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保谷バッファローズ観戦記
2004年 VOL.103
前々日の金曜日に楽しい楽しい移動教室から戻り、どこのお家の子供たちもその日は熟睡だったようです。日曜日のくりくり2回戦に向けて、体力と集中力を取り戻すには、もう少し時間が欲しかったところ。土曜日の練習は早い目に切り上げて、チームは明日の試合に備え、少し休養することにしました。
6月20日(日)  
くりくり大会 2回戦  <クラスA>  バッファローズ対ユニバース
 
1
2
3
4
5
6
7
R
バッファローズ
ユニバース
柴原(3回)→久我智(2回)−水井
 ユニバースとは何の因果か、昨年の新人戦決勝以来、今年度は、全日本学童、都知事杯、くりくりと、主要大会でことごとく対戦する巡り合わせとなった。全日ではサヨナラ負けを喫したが、都知事杯では4回コールドで圧倒している。相手にとっては気持ちも新たに、打倒バッファローズで立ち向かってこられることになった。
 初回、先攻のバッファローズ、先頭の平山が内野エラーで出塁し盗塁で3塁へ進むが、遠藤の内野ゴロで平山はホームを突いたが、6−3−2の手痛いダブル・プレーとなりチャンスをつぶした。しかし松下のレフトオーバー2塁打、水井のレフト前ヒットで先ずは1点を先制した。その裏の相手攻撃、先頭打者に粘られいきなりレフトオーバーの3塁打を浴びる。その後内野エラーと2四球などで3失点し出鼻をくじかれた。初回の攻防だけを見ると、相手には勢いが、バッファローズには眠気からまだ覚めやまぬようなぎこちなさを感じた。ベンチに戻って、しまりのない内野守備陣はコーチから一喝され、少しは気が引き締まった。2回表、久我、戸松が四球を選び内野エラーと柴原の左中間2塁打で2点を返し、すぐさま試合を振り出しに戻した。3回には四球と相手守備の乱れに乗じ、水井、戸松の適時打で3点を入れ勝ち越し、何とかゲームの主導権を握った。一方この日の柴原は本調子とは言えず、投球フォームも乱れアップ・アップ気味であった。それでも2回・3回は、ヒットを打たれながらも何とかガマンのピッチングで要所を締めていた。
 4回表に相手投手がエースにスイッチした。前半を互角に戦い、後半で押し切ろうという作戦かも知れない。しかしその代わり鼻の速球を松下が強引に引っ張り、レフト線を抜く3塁打を放つ。ここから3点を追加、スコアーを9−3とし、ほぼ試合を決めたかに思われた。ところが4回裏、内野エラー、ヒット、四球でノーアウト満塁のピンチを招き、ここで投手は久我に代わった。その最初のバッターに右中間2塁打を浴び2点を返される。点差4点。とにかくアウトをひとつ一つ取ることに集中し、ショートゴロで1アウト、その間に1点。点差3点。サードゴロで2アウト、その間に1点。点差2点。ヒット、四球でピンチは続くが、ピッチャーゴロで3アウトを取った。
 最終回、2点差。何とか逃げ切れそうな状況である。しかし小柄な先頭打者へ四球を与える。続く打者にはライト線ヒットを放たれるが井上がきちっと処理しノーアウト1・2塁。ベンチの指示はランナーを捨ててもアウトを確実に取ってゆくこと。1点取られても勝てる、2点返されてもまだ負けない。次の打者はサードへの緩いゴロ、柴原はあわてず1塁へ送球する。1アウトを取った。ランナーは2・3塁となる。そして次の打者の打球はセカンドゴロ、セカンドへ回っていた松下は反射的にバックホームした。送球はやや右に逸れワンバウンドとなったが水井が確実に捕り、ホームへ突っ込んできた3塁ランナーをタッチアウトにした。きわどいプレーであった。2アウト。なおも1・3塁、その後盗塁があり2・3塁。ワン・ヒットで同点という場面であった。このとき久我は何を思って投げていただろう。全日の屈辱が蘇っていたかも知れない。それとも絶対打ち取ってやるという自信に満ちあふれていたかも知れない。そして最後の打者を三振に打ち取った。その瞬間、尾崎監督は『よし!』といって小さなガッツポーズをし、珍しく、自らベンチのコーチに手を差し出した。よほど嬉しかったに違いない。
 こういう試合はどう評価していいのか難しい。どことなく集中力に欠き勝つには勝ったがだらしのない内容であった・・・、今ひとつ調子に乗れなかったが、要所ではきちっと仕事をし、そして負けなかった・・・。私は自信を持って後者を選ぶ。試合内容はその時々でどうのようにでもなる。みんなの調子にも波がある。しかしチーム力として、そう簡単には負けない潜在力、負けたくないという精神力が、確実についてきているのではないだろうか。
“くりくり大会”。新たな歴史を作ろう!!
北原グランドにて。
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