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英文法指導50年 坪井英語塾 英文の作り方

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品詞


 品詞とは、その言葉がどのような性質を持っているのかを明らかにするものです。その中でも、特に「名詞」「形容詞」「副詞」が非常に大切です。
 なぜならば、その名詞・形容詞・副詞と同じ働きをする文法が英語の中には数多くあるからです。動名詞、To不定詞の名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法、名詞節、副詞節、形容詞節(関係詞)など、名詞・形容詞・副詞の働きがわからなければ理解できません。

名詞
 文中で、主語(〜は・〜が)、目的語(〜を・〜に)、補語(それがないと意味が通じない)になる。
形容詞 
 (い・な・の)で終わる語が多く、名詞を修飾し、補語になる。 
副詞
(く・に・で)で終わる語が多く、動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する。  




では、順番にご説明します。


 名詞  
文中で、主語(〜は・〜が)、目的語(〜を・〜に)、補語(それがないと意味が通じない)になる。


 この世の中で名前に着いているものはすべて名詞です。車、犬、猫、本・・・なんでもあります。この名詞は文中で主語、目的語、補語になります。主語とは、その文章の主役?のようなもので、日本語では(〜は、〜が)の着く言葉です。目的語とは(〜を・〜に)のつく言葉で、その動詞の相手・対象を意味します。補語とは、五文型のルールを勉強しないとわかりづらい考え方ですが、とりあえず、それがないと意味が通じないものと考えてください。

 たとえば、人の名前である「トム:Tom」を例に

主語    Tom is a boy.   トムは男の子です。(トムは
目的語   I know Tom.    私はトムを知っています。(トムを
補語    He is Tom.  彼はトムです。(トムがないと”彼はです。”では意味が通らない。) 

この名詞と同じ働きをする文法は
動名詞
To不定詞の名詞的用法
名詞節

の3つです。


 形容詞  
(い・な・の)で終わる語が多く、名詞を修飾し、補語になる。 

 それがどのような性質、性格、形なのかを表現する言葉です。美しい、大きい、小さい、背が高い、低い・・・これもいろいろありますが、ほとんどは「〜い」「〜な」「〜の」で終わる言葉です。この形容詞は、文中で名詞を修飾(細かく説明すること)し補語になります。

 たとえば、「かわいい:cute」を例にしますと

名詞を修飾  This is a cute dog. これはかわいい犬です。(犬がどういう犬なのかを細かく説明
補語    She is cute. 彼女はかわいいです。(「かわいい」がないと”かのじょはです。”意味が通らない

この形容詞と同じ働きをする文法は
前置詞の形容詞的用法
現在分詞の形容詞的用法
形容詞節(関係詞)
To不定詞の形容詞的用法

の4つです。なお、前置詞は後ほどご説明します。


 副詞  
(く・に・で)で終わる語が多く、動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する。 

 「〜く」「〜に」「〜で」で終わる言葉が多く、動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾します。熱心に、早く、立派に・・・などです。「とても」も副詞です。では、例文で見てみましょう。

動詞を修飾 I run fast. 私は速く走る。(”走る”のはどれくらいか?”速く”走る)
形容詞 She is very cute. (かわいいのはどれくらいか?”とても”かわいい)
文全体を修飾 Perhaps she is cute. (おそらく”彼女はかわいい”)

この副詞と同じ働きをする文法は
前置詞の副詞的用法
副詞節
To不定詞の副詞的用法

の3つです。


 前置詞  
(前置詞+〜)の形で、文中で形容詞と副詞の働きをする。 

 前置詞とは、単独では使用できず、(前置詞+the+名詞)の形で使用し、文中で形容詞・副詞の働きをするものです。
(注意 名詞の前にthis/that/所有格)があったり、その名詞が特定の人や場所の名前など文中でも大文字で使用する固有名詞だった場合には、theをつけない)

前置詞の働きについて見てみましょう。

「机の上に:on the desk」を例にして見てみましょう。」

私は机の上で遊びます。 I play on the desk.
(遊ぶのはどこで遊ぶのか→”机の上”で遊ぶ 動詞を修飾している ← 副詞

机の上の本は私の本です。 The book on the desk is mine.  
(本はどんな本か→”机の上”の本 名詞を修飾している ←形容詞

私は机の上にいます。 I am on the desk.
(”机の上”がなかったら、「私はいます。」意味が通じない。 補語 ←形容詞

この前置詞の使い方については、動詞を修飾する副詞の用法と、補語となる形容詞の用法は意識しなくても、使えると思います。ただ、名詞を修飾する形容詞の用法については、意識しないと訳せない場合があります。

なお、前置詞が名詞を修飾する場合には、その修飾する名詞の直後に置かなければなりません。
the 修飾される名詞 前置詞 〜 の形になります。


意識しないと訳せない例を、簡単な文章で見てみましょう。・

I read a book on the desk.

どう訳しますか?”on the desk”を動詞を修飾する用法と考えてしまうと、
「私は机の上で本を読む」
となります。まあ、ありえなくはないでしょうけど・・・

この”on the desk”を名詞を修飾する形容詞の用法だと意識できれば、その前のbookを修飾し、
「私は机の上の本を読む」
となります。


前置詞もいろいろありますが、とりあえず、最初のレベルでは以下の前置詞を覚えてください。

in  1 〜の中に
2 〜に、〜で
(2日以上、市町以上) 
1 He is in the car.
彼は車の中にいる。
2 She stayed in japan in May.
彼女は、5月に日本に滞在した。
 on  1 〜の上に
2 〜に、で
(1日、〜通り) 
1 He plays on the desk.
2 He met me on this street on Sunday.
彼はこの通りで日曜日に私に会った。 
 at  1 〜の地点に
2 〜に、〜で
(〜時〜分、建物・店) 
1 Turn left at the 3rd corner.
3番目の角で左に曲がりなさい。
2 She bought a dog at that shop at five.
彼女は5時にあの店で犬を買った。 
 from  〜から
注 ”〜出身” で覚えないで。 
1 She is from Japan.
彼女は日本からです。
(=日本出身です。)
2 It is 50 km from here.
ここから50qです。
about  〜について 
 for  1 〜のために
2 〜の方へ
3 〜間
4 〜にとって 
1 This is a present for you.
これはあなたのためのプレゼントです。
2 She left for Tokyo.
彼女は東京の方へ出発した。
3 She was here for three hours.
 彼女は3時間ここにいた。
4 This question is difficult for him.
この質問は彼にとって難しい。
with   1 〜とともに・一緒に
2 〜のついた
3 〜を使って 
1 I play tennis with her.
私は彼女と一緒にテニスをする。
2 I want a car with big windows.
私は大きな窓のついた車がほしい。
3 I write English with this pen.
私はこのペンを使って英語を書く。
 
to   1 〜へ・〜の方へ 
 I go from Fuji to Tokyo.
私は富士から東京に行く。


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