日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |

ひとこと

寺報第52号より

合掌。緊急告知です。新型コロナウィルスが尋常でなく猛威を振るっております。手洗い・うがいをしっかりなさって下さい。もはや天災です。自分の身は自分で守るよう心がけましょう。

当面、三月のお寺の行事と花祭りは全て中止に致します。かなり悩みましたがやはりお年寄りが多く来られますし、この時期は室内行事となりますのでやむなくの決断となりました。ご了承下さい。

飲食を含めた濃厚接触は危険だそうですが、本堂の参拝やお墓参りは大丈夫だと思いますのでお彼岸のお参りにはいらして下さい。ご先祖様との濃厚接触は逆に有難いことです。今回のことはあまり冗談を言っては不謹慎になりますのでここまでにしておきましょう。兎にも角にも用心に用心を重ね、収束を待つしかございません。外出外食が避けられてしまっているので飲食業界の方々も大変な思いをされていることと存じます。大袈裟に騒ぎすぎてもイケませんし、何かがあってもイケません。難しいですね。思慮深い行動が求められます。配達(今で言うデリバリー)が活躍するかも知れません。濃厚接触を避けるため外食に出ない人も家まで運んでもらえれば助かります。蕎麦をはじめ寿司・中華等が出前の代名詞でしたが、今やピザを筆頭にファミリーレストランや牛丼・ほか弁・ケンタッキー・マクドナルド・コンビニまでもがデリバリー対応してくれます。ヨシケイやコープ、タニタ等は野菜やお肉、出来上がった料理までも運んでくれ、アマゾンなるものは良いか悪かは別として、もはや何でも・・・どんなものでも運んで下さいます。自分で出かけるよりも楽ちんなのです。楽ちんと言えば、外資に負けじと楽天も頑張ります。今は送料有無の問題で苦労をしているようですがこれが解決されるとこの手の物流は益々広がりを見せることでしょう。実際に物を運んで下さるのはクロいネコさんですが・・・ 忙しくなりますよ!! 忙しすぎてグロいネコにならなければ良いのですが・・・ 

それにしても「まあ なんと便利な世の中になったのでしょう!」と思いませんか? あれ? でもこれって・・・昔もありましたね。そうです。三平さん!日曜日の十八時半には今でもご用聞きにやってくる三河屋の三平さんです。本業は酒屋さんだと思いますが磯野家にとっては何でも屋さんです。昔はご用聞きさんがいましたね。洗濯屋さんもいました。「せんたっくやで~す」と言いながら来てました。魚屋の行商は新鮮な魚を持ってきてくれます。私の見たのはリヤカーでなく車でしたが道端で魚をさばいてました。「ぷ~ ぷ~」と鳴れば豆腐屋さん、「竹や~竿だけ~」とか「ほっかほか~のお芋だよ」なんて懐かしいですね。中島辺りにお芋屋さんの基地があって日曜日の朝になるとリヤカーが鈴を鳴らしながら次々と発進していったのを覚えています。流石に私は「なっと~ え~ なっと~」とか「きんぎょ~ え~ きんぎょ~」は聞いたことありませんが・・・ちり紙交換の声を聞いたら泣くかも知れません。

そういえば出来上がったおかずもご近所どうし持ちつ持たれつでした。形は違えども今で言うデリバリーは既に過去に成立していたのです。もしかしたらアマゾンの創設者は三河屋の三平さんをヒントにしたのかも・・・ただ、今と昔と少し違うのは人と人との接点です。昔は人同士が密接に絡み合って生活をしていました。嫌なこともたくさんあったとは思いますが、助け合って生きていたのです。今はどうでしょう? 誰とも接触せずに生活が可能です。あるラーメン店などはカウンターに座ると隣の人の顔が見えないように両脇に衝立があり、目の前は店員と目が合わないように暖簾が下がっているのです。ビックリしますよ。私は暖簾をかき分けて店員さんとコミュニケーションをとろうと話しかけましたが、素っ気ない感じで暖簾に腕押しでした・・・。

人は繋がって生きています。誰一人、他人の世話にならずには生きていけません。そして何一つとして無意味なものや不要なものはないのです。その存在には必ず意味があり役目がある。今、暖かくその体を包み込む服は誰が作ったのでしょう。雨風を防いでくれるその家は誰のおかげ。美味しいその食べ物があなたの口に入るまでにどれだけの人の力がはたらいているの・・・胸に手をあてて考えれば自然と感謝の気持ちが湧いてきます。あなたのその命は両親から授かりました。あなたにはお爺さんとお婆さんが必ず四人います。ひいお爺さんとひいお婆さんは八人です。胸に手をあてて考えれば自然と手が合わさります。それが仏さまの姿です。お題目を唱えればあなたがそのまま仏さま・・・南無妙法蓮華経

お寺の行事について 中止のお知らせ

3月7日(土) 清掃奉仕
中止
3月10日(火) 例祭
中止
住職のみ読経
いつも通り塔婆供養は致します。
3月13日(金) 誕生寺団参
中止
3月16日(月) 権現堂
中止
住職のみ読経
いつも通り塔婆供養は致します。
3月19日(木) 唱題行
中止
住職のみ読経
いつも通り塔婆供養は致します。
彼岸法要・永代供養祭・無縁塔供養祭
中止
住職のみ読経
彼岸法要は住職が行い、ご先祖様の卒塔婆もお経をあげますので、塔婆供養はもとより彼岸中の本堂参拝、お墓参り等いつも通りご参拝下さって結構です。
3月20日(金・祝) 日曜参拝
中止
住職のみ読経
4月5日(日) 龍口テラス
中止
4月7日(火) 清掃奉仕
様子見にて収束しなければ中止
4月8日(水) 花祭り・野点・落語
中止
住職のみ読経
野点、落語は中止とします。
お釈迦様ご誕生の報恩塔婆はいつも通り受付けますが法要は住職のみ行います。
お釈迦様の誕生仏は例年通り花飾り致す予定ですので、ご参拝の折り、甘茶をかけて頂けます。
4月10日(金) 例祭
様子見にて収束しなければ中止
ウィルスの収束を様子見し、後日判断し掲示板に貼りだし致します。
4月16日(木) 権現堂
様子見にて収束しなければ中止
ウィルスの収束を様子見し、後日判断し掲示板に貼りだし致します。
4月19日(日) 唱題行
様子見にて収束しなければ中止
ウィルスの収束を様子見し、後日判断し掲示板に貼りだし致します。
5月以降
5月以降の行事につきましては現時点では判断できませんので同じく後日の検討となります。
ご法事につきましては、通常にて受付け致しますが、地下使用による飲食は避けて頂きたいと存じます。
また、大人数での集合が危ぶまれておりますのでご家族だけ、もしくは施主だけでのご法事も遠慮なさらずに申し出下さい。
ご法事の折り、場合によってはマスクを着用致しますのでご了承下さい。皆様も法事中・お焼香時、マスク着用で結構です。
日々の勤行にて疫病退散を祈り皆様の健康を祈るばかりです。

※信和会 法華和讃会 清掃奉仕は人員を常時募集しております。


南無妙法蓮華経