地図−中国・桂林地方
(Map of Guilin region, -China-)

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 ■広西チワン族自治区の桂林地方(Guilin region)

 広西チワン族自治区の簡略称は(桂林の「桂」です)。首府は南寧市。東経104°28′〜112°03′、北緯20°54′〜26°23′で中国の南部に位置し、東は広東省、北は湖南省、西は貴州省に接し、南は海(北部湾)に面す。面積約23万ku、人口4489万。チワン(壮)、ヌー、ヤオ、ミャオ、トン、毛南、回、イ、水などの少数民族が居てチワン族がその内の33%を占める。広西チワン族自治区は春秋戦国の時代は百越に属し、秦代には桂林郡に属し、桂林は長い間この地方の政治的・文化的中心であった。明代より実質広西省と成り、1958年より広西チワン族自治区。

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桂林市桂林の漓江三江龍勝



 ■桂林市(Guilin city)

 桂林市は広西東北部に位置し、面積5千ku、人口150万。市街区は国家歴史文化名城重点風景旅遊城市に指定され人口64万。秀峰、宣彩、象山、七星、雁山の5区。市街区を漓江、相思江などが流れる。秦代に桂林郡が置かれ以後一貫して嶺南地方の政治文化の中心で、特に漓江沿いのカルスト地形の景観は中国水墨画を生み出し、詩人にも「桂林山水甲天下」と謳われた。現在は年間50万人もの観光客が世界中から訪れる一大観光拠点。亜熱帯性気候に属するが、気温は涼しい。特産品は三花酒、腐乳、辣椒醤。

  ○カルスト地形(―ちけい、karst topography)は、(スロヴェニアのカルスト地方に見られることから)石灰岩台地で、カレンフェルト(鋸歯状の地形)ドリーネ(擂鉢状の窪地)石灰洞(=鍾乳洞)などが発達する特有な地形。石灰岩の表面が溶解浸食を受け易いこと、雨水は主に割れ目に沿って浸み込み周囲の岩石を溶解し易いことなどが原因と成って出来る。語源と成ったカルスト地方にこの地形が多く存在し中国の桂林雲南省石林が、日本では山口県秋吉台福岡県平尾台などが名高い。
   ・カルスト(Karst[独])は、スロベニア西部からクロアチアのイーストラ半島に掛けて広がる石灰岩台地の丘陵地帯。カルスト地形の語源。

 ▼桂林地方(桂林・三江・龍勝)の地図
桂林地方の地図。
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 ●桂林の漓江(Lijiang) − 陽朔(Yangshuo)と興坪(Xingping)

 ▼漓江(Lijiang)の詳細地図
漓江の詳細地図。 中国山水画の世界を壮大だスケールで体験出来る漓江下りは何と言っても桂林観光の中心で、桂林を訪れる殆どが漓江下り観光に来ると言っても過言で無い。しかし2003年春のSARS(非典型肺炎)騒動で壊滅的打撃を受けました。


←興坪(Xingping)の地図





  ▼陽朔(Yangshuo)の詳細地図

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 ■三江トン族自治県(Sanjiang)

 柳州地区の管轄県、県庁は古宜鎮。広西チワン族自治区最北部で柳州地区に属し、貴州省と湖南省に接する位置に在る。人口34万、トン族が53%を占める。全域低山で囲まれた狭隘な河谷地で、木材加工と水力発電が主産業で、玉米、油茶、桐油、毛竹、芒藤製品が特産。トン族の独特な鼓楼風雨橋が在る。県の中央を焦柳鉄路が貫く。

 ▼三江トン族自治県の詳細地図
三江トン族自治県の地図。
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 ■龍勝各族自治県(Longsheng)

 桂林市管轄県、県庁は龍勝鎮。広西省の東北部に位置し、人口17万。各族とは文字通り各少数民族の意味でトン、チワン、ヤオ族などが人口の70%以上を占める。山地で滑石、鉛、金などを産出し、全国重点産業県の一つ。茶、梨、米などが特産品。県南の花坪は国家的自然保護区。

 ▼龍勝各族自治県の地図
龍勝各族自治県の地図。
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