸王国を建てたゲルマン民族の一部。今日のイギリス国民の根幹を成す。頭髪は主としてブロンド。又、イギリス国民乃至イギリス系の国民の意にも用いる。イギリス史で5世紀からノルマン征服(1066年)迄をアングロサクソン時代と呼ぶ。又、北米大陸に渡ったアングロサクソン系を最近はアングロアメリカン(Anglo American)と呼ぶ。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

※4:美人局(つつもたせ)とは、(「筒持たせ」の意か。元は博徒(ばくと)の語と言う。「美人局」の文字は「武林旧事」などに見えて、中国の元の頃に娼妓を妾と偽って少年などを欺いた犯罪を言ったのに始まる)夫有る女が夫と馴れ合いで他の男と姦通し、姦夫から金銭などを強請(ゆす)り取ること。馴れ合い間男。

※5:蘭学事始(らんがくことはじめ)は、1815年(文化12)杉田玄白83歳の時の手記。2巻。「解体新書」上梓の苦心談を中心として日本の蘭学の初期に於ける回想を叙したもの。蘭東事始。和蘭事始。

    (以上、出典は主に広辞苑です)

【参考文献】
△1:『源氏物語(一)』(山岸徳平校注、岩波文庫)。

●関連リンク
参照ページ(Reference-Page):言葉遊びは当サイトのコンセプトの一つ▼
当サイトのコンセプトについて(The Concept of this site)
参照ページ(Reference-Page):インドネシアの旧蘭領東インド地域▼
地図-東南アジア(Map of Southeast Asia, -Multinational-)
参照ページ(Reference-Page):感染症や免疫関連の用語集▼
資料-最近流行した感染症(Recent infectious disease)
補完ページ(Complementary):言葉遊びについて▼
「言葉遊び」と遊び心(The 'play of word' and playing mind)
相手を”テロ”と呼べば罷り通る風潮▼
理性と感性の数学的考察(Mathematics of Reason and Sense)
「四斗樽説」に基づく膣内総生産(GVP)の試算▼
性本位制エーロ導入案(ERO monetary system with the 'Sex Standard')
アングロサクソンの横暴▼
狩猟民族国家アメリカの本性(United States of Hunting people, America)
「人種心理学」について▼
日本産アヒルと米国産白鳥(Japanese duck and American swan)
新造語「ダッチグルメ」成立の経緯▼
民族変わればゲテモノ変わる(About the bizarre food)
狩猟民族アングロサクソンについて▼
民族占い(Comparative Ethnologic approach)
「解体新書」のタイトルのパロディー▼
スポーツ解体チン書(Anatomical talking about sports)
軍事オタクのリチャード・プー氏▼
日本、珍にして奇なる光景(The RARE and STRANGE scene, Japan)
当コーナーは言葉遊び乱発の場▼
快楽主義者のお喋り集目次(Chat of epicureans)


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