糖質制限には3パターンある

プチ糖質制限食、スタンダード糖質制限食、スーパー糖質制限食の3パターン。糖質を制限する際の制限度合い。

糖質制限によるダイエット方法や血糖コントロールを行う糖質オフ健康法には3パターンの糖質制限があります。

糖質オフ健康法では「糖質制限食」という食生活スタイルを用います。糖質を含む食品をメニューからできるかぎり、とり除くというスタイルです。この糖質制限食には「プチ糖質制限食」「スタンダード塘賞制限食」「スーパー糖質制限食」の3パターンがあります。

プチ糖質制限食は、1日3食のうち1食だけを糖質オフにするというもの。つまり、主食を抜きます。主食を控えるのは夕食がベストです。なぜなら夕食後は静かに過ごすことが多いので、エネルギーをあまり使わないからです。睡眠中になるとエネルギーの消費量はさらに下がります。また、脳も休息に入ります。体内で最も糖質を消費するのが脳ですから、エネルギーはなおさら余りやすくなるのです。その余ったキネルギーが脂肪になることで肥満になったり血糖値が上昇します。

スタンダード糖質セ制限食では、3食のうち2食を主食抜きにします。組み合わせとしては、朝食と夕食、あるいは昼食と夕食。いずれも夕食を抜きにするのがポイントです。朝食あるいは昼食をとったあとは眠るわけではないので、からだも脳もエネルギーを使います。摂取した糖質もそのぶん消化されやすくなります。

スタンダード糖質制限食の場合は、会社勤めをしている人なら、自宅で食べる機会の多い朝食・夕食の組み合わせが最もコントロールしやすいといえるでしょう。逆に昼食は外食になるケースが多いので、より意識した工夫が必要です。

スーパー糖質制限食は、3食すべてから主食をカット。最もハードルが高くなります。ダイエット効果をはじめとする健康的な効果は、「プチ」「スタンダード」「スーパー」の順に大きくなります。とはいえ、最初からスーパー糖質制限食でスタートすると、ややもすれば挫折しがち。まずはプチ糖質制限食から始めてみましょう。それで効果を実感したら、じよじよにハードルを上げていけばいいだけ。意外と楽だということがわかれば、しめたものです。

本気で健康になりたい人は「スーパー糖質制限食」

3種類ある糖質制限食のパターンですが、本気で健康を目指す人はぜひともスーパー糖質制限食に挑戦していただきたいと思います。その日覚ましい効果とともに、自分のからだがよりよい方向に変化していく喜びが味わえることでしょう。

血糖は糖質をとらないかぎり、急激に増えることはありえません。つまり、スーパー糖質制限食の場合、1日を通して肥満ホルモンのインスリンが大量に分泌されることがないのです。肥満ホルモンを大量に出さない状態になると、からだは脂肪をためやすい状態から脂肪を燃やしやすい状態へと切り替わります。そうなると、どのような変化が起きるでしょう?

まず、大半の人が短期間で2kgから3kgの体重減となります。個人差はありますが、数日から2週間です。

また、体重減にともなって、体調がよくなっていることも蟄へ感できるはず。スタミナが強くなったという人も多いですね。寝起きがさわやかになり、精神面での安定も見られます。減り始めた体重はやがて落ち着くべきところに落ち着き、ベスト体重になります。そうなればスタンダード糖質制限食やプチ糖質制限食に変えても問題はありません。「スーパー」でからだの状態を切り替えて、「スタンダード」や「プチ」でその状態をキープするというわけです。もちろん、そのまま「スーパー」を続けるという選択肢もあります。

なお一部の例外として、スーパー糖質制限食の効果があまり出ない人もいます。それは「倹約遺伝子」をもっている人です。倹約遺伝子とは、消費カロリーを抑えて脂肪をためやすくする遺伝子のこと。基礎代謝量が低いというのが特徴です。

基礎代謝量とは何もしなくても体内で消費されるカロリーのこと。基礎代謝量が低ければ、それだけ消費カロリーも少なくなるため、摂取カロリーがオーバーしてしまいがちになるわけです。スーパー糖質制限食を1週間続けて体重減が見られなければ、倹約遺伝子をもっている可能性が高いと考えていいでしょう。その場合、スーパー糖質制限食に加えてカロリー制限も試みると、体重は落ちていきます。

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