日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |

ひとこと

寺報第37号より

合掌。師走の候…一年の終わりにようやく天候が落ち着いてきました。十二月らしい気候です。ずうっと言ってますが、焚き火がしたい…

垣根の 垣根の曲がり角 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き
あたろうか あたろうよ 北風 ぴーぷー吹いている
山茶花 山茶花咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き
あたろうか あたろうよ しもやけ お手てがもうかゆい
木枯らし 木枯らし寒い道 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き
あたろうか あたろうよ 相談しながら歩いてる ♪♪♪♪♪

発祥は中野区だそうです。東京で焚き火は絶対に出来ないでしょうね。
茅ヶ崎は「赤とんぼ」発祥の地です。信隆寺の檀家さん、K様の所です。看板もありますので皆さん散歩がてらに足を運んでみてください。山田耕作さんは南湖に居たのですね。夕方には防災無線で「赤とんぼ」のチャイムが流れます。子供達が公園から家に帰る時間です。お母さんが夕飯を作って待っていることでしょう。

茅ヶ崎駅の電車の発着はサザンのメロディですね。これも茅ヶ崎ゆかりの音楽です。こう言うのって良いですね! もしかしたら松坂桃李、茅ヶ崎出身だから駅前辺りに寄席が出来てしまうかも「風鳥亭」!!!

ゆくゆくは原作のように吉本興業…とまではいかないまでも(無理)

ところで、中野区は「たき火」が夕方のチャイムかなと思ったらチャイました。「家路」です。ドヴォルザーグ 外国の曲ですね。なんで「たき火」を使わないのでしょうか?焚き火禁止だからかな~?

家路の歌詞はとても良いですけどね。ちなみに良く使われる曲は「夕焼け小焼け」、「赤とんぼ」、「故郷」、「七つの子」、「もみじ」、「椰子の実」だそうです。どれも心に響くメロディです。きっとどこかで歌詞に心を揺さぶられるのでしょうね。メロディを聞いただけで脳裏に自然と歌詞が浮かび、優しい気持ちになれるのでしょう…皆さん 歌詞 浮かんでいますか? 私は音楽が大好きなのですが、仏様も音楽好きです。経典にも音楽の話しが沢山出てきますし、仏具に楽器が沢山あります。仏教経典に出てくるということは紀元前の楽器と言うことで、じゃあ楽器はいつの時代から有ったのだろうかという思いがよぎります。調べてみると古代文明の頃から…よりも遙か昔。数万年前から存在した可能性があるとか。人に音楽は絶対不可欠なものなのですね。境内や本堂を使ってコンサートなどがひらけたら楽しいだろうなあ。

方便品第二の経文中にこんな一説があります。「もしは人をして楽を作さしめ 鼓を撃ち角貝を吹き 簫・笛・琴・箜篌 琵琶・鐃・銅かくのごときもろもろの妙音 ことごとく持ってもって供養し あるいは歓喜の心をもって歌唄して仏徳を頌し ないし一小音をもってせし みなすでに仏道を成じき」音楽を奏でたり、唄を歌ったりして仏を供養することも仏の道に入れる一つの方法だと説く部分です。誰か本堂で演奏会ひらく人いませんか? 音楽法要 音楽供養ありですね♪

さて、話しはガラッと変わります。今年もペリリュー島に戦没者慰霊に行くことが出来ました。今回はオレンジビーチと言われる浜に行き、供養をしてきました。米兵が上陸したビーチでたくさんの兵が砲弾に倒れ、その血で海水がオレンジに染まったことからこの名がつけられたのです。今は白い砂浜の綺麗な景色が広がるのどかな浜辺です。

戦争は勝てば憎しみを背負い、負ければ苦しみを背負い、血で血を洗う行為。決してあってはならないはずなのに…何故かどの時代にも無くならない。愚かな性。仏様はこの性を消し去るために私たちに教えとして様々な事柄を言い残しておられます。執着を捨てよ…貪りと怒りと愚痴から離れよ…と 人が人として人のまま仏になることが出来る。仏を敬うが如くに人同士が敬い合いなさいと説きます。

ここで悲しい出来事のなかでの救われるお話しを少し…

当時の新聞の掲載文です。遠い南の島に、日本の歌を歌う老人(パラオ人)がいた。「あそこでみんな死んでいったんだ…」 沖に浮かぶ島を指差しながら、老人はつぶやいた。 太平洋戦争のとき、その島には日本軍が進駐し陣地が作られた。 老人は村の若者達と共にその作業に参加した。日本兵とは仲良くなって、日本の歌を一緒に歌ったりしたという。やがて戦況は日本に不利となり、 いつ米軍が上陸してもおかしくない状況になった。仲間達と話し合った彼は数人と共に 日本の守備隊長のもとを訪れた。自分達も一緒に戦わせて欲しい、と。それを聞くなり隊長は激高し叫んだという…
「帝国軍人が、貴様らなんぞと 一緒に戦えるか!」(原文は土人)

日本人は仲間だと思っていたのに…みせかけだったのか。裏切られた想いで、みな悔し涙を流した… 船に乗って島を去る日 日本兵は誰一人見送りに来ない。村の若者達は、悄然と船に乗り込んだ。しかし船が島を離れた瞬間、日本兵全員が浜に走り出てきた。そして一緒に歌った日本の歌を歌いながら、手を振って彼らを見送った。先頭には笑顔で手を振るあの隊長が。その瞬間、彼は悟ったという。あの言葉は、自分達を救うためのものだったのだと…。この戦闘におけるパラオ人の被害者は0です。日本軍と聞けば、略奪と暴虐の限りを尽くしたとしか教えない時代が長くありました。報道もそうですね。ジャーナリズムの正義や自由ってどこにあるのでしょうか…歴史の授業では、米国で作られた教科書が使われ、日本人による「パラオ人虐殺事件」などの掲載された反日的歴史教科書もありました。ところが、パラオの年長者が「そんな話しはない」と否定したため、この疑わしい史実はパラオには浸透しませんでした。パラオの国旗が語りかけてくれます。日本人は友人だと…

戦争は良くない…これあたりまえ。戦争を起こしてしまった先人たちの誤りは確かにあるでしょう。でも、二百年まえから続いた世界激動の時代に国を守ろうと立ち上がらなかったら、東南アジア諸国、極東日本は白人様の植民地・奴隷になっていたと思います。大東亜戦争に於いてごく一部の間違った方向性を持った方々は過ちを犯しました。だけど自分の命を盾に愛する祖国日本を思いながら散っていった多くの若い命を…彼らの存在を貶めないで頂きたい。何も考えないで平和な暮らしにあぐらをかいている私たち。ボ~っとしてたらイケないなあと思うのです。



行事案内

12月23日
大黒祭 守護神祭 星祭祈祷会
餅つき大会 暦の説明 朝からやります「お餅つき」
是非とも皆さんに来て頂きたい。
12月28日
大掃除 清掃奉仕 誰でも参加可能
大晦日~年明け
元旦初参り 鏡開き乾杯 開運お年玉 初詣は本堂ご本尊さまと、ご先祖様にご挨拶!!!

※お配り致しました「暦」はその日の吉凶や方位の吉凶がわかるようになっております。ご利用下さい。「御守護」札は玄関に貼り、家を守る御札です。御札は一年に一回貼り替えるものですので、古くなった御札は暮れの内、もしくは一月十日のお焚き上げまでにお寺のお焚き上げ箱にお入れ下さい。台所に貼る、火の神様「三宝荒神」様の御札は、お寺に用意がありますので、ご希望の方は、お参りの際にお申し出下さい。
良いお年をお迎え下さい(幸)

南無妙法蓮華経