秘密

野獣の中に


「さあ、準備できたかなあ?」

リーダーの声が、あたりに響いた。
男性8人、女性はアヤ1人。
総勢9名のパーティー。
冬の雪山縦断計画を立てて、半年。
色々な苦労があった。
練習を始めたのは、まだ残暑が残る頃だっただろうか。

「初心者向けのあの、有名な『雪山』を縦断したい!」

そんな事を覆いついたのは、TVでお笑い女芸人が、エベレストの、
何番目かに世界で高い山の登頂に成功したという、番組をみてからだ。
アヤは女学生時代の先輩で、ワンゲーをやってる彼氏を持つ、
ユウコ先輩に連絡をした。

話はトントンと進み、アヤの許婚の中田。
ユウコ先輩とその彼。
その彼の仲間の6人の男女の総勢10名で計画された。
だが、1ヶ月経った頃、メンバーの中の一人が妊娠していることがわかり、
その人とそのご主人、そのご夫婦の友人の女性が参加を止めた。

3人減った7名で計画は進められることになったが、
あと四ヶ月になった時点で、中田が一ヶ月後から、
3ヶ月間、出張と決まった。
已む無く中田が抜けた6名となり、今度はユウコの母親が、
入院する事になり、どうしても同行できなくなり、5名に。
ユウコの彼氏が代わりのメンバーを集め、
男9名女、アヤ1人の計9名のパーティーが出来たのだ。

そのとき、アヤは悩んでいた。
実は最初の女性メンバーの妊娠発覚のとき、
アヤは計画を改めようか、どうしようか、悩んでいたのだ。
づるづるとユウコの彼氏に引きづられるように計画を、推し進めてきたが、
中田の参加が無理と決まった段階で、心は中止に決めていた。
ただ、ユウコの彼氏には時間と費用をかなり使わせており、
その彼が止めるといわないので、切り出しにくかった。

今までに掛かった時間と費用をアヤが払えるなら直ぐに「中止だ!」と、
言えたのだが、時間と費用を掛けさせた上に、気の弱いアヤには言えなかった。
中田にも相談できなかった。
中田に言えない理由がもうひとつあった。
最初のメンバーが5人になってしまった時、
5人で集まり、今後どうするか話し合ったのだ。
アヤはそのときも「止める!」とは、言えなかった。
ユウコの彼氏はわりと強引な性格で、
グイグイと、アヤと残りの3人の男性を引っ張って走った。
気がつくと補充メンバーが4人増えていて、
もう、計画を取りやめには出来なかった。
言い出しっぺのアヤにはなおさらのことだった。
問題は、残った5人が集まった時に遡る。
ユウコの彼氏、名前を「ヤ○ダ タカフミ 27歳」
彼は饒舌だった。話も面白かった。
みんな、つい、飲みすぎてしまう。
アヤもあの日、つい、みんなのペースに飲まれ、
普段は余り飲まない、カクテルを、タカフミに勧められるままに、
遂々飲みすぎてしまった。
気がついたとき、アヤは何処かのホテルのベッドに居た。
アヤは全裸だった。

左右の乳房の乳輪の外側には、何者かの歯形がクッキリと、残っている。
それだけではなかった。
乳房自体にもキスマークがハッキリと残っていた。
また、左右の脚の太股の内外両側、お臍の周りにも2つ。
本人には見えないが、背中にも幾つかのキスマークが付けられていた。
二の腕にもしっかり左右とに前後ろに付けられていた。
もちろん左右の臀部にも、いや臀部は乳房同様、歯形も残っていた。
それらの後は疑う余地無く、男女の情交の生々しい痕と言っても過言ではあるまい。
それらは、アヤが、その寝ているベッドの横で眠っている男。
そう、タカフミによって、着けられたものであることは、
状況を見るまでも無く、明らかであった。
アヤは澱酔し、タカフミに誘われるまま、ホテルに着いて行き、
とことん犯されつくしたのだ。
ただ唯一救いなのは、アヤは犯されている時の記憶が、
酩酊していて、無いに等しい。
もし、万が一、覚えているなら、恥ずかしくて死んでしまいたいと思ったであろう。
そして、中田への裏切り行為を悔い、嘆き、一生後悔しただろう。
なのに・・・

アヤはベッドに横たわる男の顔の上に、自らしゃがみ、
男の口におマンコを押し付けていた。
それだけでなく、男の鼻をアヤ自信のアナルに押し付け、
男にマンコを舐めさせていた。
「いいわあぁぁぁァァァ!もっと・・・もっとマンコを嘗め回してええェェェ!」
男の手が女の、アヤの乳房を鷲掴みにし、指の間に乳首を挟み、
捏ね回し、乳首を捻った。
鷲掴みに潰された乳房を捻り、乳首をもぎ取ろうとするかのような刺激に、
「だめえぇぇぇェェェ!入れてえぇぇェェ犯してえぇェェ滅茶苦茶にしてえぇェェ!」
男のチンポを咥えながら、自分のおマンコに指を入れ、捏ね回すアヤ。
男は笑いながらアヤをベッドから突き落とす。
ベッドから突き落とされたアヤはそれでも男のチンポを求めて、ベッドへ這い上がる。
「お願いします!アヤのマンコを滅茶苦茶かき回して犯ってください。
生で犯して膣に下さい!あなたの精液をいっぱいください!」

突然、テレビ画面に映り出されたアヤの痴態の全てだった。
アヤは固まった!驚きに開いた口も閉まる事は無かった。
アヤは真っ青な顔でタカフミを振り返る。
アヤの目じりの攣りあがった表情。
それが徐々に泣き崩れ、表情が無くなっていった。

「どうだ?良く撮れてるだろう。心配するな。
誰にも見せたりしないからさ。俺もユウコに嫌われたくないからな!
早く仕度した方が良いよ、会社遅れるよ。」

アヤはその日は何も言わないでそのホテルをタカフミより先に出た。
誰にも見られないように出たつもりでいたのはアヤだけだった。
それから何週間か経ち、雪山の会合の日が来た。
アヤは行かないでおこうと思ったところへ、ユウコから電話が入った。
ユウコの母親の妹が、見舞いに来て、少しの間、代わってくれると言うので、
タカフミに付いて会合に顔を出すという。
アヤはユウコの顔が見れないと思ったが、
自分が言い出したことだ。それに協力してくれたユウコが来てくれるのに、
自分が行かないわけにはいかないと思いなおし、会合場所のスナックに行った。

「やあレイ、会社、間に合ったか?」

タカフミのレイに対する挨拶があまりにも意味深な表現に、
ユウコは怪訝な顔をして、レイの脇腹を突き、「どういうことなのよ?」
レイを責めるように問いただしてきた。
ユウコの横に座っていたタカフミが、「先日、駅でバッタリ会ってな、
ちょっと立ち話してたら、時間過ぎちゃってさあ、焦ったよなあ!」
一応、ユウコは納得してくれたようだった。
来週が『雪山挑戦の日』だった。
中田は既に出張でこれなかった。
元のメンバーも来てくれた。
大きく目立ち始めたお腹を抱えて、サヤカ夫婦も来てくれていた。
中田だけが来れなかったことになる。

低い山から順番に練習を積んでいった。
練習は3週間置きに行うことになっていた。
最初に元のメンバーで発足会を兼ねて登った、
『麓山』から、十山目が本番の『雪山』と決めてあった。

「いよいよ来週ね、レイ!頑張ったね!」

女性達がアヤを励ましてくれた。
アヤはタカフミに酔っていたとは言え、肌を許してしまったことの、
ユウコと中田への罪悪感に苦しんでいた。
でも、決して二人には、いいや、誰にも悟られてはいけないことなのだ。
アヤは何も無いように精一杯振舞った。

『雪山』挑戦の当日、メンバーは行けなくなった者も含めて、
全員来ていた。中田もその日だけは帰って来てくれていた。
中田がタカフミに「アヤをよろしく!」なんて言っている。
それに対してタカフミはアヤの肩に手を廻しながら、
「任してください、中田さん!僕が全部、お世話させてもらいます!
身体を張って、中田さんの分まで尽くしますから、ご安心下さい!」

やがて男8人と、女アヤ1人の総勢9名の『雪山縦断パーティー』は、
目標の『雪山縦走』へと出発していった。
登山口から一向は『雪山』を目指した。
なだらかな、それでいて、雪にスッポリ覆われた美しい山である。
低いといっても広大な裾野を持つ、雪に覆い尽くされた山は、一歩間違えば、
方向が一切判らなくなり、遭難の危険性が高い。
行けども行けども雪の小高い山としか、見えない。
砂丘と同じで、一度強風が吹けば、一瞬で辺りの景色は変わってしまう。
そんな雪の世界を三日掛けて縦断するのだ。
もともと標高の高いその地域にある、広大に広がる裾野を持った小高い山である。
1年の内、8ヶ月は雪に覆われている。
風と雪の世界。 風によって雪が舞い、
その全貌は、雪解けまで誰にも見せることは無い。

「さあ、もう少しで今日のキャンプ地に着くぞ!頑張れ!」
タカフミの声がみんなを励まし、勇気付けてくれる。
見送りと分かれて7時間。間に4度の休憩を取ったが、
アヤの披露は極限に近かった。
≪ああ、バカなことを思いついてしまったもんだわ。
 それにしても、こんな木枯らしみたいな吹雪のような、
雪が何時までも舞っている景色なんて、見たことが無いわ。
やっぱり着てよかったかも。それにしても早く熱いお湯に浸かりたいなあ≫

「着いたぞお!」
タカフミの声に顔を上げたアヤの目の前に、掘っ立て小屋のように見える、
第一キャンプ場のホームベースが在った。
中は4.5畳ほどの大きさの部屋が四つ、田の字に並んでいて、
A室がお風呂に洗面、湯沸しなど。
B室はホール?に、なっている。
C室とD室がガランとした、何も無い部屋で、
ここで雑魚寝するのだ。
アヤはC室でタカフミと、最初のメンバーの3人の五人。
D室に後から参加した4人が使う事に。
風呂は薪で沸かすようになっている。
玄関横に壁で囲われた、薪置き場と、薪くべ口があって、順番にくべ口に立つ。
水は雪を放り込む。一番は私が自分で沸かし、自分で入らせてもらった。
でないと、湯冷めで風をひきかねないからである。
9時にはみんな眠りに着いた。
アヤは壁に張り付くようにして眠った。
夜中、お尻が寒くて目が覚めた。
アヤの後ろにタカフミが眠っていたはずだ。
そのタカフミが、アヤのっ服を下げ、お尻をむき出しにして、
彼のペニスをアヤのマンコへ、後ろから突き入れようとしていた所だった。
アヤが声を出そうとした瞬間、タカフミがアヤの口を手で塞いだ。
そして汗臭いタオルをアヤの口に押し込み、一気にアヤのマンコを貫いた!
タオルで消されたとはいえ、やはり静寂の雪の世界では、
アヤの悩ましい喘ぎ声は響く。
他の3人も目を覚ます。
アヤとタカフミの情交を目の当たりにし、
3人はジャンケンを始めた。
タカフミの次の番決めなのだろう。
やがて、アヤのタオルに消された歓喜の雄たけびで、
タカフミは果てた。
次にアヤに圧し掛かったのは、タカフミの弟だった。
アヤはタカフミ兄弟に犯されたのだ。
アヤは悶えた!めまぐるしく襲い掛かる快楽への絶頂を駆け上る。
そして悦楽の絶頂から、一気に悶絶の間隔をクリトリスと、乳首への攻撃で、
我を失い、ただただ、快楽の淵をさまよう。
隣の異常に気づいたD室の4人が顔を出す。
アヤは一晩で8人を相手に、あの世とこの世を止め処なく往復していた。
二日目、一向はかなり遅れて、第二キャンプ地に到着した。
この日は8人と、荷物に変わっていた。
男8人、彼らの目的はアヤの身体だけになっていた。
彼らはキャンプ地ごとで、アヤを蹂躙した。
好き放題に犯し、好き放題に嬲者にした。
三日目、目的地に着いた一行は晴れやかだった。
アヤのマンコには、大量の精液が仕込まれていた。
乳首は指の先ほど膨らんでいた。
アヤの身体の変化に気付いたのは、
迎えに集まっていた、タカフミの彼女であり、
アヤの先輩である、ユウコ。
それに、身重のサヤカだけだった。



この物語はフィクションであり、
実際に存在しないグループ、個人である。

この物語は山の事を何も知らない者が、
架空の山を造り出し、もし、
閉ざされた極限の小世界に、複数の男性に女性一人だけと言う、
状況が生まれた時、たった一人の女性はどうなってしまうのだろう?
どんな目に遭わされるのだろう?
それが雪山でなく、閉じ込められた社会で、
何日間かは、男性達と1人の女性だけの世界だとしてである。
男達は理性を保てるのであろうか?
また、女性は男達をどう、挑発するのだろうか?
だれか、教えて欲しい。
わたしは純潔で無事に過ごせる自信が無い!
その場に居合わせる男達全員に犯され、玩具にされ、弄ばれ、
全ての男達に嬲り物にされてしまうだろう。
そちらに自信たっぷりである。