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保谷バッファローズ観戦記
2005年 VOL.145
4回裏のホークスの攻撃が終わったとき球審から「集合―」という声がかかった。ベンチの赤岡監督は飛び跳ねるように席を立ち上がり、よーし、とこぶしを握った。気取ることもなく素直に周りのコーチ陣と握手をしながら喜びを表わした。ベンチのコーチも応援の保護者も皆同じだったと思う。
6月5日(日)  
くりくり少年野球選抜大会  1回戦  <クラスA>   バッファローズ 対 栄ホークス
 
1
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6
7
8
R
バッファローズ
     
10
ホークス
     
宮本(3回)→邉(1回)−武藤
 この日は序盤の流れが良かった。
先攻のバッファローズ、先頭の本橋(愁)が2ストライクと追い込まれてから詰まりながらもライト前へヒットを放った。盗塁のあと、A番の馬緤のサードゴロの間に3塁へ。B番村上の時、ワイルドピッチでホームインする。いい判断だった。打者村上、次のC番辺はフォアボールを選び、スチールも絡め1アウト2・3塁のチャンスとなる。D番木屋はバットを思いきり振ったが三振で2アウトとなるも、E番石塚がセカンドを超えるラッキーなヒットとなり、ランナー二人を迎え入れた。
 1回裏のバッファローズの守り。この試合、主力の二人である林、若園が故障で試合には出られず、先発オーダーは、マウンドには宮本、武藤がマスクをかぶり、ファースト木屋、セカンド石塚、サード馬緤、ショート村上、レフト辺、センター本橋(愁)、ライト秋元という布陣で臨んだ。宮本は先頭打者を三振に打ち取る。A番にフォアボールを与え盗塁で3塁まで進むが、B番を三振にとり2アウト、C番にはレフトへ大きなフライを打たれたが、今日、レフトへ起用されていた辺が確実に捕った。上々の立ち上がりだ。
 2回表、F番の宮本が三振振り逃げで生きるが牽制にさされ1アウト。G番武藤フォアボール、H番秋元はサードフライで2アウト。打順が先等に戻り、本橋(愁)がセンターへヒットを放ち武藤が還った。
 2回裏。先頭打者にライトへクリーンヒットされるが、その後を三振、三振、そして次の打者を、武藤の俊敏な動きもありキャッチャーゴロに仕留めた。打ち気満々のホークス打者を宮本の球がうまい具合に翻弄している。
 3回の攻撃はB番村上サードゴロで1アウト。C番辺はフォアボール。D番木屋のとき盗塁で3塁まで進む。木屋は三振で2アウトになるが、E番石塚のときワイルドピッチで辺がホームインした。石塚はピッチャーゴロとなるがエラーで出塁。F番宮本、G番武藤はフォアボールを選び、2アウト満塁のチャンスとなる。ここで1本出れば試合を決定付けられるという場面となる。続く秋元、本橋(愁)はフォアボールを選び押し出しで2点、馬緤のときワイルドピッチで1点、この回計4点を追加した。もう2〜3点欲しかったがそれは贅沢か。
 3回裏。先頭H番打者はセンターフライ。次の@番打者はサードゴロに打ち取ったが、当たりが弱かっただけに内野安打となった。次打者へフォアボールを与えたがB番をセカンドフライに打ち取り、ランナー2・3塁ながら2アウトとなった。ここから2連打とエラーも重なり4点を失った。ホークス打者も二順目となって宮本の球を捉え出した。宮本も多少疲れたかもしれない。ここまでナイス・ピッチングだった。
 4回表。スコアー的にも微妙な展開となって1点でも追加点が欲しいところである。先頭の村上が三振するも振り逃げで生きた。そして続く辺に、北原のライトフェンスを悠々と越える大ホームランが出た。後続は凡退したがこの2点は重みがあった。
 そして4回裏の守りからピッチャーは辺に代わった。先頭H番打者はライトへヒット。@番打者へフォアボール、ノーアウト2・3塁となった。次のA番打者はショートゴロで1アウト、この間に1点入る。なおもランナー3塁、B番打者の当たりは打ち取ってはいるがショートの頭を超えランナーが還った。2点目。C番にはライトへクリーンヒットされ、盗塁で3塁にいたランナーが還った。3点目。次打者にフォアボールを与えなおもランナー二人を貯めピンチが続いたが、後続を三振とピッチャーゴロに打ち取りよく耐えた。徐々に追いつかれ流れは序盤に逆転しホークスに傾いた。が、ここで球審の「集合―」の声がかかった。ベンチも時間などに拘わることなく展開に集中して見守っていただけに、このゲームセットの宣言は嬉しかった。  次も、ガンバレ! (m)
北原グランドにて。
2005年 VOL.146
久しくご無沙汰しておりますが、さぞや、馬鹿な奴だとお思いでしょう。しかし、これも浮世の義理。止めてくれるな、おっかさん。背中の牡丹が泣いている。え〜い、止めてくれるな、止めてくれるな、おっかさん。行かねばならぬ。あ!行かねばならぬー!
“−栄光への架け橋−”プロジェクトC 始動! 2005年6月。 新たなチーム計画がスタート!!
来年はプロジェクトBになるわけですね、当然。 ・・・え〜と。深く聞かないで下さい。
皆さん、おかわりないでしょうか? 僕は元気です。
試合翌日。月曜日。あるオフィス。ありふれた朝。
「きのう、負けたんですか?」「なにが?」「だって、機嫌悪いっすよね?」「別に。」「こわいっすよ。」「そうか?」「さっきから、トゲトゲ。」「うるさい。」「・・・幸せっすね、ナベさん。」「うるさい!」「わかりやすいしー。」うるさい。うるさい。うるさ〜い。
6月5日(日)  
コヤマ杯争奪戦大会3回戦  <クラスC> バッファローズ 対 久米川ファイターズ
 
1
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3
4
5
6
7
8
R
バッファローズ
     
10
ファイターズ
X
     
13
久我(2回1/3)→山岸(1回2/3)−水井
日曜日の午後は饒舌になってしまう。
すっごく、悔しかったな。僕の息子たちのバッファローズ時代よりも、悔しさがつのる気がする。
試合は打撃戦になったが、バッファローズは攻撃も守備もつまらないミスが目立った。それが勝敗を分けた。打ち負けてはいない。いや、むしろ優っていたかもしれないが、ファイターズの選手はひとつひとつのプレイに気合が入っていたし、負けるもんか、という気持ちが見えた。
1回表。1番山岸。いきなりDBのあと2盗・3盗。新城1・2塁間を破って、先制点。盗塁で2塁へ。久我のサード前への内野安打で本塁に帰り、2点目。その後、大塚のセンター前ヒットで3点先行した。速攻だった。よし!と思ったが、今日は勝手が違った。その裏。ファイターズも積極的に打ってきた。また久我の投げるボールは高め、高めに浮いていた。これだけ四死球が多かったのも珍しい。普段慣れていないマウンドの傾斜も一因としてあったのかもしれない。
2回表。駒村の四球、佐々木のレフト前ヒット、山岸・水井の内野ゴロで2点を上げ、逆転。しかし、その裏、再び逆転される。点の取り合いになってきた。
3回表。大塚が四球を選び、2盗・3盗のあと、近藤の内野ゴロで同点に追いつく。
3回裏。「初回だと思ってやろう!」と声をかけたが、ボールのお見合い・連係ミス・捕球ミス・暴投なので大量5点を与えてしまった。この時点でファイタ−ズに試合の主導権を握られた。
4回表。バッファローズはもちろんあきらめてはいない。先頭の佐々木センター前ヒット。続く山岸がレフトの頭上を抜く。3塁を回ってホームを突くが、完全に無理があった。う〜ん。痛かった。その後、久我が出塁し、水井が会心のレフトオーバー2ベースを放っただけに。バッファローズは最終回も山岸のライトへの3ベースでなんとか追いかけたが、3回裏の5点が結果的に重すぎた。
四球を選ぼうとしないで、打ちに行ったのは指示通り。今後もこの姿勢は変わらない。相手のピッチャーもそんなにコントロールは悪くなかった。勝敗は本当につまらないミスの差。思いきりプレイしてのものではない。もう一度、中継・フォーメーションを含めた守りの基本を見直し、また攻撃面でも、もう一段レベルアップしたい。東西ジュニア大会に悔しさをぶつけよう。今日はまたひとつ勉強したと思う。(w)
秋水園グラウンドにて。
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