日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |

ひとこと

寺報第6号より

合掌 秋も深まり、間もなく寒い冬がやってまいります。昔は今頃の季節から落ち葉焚きをしてよく焼き芋をやりました。外で食べる熱々の焼き芋のおいしかったこと・・・オイシカッタコト・・・

昨今では庭で焚き火もできない時代です。火を見てるとなんか落ち着きませんか? もちろん使い方を誤れば大変で、大きすぎる火は災いになりますが、少々の火は私たちの助けになり心をも落ち着かせてくれるのです。人は原始の時代から火を味方につけました。動物たちが火を恐れる一方、人は火を上手に使いこなし、身を温め、食物を焼いて食べることを学び、暗闇に光を灯しました。最近ではアロマキャンドルなどが流行っていますが小さな炎を見つめていると心が穏やかになったような気がします。囲炉裏を囲んで家族が寄り添うことはこの先ないでしょうが、電気やテレビを消して、テーブルにロウソクを灯し(キャンドルを灯し・・・の方がカッコイイ?)食卓を彩ってみては如何でしょう?

さて今年は九紫火星の年で、八白の山の影響もあってか山火事が多かったですね。
昨年の星祭り祈願祭の時に「今年(平成20年)の高圧洗浄器に引き続き来年(平成21年)は火炎放射器が流行るかも知れません・・・」などと冗談を言いましたが見事にハズレマシタ(泣)しかし芸能界などのきらびやかな世界で世間を騒がせる事件・・・裁判に関する事象・・・そして四緑暗剣殺の影響で流行病(インフルエンザ)が脅威を示す・・・等はやはり事象としてあらわれました。

来年は八白土星年です。八白の象意は山とか不動産、曇天、親戚、変わり目、継ぎ目、古き物から新しいものへ、また牛肉などの意があります。それらを照合して色々と考えるわけですが、山に関する現象、事件は必定でしょう。また、二黒が暗剣殺なので土地、迷い、中年以上の女性、労働、山の中腹、墓地、暗い場所、鍋物、胃腸などで凶事が起こりやすいということになります。詳しいことは12月23日の星祭り祈願祭の時に説明いたしますが既に影響は始まっているはずです。

気学や方位学は統計学です。三千年かけて統計をとってあと千年それを試して出来上がった統計学です。我々が地球上に生き、重力や磁場の影響を受けて太陽や雨や風にあたることがあるならばその気に少々の影響を受けるのは必然でしょう。人は本来生かされているのです。地球の恵み、宇宙、太陽の恵みで生かされている・・・科学の進歩を否定しませんが、その進歩が早すぎて我々の進歩がついていっていないような気がします。進化や進歩はゆっくりとするものです。早すぎる進歩は歪を生むだけではないでしょうか・・・だから知らず知らずのうちに自らの首をしめるのです。

嫌なウィルスが流行ってますが、ウィルスは進化増殖が早すぎて自分の住処を自ら潰してしまう。人も自然界の法則から見ればまるでウィルスのような存在なのかもしれません・・・