Ω.イタリヤコンマ氏とエンガチョ氏
[「言葉遊び」の実践第1作:捜索願い]
(Mr. Itariyakonma and Mr. Engacho)

−− 2003.05.22 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2004.11.17 改訂

 ■はじめに − 言葉遊びの第1弾として
 この「快楽主義者のお喋り集」のコーナー03年5月20日に開設(=増設)されたばかりです。当サイトの掲示板での「言葉遊び」に満ちた議論を編集し定着させる為で「お喋り集」と銘打って居るのも、それを指します。「言葉遊び」は当サイトのコンセプトの一つですが、取り分け当コーナーに於いては中心課題です。「言葉遊び」とは何か?、とお思いの方は先ず事始めとして
  「言葉遊び」と遊び心(The 'play of word' and playing mind)
をお読み下さい、そうすれば私が言う所の「言葉遊びのすゝめ」の心がお解り戴ける筈です。
 さて、掲示板の議論が色々在る中から何を言葉遊びの栄光の第1弾として採り上げようかと思ったのですが、私は迷わずこれにしました。それは私が子供の頃、近所の遊び仲間とわいわいぎゃあぎゃあ言い乍ら、後で提示する2つの言葉を「言葉遊び」などと意識することは全く無く(当然か)、何か呪文の様に言い合って居ました。
 戦後間も無い頃少年時代を過ごした当時の”男の子”は、私と同じ様な経験をされた方が大勢居ると思います。”女の子”は何をして居たんですかねえ、おママ事、おはじき、或いはゴム飛びですかねえ。私が女の子と遊ぶ時は決まって「お医者さんごっこ」でしたね、アッハッハ!

 ■イタリヤコンマ氏について
 イタリヤコンマ...そう、彼こそがイヤラシ系の元祖にして教祖です。私が子供の頃は、イタリヤコンマと言ったりしたらそれはそれはイヤラシく、皆から白い眼で見られ、親からはぶん殴られ、隣のミヨちゃん(※1)には金輪際付き合って貰えなく成ったものでした。「イタリヤコンマ」とは言霊(※2)であり呪文であり念仏の様なパワーの源だったのです。
 彼はイタリアのナポリの生まれという噂です。だから頭は空っぽで、全くノー天気です。考えていることと言えば食うことと女に花束を捧げることだけです。彼は何時如何なる時でも花束を捧げられる様に、毎朝一番に花屋に行って花束を買うのが日課です。そしてナポリタン(※3)のスパゲッティを食べ、何処かで適当に寝ます。そして気に入った女を見付けると「イタリヤコンマ」と呟き乍ら(心の中では「おマ○コ遣りたい」と念じ乍ら)花束を持って後を追っ駆け回します。
 しかし彼も歳を取り、今はヴァイアグラに頼る割合が段々と増えているそうです。そして「イタリヤコンマ」という言霊の神通力も年と共に衰えた様です。

 ■エンガチョ氏について
 イタリヤコンマ氏について語ったならば、エンガチョ氏について言及しなければ片手落ちというものです。実はこのエンガチョ氏、誰も見た事は有りません。それ所か男か女かも判って居ません。国籍は多分この名前からいって、中南米辺りの貧農の出身ではないかと思われます。因みに中南米では牛追いのことをガウチョ(※4)と言って、大抵は荒っぽくだらし無い連中です。
 しかしエンガチョと言えば昔(=私が子供の頃)は、子供達からは大変恐れられて居ました。何故ってエンガチョは「伝染」するからです。エンガチョ氏は汚い所、イヤラシい所、臭い所が大好きです。例えば股ぐらや尻の穴や犬のウンコです。こういう所に触れてエンガチョに成った子供が、その指先を他の子供に触れると、触れられた子供もエンガチョに成って仕舞うのです。
 昔の子供は皆エンガチョに伝染しましたが、しかしヘッチャラでした、免疫が有ったのです。しかし今の子供は皆「潔癖症」(又は「潔癖症候群」に陥ってエンガチョを追い出して仕舞いました。栄光のエンガチョ氏は最早忘れ去られ、又、実際に行方不明に成って仕舞いました。イタリヤコンマ氏もこの点を非常に気に懸けているそうです。

 ■両氏をネットに捜索願
 ということで、本当に何処へ行って仕舞ったのでしょう?、この2人。だから私はこの2人に対する前掲の説明文を付して、以下の様に両氏の捜索願を私の掲示板に出したのですが...。

[3] 捜索願 - 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2003/03/21(金) 20:13  [地球外]
<板−3>

  ◆◆◆イタリヤコンマ氏とエンガチョ氏を捜索願い!
 次の2人をネット上で正式に「捜索願い」します。
    [1].イタリヤコンマ氏
    [2].エンガチョ氏
 この2人に関する情報をお知りの方は、どんな些細な事でも結構ですのでこの掲示板<板−3>にお寄せ下さい。恥ずかしい方はHPの目次に貼り付いているメール(郵便ポストのアイコン)でも次に記すメール
  elnino_f@hotmail.co.jp
でも結構です。特に彼等の素性や今何処に居るか、などの情報は貴重です。
 昔懐かしいこの様な人々を訊ね掘り起こすのも、温故知新の旅日本再発見の旅の一つだと考えます。

 [1].イタリヤコンマ氏について
    <...省略(前掲の説明文)...>
 [2].エンガチョ氏について
    <...省略(前掲の説明文)...>

  {初稿掲載後メールアドレスを04年10月に変更しましたので、この段は04年11月17日に更新。記述のメールアドレスは最新且つ有効です。}

 ■結び − 両氏の所在を推理
 今の所は両氏の有力な手掛かりは得られて居ませんが、大阪生まれでリチャード・プーと名乗る私の弟子の説に拠れば、
  エンガチョのことを関西ではギッチョと呼ぶ
との事です。しかし関西以外ではギッチョ(※5)と言うと「左利き[の人]」を指し「左ギッチョ」などと言い、広辞苑にもそう在ります。そして関西の人でも中高年以上の大方にエンガチョで通じますので、ギッチョと呼ぶ地方はプー氏所縁の”ナワテ方面”に局限されて居るのかも知れません。従ってエンガチョ氏は関東に居る確率が高い(しかし関西の可能性も有り)です。因みに、関東でも関西でも若い世代にはエンガチョもギッチョも通じません、それ故に今捜し当てないと二度と会えないでしょう。

 一方、プー氏はイタリヤコンマに対応する語として
  「問屋の米を買いたい買いたい」
なる怪し気な呪文を提示し、関西が長年「天下の台所」であった為の上方文化の表れであると宣いました。私はこの呪文を逆読み −逆読みはアナグラム(=綴り換え、anagram)の一種で「言葉遊び」の初歩− して解読しましたよ。結果は
  「痛いか痛いかヲメコの灸(やいと)」
と成ります。「ヲメコ」は成る程、上方(=関西系)の方言ですな。イタリヤコンマを逆読みすると関東系の方言に成りますので、イタリヤコンマ氏は関東に潜んで居るものと思われます。
                (-_*)

 今度は警視庁に捜索願を出してみましょうか、実は今日(=03年5月22日)に当サイトの<リンク集>の「怪しいサイトのネットワーク」警視庁へのリンクを張りました。何故警視庁が「怪しいサイト」なのか?、その理由とリンクを張った経緯はこちら −ここでも「言葉遊び」が連鎖反応を起こしハチャメチャに爆発して居ます− をご覧下さい。
 本作は当コーナー「快楽主義者のお喋り集」「言葉遊び」の実践第1作ですので、今後も宜・し・く!!

ΩΩ 以上 ΩΩ

【脚注】
※1:イタリヤコンマ氏とエンガチョ氏が全盛の頃、「あの娘は誰、誰でしょね...、隣のミヨちゃんじゃないでしょか」という歌が流行って居ました。

※2:言霊(ことだま、spirit of language)とは、(言葉の「たましい」の意)言葉に宿って居る不思議な霊威。古代、その言葉を唱えると、その力が働いて言葉通りの事象が齎されると信じられた。万葉集13「―のたすくる国ぞ」。

※3:ナポリタン(napolitain[仏])とは、ナポリ風の料理。特にトマト・ソースを用いたスパゲッティ・ナポリタンを言う。
 補足すると、日本では専門店以外は大抵の場合ソースとしてトマト・ケチャップを使い、ナポリタンは麺とケチャップと具が混ざった形で出て来ます。これに対し麺の上に肉入りソースを上から掛けた形で出て来るのがミート・ソースです。
※3−1:トマト・ケチャップ(tomato ketchup)は、トマトを擂り潰したものに、塩・酢・砂糖・香辛料などを加えて濃縮した調味料。

※4:ガウチョ(gaucho[スペ])とは、南米のアルゼンチンやウルグアイなどのパンパで野生牛を捕獲した牧童(=カウボーイ)。独立不羈(ふき)・男らしさのシンボルとされた。
※4−1:パンパ又はパンパス(Pampa[スペ], Pampas[スペ])とは、南米アルゼンチン地方のラプラタ川下流域に広がる大草原。地味肥沃で、農業・牧畜の中心地帯。

※5:ぎっちょ/ギッチョとは、[1].(擬声語)キリギリスの異称。
 [2].左利き。左ぎっちょ。

    (以上、出典は主に広辞苑です)

●関連リンク
参照ページ(Reference-Page):言葉遊びは当サイトのコンセプトの一つ▼
当サイトのコンセプトについて(The Concept of this site)
参照ページ(Reference-Page):感染症や免疫関連の用語集▼
資料−最近流行した感染症(Recent infectious disease)
補完ページ(Complementary):言葉遊び事始▼
(「言葉遊び」の説明、言霊にも言及)
「言葉遊び」と遊び心(The 'play of word' and playing mind)
潔癖症の病理について▼
いじめ問題について(About the BULLYING)
日本社会での潔癖症の出現▼
戦後日本の世相史(Shallow history of Japan after World War II)
イタリヤコンマ氏・エンガチョ氏からウルトラマンコスモスへ▼
(リチャード・プーと名乗る私の弟子が登場)
東西三都物語(The 3-cities of east and west)
大阪はナワテ出身のプー氏の顔▼
日本、珍にして奇なる光景(The RARE and STRANGE scene, Japan)
温故知新の旅▼
温故知新について(Discover something new in the past)
日本再発見の旅▼
「日本再発見の旅」の心(Travel mind of Japan rediscovery)
警視庁へリンクを張る話▼
言葉遊びを楽しもう!(Let's enjoy parody and jokes !)
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快楽主義者のお喋り集目次(Chat of epicureans)
「警視庁」公式サイト▼
外部サイトへ一発リンク!(External links '1-PATSU !')


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