放っておいても誰でも上がる

 ここでは武器や防具に付加されるマジックプロパティの中でも、その役割に関係なくあれば便利なものを御紹介します。ここに無い場合は「戦士の装備」や「魔法使いの装備」の方を探してみてください。プロパティ強度については こちらでも解説しています。
 公式の説明としては、eSearch アンサーID#1703が詳しいです。

Night Sight

 防具・アクセサリに、このプロパティが付いていることがあります。これがあれば、暗闇の中を見通すことが可能になります。この装備をしたままダンジョンで死んだ場合、蘇生したら真っ暗だった・・ということになります。慌てないようにしましょう。
 ヒューマンなら最低値保証により、「魔法」第1サークルの Night Sightを誰でも使えますが、スキルが低いと真っ暗に近く無いよりマシという程度にしかなりません。また「錬金術」で作る Night Sight Potionがあれば、これと同じように闇を見通せるようになります。
 エルフの場合、種族特性として最初から Night Sight能力を持っています。逆にこれが理由で、エルフのキャラクターは夜の光景を楽しむことが出来ません。夜の景色を見れるようにする装備を用意する、とコメントされていた時期もありましたが、まだそうした装備は実装されていません。

幸運

 防具・アクセサリに付いていることがあるもので、ステータスウィンドウを見ても、その合計値が確認できるようになっています(四葉のクローバーのアイコンの数値です)。
 幸運が高いと、モンスターを倒した時に得られるマジックアイテムの質が上がります。ただ、装備による合計が1000を超えて、ようやく体感的に多少差があるか? と感じる程度ではあります。マイナーアーティファクトを得る確率にも影響するようです。
 直接戦闘に参加しない魔法使いやテイマーであれば、幸運装備を検討するのもいいかもしれません。前線で戦うのなら、このプロパティより他にも優先すべきものがあるといえます。

ステータス上昇

 アクセサリに付いていることがあるもので、そこに書かれている通り、STR・DEX・INTが上昇します。STRの上昇は HPの上昇、DEXの上昇は スタミナ上昇、INTの上昇は マナ上昇でもあるため、非常に重要な意味を持つこともあります。
 ステータスは合計して225(ステータススクロール未使用時)までですが、アクセサリによるステータス上昇は これを超えても大丈夫になっています。

ステータス上限上昇

 防具やアクセサリに付いていることがあるもので、こちらは HP・スタミナ・マナの上限を上昇させます。元になるステータスは一切変化しません。

回復効果

 防具やアクセサリに付いていることがあるもので、こちらは HP・スタミナ・マナの回復力を上昇させます。「集中」や「瞑想」のように回復速度が上がることを意味します。

スキル上昇

 アクセサリやスペルブックに付いていることがあるもので、こちらは表示されたスキルの値が上がります。スキルの成功率や上昇判定は、アクセサリによって上がった後の数値で決定されるようになります。ただし、スキルキャップを超えることはありません。
 一方スキルの中には、武器スキルのSpM発動条件など、リアル値が判断の基準になるものもあります。その辺りには注意してください。
 このプロパティが付く可能性のあるスキルは「解剖学(アナ)」「動物学(ロア)」「調教(テイム)」「弓術」「武士道」「騎士道」「不調和」「評価(EI)」「槍術(フェンス)」「集中(フォーカス)」「治療(包帯)」「棍術(メイス)」「魔法」「瞑想」「音楽」「霊媒(ネクロ)」「忍術」「受け流し(盾)」「沈静化(PM)」「扇動」「耐性(レジ)」「窃盗(盗み)」「隠密(ステルス)」「剣術(ソード)」「戦術(タク)」「獣医学」「格闘」です。
 "パワースクロールがあるスキル"と言い倣わされてきましたが、「織成呪文」が上がるプロパティは現在のところ確認されていません。

抵抗値修正

 防具やアクセサリに付いていることがあるもので、表示されている通りに抵抗値が増加します。ただし、基本的に抵抗値の上限は70%なので、それを超えることはありません。エルフのエネルギー抵抗だけは 75%までいけます。
 よく物理抵抗は"AR"と略されます。本来の言葉でいけば、"Physical Resistance"で"PR"になるところですが、従来から"AR"だったことと、毒抵抗との区別が付かないことから、公式でも"AR"という記述になっています。
 炎抵抗は"FR"、冷気抵抗は"IR"、エネルギー抵抗は"ER"、毒抵抗は"PR"と略されます。魔法を使う相手には炎抵抗とエネルギー抵抗を上げるのが一般的です。相手の攻撃属性に応じて多少装備を見直すのも命を守る立派な手段ですね。

耐久性上昇

 武器や防具のように耐久性のあるものについて、その数値が示されたパーセンテージ分 増えます。「鍛冶」のバルク褒章である powder of fortifying(耐久性を上げる)を使う場合は 255が上限ですが、生産系スキルの強化などで このプロパティが付与された場合は、それを超えた耐久性になることもあります。
 耐久性が0になった場合、今度は耐久性の上限が減っていきます。これも0になるとその装備は壊れて失われます。だから、それぞれの装備に応じた生産系スキルで修理をしてもらいながら使っていくのが常識となります。
 なお修理しても、耐久性の上限は1減ることが多いです。それを防ぐにはあまり痛まないうちに修理するなどするしかないですが、どんなに好条件でも減ることはありますので、あまり目くじらを立てないようにしましょう。
 そうそう都合よく修理できる人が、すぐに見つかるとも限りませんので、修理できるスキルを持つ者は"修理DEED"と通称されるアイテムを作成可能です。これを持っている場合、それぞれのスキルに応じたNPC(「鍛冶」なら鍛冶屋・武器屋など)の傍で、これを使用し武具をターゲットすることで、そのDEEDを作った人のスキル値で修理が可能になります。
 ただ中には修理DEEDでは直せないものもあり、そうした武具はスキルを持ったPCに渡して直してもらう以外に修理する術はありません。

自己修復

 武器や防具のように耐久性のあるプロパティです。上記にあるように、武器や防具は戦えば耐久性が下がり、常に修理が必要なアイテムです。しかし、このプロパティが付いている場合、耐久性が下がるシチュエーションで発動して、逆に耐久性を回復させることがあります。どれだけ回復するかは、そのプロパティの数値によります。

装備条件

 武器や防具には装備可能な STRが決められています。plate系のように重いものになると、STRが100近くまで必要なこともあります。このプロパティは、この必要STR値をパーセンテージの分だけ低減します。
 相手に魔法を使われて STRが低下し、装備条件を満たせなくなったら、その装備は外れてしまいます。時として命に関わることですから、出来るだけ余裕を持った装備をするように心がけましょう。

物理ダメージ反射

 盾や防具に付くことがあるプロパティです。プレイヤーが受けた物理ダメージのうち、このプロパティを合計した割合のダメージを相手にも与えます。ただし、だからといって自分が受けるダメージが軽減されるわけではありません。

ポーション強化

 アクセサリに付くことがあるプロパティです。その名の通りで「錬金術」で作った魔法の薬の効果を高めます。HPの回復量や、ステータスの上昇量、与えるダメージに影響します。