4回裏。規定の試合時間、1時間20分にあと7分となった。
球審からその旨、告げられる。規定時間が過ぎれば次の回に入らない、と。
この回の先頭打者、7番山口。サード前へのゴロ。3塁手が1塁へ悪送球。山口、2塁へ。8番代打小林(淳)。2ストライクと追い込まれながらよく粘って、四球を選ぶ。無死1,2塁。9番山崎(勝)。ファースト前への緩いゴロ。タッチをうまくかいくぐり、1塁セーフ。無死満塁。1番渡辺(陸)。セカンドへの強いゴロ。2塁手がはじいて、まず1点。一死後、3番小林(大)。緊張しながらもまたもよく粘って、押し出し四球を選ぶ。これで同点。なおも一死満塁。ベンチが盛り上がる。応援も熱が入ってきた。規定時間は過ぎている。4番高田。緊迫したこの場面で前回の対戦でみせたシュア−なバッテイングでセンターへ痛烈なライナーの逆転打。サヨナラ勝ちとなった。最後はキャプテンが決めた、午後2時40分。バッファローズは最良の勝ち方で、好ゲームに決着をつけた。
今日の試合は一言で言えば、"粘り勝ち"というところでしょうか。守備においては再三のピンチを山口の粘り強いピッチングとバックの好プレーで防ぎ、打撃においてはヒットはそう多くはありませんでしたが、ボール球をよく見極めて四球を選び全員が良くつないだことが、最後に高田のサヨナラ打を呼んだのだと思います。ナイスゲーム。
さあ、準優勝したチームに勝ったのだから、バッファローズは優勝を目指しましょう。
|