第127回かなざわ史跡コンサート

日時/平成16年9月19日(日) 14:00〜
会場/尾張町町民文化館
出演/稗島律子(ハープ)、中村俊子(トラヴェルソ)


主催/尾張町商店街振興組合、金沢浪漫紀行実行委員会
共催/(財)金沢芸術創造財団、金沢市、金沢市教育委員会
後援/石川県、金沢商工会議所


  演奏者プロフィール   史跡案内

【プログラム】

グリーンスリーヴスの主題による変奏曲 不詳
シャンソネッタ「テデスカ」 不詳
フラウト・トラヴェルソのための組曲 M.ブラヴェ/J.J.クヴァンツ
フルートとハープのためのノクターン・コンチェルタント op.71 No.3 R.N.C.ホクサ

コンドルは飛んで行く アンデス民謡
森の詩 稗島 律子
夜の歌<つむじ風> C.サルツェード
踊り子ロリータ M.トゥルニエ
フルートとハープのための七つの遠い思い出 千秋 次郎
 1.北の雲
 2.湖上の風
 3.夜の赤い花
 4.木々の梢で
 5.丘を越えて
 6.旅に出た人に
 7.そしてまた日が昇って


【演奏者プロフィール】

 稗島 律子(ひじま りつこ) ハープ


 金沢大学大学院音楽教育研究科修了後、東京芸術大学別科ハープ専攻修了。山本真美、篠崎史子各氏に師事。各地でソロコンサート、室内楽、オーケストラ等多数の演奏会で活動中。
 石川県主催「雪と街のハーモニー」、金沢市主催「かなざわ史跡コンサート 100回記念コンサート」、全国ボランティアフェスでの能との共演など、他県内外の行事に多数出演。
 また珍しい25弦の小型ハープにも注目し、作曲編曲を手がける。昨年7月より(国内初のサウルハープのCD)「森の詩〜小さなハープのアルバム」CD全国発売中。関連楽譜が2004年青山ハープより出版される。
 さらに「ハープと様々な楽器との新しい調和」をテーマに、コンサート活動に取り組んでおり、1999年ジョイントリサイタル「ハープ&メゾソプラノ」、2000年稗島律子グラン・デュオ「チェロ、フルート、ソプラノとの珍しいデュオ作品を集めて」、2002年ジョイントリサイタル「フルート・リコーダーと3種類のハープの世界」等を開催。
 日本ハープ協会会員。ハープ教室主宰。後進の指導にもあたっている。


 中村 俊子(なかむら としこ) トラヴェルソ

 大阪音楽大学フルート科卒業。卒業演奏会、日本フルート協会新人演奏会、大阪芸術祭「室内楽へのアプローチ」などに出演。
 在学中より、バロック音楽に興味を持ち、フラウト・トラヴェルソを学び始め、第1回倉敷音楽祭でバルトルド・クイケン、第2回同音楽祭で有田正広・各氏の公開レッスン受講。フルートを曽根亮一、フラウト・トラヴェルソを有田正広・藤田隆の各氏に師事。
 2001年「フルート音楽の愉しみ」、2002年ジョイントリサイタル「フルート・リコーダーと3種類のハープの世界」を開催。2003年ウイリアム・ベネット、マスタークラス受講。
 現在、金沢市に在住し、バロックから近現代まで幅広い演奏で県内や関西においてソロ、室内楽、オーケストラ等多数の演奏会で活躍中。日本フルート協会、石川県フルート協会会員。アンサンブル・リュミエールメンバー。大和カルチャークラブ講師。


【史跡案内】 尾張町町民文化館

歴史
明治40年 12月 金沢貯蓄銀行本店として新築
昭和18年 12月 北陸銀行尾張町支店となる
昭和51年 7月 北陸銀行金沢支店に統合され閉店
8月 北陸銀行により石川県へ本建物を寄贈
9月 石川県指定有形文化財(建造物)に指定
昭和52年 11月 県立郷土資料館分館町民文化館として開館
昭和61年 3月 尾張町商店街振興組合に運営移管され
『尾張町町民文化館』として新装開館
平成10年 8月 金沢市によりライトアップされる

文化財としての建物

 主体構造は木造平屋建て、建坪62坪で、外部を塗篭(ぬりごめ)土蔵造・黒漆喰(くろしっくい)仕上げの土蔵造り。入母屋・瓦葺きの反りを持ち、棟上に一対の鯱を立てる城郭風の主屋根をのせる。
 内部は壁・天井ともに白漆喰仕上げの西洋風で、装飾は精巧な左官細工。壁や扉、窓の額縁は木造りで、様式的装飾を付し、飴色のワニスで仕上げて、白壁とコントラストをなす擬西洋建築様式ないし擬和風建築様式ともいえる、不思議な調和を持つものである。

*この会場でのコンサートは、本年で11回目の開催です。


  

【会場案内図】 [拡大



(金沢市尾張町1-11-8)

  
(第127回かなざわ史跡コンサート プログラムより参照)

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