Ω.アメリッポン、ちゃちゃちゃ!
[アメリッポン体制を笑う]
(Amerippon clapping)

−− 2004.03.26 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)

 ■討論内容と投稿者
 例に依って面白半分な議論ですが、日米安保条約でアメリカと”主従関係”を結んで居る日本(=ニッポン)アメリッポン(Amerippon)と笑い飛ばして居る対談集です。Mr.ヤブ氏は「謎の人物」ですが、時偶こうして掲示板に書き込んでくれる”対等”な盟友です。

投稿者▼
  [1]:Mr.ヤブ氏
  [2]:私

オレは行ったぜ 投稿者:Mr.ヤブ 投稿日:2004/01/24(Sat) 01:14 No.144
<板−1>

  ◆◆◆Mr.ヤブさんは「小泉もイラクへ行け」と偶には良い事言いますな
 よう、エルニーニョさんよ、やっと自衛隊がイラクへ行ったな。何でもっと早くから行かねえんだよ。
 ところでよ、小泉は自衛隊だけ行かして自分はヌクヌクしてるぜ。士気を高めるために、小泉も行くことだな、オレは行ったぜ。

ヤブさん、有り難う 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2004/01/24(Sat) 15:38 No.145
<板−1>

 やあ、ヤブさん、お久し振りですな。いやいや仰る通りです。小泉首相も行かなくてはダメですゾ、ヤブさんの後にヒラリーやイギリスのブレアも行ってますからな。
 公明党の神崎などは現地駐留司令官が好いですな。公明党は今や与党に居座ることだけを考えている"No"と言わない政党ですが、その支持者が宗教絡みで盲従的な点は危険を孕んで居ると言わざるを得ません。私は電車の吊り広告しか見てませんが、創価学会の発行して居る雑誌の吊り広告を見ると、池田大作と神崎の発言とに大分隔たりが有る様に見えますが、選挙に成ると創価学会の信者はきちんと公明党に投票して居ます。それはもう投票以前から公明党の票はこれだけ、と正確に計算出来る程で、この辺の所が怖いですな。
 しかしヤブさんも”偶(たま)”には良い事言いますな。でも”偶”ですからね、「玉に傷」と言うか「傷に玉」と言うか、ウワッハッハッハ!

  ◆◆◆インディアンは米国民に成って本当に幸せ?
 ところでちょっと前のニュースで
  1月19日に、火星探査機を飛ばして居る貴方のお国のNASAが火星の岩に「サシミ」とか「スシ」、そしてもう1つのフットボール大の岩にアメリカ先住民の言葉で”偉大なる岩”を意味する「アディロンダック」と命名した。
そうですな。中々お国も懐が深い”芸”をしますなあ、これは貴方の指示ですか?、私は「サシミ」とか「スシ」を日本のイラク派兵に対するお礼のシグナル、「アディロンダック」は貴方たちの「インディアン・コンプレックス」の無意識の表れと解釈しましたが、どうですか?!
 又、書き込みをして下さい。

スシ大好き 投稿者:Mr.ヤブ 投稿日:2004/01/29(Thu) 13:06 No.146
<板−1>

 別にオレが指図したわけじゃねえよ、自由の国だぜ、我が国は。スシはオレも好きだぜ。だけどよ、「アディロなんとか」ってのは知らねえな、あんまり難しい言葉使うなよ。
 それによ、我が国民はインディアン・コンプレックスなんか持ってねえよ、インディアンも我が国の国民になって幸せってもんよ。

牛鳥ダメ、豚OK 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2004/01/30(Fri) 03:29 No.147
<板−1>

  ◆◆◆Mr.ヤブさん、カレー丼知らないの?
 インディアンが幸せかどうか知りませんが、BSE鳥インフルエンザのダブルパンチで日本は今大変ですぞ。何しろ「牛丼屋」が牛丼止めて豚丼とかカレー丼に切り換えてまっせ。私は昔から蕎麦屋のカレー丼が好きなので、一度カレー丼を食いに行ってみようかな、などと思って居ますよ!
 ハンバーガーはどないするんでしょうか?
 これで焼肉屋や焼鳥屋の客が減る分「スシ屋」の客が増えるんかいな。大阪は不景気やさかい中々スシは食えないでしょう、お好みの”ブタ焼き”タコ焼き(※1)が流行るんちゃうかなあ?!

カレー丼? 投稿者:Mr.ヤブ 投稿日:2004/01/31(Sat) 00:21 No.148
<板−1>

 カレー丼とは、何だ?

Mr.ヤブ さんへ 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2004/01/31(Sat) 20:01 No.149
<板−1>

 Mr.ヤブさん、ヒマそうでんな。あのね、カレー丼知らんの?、困ったにゃあ、こういうの一番説明し難いの。カツ丼知ってるでしょ、あれのカツが無くて代わりにカレーが掛かってるヤツですよ。特にお蕎麦屋さんなんかに在りましてね、ちょっと蕎麦つゆも入ってて、和風カレーライスと言うとこでんな。
 しかし、日本もアメリカの牛1頭がBSEで、牛肉無くなるっちゅう、オカシナ政治してまんな。牛肉の生産国は他に幾らでも在るちゅうにねえ。しかしこんな政治家を選んでるんは大衆、全く日本の大衆はアカン!
 ところで、ヤブさん、あんた等日本を占領した時の方が、今のイラクより余程楽(らく)だったですねえ、考えてみれば。日本人は今のイラク人と違って抵抗せえへんかったもんね。

カレー丼食ったぜ 投稿者:Mr.ヤブ 投稿日:2004/02/06(Fri) 15:20 No.153
<板−1>

 エルニーニョさんよ、カレー丼食ったけどよ、まずかったぜ!

大衆の自己責任 投稿者:エルニーニョ深沢 投稿日:2004/02/07(Sat) 10:12 No.154
<板−1>

  ◆◆◆大衆の自己責任 − しかし大衆は無責任
 やあ、吉野屋のカレー丼食いましたか、私も食いましたが、旨く無いですな。すき家も「豚丼(とんどん)」にしましたね。
 貴方のお国のたった1頭のBSEで、アメリッポン(※2)はパニックでっせ。牛肉の生産国は他に幾らでも在るのに、です。こういう所でアメリッポンは完全に貴方のお国の属国、植民地(※3)なんですよ。
 独立国がこういう政治をして居たら行けません。否、こういう政治家を選ぶアメリッポン大衆が行けませんな。アメリッポン大衆は被害者意識ばっかりで、こういう事態に至って居るのは「自分たちにも責任が有る」、ということに気付いて無い。今度も牛肉を食えなく成った自分たちは100%の被害者だと思い込んで居ます、アホな政治家を選び出した責任を棚に上げて。
 屹度アメリッポン大衆は貴方のお国のハンバーグばかり食い過ぎて、狂牛病(BSE)の様に頭の中がスポンジ状に成っているのかも知れませんな、ここらで大いに”納豆丼”でも食って反省すべきですよ。

 ■独言...(*_-)

  ◆◆◆アメリッポン体制から脱却するには
       − 被植民地型経済から自給自足型経済へ

 フムフム。最後は「大衆の自己責任」に行き着きましたな。このページは「Mr.ヤブさんとの対談集」という形に成りましたが、どうですか?
 アメリカがイラクへの攻撃を仕掛けてからまる1年が過ぎましたが、戦争の唯一の大義名分であった”イラクの大量破壊兵器”は何処へ行ったんでしょうかねえ?!
 そんな物は最初から無かったんですよ、アメリッポンの皆さん。そもそも世界一の大量破壊兵器を真っ先に開発し保有して居るのはアメリカなんですよ、アメリッポンの皆さん。その大量破壊兵器の一種である原爆をアメリカに浴びせられたのはこの「アメリッポン」なんですよ、アメリッポンの皆さん。未だ原爆を浴び足らんのですか?!
 私は日本に投下された原爆はショック療法であった、と”善意に解釈”して居るのですが、今のアメリッポン状態を見ると日本はもう一度原爆を浴びた方が良いのではないか、と思えて来て仕舞うのです。
                (>v<)

 それにしても現在、アメリカの牛肉の輸入停止で何故牛丼が無くなるのか、私には良く解りませんな。日本はアメリカ以外からも牛肉を輸入して居るのに、です。牛肉の値段が上がったら牛丼の値段も上げれば済むことです、その位は幾ら”アメリッポンの皆さん”でも理解して居ると思いますがね。正に「アメリカが嚏(くしゃみ)をすればニッポンは風邪を引く」を地で行ってますな。こういう状態をアメリッポン(Amerippon)(※2〜※2−3)と呼ぶのですよ。これはアメリカと日本の地政学的戦略関係と”主従関係”を上手く言い表わした言葉です。何故そうなるのか?
 それについては既に発表して居る論考
  「狩猟民族国家アメリカの本性」
を是非、じっくりと皆さん自身で考え乍らお読み下さい。アメリッポン体制下で幾ら働いても我々は豊かには成れませんゾ。ではアメリッポン状態から抜け出すにはどうすれば良いのか?
 その為には自給自足型経済へ、これは時間が掛かることですが「被植民地型経済から自給自足型経済へ」少しずつ移行して行かねば為らないのです。

ΩΩ 以上 ΩΩ

【脚注】
※1:大阪にはタコ焼きのタコを餃子(ぎょうざ)に入れた、「タコ入り餃子」を売っている店が在ります。

※2:アメリッポン(Amerippon)とは、アメリカのブレジンスキー教授の言う「アメリカとニッポンの間の新しい連帯関係」のこと。意味は
  Amerippon = America + Nippon
で、21世紀に掛けての国際的な秩序と安定を約束する中枢的な地政学的戦略関係。<出典:「現代用語の基礎知識(1999年版)」>
 補足すると、1988年の氏の論文で初めて使われ、「新しい連帯関係」の実態は日米安保条約が規定する日米二国間の”主従関係”、即ち「米主日従」をより具体的に述べたもので「軍事大国アメリカが世界戦略を主導するので経済大国日本は経済で貢献し軍事費を負担せよ」という内容です。つまり「アメリッポン」とは「日本人は貧乏を甘受しアメリカ人の為に働け!」ジョークで表現した言葉です。
※2−1:ズビグニュー・ブレジンスキー(Zbigniew Kazimierz Brzezinski)は、英語発音。ズビグネフ(又はズビグニェフ)・ブジェジニスキ。ポーランド出身の政治学者・戦略家(1928〜 )。コロンビア大学教授として、共産主義圏の政治・外交の研究に従事すると共に民主党のアドバイザー。米カーター政権時の国家安全保障担当大統領補佐官
※2−2:日米安保条約(にちべいあんぽじょうやく)は、日米安全保障条約の日本に於ける通称。
※2−3:日米安全保障条約(にちべいあんぜんほしょうじょうやく、the U.S.-Japan Security Treaty)とは、日米二国間の安全保障を規定した条約の通称。
 [1].1951年9月サンフランシスコに於ける「対日講和条約」調印と同時に日米間に締結された条約(正式名:「日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約」)。講和後も米軍が安全保障の為に日本に駐留基地を設定すること、外国の教唆・干渉に因る内乱時の出動条項を定めた。1960年に一旦失効。
 [2].1960年に新たに新条約(正式名:「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」)を調印・発効。正式名に「相互協力及び」が付加された様に軍事行動に関して両国の事前協議制等を追加、逆に出動条項を削除。1970年から自動延長。ソ連崩壊を受けて1996年の「日米安保共同宣言」では「ソ連の軍事的脅威」に替わって「アジア・太平洋の平和と安定」を掲げ、内容を一部修正。
 略称、安保条約又は日米安保条約。通常1960年以前は[1]を、以降は[2]を指す。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
 補足すると、1960年の「相互協力」云々を以て日米の同盟関係と解釈する立場が日本では支配的です。この条約の中で「駐留基地の設定」を明文化して居ますが、日本のみならず世界各地に展開されて居る米軍基地こそがアメリカの世界支配の根幹です。[2]の新条約調印時の1960年と自動延長の70年には激しい安保闘争 −安保条約反対の国会包囲デモなど− が起きました。

※3:植民地(しょくみんち、colony)とは、或る国の海外移住者に依って、経済的に開発された地域。本国 −しばしば帝国主義[列強]と呼ばれる国々− にとって原料供給地・商品市場・資本輸出地・低賃金労働力(その究極は奴隷)の供給地を成し、政治上も主権を有せす宗主国に直接統治される完全な属領。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>

    (以上、出典は主に広辞苑です)

●関連リンク
参照ページ(Reference-Page):感染症や免疫関連の用語集▼
資料−最近流行した感染症(Recent infectious disease)
補完ページ(Complementary):アメリッポン論とイラク攻撃の本質▼
狩猟民族国家アメリカの本性(United States of Hunting people, America)
面白半分は当コーナーのモットー▼
「言葉遊び」と遊び心(The 'play of word' and playing mind)
日米安保条約やワーキング・プアの出現について▼
戦後日本の世相史(Shallow history of Japan after World War II)
インディアン・コンプレックスについて▼
日本産アヒルと米国産白鳥(Japanese duck and American swan)
被害者意識から自己責任意識への脱皮▼
日本人の自己責任意識を問う
(Self-responsibility consideration of Japanese)

「アメリカ=ハンバーグ国家」論▼
「肉を食らう」ということ(Carnivorous life)
豊かに成れないアメリッポン人や自給自足型経済への展望▼
デフレ論議に疑問を呈す(Is our DEFLATION true ?)
未だ原爆を浴び足らん様に見える日本人▼
片手落ちの綺麗事を払拭せよ!(Sweep away unbalanced virtue !)
エルニーニョ深沢とは何者か?!(Who am I ?)


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