『紫雲、たなびく』 忍の里、一ヶ谷。 その現当主である葛木九郎の側役、堅物で名の通った高次に降って湧いた嫁取り……珍しいその話に、里中が賑わう。 しかし当の高次本人にその気は全く無く、周囲の人々は説得を試みるものの―― 物語時系列は本編直後。続編的な、里での一幕。 起章 ―― 少女、来訪 (1) (2) (3) 承章 ―― 其々の思惑 (4) (5) (6) 転章 ―― 初陣の花 (7) (8) (9) 結章 ―― 紫雲、たなびく (10) 【完結】