世田谷区喜多見

氷川神社

節分祭(鬼問答・大国舞)

2月節分 午前10時 斎行

古来、私達の祖先は清浄を尊び、清明なる心で日々の生活を励んできました。立春の前日に、一陽来復を祈願し、追儺「おにやらい」「豆まき」の儀式を取り行って参りました。
鬼は、陰を意味し、陰は悪に通じ、神代の昔「イザナギ」の神が鬼を「ハラウ」のに桃の実を投げ、悪鬼をはらった故事にならい「鬼は外 福は内」と叫びながら豆を撒き、厄除け・開運を祈願いたしました。

鬼問答・福の神の舞

社殿にて祝詞奏上の後、「鬼やらい」の神事が行われます。
この神事は「鬼問答」と「大国舞」「恵比寿舞」との一連の迫儺神事です。この神事は都内でも珍しく貴重な民俗行事として世田谷区より無形民俗文化財に指定されました。

祝詞奏上の後、社殿前で迫儺の豆まきが行われると、突然、赤・青・黒・白の鬼が現れ、社殿に上がろうとする。それを拒む神官と問答が行われます。この問答をする神楽が「鬼問答」です。
鬼は神主との問答に負けて、桃の弓・葦の矢と、いり豆にて「鬼は外」と、もとの山へと追い返へされます。
鬼が逃げた後、「福は内」と豆をまきますと、福の神様の行列が社殿へ進んでこられます。神前で「恵比寿舞」が舞われ、大きな鯛を釣り上げて、にっこり恵比寿顔をつくられ、引き続いて、大国様は祝詞を奏上し、小槌から皆様に宝を授け、目出度い舞を舞い納めます。

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鬼問答

太鼓の音 ドン ドン ドン・・・・・

鬼:
そこどけ、そこどけ・・
- 神前に飛び上がり 鹿杖にて床を叩く -
神官:
- 両手を広げて 鬼が神殿に上がるのを防ぎ乍 -
不思議なるものみえて候、何者ぞ、名のり候らへ、早く名のり候らへ。
鬼:
それがしに候か?
神官:
早く名のり候らへ。
赤鬼:
見るも、聞くも、そら恐ろし、それ、赤き息 ほっとつけば、七日七夜の病となる。
青鬼:
それ、青き息、ほっとつけば、疫病となる。よって節分毎に、まかりいで、人の命をねらい候。
鬼:
鬼は内と、声がした、よって、まかりいで候。
一同:
言わぬ、言わぬ。
鬼:
腹ぺこだ、腹ぺこだ!
神官:
悪しき鬼どもだ、おのが住家にあらず、もとの山へ帰り候らへ。
- スルメを与える -
一同:
それ追い出せ! 鬼は外、鬼は外・・・・・
- 桃の弓と、いり豆にて鬼追いをする -
鬼:
ゆるさせ給へ。
- と叫び、追儺の豆つぶてにて逃げる -

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福の神の舞

一同 東の空高く、「福は内・福は内」と豆を撒く。囃子・大拍子の調べにのって、福の神、四方固めの祝い「上(ジョウ)の舞」を舞う。

草も木も 我が大君の国なるゆえ いづくに悪鬼のすみかなるらん
出雲の国の大国主命 このところにて、ひとさし御舞ずるにて候
大八しま つくりかためし大国主命 いもせを結ぶ福の神 いでや宝をまいらせん

ひとつ ひろったその豆で  
にで  にっこり恵比寿顔
さんに 杯飲みまわし
よっつ 世の中良さように
いつつ 出雲の大社
むっつ 無病息災に
ななつ 何事なきように
やっつ やたらに徹き散らし
ここのつ 子供に、拾わせて
とうで 当氏子中の皆様に本年の宝を授け申す

- と祝い詞を奏上し 小槌より金銀財宝を一同に撒き授け 追儺の神事をとり修める -

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節分祭の写真


大国舞


大国舞(昭和40年頃)


鬼問答(昭和40年頃)


大国様と恵比寿様

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