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保谷バッファローズ観戦記
2005年 VOL.134
 梅から桃そして桜と自然は風景を彩り、花のあとには若葉がつき、夏の日差しのもとですくすくと成長し、やがて秋には実をつける。厳しい冬をじっと耐え、そしてまた春を待つ。自然は実に正確に時を刻む。一年の移ろいはいつも同じだ。バッファローズもまた春を迎え、大会に忙しくなった。少年野球は、小学校の新学期が始まるより早く、3月には大会が始まる。そしてこの日の全日本学童野球大会で新チームにとって早くも3つ目の大会となった。
4月3日(日)  
全日本学童野球西東京大会 1回戦 <クラスA> バッファローズ 対 保谷ユニバース
 
1
2
3
4
5
6
7
8
R
バッファローズ
     
ユニバース
X
     
19
馬緤(2回)→武藤(2/3回)→(本橋愁1/3回)−林
 初回若園の内野安打、村上のフォアボールでノーアウト2・3塁のチャンスとなった。だが、クリーンナップのB番林三振、C番邉三振、D番木屋ピッチャーゴロと倒れ、先制点とはならなかった。裏の守り。先発投手は馬緤。先頭打者センター前ヒット、A番ピチャーゴロエラーB番左中間2塁打などで2点先制され、さらにフォアボール、セカンドゴロエラーなどで2点失った。2回表の攻撃。本橋愁三振、馬緤がフォアボールで出塁するも、武藤三振、石塚三振に終わる。裏の守りで、打者13人に9得点されてしまった。被安打5、フォアボール4、エラー3、ワイルドピッチ3。打たれるのは仕方がないとして、残念だったのは、平凡なピッチャーゴロ、ショートゴロをアウトにできなかった。3回裏の守りで、武藤が初めてマウンドに上がり、サードに山岸、センターへ久我が入った。武藤は先頭打者に左中間2塁打を浴びるが、次打者のピッチャーフライで飛び出したランナーをセカンドでゲッツーをとった。だがここからアウト1つが難しい。4連続四死球で1点、代わった本橋愁も2ヒット2四球で、結局2アウトを取ってから打者一巡させてしまった。4回表、フォアボールの木屋を塁に置いて、武藤がライナーでレフト線を抜き、2ランホームランとなり一矢報いた。1つのアウトを確実にとってゆくこと、練習でやっていることを試合でできるようになることを、大切にしよう。(m)
公園グランドにて。
2005年 VOL.135
4月3日(日)  
東西春季大会 1回戦 <クラスB> バッファローズ 対 レッドシャークス
 
1
2
3
4
5
6
7
8
R
バッファローズ
 
     
レッドシャークス
12
 
     
19
武藤(2回1/3回)→(本橋愁0/3回) −水井
 初回、先頭の山岸がセンター前ヒットで出塁。2盗・3盗を決めて、2番久我もセンターへ打ち返し、1点先制する。続く武藤内野安打、本橋(愁)四球と大量点のチャンスだったが、後が続かなかった。
その裏。先発の武藤には試練のピッチングだった。ストライクが入らない。思うような投球ができない。涙が流れ落ちた。ここで言えることは、「仕方ない」で片付けないことが大切だ。2回はなんとか1点に押えたが、3回も試練は続いた。武藤は非常にいいものを持っている。非凡なセンスがある。それは本橋(愁)にも言える。二人は左右の両エースとしてチームを引っ張っていかなければ。野球は個人競技ではない。団体競技だ。今はチームとして機能していない。個々の練習量に差があるせいか、連係もうまくいかない。共通の意識がないから。観る者には4年生の方が溌剌としていて、元気があった。指導する者としてはみんなの素質を、個性を伸ばしてあげたいと思っている。5年生の奮起を期待する。(w)
栄小にて。
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