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価格 1,500円(税込み)
単行本 283ページ
出版社 ブックマン社
発売日 2010年2月16日
● 割引手形
● 手形貸付
● 当座貸越
● 証書貸付
● 支払承諾
● 代理貸付
● 借入申込書の書き方
● 銀行提出書類
● 銀行の貸出権限
● 担保・保証人
● 借入チェックポイント
● リ・スケジュール
●資金繰り円滑化借換保証
● ビジネスローン
● 信用保証協会の活用
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トップページ>今すぐにでも借りたい!ビジネスローンのポイント>ビジネスローン
90年代後半から、消費者金融会社の影響を受けてか各銀行で事業者ローン(ビジネ
スローン)なる商品が発売されています。
簡単な商品内容としては、無担保・無保証人、金利は銀行のプロパー融資より高いと
いう特徴があります。
金利を除けば、容易に借入できることから良さそうな気もしますが・・・。
果たして歓迎すべき商品なのかどうか考えてみます。
<ビジネスローン導入の背景>
ご存知のように、毎年のように銀行の貸出金は前年比マイナスの状態が続いていま
す。これは、マスコミによれば、貸出金の減少=貸し渋りと結論づけられています。
しかし実際は、各企業の資金需要の減退=設備投資の減少によるところが多いと実
際の現場では実感としてあります。
貸出金の減少は当然銀行の収益を少なくしてしまいます。
これと時期を同じくして、個人向けの消費者金融会社の空前の収益拡大、銀行への
公的資金注入といつたことがありました。
消費者金融会社の台頭は、危ない先でも高い金利をとり、
多少の倒産が発生してもリスクヘッジしていくことができるという利点があります。
また、銀行への公的資金注入は、中小企業向け融資のノルマを背負わされることか
ら、これまでの融資姿勢ではノルマを達成することが難しいと判断されたのです。
また多くの中小企業へ融資の門戸を開き、これまでの銀行とは違いますよ!というア
ピールともとれなくはないですね(笑)
<ビジネスローンの特徴>
・金利が高い
・審査が2、3日でスピーディー
・無担保、無保証人(最近は、消費者金融会社の保証付が増えてきた)
・2〜3期分の決算書の徴求
・取引状況に応じて金利優遇有り
・借入期間は短期(1年以内)が多い
<ビジネスローンはどんな先が借りているのか?>
資金繰りが相当きつい会社が借りてるようなイメージがあると思います。
しかし、実際は銀行の各支店には、目標が当然設定されているため、
正常先に対して借りてもらうよう交渉しているケースが多いですね。
もっと言うと、正常先に一応分類されているけれども、資金繰りがちょっときつい会社
がターゲットとなってるケースが多い。
本能的に銀行員は、危ないなぁと思う先については、貸したくないという気持ちがはた
らいてしまうものです。
ですから、正常先でも下位の分類先で、また人のいい経営者へ売り込むことが
多いんですよ。
経営内容が悪い会社については、金利がもらえるからまあ貸してもいいか
ということには、なかなかならないということです。
一見、実質債務超過であっても大丈夫そうにみえる商品ですが、
なかなかそうはいかないのが現状です。
<ビジネスローンの借り方>
前提として、借りないことです(笑)
どうしても、資金繰りがきつい場合は、一時的な短期資金として借りるべきだと考えま
す。銀行へのおつきあい気分であるならまだいいです。
長期資金として借りると金利負担も多くなり、余計に窮してしまうことも十分考えられま
すからね。
またこの商品を知り、申込んでしまうとビジネスローン以外での借入は相当難しくなり
ますよ。
金利の高い商品をとっかかりにして銀行取引を始め、後に通常の金利で借りれるはず
はありません。(正常先以上であれば別です)
なぜなら、私の会社はこの商品でしか借りれない財務内容なんです!ということを先に
宣言してしまったようなもんですからね。
ある程度自社の財務内容に自信があれば、わざわざ高い金利の商品を借りようとす
るわけがありませんから。ここは暗黙の了解というべきものでしょう。
それでも、借りなければ資金繰りがつかないというのであれば、
なるべく銀行の担当者に相談したほうがいい。
銀行融資の基本ですが、店頭での申込は警戒されるのがオチです。
ましてや、ビジネスローンの申込は、かなりヤバイのかなぁ〜
と思われる可能性もあります。
直接本店へFAXなどで申込できる銀行もありますが、基本的にはやめておくほうが無
難でしょう。
ここまで読まれた方は、お気づきだと思いますが、私個人の考え方としては、
この商品で借りて欲しくないのが本音です(笑)
この商品で借りなくてはならなくなってしまう状態の前に、
先を読んで行動しておいてほしいと思います。
<ビジネスローンで留意すべき点>
各銀行のビジネスローンを調べていて、これはどうかな?と思う点がありました。
それは、担保・保証については3パターンあることです。
@完全に無担保
A第三者機関の保証が受けられること
B信用保証協会の保証が受けられること
@については何の問題もありません。完全に無担保であることから、金利設定が高く
短期資金、融資金額が小さくなるという傾向があります。
Aについては、第三者機関が保証することから、保証料が発生してしまいます。相対
的に保証料は高いですね。これは要注意です。実質的に借りる立場からすれば、金利
負担が大きくなると、とれなくもないですから。
問題はBの信用保証協会の保証です。結構、多かったですね。
はっきり言います!
ビジネスローンに信用保証協会の保証までつけて借りる必要はないですよ。
これは、銀行と信保で提携し、審査を迅速にしただけの商品です。
ビジネスローンは金利が通常より高いですから、わざわざ信用保証協会の保証をつけ
てまで借りる必要はないということです。
これを採用している銀行は何を考えてるのか私には理解できません。
元々ビジネスローンは、高い金利、保証料をとる代わりにリスクをとる
商品のはずなんです。
それなのに、信保をつけてリスクをとらず、ましてや高い金利設定になるのは、
銀行の考え方がおかしい。
信用保証協会をつかうのは、通常の場合にだけにして欲しいと思います。
高金利のビジネスローンでくれぐれも信用保証協会を使わないでください。
信保の枠がもったいないですから。
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「貸す気」にさせるポイントをわかりやすくお伝えしています。
配信内容は以下の通りです。
1日目:銀行取引の目的を明確にしましょう
2日目:御社のメインバンクはどこですか?
3日目:銀行が求めている提出資料とは?
4日目:融資申込みはいつがいい?
5日目:銀行交渉は誰がするべきか?
6日目:銀行取引をしていく上で気をつけたいこと
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