日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |

ひとこと

寺報第48号より

合掌。台風一過・・・先ず以て被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。相模川が氾濫寸前にまでいきました。たまたま今回はあふれませんでしたが、テレビの映像を見る度にぞっとします。他人事とは思えません。災害物故者となられた方々のご冥福をお祈りすると共に被災地の早期復旧復興をご祈念致します。皆さまからお預かりしています義援金も有効な形でお届けしたいと思います。15号の時はブルーシートと食料を買い込み鋸南町にすぐに届けに行き、今後の支援を考えている途中に19号に見舞われました。どうしたものでしょうか・・・頭を悩ませます。災害の時、近々では食料や物資が必要とされますが、やはり一番必要なのはマンパワーです。どんな形であれ現場での人の力がとにかく必要とされます。しかしそれが最も難しい。皆が仕事を抱えながらで、中々空いている日がない・・・モヤモヤした気持ちのまま時は過ぎます。

時期的にお会式のシーズンで今回はどうなるか全く分りません。

その昔、台風はやはり怖いものでした。でも建築技術や治水事業の向上でそれほど怖れを抱かなくてもよいところまで来ていました。(もちろん災害級のものを除いてですが・・・)子供のころはイケないとは思いつつも何故か台風が来る度にワクワク感があった気がします。(不謹慎な言動お詫び致します)しかし昨今はそんなことを言ってられない程の甚大な被害が出ています。最先端の技術で対策を施している治水事業を想定外の威力で破壊していく水害、今までは考えたこともなかった竜巻という風害。まさしく前回のタイムスでお話した神天上(国や人が正しい教えに背くことで国を守護する神仏が去ってしまい七難に襲われる)が起こっているのではないかと思ってしまいます。明らかに気候は変わりました。まるで亜熱帯気候で日本全土が沖縄化しています。十月半ばにしては暖かすぎます・・・植物や作物も何やら様相が変わってきていますし、海産物もそうです。サンマやイカの獲れ高も様子が違ってきています。相模湾に珊瑚が生息し熱帯魚が住み着く日が近いかも知れません。晩酌がおでんと燗酒からパパイヤと泡盛に代わるかも・・・

我々の生活の向上が知らず知らずのうちに地球温暖化に拍車をかけ、自分たちの首を絞め続けているのです。回り出した大きな歯車は止まることなくゆっくりと確実に、そして加速してゆくのです。子供の頃に野球ができた海の砂浜はどこへいったのでしょう・・・・南極の氷は凄い勢いで溶け続け、アマゾンの森林は開発による伐採が日々行われています。

火星に移住する日もまんざら遠くないのかも・・・

さて、昨年はお会式前日に台風に見舞われてしまい法要は無事に行えたものの、夜の部の賑やかな祭典は中止を余儀なくされ、楽しみにして下さっていた方々にとても残念がられました。今年は準備片づけを含めて全行程をお天気に恵まれ大勢の人に参拝頂きました。お会式は年間行事の中でも最も大きな行事でお寺としても私個人の気持ち的にも一番の行事です。ちょっと大げさですけど日蓮聖人の法事ですから檀家の皆さんには全員に参加して頂きたいと思っているくらいです。

ですからお会式に来ている皆様は印象に残ります。信仰心があるな~とも思います。何よりも大きな行事なので準備・片付けがとても大変で、手伝って頂いている皆様には本当に有難く、深く深く感謝致します。総代・世話人・役員をはじめ信和会の方々、そしてそれ以外でも役とかを関係なく手伝いに来て下さる方々・・・ありがとうございます!

この場を借りて御礼申し上げます。お会式の時は和気藹々・・・来てくださった方々はある意味、私の中では一種の仲間です。老若男女、毎年毎年仲間が増えるのを楽しみにしています。

台風の影響も有り、今回のタイムスはこれくらいですみません。あとは行事の告知とさせて頂きます。

行事案内

一部経読誦 写経会のご案内
令和元年10月28日(月)
11時から17時の間 随時 自由に写経が出来ます 
*11時から12時半(一ノ巻 二ノ巻 三ノ巻) 僧侶による読経 
休憩
*14時から15時半(四ノ巻 五ノ巻 六ノ巻) 僧侶による読経 
休憩
*16時から17時半(七ノ巻 八ノ巻 御祈祷経) 僧侶による読経 
※一部経読誦の後 17時頃から加持祈祷が行われます お経は聞くだけでも功徳があると言われております 自由な時間でご参拝下さい 写経は自由参加です
どなたでも参加できます お賽銭は自由にあげて頂いておりますが基本参加費は無料です
龍口テラス
11月23日(土)祝日 詳細は別紙
七面山 登詣参拝のご案内 12月15日(日)
山梨県七面山に参拝します 登山参拝です 標高1989m 
敬慎院にて七面大明神のお開帳を受けて精進料理(ご飯と味噌汁と昆布のみ)の昼食を頂いて下山 身延山久遠寺をお参りして日帰りで戻ります 登山経験者もうなる上り階段だらけのお山です 私は下山後 4日間は筋肉痛です・・・
体重が重いので・・・
詳しくはお寺に問い合わせ下さい 11月末日で締め切ります
星祭り祈願祭 正月札祈祷 大黒祭 幣束衣替え 並びに 餅つき大会のご案内 
12月22日(日) 冬至
※例年23日ですが本年は22日 日曜日となります
餅つき
朝から準備して餅つき 昼食はつきたてのお餅を頂きます 子供達は大喜び 誰でも参加OKです お餅の種類も沢山です
11時 幣束衣替え式
お稲荷さんや三宝荒神 その他各家の守護神の幣束やお札など 正月を迎える前に綺麗に取り替えて1年間の御礼のお経をあげます 神様には綺麗なお社でお正月を迎えて頂きます
11時 大黒祭
各家に勧請されている大黒さんを持ち寄って幣束を新しくし 大黒さんに相伝による秘伝の方法で炊いた鍋風呂で沐浴して頂きます 1年間家の守護の為に働いて頂いた体の垢をおとし綺麗な姿でお正月を迎えて頂きます
14時 星祭り祈願祭
妙見大菩薩を中心に その歳の自身の守護星をお札で勧請し1年間見守って頂くようにお経をあげます 良い星もあれば悪い星もありますが良いときはより良く 悪いときはそれ以上悪くならないように 祈念致します
14時 正月祈祷
皆様の来年の祈願札にお経をあげ1年間の無事を祈念します お札は家の各所を守る守護札から その身を守る身代わり守り 交通安全 祈願札等があり御宝前でご祈祷致します

※ご祈祷は神仏に皆様の祈願を報告し守護を願いますが 神仏の守護は平等です・・・ が故に皆様の受けられる受け皿が大きいほど良いはずです 日々お題目を唱えて受け皿を大きく致しましょう 自身のためにではなく「世のため 人のため」に唱えるお題目のほうがより美しく 素晴らしいのです

南無妙法蓮華経