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保谷バッファローズ観戦記
2001年 VOL.32
11月23日(金)  
多摩学童野球秋季大会2回戦バッファローズA対田無ウイングス戦
 
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バッファローズ
ウイングス
X
先発投手 小林(2回)→矢澤(1回)
リベンジされた。実力的にそう変らない証拠かもしれない。気持ちの持ち方ひとつで結果が変ってしまう。1回表。山ア(裕)四球、渡辺陸レフト前ヒット、2死後、小林のレフトへの2点タイムリーヒットで先制するが、今日のウイングスは粘っこかった。その裏6点を奪われ、逆転されてしまう。バッファローズは2回表に山崎(裕)の左中間2塁打で1点返し、望みを繋いだが、その裏3点を追加され、突き放された。今年、ウイングスとは2勝2敗だった。

田無公園グラウンドにて。
11月24日(土)  
秋季東西大会2回戦バッファローズA対青葉少年野球クラブ戦
 
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青葉
バッファローズ
X
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先発投手 矢澤(5回完投)
青葉は東村山市の強豪チーム。市の大会で優勝し、武蔵野大会に出場している。実力はウイングスより上だったと思う。だが今日のバッファローズは、きのうとは気合いも気迫も違った。最後の試合にしない、という気持ちがよく出ていた。打順の変更も見事に当った。1回裏。渡辺陸、山ア(裕)連続四球の後、小林の内野ゴロで同点。3点を追う3回裏。この回先頭の柳沢四球、渡辺デッドボール、山ア(裕)のセフテイバントが決まり、無死満塁。小林がセンター前へ2点タイムリーヒット。続く矢澤四球、山ア(勝)センター前ヒット、小室内野安打で逆転。その後も高田、小橋、柳沢、山ア(裕)がよく粘って四死球を選び、計7点を奪って、一気に試合をひっくり返した。4回裏には山ア(勝)の右中間2塁打、小室、小橋四球の後、柳沢の内野安打、渡辺のセンター前ヒットで3点を追加。矢澤の好投もあって、バッファローズが完勝した。

"塩"も利きました。不動橋グラウンドにて。
12月2日(日)  
秋季東西大会準々決勝バッファローズA対石神ビクトリーズ戦
 
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バッファローズ
ビクトリーズ
X
先発投手 矢澤(3回)→小林(1回)
完敗。まあ、ある意味(どう言う意味だ)、すっきり終わって良かったかも。渡辺陸と小林が三遊間、センターへときれいなヒットを打ったが、小橋、高田のいい当たりが正面をつくなど、不運な面もあった。ビクトリーズはいいチームだった。
6年生は最後の試合でした。本村小校庭にて。
 
2001年も最終号になりました。今年のバッファローズは、画期的な一年だったと言うか、歴史を作った、と言うべきか、子供たちは存分に楽しんだろうし、おかげで私たちも楽しませてもらいました。教えられる事もたくさんありました。永く記憶に残るチームだ、と思います。最後の試合が終わって「いい一年だった。よくやった。」と語り合えました。とにかく、なんだかんだと非常に忙しかったような気がしますが、子供たちには貴重な思い出を貰いました。
この1年はバッファローズが私のすべての中心でした。その時々の事はニュースに記してきたので、ここではもう振り返りませんが、単純に一喜一憂したとは言えないものがありました。想いが強くて完全に感情移入し、自分でコントロールできないこともあったし、逆に妙に冷静の時もありました。人間、よくわからないですね。
バッファローズAチームの2001年公式戦の成績は24勝13敗でした。全日本学童大会保谷支部予選優勝・都知事杯保谷支部予選優勝、第1回西東京市大会準優勝・防犯大会準優勝・かんぽ杯争奪大会準優勝・秋季保谷大会準優勝…秋の東西大会も準々決勝まで進みました。1回戦負けはありません。特に都大会出場の切符を得る大会では、新人戦の優勝から三連覇しました。その精神力には感服します。フロックでは決してなし得ないことです。思えば、この子達の4年生の秋頃、この先が楽しみだ、楽しみだ、と口癖のように言っていましたが、これほどとは…。というのが正直な気持ちです。結果を残したことがすごいと思うし、これからのバッファローズに良い影響を与えてくれたと思う。勝ち進むうちにだんだん欲が出てきましたが(私たちが)。それはしょうがないですね。だって、人間だもの。もういいか。
11/25(日)。眼に染みるような青空の下、かんぽ野球教室が西東京市向台運動場で行われました。オリックスの石毛監督、他3名の講師の方が熱血指導して下さいました。打撃では石毛さんから直接指導を受けられました。有意義な一日でした。

12/9(日)。東伏見の早大グラウンドで4年生以下を対象にした野球教室兼交流試合が行われ、バッファローズはC・Dチームが参加。各二試合、試合ができました。来年に繋がるでしょう。

12/16(日)。恒例のお楽しみ会が催されました。午前中は親子試合、カレーライスの昼食の後、ドッジボール・ビンゴゲームでのプレゼント交換など楽しい一日でした。最後にひとつだけ忘れていたこと。尾崎監督の胴上げができて、良かったです。
 
【バッファローズの新しい仲間たち】
  • 舟渡大(3年生)―身体も大きいし、この先が楽しみ。これからどんどんうまくなるからね。
  • 川上裕之(大泉南小5年生)―即戦力!しかも野球を知っているし、技術も高レベル。後は頼んだ。
  • 早乙女剛基(大泉南小5年生)―同じく即戦力!柔軟なプレーは川上君同様高レベル。君にも頼んだ。
  • 山下恭司(3年生)―元気いっぱい、走りまわっている。楽しそうだ。一杯、練習してうまくなろう!
ということで、21世紀最初の年も暮れようとしているが、今の日本は時代に閉塞感があり、だんだん生きずらくなっている。光が見えない。私の周辺はため息が出るような話ばかり。その中でバッファローズは心のオアシスのようなもので、土・日曜日が待ちどうしかった。子供たちの喜び、はじける笑顔、そして涙。いいなあ、と思う。コーチ同士の関係も何のしがらみもなくて、飲み会も楽しい(年に3・4回ですが)。こんなに気持ち良く飲めるのは他にあったかなあ、といつも思う。
野球は良くできているスポーツだ。物語がある。語れる。スポーツノンフィクション小説でも野球の話が一番おもしろい(それだけ日本人に浸透しているせいかもしれないけれど)。ノンフィクションライターだった、故山際淳司氏の「スローカーブを、もう一球」という連作集はこの中でも秀逸な一編だ。内容も素晴らしいけれど、私はこのタイトルにしびれた。"スローカーブを、もう一球"この一行だけで、野球の持っている"せつなさ"みたいなものを感じた。私はこのタイトル以上のものを10年ぐらい考えているけれど、越えられない。次いでだから、もうひとつ本を紹介しますが、今年発行された、川上健一氏の「翼はいつまでも」と言う小説は"うるうる"ものです。中学生の野球部員を主人公にした少年小説ですが、初恋あり、友情ありですごくいいです。え〜、書評のようになってしまいましたが。
私事で申し訳ないが、私の父親は船乗りだったので、父親と密な時間を過ごした記憶がまったくない。家に帰ってきたときはお客さんだったし。なので、父親として息子たちとどう関わればいいのか、戸惑った時期があった。キャンプに行ったり、山登りをしたり(私が好きなので)。でも野球が解決してくれた(と思いたい)。バッファローズにはまったキッカケは、小室コーチに「たまにはキャッチボールにでもきたらどうですか。」の言葉だった。では、また来年。良いお年を。

(渡)
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