HOME NEWS TEAM GAME DATA LINK MAIL
 
バッファローズNEWS
06'NEWS
05'NEWS
04'NEWS
03'NEWS
02'NEWS
01'NEWS
00'NEWS
保谷バッファローズ観戦記
2004年 VOL.125
10月10日、スポーツ財団大会1回戦にあっけなく敗退してから、チームは多少引き締まったと思う。西東京市の最後の大会『長瀬杯』を制して、このチームの有終の美を飾りたい、と選手はもちろん、それ以上に監督、スタッフはそう思った。11月14日(日)、北原グランドで午前中に準決勝戦二試合、午後から決勝戦と、一年前の新人戦の記憶とも重なって、期待は大きかった。
11月14日(日)  
長瀬旗争奪西東京市大会準決勝戦  <クラスA> バッファローズ対保谷ユニバース
 
1
2
3
4
5
6
7
R
ユニバース
バッファローズ
柴原(4回)→松下(3回)−水井(優)
初回、相手の攻撃。キャッチャーフライ、サードゴロで簡単に2アウトをとったが、B番へフォアボールを与え、続くC番にセンター前へうまく弾かれて1・3塁となった。ここで柴原はB塁へ偽投し@塁へけん制を入れた。これが見事に掛かりタイミングはアウトであったと思うが、あまりに巧く掛かったことで、当の柴原が一瞬送球を戸惑った。すぐに1塁へ送球したが、1塁手との微妙な間合いがずれたのか、遠藤がこのボールを弾き、球はセカンド方向へころころと転がった。この間に3塁ランナーがホームイン、1点を先制された。1回裏、平山ピッチャーフライで1アウト。次の遠藤はセンターへきれいに弾き返すヒット。松下は三振で2アウト、続く水井はやや詰まりながらもレフト深くへ大きなフライを放つ。相手レフトが追いつき捕球態勢に入ったがポロリと落とした。スタートを切っている1塁ランナー遠藤の足なら、普段であればホームインが出来たと思うが、この日遠藤は右足太ももを痛めていて、ウォームアップのキャッチボールさへ控えていた。痛々しくも遠藤は3塁まで一生懸命走った。次の柴原はセカンドゴロに倒れ得点にならなかった。3回表、先頭打者にいきなりレフト戦を抜く3塁打を浴びる。しかし次打者のショートゴロを平山は1塁への送球を偽投、飛び出した3塁ランナーを刺した。これは試合前に三遊間で打ち合わせしていたプレーだった。これで1アウト1塁となってピンチを凌いだかに思われた。次打者はピッチャーゴロで2アウト2塁、ワイルドピッチがあり2アウト3塁となる。ここでB番打者にセンター前ヒットを許し重い1点が追加された。その後試合はこう着し7回まで進んだが、そのまま押し切られた。先発の柴原は4回まで被安打4、死四球2、5回から代わった松下も被安打2、四球1と投手はよく投げた。守備でもエラーらしいエラーもなくよく守った。要は打てなかった。相手エースの力投の前に散発5安打と抑え込まれた。長瀬杯は後輩に託すこととなった。

試合後、大会表彰式とオール西東京選手の表彰式および閉会式があるので、そのままグランドに居残り、レフト奥の空きスペースで決勝戦を見守った。長瀬杯はユニバースが優勝した。表彰式、閉会式には16チームが一同に会し、今シーズンの西東京市大会での熱戦に幕を降ろした。

閉会式が終わる頃には日もかげり、ちょうどこの日から冬の訪れを感じさせる気候で肌寒くなった。また一つの季節が過ぎ去った。バッファローズのみんなは式が終わってからも、つい先程の敗戦の悔しさもすでに忘れ去り、記念写真などを撮りながらのんびりと穏やかに過ごした。北原グランドでの数々の戦いの場面を胸に焼つけ、西原ユニティーと保谷バッファローズが最後に、薄暮の北原グランドを後にした。
北原グラウンドにて。
BACK TOP NEXT
 
Copyright(C) HOYA Buffaloes all rights reserved.