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英文法指導50年 坪井英語塾です。英文の作り方

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ing


なお、Youtubeにingの使い方についての動画をアップロードしてみました。15分程度です。よろしかったら見てください。このページです。
https://youtu.be/iB5khDNmpkI

 このページでは、動詞にingがつくとどうなるかをご説明します。以下の例文を訳してみましょう。

 (A)  Playing is good. 
(B)   I like playing.
(C)  My hobby is playing. 
(D)  This is a playing dog.
(E)  She is playing. 

”play”は遊んでいるという一般動詞でした。その一般動詞にingがつくと、名詞と同じ働きをする動名詞、形容詞と同じ働きをする現在分詞に変化します。

動名詞 
「〜すること」と訳す。名詞と同じく、文中では主語・目的語・補語になる。

動名詞は名詞と同じ働きをします。名詞は主語、目的語、補語になるのでしたね。(ここで復習しましょう)
たとえば、bookを例にしてみると・・・

A book is good. 本は良いです。 (「本は」→主語
I like a book. 私は本を好きです。(”好き”とは何が好きか?「本を」好き。→目的語
My hobby is a book. 私の趣味は本です。 (”本”がないと「私の趣味はです」意味が通らない。→補語

動名詞もこの名詞と同じく、主語、目的語、補語になります。
bookをplayingに置き換えたのが、上の例文(A)(B)(C)です。

(A) Playing is good. 遊ぶことはいいことです。 (「遊ぶことは」→主語
(B) I like playing. 私は遊ぶことを好きです。 (”好き”とは何が好きか?「遊ぶことを」好き。→目的語
(C) My hobby is playing. 私の趣味は遊ぶことです。 (「遊ぶこと」がないと”私の趣味はです”→補語

このように動名詞とは、名詞と同じ働きをするものです。日本語にもありますね。たとえば「ちょっと”ジョギング”してくるね!」。この”ジョギング”は「jog:軽く走る」という動詞が動名詞の「jogging」になったものです。


現在分詞 
「〜している」と訳す。形容詞と同じく、文中では名詞を修飾し、補語になる。

現在分詞とは、形容詞と同じ働きをします。形容詞は名詞を修飾し、補語になりました。(このページで復習しましょう
たとえば、cuteを例にしてみると・・・

This is a cute dog. これはかわいい犬です。 (「犬」がどんな犬かを説明している →名詞を修飾
She is cute. 彼女はかわいいです。 (”かわいい”がないと「彼女はです」意味が通らない→補語


現在分詞も、この形容詞と同じく、名詞を修飾し、補語になります。
cuteを playing(遊んでいる)に置き換えたのが、上の例文(D)(E)です。

(D)This is a playing dog. これは遊んでいる犬です。 (「犬」がどんな犬かを説明している →名詞を修飾
(E)She is playing. 彼女は遊んでいる。 (”遊んでいる”がないと「彼女は。」意味が通らない→補語

(D)の名詞を修飾する用法については、注意事項があります。

〜している+名詞  だけだった場合 (例 遊んでいる+犬)
の時は、 〜ing+名詞 で良いのですが、

それ以外の語句+〜している+名詞 の場合(例 公園で+遊んでいる+犬)
の時には、 名詞+〜ing+それ以外の語句 となります。

たとえば
遊んでいる犬  a playing dog ですが、
公園で遊んでいる犬 the dog playing in the park となります。

たとえばその2
勉強している男の子 a studying boy ですが、
英語を勉強している男の子 the boy studying English になります。

そして、(E)のbe動詞+〜ingの形をとるものを、別名「現在進行形」と言います。

これは、単なるbe動詞の文章なので、疑問文や否定文なども通常のbe動詞の使い方を適用してください。
たとえば、上記(E)を疑問文の「彼女は遊んでいますか?はい遊んでいます」にするには、
be動詞の疑問文のルールです。
解答は
Is she playing ? Yes, she is.  になります。

なお、ing = 「現在進行形:be動詞+〜ing」 と考えるのはやめましょう。現在進行形とは、現在分詞の使い方の一つにしかすぎません。ing = 現在進行形と考える人はingがあると必ずbe動詞を入れたくなってしまいます。

たとえば
私は公園で遊んでいる犬が欲しい。

この文章を
I want the dog is playing in the park.
と書いてしまうことが多いです。これは文法的に×です。isは必要ないです。

正解は
I want the dog playing in the park.


ここで、ingの付け方のルールをご説明します。

 1 原則として、動詞を動名詞・現在分詞にするには、動詞の語尾にingをつける
 2 短母音+子音字で終わる動詞は短母音を重ねてingをつける
3 語尾がeで終わる動詞は、そのeを「イ」または「イー」と読む時はそのままingを付け、読まない時はeを取ってingをつける。
 4 語尾がieで終わる動詞は、ieをyにしてingをつける。
 5 母音+rで終わる動詞は、その部分にアクセントのあるものに限り、rを重ねてingをつける。




ルール1 
原則のルールです。そのままつけましょう。 
例 play→playing  study→studying (三単現のsの付け方と区別しましょう)

ルール2 
母音とは「ア・イ・ウ・エ・オ」ですね。短母音とは、「あー」とか「いー」などのばさない母音です。
その短母音の後ろに母音以外の文字(子音字)があったら子音字を重ねてingをつけましょう。
例 run→running stop→stopping

ルール3
たとえば、see(見る・会う・わかる)は「しぃー」と読みますね。最後のeを「いー」と読んでいます。
一方、like(好きです)は「らいく」です。最後のeは読んでいません。
例 (「い」「いー」と読む) see→seeing   be→being
 (「い」「いー」と読まない) like→liking  write→writing

ルール4
これも、書いてある通りです。ただ、この2つの例を覚えておけば大丈夫です。
例 lie(横たわる)→lying   die→dying

ルール5
書いてある通りです。例も覚えてください。
例 occur(起こる・発生する)→occurring  prefer(好む)→preferring


注意
現在分詞は、このページで説明した形容詞の働きに加えて、副詞節と同じ働きをする分詞構文という使い方があります。その説明は機会がありましたら、また後日させていただきます。
とりあえず、ここまでのingの働きをしっかり覚えてください。
要点は以下の5つです。

@ingは名詞の働きをする動名詞と、形容詞の働きをする現在分詞がある。
A動名詞は「〜すること」と訳し、名詞と同じく主語、目的語、補語になる。
B現在分詞は、「〜している」と訳し、形容詞と同じく名詞を修飾し、補語になる。
C現在分詞が名詞を修飾する用法の場合、ingが名詞の前に来る場合(a playing dog)と後ろに来る場合( the dog playing in the park)を区別すること。
D現在分詞が補語の用法の場合、動詞がbe動詞だったら、”現在進行形”


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