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保谷バッファローズ観戦記
2004年 VOL.105
7月3日(土)  
くりくり大会決勝戦 <クラスA> バッファローズ対住吉シャークス
 
1
2
3
4
5
6
7
R
バッファローズ
シャークス
柴原(5回完投)−水井
バッファローズ!くりくり大会初優勝!!柴原、勝利を呼ぶ粘投!!!
念願の西武ドーム本選大会へ進出!再び、シャークスを決勝で破り、都知事杯に続き、連続優勝!!

バッファローズには“徳”があった。人徳と申しましょうか。早起きは三文の徳と申しましょうか(違う?)。時は金なりとでも申しましょうか(全然違う?)。目に見えない何かが背中を押してくれているような気が本当にした。
大きな力が守ってくれていたのか。筒井康隆の“七瀬シリーズ”ではないけれど。
この大会は本当にハードボイルド・ワンダーランドになりましたね。

くりくり大会決勝戦は芝久保運動場に9本の2塁打が飛び交ったが、スコアは5対4だ。それだけお互いに投手を中心とした守りが良かったということなのだろう。
先攻バッファローズ。1回表。1番平山レフトライナー。いい当りだった。乗っている2番遠藤、右中間をライナーで破る2ベース。いいぞ!だが、3番松下、4番水井倒れ、無得点。
だが(今回は“だが”が多い)、僕には予感めいたものがあった。本当なのか?
1回裏。先頭打者にどこに打たれたか忘れたが、2ベース。1死後、右中間2ベース、四球、Wスチール、左中間2ベースとたたみ込まれ、3点献上する。だが、後続をピッチャーゴロ、センターフライに討ち取り、追加点を与えなかった。シャークスにはこれが後々響いて来る。響くのだ。2回表。5番馬場、6番久我智、7番戸松倒れ三者凡退。まだまだ。
2回裏。2死1・2塁できれいに1・2塁間を抜かれた。ライト七井。胸に当て、前へ落とす。1塁は間に合わない。迷わず、バックホーム!ストライク送球でホームアウト!うー、うなった。一瞬で切り替えた判断は見事だった。
3回表。野球の格言というのはおもしろい。本当にピンチの後のチャンスになった。先頭ナイスプレーの8番七井。四球を選ぶ。9番柴原。左中間を破る2ベースで無死2・3塁。1番に戻り、平山がセンターにタイムリー2ベースを放って、2点返す。遠藤はセンターライナーで1アウト。松下レフトフライで2アウトになったが、水井がセンター前に渋いヒットで同点。試合は振り出しに戻った。3回裏。セカンドフライ、三振、レフトフライでシャークスは三者凡退。柴原の緩球をつけたピッチングが生きてくる。4回表。バッファローズは三者凡退。4回裏。2ベース、エラーで4点目を取られ、勝ち越される。その後も2死2・3塁のピンチが続いたが、次打者をライトフライに討ち取った。追加点を与えなかった。
5回表。先頭柴原。執念のサード内野安打。3塁手が暴投し、2塁へ進む。平山セーフテイ気味にバント。1死3塁。絶好調、遠藤センター前へ運ぶ。同点!センターが後逸し、遠藤は2塁へ。松下四球を選び、打者水井。左中間へ文句のない大2塁打で、逆転!馬場も四球を選び、1死満塁と攻めたてたが、インフィールドフライのなんやかやでWプレー。1点の勝ち越しだけだったが、ベンチにいやな雰囲気はなかった。
5回裏。(多分)あせったシャークスは早いカウントから打ってきて、簡単にサードゴロ、センターフライで2アウト。次打者に2ベースを打たれるも、最後の打者をサードゴロに討ち取り、時間切れ終了となった。
みんなの一生懸命が勝ち運を呼び込んだ。ひとりひとりの気持ちがひとつになり大きな力になった。
バッファローズに新たな歴史が刻まれました。
芝久保運動場にて。
この夜。柴原は高熱を出して、翌日も下がらなかった。
ジョー、よくがんばったよ。
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