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保谷バッファローズ観戦記
2004年 VOL.126
季節の巡りがひと月ほど遅れているような陽気が続いていますね。空が高いです。
2004年も終わりが近づいてきました。車窓から見る景色のように、1年が過ぎて行きます。淡々と日常は過ぎ去って行きます。それぞれの残した想いは別にして。
地球は毎日、朝が来て、夜が来て、また朝を迎え、世界はやがてまた夕闇が迫り、月明かりに照らされている。

子供たちを見ていると、ふと自分が小学6年生の時、何を考えていただろうか、と思う。記憶の断面を切り取ってみると、そこには色んな感情が心の中を渦巻いていたことに気づく。子供の心はすごく複雑で入り組んだ無限の宇宙を抱えている。ぶどうの蔓がからまっているように、こんがらがっている。その気持ちは誰にもわからないし、本人もその正体の説明はできない。年月を経て、ある境界を過ぎると宇宙は一転、収縮に向かって行く。
その時初めて、自分の持つ宇宙は有限な存在だったことに気がついてしまう。
永遠に続くかと思った、あの頃。あの夏の日。
忘れられないシーンがあった。
11月21日(日)  
多摩学童秋季大会1回戦<クラスA>バッファローズ対武蔵野四小ファイターズ
 
1
2
3
4
5
6
7
R
ファイターズ
バッファローズ
2X
水井(優)(5回)−柴原
2004年Aチーム最後の公式大会。バッテリーが入れ替わり、水井が公式戦初先発。キャッチャー柴原。
初回、ピッチャー水井は先頭をキャッチャーフライで1アウトを取る。次打者もショートフライに討ち取ったが、グラブからボールをはじいてしまい、ランナー1塁に生きた。3番打者の打球はイレギュラーして、センターに抜けていった。4番には四球を与えた。1死満塁の大ピンチを迎えたが、水井は顔色も変えず、落ち着いて投げた。
続く打者をサードゴロ、ホームホースアウトにし、3つ目のアウトは三振に仕留めた。勝負は紙一重のところだったような気もするが、水井が自分で摘み取った。
ピンチをしのいだバッファローズは先頭打者平山が右中間ヒットで出塁。2盗のあと遠藤のライト前ヒットで先制。続く松下はショートエラーで生きる。水井・柴原倒れ、2死2・3塁になったが、久我がライトネット直撃の2塁打を放ち、3点先行した。この久我の2点タイムリーヒットが試合を大きく左右した。
水井は球威ある速球で押し、安定していた。ランナーを出し、走られてもあわてる様子がなかった。バッファローズも2回・3回と無得点。相手投手はなかなかコントロール良く好投手だったと思う。しかし、ファイターズは4回からピッチャーを交代した。身体の大きい子だったが、ストライクが入らず、押し出し四球で4点目。3人目のピッチャーに交代したが(この子も大きい)、松下がレフト前に打ち返し、5点目を奪った。5回裏。久我のヒットのあと、四球、死球、死球、四球と制球定まらず、バッファローズがコールド勝ちした。
ファイターズの選手個々は結構上手いと思ったが、ちょっと、元気がなかったかな。でも、ちょっとしたボタンの掛け間違えだったかもしれない。ファイターズが普通に戦うと、結構、均衡したゲームになったのではないかと思わせた。水井は初完投・完封。7三振を奪った。力がある。柴原のキャッチャーも俊敏で良かった。
さて、バッファローズの頂点はどこだろうか。
北原グラウンドにて。
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