黄運萍、広州へ修行に出る
[井の中のカエルちゃん#2]
(Huang Yunping in Guangzhou)


エルニーニョの一言。   *** エルニーニョからの一言 ***

 ★このページは彼女の生まれ故郷の陽朔の話の続きです。

 桂林の漓江下りの船着場・陽朔でインターネットカフェのねえちゃんをしてた黄運萍は、03年2月初旬に、より大きな可能性(big chance)を求めて広州に出て行きました。そう、あのSARSパニックに成る1.5ヶ月前にSARS震源地の広州に、日本で言うなら岩手県辺りから「おらぁ東京さ行ぐダ」みたいな感じで、風光明媚な生まれ故郷を飛び出して都会に出て行った訳です(←岩手県の方ゴメンナサイ)。
 私は正直心配しましたね、その後音沙汰無いのですから。それが漸く03年7月に「無事に遣って居る」というメールが来て、そして詳しい住所を教えろという返事を出したら8月10日、住所と近況と写真1枚を送って来ました。
 ということで取り敢えず届いた写真を載せて行くことにしましょう。


  ●井の中のカエルちゃん・黄運萍(What does pretty frog ?)

 以前から彼女は「自分は陽朔から外へ出たことが無い、大都会でインターネットやコンピュータ関連の[Big business]をしたい」と言って居ましたので、正に「井の中のカエルちゃん大海に飛び出す」(※1)という所です。こういう事も有ろうかと、前の第1作(Hello, Huang Yunping !)で既に画面の背景にカエルを使っていたのです、私は予知能力が有る(※2)のですよ、ウワッハッハッハ!

 桂林は、はっきり言って”田舎”です。しかし古くから中国で一流の風流人がここを訪れ今では国際観光地として時代の最先端を行ってます。その中で特に漓江下りの船着場の陽朔で育った黄運萍がそういう野望を抱くのも、或いは無理は無いのかも知れません。
 03年7月の彼女のメールに拠ると現在は広州番禺区石基鎮官涌村の電子有限公司という工場で働いて居るそうです。番禺区石基鎮は地図で調べたら広州市の南、珠江デルタ地帯に在ります。
黄運萍の写真1(Photo-1 of Huang Yunping)。
 その後03年8月10日に友人と映っている写真を送って来ました。左がその写真で、左の人物が黄運萍です。元がピントもコントラストも甘い写真だったので、補正してもこの程度です。
 次は1人で写っている写真を送ると言ってますが、何を考えてるんでしょうかねえ。
 


 そして、ほぼ1年後の04年7月10日に、その1人で写っている写真を送って来ました。ところがこの時私はシルクロードの旅に出ていたので、直ぐ返信出来なかったのですが...。
黄運萍の写真2(Photo-1 of Huang Yunping)。
 右がその写真で、多分携帯電話のカメラで撮ったものだと思います。

 春に2度位メールを送った時は返信が無く、昨年と同じ夏に写真を送って来ている所を見ると、多分工場で働いて居る間は自分のパソコンが使えずメールの授受が出来ないのだと推測出来ます。だから夏休みに生まれ故郷の陽朔に帰り、友人と会ったりして写真を送って来るのだと思えます。昨年のも今年のも、どうも陽朔の風景の様です。
 彼女は工場でこのHPを見ているんでしょうかねえ?、一応運萍へのメッセージを書いて置きましょう。
  Hey hey, dear my Huang Yunping, how are you ?
 Are you busy ?
  I'm never forget you. Good-bye, and see you again !

 


 尚、陽朔の話の画面への切り換えは最下行のページ・セレクタで行って下さい。(Please switch the page by page selector of the last-line.)
 

 おしまい 


【脚注】
※1:「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」。これは中国の荘子の言葉。荘子の秋水に「井蛙不可以語於海者、拘於虚也。夏虫不可以語於氷者、篤於時也」と在る。
 考えや知識が狭くて、もっと広い世界が在ることを知らない。世間知らずのこと、見識の狭いことに言う。

※2:掲示板のリチャード・プー氏が銀橋(=桜宮橋)について掲示板に書き込んで来るのを”予知”して、それ以前に銀橋の写真を掲載して居た、などほんの一例です。
 

●関連リンク
参照ページ(Reference-Page):桂林の漓江下りの地図▼
地図-中国・桂林地方(Map of Guilin region, -China-)
参照ページ(Reference-Page):広州の地図▼
地図-中国・広東省の広州(Map of Guangzhou of Guangdong, -China-)
参照ページ(Reference-Page):カエルちゃんに捧ぐ▼
詩-唄う蛙(かえる)たちの詩(Poem of singing FROGS)
03年春のSARSパニック▼
2003年・新型肺炎SARSとは?!(The SARS, new pneumonia, 2003)
SARSの震源地は広州と判明▼
2003年・SARS-感染源はハクビシン?!
(The SARS, what is the source ?, 2003)

銀橋の予知▼
日本全国花見酒(Cherry blossoms and banquet in Japan)
政府の「観光立国構想」以前に観光行政を批判▼
日本の観光立国行動計画とは(The VISIT JAPAN program)

2003.08.11 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2004.08.31 改訂

♪BGMは多夢[TAM Music Factory]サイトのバナー。[TAM Music Factory]のオリジナル曲(MIDI)です。
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