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保谷バッファローズ観戦記
2004年 VOL.89
ワタナベです。
お元気でしょうか。世界が終わったような顔をしていませんか。
2004年春。
たった今、思いつきました。
今年のテーマは「バッファローズ・ハードボイルド・ワンダーランド」に決めました。ヨロシク。
それでは皆様。バッファローズワールドへ。ようこそ。
3月14日(日)  
多摩学童春季大会1回戦  <クラスA>  バッファローズ対東久留米アストロズ
 
1
2
3
4
5
6
7
R
アストロズ
バッファローズ
松下(5回)→久我智(1回)−水井
初回の攻防が終わった時、僕は勝利を信じて疑わなかった。たぶん、選手を含めて多数の人が、そう思ったのではないか。その時、生ぬるい空気が流れ、気がついたら、もう元に戻せなくなっていたのかも知れない。
1回表。先発の松下は先頭打者にノーストライクスリ−ボールとするが、その後ストライクがふたつ続き、結果サードファールフライ。続く二人の打者をセカンドフライ、三振と三者凡退に仕留めた。
1回裏。バッファローズの攻撃。久我智ストレートの四球を選び、2盗。柴原痛烈に三遊間を破り、無死2・3塁になる。平山の会心の当たりがセカンド正面へ。しかし、水井が三遊間を破り、先取点を奪う。松下はサードゴロ。柴原飛び出しホームホースアウト。遠藤ショートゴロでこの回1点止まりだった。じれったくなるような、もどかしくなるような攻撃だったが、「アストロズ、組み易し」と思ったのは事実だった。
気が緩んだのか。2回表。エラー、四球、ライトポテンヒット、エラー、四球で3点献上。
2回裏。2死から馬場がレフトオーバーにどでかい2塁打。久我智再び四球。柴原レフト前ヒット、平山のライト線ヒットなどで3点を奪い返した。ひと安心したが。
3回表無死1塁。次打者はレフトフライ。ランナーが飛び出し、レフトの馬場が素晴らしい送球でダブルプレー。これで完全に流れに乗り、このまま得点を重ねてバッファローズが突き放すかと思っていたが。
4回表。3四球を与え、1点返される。
5回表。連続安打で逆転される。
6回表。エラーで追加点された。
バッファローズは4回裏以降、淡白な攻撃で粘りもなかった。
6回裏。1死から七井にライト線の2塁打が出たが、アウト3つはピッチャーフライ、ショートフライ、サードフライだった。
アストロズは一見つかみどころのないようなチームに見えたが、ボールに執着心があり、プレーにひたむきさがあった。要所要所で好守され、バッファローズのベンチにはため息だけが残った。
試合内容はバッファローズが派手だったけれど。
泉小にて。
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