ものを作る楽しみ

 UOは様々な生産職があるのも特徴です。最終的に強いモンスターを倒したり、イベントをこなしたりすることで手に入るものの方が優れていることが多いのも否定は出来ませんが、それでもなお生産職の人で無ければ作れないものがあるのは事実なのです。
 ここではそうした生産の材料となる素材を集める人々についてもまとめて説明します。
 なお、生産職を目指すならば、UO職人の部屋様を御覧にならないわけにはいかないと思います。ここを見るより詳細で詳しい情報が得られますので、御一読を。
 職人として学ぶ事の出来るスキルは、一人では覚えきれないぐらい多岐にわたっています。「鍛冶」「裁縫」「細工」「大工」「弓矢工」「書写」「錬金術」「調理」の他、「測量」がこの範疇に含まれます。
 素材を集めるのに特化したスキルとして「採掘」と「伐採」「釣り」も御紹介します。
 また上げる機会は少ないと思いますが「錬金術」に関連するものとして「味見」もここに分類しておきます。

Blacksmithy [鍛冶]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Armourer、Blacksmith、Blacksmith Guildmaster、Iron Worker、Weaponsmith
 金属製の武器や防具を作るスキルです。金属以外にもドラゴン系のモンスターから入手できる鱗を材料にした防具も作成できます。また鍛冶で作った武器防具の修理も可能です。スキルがGMになったら、高品質の製品に自分の名前を入れることが可能になります。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。
 鍛冶は街のNPC鍛冶屋などからバルクオーダーを引き受けられます。スキルが 70になるまでは、そのスキルに応じたバルクオーダーを渡されるので それをこなすなり、同じものを作るなりすれば、特に問題なくスキルは上がると思います。そこからは、shuriken → circlet → royal circletとステップアップすると、比較的少ない ingotで沢山作っていけますね。
 GMになり自分の銘が入った武具を他の人に使ってもらう・・これは非常に嬉しいことでしょうね。武器や防具の強化は、成功した時の嬉しさはひとしおですがセキュア整理の一環としてやることが多いかも・・。

■設備

 鍛冶生産をするためには、幾つか設備が必要になります。
 まず anvil(金床)が必要です。設置位置から2マス以内にいなければなりません。通常の anvilの他、stone anvilというのもあります。
 さらに forge(火床、炉)が必要です。これも設置位置から2マス以内にいなければなりません。丸い forgeの他、横に長い large forge や、elven forge というのが該当します。
 これらの設備は街の鍛冶屋には必ずあります。「
大工」でアドオンとして作成でき、自分の家に設置できます。そうすれば、仕事は格段に楽になりますね。

■生産ツール

 鍛冶生産をするためのツールは、tong(火箸)・smith's hammer(鍛冶用の槌)・sledge hammer(大槌) です。これらをダブルクリックすることで、鍛冶仕事が可能になります。どれを使っても開かれる生産メニューは共通です。
 これらのツールは街の鍛冶屋で購入できるほか、「細工」で作成可能です。

■鍛冶製品の生産

 必要となる材料は ingot(延べ棒)です。これは主に「採掘」で掘り出すか、一部のモンスターを倒して入手できる ore(鉱石)を、やはり「採掘」で精製して作ります。鍛冶屋のテンプレートで始めると、どちらも覚えた状態となりますが、役割分担が はっきりしているので、違うキャラクターが覚えても特に問題はありません。
 ingotにはノーマルな鉄(iron)の他にも 様々な材質のものが存在します。それを材料にしてものを作ると、ノーマルなiron ingotとは性質が異なる武器防具を作成可能ですが、種類に応じたスキル値がある程度必要です。必要なスキル値は「採掘」で掘り出したり精製したり出来るようになるスキル値と同じなので、そちらを参照してください。
 どの ingotを使って生産をするのかは、生産メニュー上で選びます(色をノーマルのままにする設定も可能です)。ingotによる性質の変化は、武器ならダメージ変換・防具なら各抵抗値へのボーナスの形が主ですが、Dull Copperは「耐久力アップ・装備条件低減」、Shadow・Valorite「耐久力アップ」、Goldenは「運強化・装備条件軽減」という特別な効果があります。もちろん、こうした性質以前に、見た目(色)を目的にして材料を選ぶのも ありですね。
 ドラゴン系のモンスターを倒すと入手できる scale(鱗)を使った防具が作成可能です。こちらも鱗の色によって、ingotと同じように性質が様々になります。ただ、その性質が かなり極端なため、実戦では使いづらいと言うのが率直な印象です。
 どの scaleを使って生産をするのかは、生産メニュー上で選びます(色をノーマルのままにする設定も可能です)。色による性質の変化は、黒は物理・赤は炎・白は冷気・緑は毒・青はエネルギーの抵抗値を上げ、黄は運を上げます。その代わり相反する性質の抵抗値は少々下がります。
 武器防具以外でも、swamp dragon(沼ドラ)に装着するための dragon barding を作成できます。これを装着した沼ドラに騎乗すると、受けるダメージが軽減されます。これの詳細は「武器学」を参照してください。なぜこのスキルなのかは読めばお分かりいただけるはずです。
 材料は ingot×1500 とかなり大量で、作成難易度も高いですが、このスキルで作る以外に入手の方法は無く、対モンスター戦では有用であるため、需要はかなりあります。

■鍛冶製品の溶解

 生産ツールでは「鍛冶製品の溶解(ingotになります)」が可能です。ただし、鍛冶製品でも ringmailなど溶かせない製品はあります。
 実際には「採掘」スキルが無いと効果が上がりません。溶かして得られる ingotは、作成に必要だった量の半分までです。

■鍛冶製品の修理

 修理のために ingot等は必要ありませんが、anvilの傍にいる必要があります。修理をするときに ブランクスクロールをターゲットすると、鍛冶修理DEEDを作成可能です(これの作成時は anvilの傍にいる必要はありません)。

■鍛冶製品の強化

 ノーマル以外の ingotを使って、未強化の鍛冶製品を一度だけ強化できます。これにより、使用した ingotの性質を その武器に付与できます。ただし、元の武器が多くのマジックプロパティを持っていたりすると成功確率は大幅に下がります。成功すればラッキーですが「駄目で元々」という気持ちで臨む方がよく、失敗しても後悔しない精神力は必要です。
 生産メニューで選んだ ingotが強化にも使われます。だから、強化に使用できる ingotは、実際に生産で使用できるものに限られます。スキルがある程度上がっていないと、自由な強化は出来ないことになります。また強化しようとするものを作れる「鍛冶」スキルも必要です。
 武器を強化すると、その武器の攻撃属性のうち、物理属性のパーセンテージを他の属性に変換できます。どれくらい変換できるかは使用する ingotに応じます。
 これを利用して、特定の属性100%の武器を作ることが可能になります。UO職人の部屋様の表を引用する形になりますが、以下の組み合わせが考えられます。
強化前強化結果
物理40%
炎60%
Bronze → 炎100%
物理30%
炎70%
Bronze → 炎100%
物理20%
炎80%
Bronze → 炎100%
物理10%
炎90%
Bronze → 炎100%
物理30%
冷気70%
Agapite → 冷気100%
物理20%
冷気80%
Shadow
Agapite
Valorite
→ 冷気100%
物理10%
冷気90%
Shadow
Agapite
Valorite
→ 冷気100%
物理20%
エネルギー80%
Copper
Verite
→ エネルギー100%
物理10%
エネルギー90%
Copper
Verite
→ エネルギー100%
 現状は、毒100%に出来る強化の組み合わせは存在しません。だからモンスターから拾ったりしたら、それは貴重品といえるでしょう。
 防具を強化した場合、使用した ingotに応じて抵抗値が多少上昇します。
 武器・防具どちらにもいえることですが、ダメージ変換や抵抗値上昇が目的ではない場合、強化の目的は「Dull Copper による耐久力アップと装備条件低減」「Golden による運強化と装備条件低減」が目的になるかと思います。
 あとは・・やはり見た目(色)の変化でしょうかね〜。

■バルクオーダー

 街のNPC鍛冶屋などから引き受けられます。こちらでも説明していますが、完成して提出した時に、お金とフェイム・そして褒章アイテムをもらえます。どんな褒章アイテムがもらえるのか知りたい時は、拙作「Ultima Online Bulk Analyzer」なんぞを御利用いただけると簡単かもしれません。条件のボタンをクリックしていけば、何の褒章になるのか分かります。
 多数のバルクに埋もれそうな時は「書写」で作れる bulk order bookで整理すると良いでしょう。
 褒章アイテムには以下のようなものがあります。低級の褒章はほとんどが「採掘」に関連します。
 sturdy shovel・sturdy pickaxe はチャージ150の「採掘」用ツールです。「細工」で作ってもチャージ100までしか作れないので、これはこれで便利だったりします。
 gargoyle pickaxe は特殊な「採掘」用ツールで、指定したポイントで本来掘れるより1ランク上の oreが掘れる様になります。ただし、数パーセントの確率で その1ランク上の oreと同じ鉱石エレメンタルが出現します。戦闘ができない場合、鉱石エレメンタルを倒すのは難しいので、そのリスクを承知の上で使用する必要があります。
 prospector's tool は、やはり特殊な「採掘」用ツールです。一度 oreを掘り出した後、同じポイントにこのツールを使用することにより、やはり1ランク上の oreを掘り出せるようになります。こちらはリスクはありません。また、gargoyle pickaxeと併用すれば、2ランク上の oreを掘れます。
 gargoyle pickax も prospector's tool も、掘り出せるスキルが無ければ ランクを上げた oreは掘り出せません。ただし、gargoyle pickaxeは oreは掘れなくても、鉱石エレメンタルは出現するらしいです。
 mining grovesは、装備すると「採掘」のスキルが上がります。パワースクロールはありませんが、100を超えて上がります。leatherが+1、studdedが+3、ringが+5されます。堀師なら+5が1つは欲しいですね。
 powder of fortifying は、使用すると武器防具の耐久力の上限を +10できます。50000gp程度の相場で、すぐに買われていきます。
 color anvilは、その名の通り色が付いた anvilです。自分の家に設置して、普通の anvilと同じように利用可能です。入手確率が低いため、全色を揃えようとすると、なかなか大変だったりします。
 ancient hammerは "古代ハンマー"という通称され、装備していると「鍛冶」スキルが上昇します。上昇値は +10、+15、+30、+60まであり、作成難易度が高いものを作る時に威力を発揮します。装備した状態でいると、別のツールを使って鍛冶製品を作ってもチャージが減っていきます。しかし、修理でチャージが減ることはありません。
 「鍛冶」のPS(パワースクロール)ももらえます。スキルは高いに越したことは無いので、120まで欲しいところですが、PS120は なかなか入手が難しいです。
 runic hammerは「鍛冶」でマジックプロパティが付いたものを作成できるツールです。各種ingotの名前が冠せられており、そのランクに比例した数や強度のプロパティがランダムで付加されます。golden以上の高級ルニックはなかなかお目にかかれません。低級ルニックでも上位特効武器を作るのは狙えます。ただ、なにぶんにもランダム要素が強すぎるため、想像以上の博打行為になりかねません。

■鍛冶レシピ

 エルフの街であるハートウッドにいる エルフの鍛冶屋などからクエストを受けることでもらえます。かなりの数があり、レシピを貰って使用しない限り、その製品を作ることは出来ません。・・ただ、低級レシピはプロパティ的に残念ながら微妙、高級レシピは強力なボスモンスターを倒して得られる素材が必要・・という感じで、なかなか良さが分かりづらくなってしまっています。
 高級レシピになれば、それなりの武具が作れると言えば作れるのですけどねえ・・。butcher's war cleaver(肉屋の肉切り包丁)は、モンスターの死体からの皮剥ぎを円滑にするため、是非とも入手したいレシピです。
 鍛冶レシピをもらえるクエストは「防護手段(heater shield×10)」「両刃の剣(broadsword×10)」「飾らないもの(bascinet×15)」「ドラゴンの守り(scale helm)」となっています。
 また「必要の母(tinker's tool×10)」「瓶に込められた思い(empty bottle×50)」「酔いどれの目(barrel tap×25)」「風の歌(fancy wind chimes×10)」「チックタック(clock×10)」「爬虫類の歯医者(Coil's Fang ※戦利品)」だと、高確率で Rune Curving Knifeのレシピになるようです。

Tailoring [裁縫]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Cobbler、Tailor、Tailor Guildmaster、Weaver
 布や皮を材料にして衣服や防具を作るスキルです。骨を材料にした防具も作成できます。また裁縫で作った武器防具の修理も可能です。スキルがGMになったら、高品質の製品に自分の名前を入れることが可能になります。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。
 裁縫は街のNPC裁縫屋などからバルクオーダーを引き受けられます。スキルが 70になるまでは、そのスキルに応じたバルクオーダーを渡されるので、それをこなすなり、同じものを作るなりすれば、特に問題なくスキルは上がると思います。そこからは、oil clothでGMを超えてしばらくは上げていけますが、革が一杯あったので、私はハートウッドで「ゴルチエコレクションから」を引き受けていました。
 UOは様々な衣類を作成可能で、しかも自由に染色できます。だから様々な服装のコーディネートを楽しめるし、そのためにはこのスキルが欠かせません。また皮防具を作るエキスパートでもあります。
 革防具は「
瞑想」や「隠密(ステルス)」を阻害しないため重用されます(studded:鋲付や born:骨 は駄目です)。しかも、現状では 金属鎧に比べて抵抗値が低い・・というわけでもありません。このスキルがあるなら革防具(born以外)に鋏を入れて、革に戻すことも可能になります。
 このスキルがあるとアーケイン装備というのを作れます。これを装備していると、チャージの回数だけ秘薬無しで魔法が使用できます。秘薬が無い状況で地味に役立ちます。チャージの回復も、このスキルの役割です。

■設備

 裁縫自体に設備は必要ありませんが、その材料となる布を作るのに設備が用意されています。布の作り方も交えて設備を紹介します。
 まず材料は3種類のどちらかになります。1つは sheep(羊)に刃物を当てて入手する pile of wool(羊毛)、もう1つは 綿畑に生えている綿花をダブルクリックして入手する bale of cotton(綿毛)、最後は NPC裁縫屋から買える flax bundle(亜麻の束) です。羊毛か綿毛を利用するのがお金も掛からず一般的です。
 これらの材料をダブルクリックして、spinning wheel(糸巻き) もしくは elven spinning wheel(エルフの糸巻き)をターゲットすると、糸巻き機が作動します。少し待てば、pile of woolは yarn(織り糸)になり、bale of cottonと flax bundleは spool of thread(巻き糸)になります。
 yarn もしくは spool of threadをダブルクリックして、loom(機織)をターゲットすると、布を作成し始めます。5回繰り返すと 1本の bolt of cloth(巻き布)が作成できます。これに鋏を入れると裁縫の材料である cloth(布)50枚になります。ちなみに clothに さらに鋏を入れると clean bandage(包帯)になり「治療(包帯)」で使用できます。
 spinning wheel、elven spinning wheel、loomは、街の裁縫屋に必ず設置されており利用可能です。また「大工」でアドオンとして作成でき、自分の家に設置できます。そうすれば、仕事は格段に楽になりますね。

■生産ツール

 裁縫生産をするためのツールは、sawing kit(裁縫キット) です。これをダブルクリックすることで、鍛冶仕事が可能になります。
 これらのツールは街の鍛冶屋で購入できるほか、「細工」で作成可能です。
 bolt of clothが複数ある場合、sawing kitで「布を切る」を選ぶことにより、まとめて clothに出来ます。さらに「布をまとめる」を選ぶと、同じ色の clothを1つのスタックにまとめてくれます。褒章布が大量にある時などの整理に便利です。スキルが0でも可能です。

■裁縫製品の生産

 衣類は clothが材料になります。複数の色の布がある場合は、どれを使うのかターゲットする必要があります。
 靴や防具を作る時は leather(革)が必要になります。骨鎧を作る時は、さらにborn(骨)も必要になります。革はNPCから買ってもいいですが、基本的には動物やモンスターを倒した後、刃物を当てて入手するのが一般的です。骨もモンスターを倒して入手することになります。このあたりの入手方法については、こちらの「モンスターを倒したら・・」を御覧下さい。これらの素材を手に入れる狩りは、冒険の目的の一つともいえます。hide(皮)の状態でも材料には出来ますが、かさばるので 鋏を入れて leather(革)に整形するのが一般的です。
 革はノーマルも含めて4種類あります。ノーマル以外の革を材料として使用するに、Spined(青)は 65、Horned(赤)は 80、Barbed(緑)は 99以上のスキルが必要です。これらの革を使用すると抵抗値にボーナスが付くほか、Spinedには 運強化の効果があります。どの leatherを使って生産をするのかは、生産メニュー上で選びます(色をノーマルのままにする設定も可能です)。
 骨防具は かなりマニアックな防具です。物理耐性は高くなるので魔法を使わない敵を相手にする時はいいかもしれませんが、その見た目のインパクトで勝負する防具のような気はします(笑)。

■裁縫製品を布・革に戻す

 通常、衣類に鋏を入れると clothを切るのと同じように clean bandage(包帯)になります。が、スキルが20以上ある場合、oil cloth以外は何枚かのclothになります。さらに切って包帯にするもよし、別の裁縫製品の材料にするもよし、です。
 防具については、born(骨)を使っていないものなら、鋏を入れて何枚かの leatherに戻せます。スキルが高いほど戻せる数は増えます。
 布も革も、本来必要な量の半分が戻ってくる最大数になります。少しでも素材を無駄にしたくないなら、不要なものには鋏を入れておきましょう。

■裁縫製品の修理

 修理のために 材料は不要です。修理をするときに ブランクスクロールをターゲットすると、鍛冶修理DEEDを作成可能です。

■裁縫製品の強化

 spined、horned、barbedの皮を使って、未強化の防具(=抵抗値が設定されている装備)を一度だけ強化できます。強化による効果は、抵抗値の加算が主ですが、spinedだけは運強化が可能で、裁縫による強化は主にこれが目的とされているようです。
 生産メニューで選んだ leatherが強化にも使われます。だから、強化に使用できる leatherは、実際に生産で使用できるものに限られます。スキルがある程度上がっていないと、自由な強化は出来ないことになります。また強化しようとするものを作れる「裁縫」スキルも必要です。
 Spinedは物理のみ+5しますので、魔法を使わない相手には非常に有効な防具にできます。Hornedは満遍なく抵抗値が+2(炎は+3)、全ての防具に強化を施すと、全抵抗値を+10以上出来ることになります。Barbedは炎は+1ですが 毒は+3 エネルギーは+4されるので目的に応じて Hornedと使い分けることになるでしょう。

■アーケイン装備

 スキルが60以上ある場合、arcane gemをダブルクリックして、高品質の leather gloves(革小手)、robe(ローブ)、cloak(外套)、thigh boots(太ももまでのブーツ)のいずれかをターゲットすると、アーケイン装備を作れます。アーケイン装備作成時に付加されるチャージ数は スキル÷5となります(伝説で24)。
 arcane gemは controler、golem、juka mage、juka lordを倒した時に入手できます(いずれもそれなりの強敵です)。leather gloveと thigh bootsは ノーマル革製品の必要があります。
 この装備は「魔法」または「霊媒」の呪文を使用時に有効です。呪文使用時に、秘薬が無く 秘薬低減の判定にも失敗しても、装備していれば そのチャージを−1して魔法が使用できます。一つは装備してアイテム保険でもかけておけば、死んだときに困らずに済むかもしれません。
 チャージを使い果たすと、アーケイン装備は色が抜けてしまいます。でも arcane gemをダブルクリックして再ターゲットすることにより、チャージしなおせます。スキルが 60未満でも再チャージは可能ですが、GMになるまでは最大の80%までしか回復できません。

■革コンテナ刻印ツール

 スキルが75以上ある場合、bone×1、leather×6、spool of thread×2、dyes×1 を材料にして、leather container engraving tool(革コンテナ刻印ツール)を作成できます。
 このツールは backpack、bag、porchに任意の文字を刻印可能にします。文字を入力せずに「OK」すれば刻印内容を消去できます。

■バルクオーダー

 街のNPC裁縫屋などから引き受けられます。こちらでも説明していますが、完成して提出した時に、お金とフェイム・そして褒章アイテムをもらえます。どんな褒章アイテムがもらえるのか知りたい時は、拙作「Ultima Online Bulk Analyzer」なんぞを御利用いただけると簡単かもしれません。条件のボタンをクリックしていけば、何の褒章になるのか分かります。
 多数のバルクに埋もれそうな時は「書写」で作れる bulk order bookで整理すると良いでしょう。
 褒章アイテムには以下のようなものがあります。
 まずは様々な色の褒章布。これらは染めタブでは出せない色になっており、5つのランク分けがされて 各ランクに4色があります。褒章としてはランクのみが決まっており、どの色がもらえるかはランダムになります。色の見た目が綺麗なものも多く、ランクが高いものにつれて、それなりに高値で取引されます。
 sandalは"褒章サンダル"と通称され、ランク4・5の褒章布と同じ色・・つまり8色があり、ランダムでどれか1つがもらえると言うものです。やはり、色が綺麗なこともあり、欲しいという人はそれなりにいます。
 stretched hide(革張り)は家に設置するもので、サイズが Small/Medium、向きが東向き/南向きの組み合わせで4種類あり、ランダムでどれか1つがもらえます。通行障害になるので壁代わりに使えますが、あまり需要があるような雰囲気ではありません・・。
 tapestry(タペストリ)は、壁に飾る大きな飾りで、柄が dark/flower、向きが東向き/南向きの組み合わせで4種類あり、ランダムでどれか1つがもらえます。壁を綺麗に飾れるので、それなりに需要があります。
 bear rug(熊の敷物)は、色が brown/polar、向きが東向き/南向きの組み合わせで4種類あり、ランダムでどれか1つがもらえます。床に敷くタイプで、それなりに需要があります。頭防具の bear maskと一緒に飾ると親子みたいです。
 clothing bless deed(服ブレスDEED)は、布製の衣類に使用することで、Blessed属性を付与でいます。つまり、死んでも失われなくなります。アイテム保険と違ってお金が掛かることもありません。
 「裁縫」のPS(パワースクロール)ももらえます。スキルは高いに越したことは無いので、120まで欲しいところですが、PS120は 「鍛冶」ほどではないですが、それなりに入手は難しいです。
 runic sawing kitは「裁縫」でマジックプロパティが付いたものを作成できるツールです。各種leatherの名前が冠せられており、そのランクに比例した数や強度のプロパティがランダムで付加されます。barbedルニック(通称"Bルニ")はなかなかお目にかかれません。ただ、実際に良い物を作れるかどうかは、本当に運次第なので使わずに売るか悩むこともあります。

■裁縫レシピ

 エルフの街であるハートウッドにいる エルフの裁縫屋などからクエストを受けることでもらえます。かなりの数があり、レシピを貰って使用しない限り、その製品を作ることは出来ません。・・ただ、低級レシピはプロパティ的に残念ながら微妙、高級レシピは強力なボスモンスターを倒して得られる素材が必要・・という感じで、なかなか良さが分かりづらくなってしまっています。
 高級レシピになれば、それなりの防具が作れると言えば作れるのですが、なにぶんにもエルフ専用装備ばかりだったりするのですよね・・。
 裁縫レシピをもらえるクエストは「ゴルチエコレクションから(studded busiter×10)」「洋服の王様(kllt×10)」「オートクチュール(flower garland×10)」「ふわふわのシャツ(fancy shirt×10)」「千里眼(spyglass×20)」となっています。

Tinkering [細工]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Golemcrafter、Tinker、Tinker Guildmaster
 生産に使用する様々なツールや、内装に使う器具を作成するスキルです。スキルがGMになったら、高品質の製品に自分の名前を入れることが可能になります。作れるもの・出来ることの範囲が非常に広いスキルでもあります。組み立て部品のカテゴリーは、妙に細かくリアルで、やってみると なかなか面白いです。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。必要な材料が少ない生産ツールを作って 60ぐらいまで上げたら しばらくは lockpickでスキルが上がります。ingot消費が1でスタックするので、実に扱い易いです。95ぐらいまで上げられるので、そうしたら spyglassや heating standなどを作って仕上げとなります。もらえるのが裁縫レシピですが、ハートウッドで「千里眼(spyglass×20)」のクエストを受けると無駄がありませんでした(アイテム指定が面倒ですが・・)。
 細工は様々な仕事を可能にします。主な仕事は高チャージの生産ツールを作ることでしょうが、内装用の小物やアクセサリを作るのにも活躍します。かなり強力なマジックアクセサリも作成できます。あまり強くないとは言われますが、メイドゴーレムを作れるのも細工師だけです。また「大工」で箱を作った時、このスキルがあれば鍵付の箱を作れます。

■設備

 細工生産には特に設備は必要ありません。ツールさえあれば、どこでも仕事が出来ます。

■生産ツール

 細工生産をするためのツールは、tinker's tool(細工道具)です。これをダブルクリックすることで、細工仕事が可能になります。
 これらのツールは街のNPC細工師から購入できるほか、同じ「細工」で作成可能です。NPCから購入するものと、PCが作成するものとで、グラフィックが違いますが、使う分には同じものです。

■細工製品の生産

 細工に必要な材料は、board(板)か ingot(延べ棒)になります。作成するものに応じた材料が必要です。アクセサリを作る場合は宝石も必要です。
 board は「伐採」で、ingotは「採掘」で調達します。どちらもNPCから買うことは可能ですが、やはり自分で調達していかないと資金が続かないでしょうね。
 ingotについては、ノーマル以外を使用できますが、スキルが所定の値に達していなければなりません。必要なスキル値は oreが「採掘」できるスキル値と同じになりますので、そちらを御覧下さい。ノーマル以外の ingotを材料にした場合、ほとんどの細工製品は色が変わるだけですが、武器としてのデータを持つものはダメージ変換があり、Dull Copperなら 耐久値+100%・装備条件−50%、Shadowなら 耐久値+50%、Goldenなら 装備条件−50%・運+40されます。
 どの ingotを使って生産をするのかは、生産メニュー上で選びます(色をノーマルのままにする設定も可能です)。boardの方は選べず、その時あるものを使いますが、ノーマル以外の板を使っても 色や効果に影響を与えません。
 生産ツールを作った時に高品質だったら、そのチャージが標準品質よりも高めになります(ほとんど変わらないこともありますが、これはランダムです)。

■細工製品は溶けません

 武器としてのデータを持っていても「細工」で作成する butcher knife(肉切りナイフ)、cleaver(包丁)、skinning knife(皮剥ぎナイフ)は溶かして ingotには出来ないということを意味します。

■細工製品の修理

 修理のために 材料は不要です。修理をするときに ブランクスクロールをターゲットすると、細工修理DEEDを作成可能です。

■細工製品の強化

 ノーマル以外の ingotを使って、未強化の細工で作れる武器を一度だけ強化できます。これにより、使用した ingotの性質を その武器に付与できます。
 この辺の感覚は「鍛冶」と変わらず、強化に使用する ingotは、生産メニューで選択したものになります。だから、スキルがある程度上がっていないと、自由な強化は出来ないことになります。また強化しようとするものを作れる「細工」スキルも必要です。
 強化については「鍛冶」の記述をご参照下さい。

■鍵箱の作成

 「大工」で箱を作るときに「細工」スキルがあると、鍵を一緒に作ることが可能です。掛けられた鍵を外すには、相応の「開錠」スキルが必要になります。低スキル時の鍵箱なら「魔法」が高ければ Unlockの呪文で開けられます。

■罠箱の作成

 あらかじめ small crate(木箱(小))か medium crate(木箱(中))を用意する必要があります。その上で、細工の生産メニューにあるトラップから仕掛けたい罠を選び、用意した木箱(鍵がある場合は未施錠の上体で)をターゲットすると、罠が掛かった箱を作成できます。罠の威力は「細工」のスキル値によって決まります。GM細工師が作る罠箱は開けたものを即死させるだけの威力です。
 ダブルクリックしても開かずに罠だけが発動する箱を作りたい場合は、上記の方法で罠を仕掛けた箱を作り、地面に置くなどして向きを変えてから鍵で施錠します。その後、unlockで これを外し、magic lockをかけます。これで完成ですが、つまり「細工」スキルが高い人が作った箱では作成が困難になります。罠箱を作る目的なら「細工」スキル30で Dart trap(矢罠)をかけるのが基本のようです。
 「細工」によって作成した罠箱の罠は「罠解除」を使わなければ解除できません。派閥(faction)に所属している場合、派閥罠というのも作成可能です。

■メイドゴーレムの作成

 スキルが 60以上ある場合、clockwork assembly(ゼンマイ部品)×1・power crystal(パワークリスタル)×1・iron ingot×50・bronze ingot×50・gear×5 を全て揃えて clockwork assemblyをダブルクリックすると、golemを作成できますが、コントロールスロットを 3消費するので、例えばカブトムシを連れている時は無理ということになります。また、1日に5体までしか作れません。
 材料となる clockwork assemblyは 野生の golemが50%、exodus overseerが30%、blackthorn juggernautが30%の確率で持っています。
 power crystalは 野生の golemが10%、exodus overseerが100%、blackthorn juggernautが50%、betrayerが100%の確率で持っています。
 gearは「細工」の「部品」カテゴリーで作れます。
 モンスターについては、ロングのダンジョンか、イルシェナーのエクソダスに赴いて戦うことになります。
 GMでなければ、ステータスとしての強さは見込めません(90以上でもそこそこ)。魔法攻撃は無効化し、毒攻撃はほとんど効きませんが、野生の golemが持っている スタンパンチや 15%ダメージパンチの能力は持っていないため、野性の golemと同じものを期待していると、肩透かしを食らいます。
 ペットと同じように命令に従い、厩舎にも預けられますが、餌をあげられないので おきにいり にする方法はありません。
 メイドゴーレムがダメージを受けると、オーナーのマナが減少します。マナが無い場合は、HPが減少します。
 メイドゴーレムが受けたダメージは tinker's toolと ingotを使用して行います。生産メニューの「修理」でメイドゴーレムをターゲットします。まさに「修理」ですね。「細工」スキルが10あれば回復は可能です。包帯や魔法での回復は出来ません。
 ログアウトを始めとして「魔法」の Invisibilityや「隠蔽(ハイド)」などにより、メイドゴーレムからオーナーが見えない状態か、オーナーから5マスを超えて離れると弱くなります。オーナーが見えない状態が2時間続くと、野生化して壊れます。

■金属コンテナ刻印ツール

 スキルが75以上ある場合、ingot×4、spring(細工で作れます)×1、gear(細工で作れます)×2、diamond×1 を材料にして、metal container engraving tool(金属コンテナ刻印ツール)を作成できます(いかにもそれっぽい材料だと思いませんか?)。
 このツールは metal chestに任意の文字を刻印可能にします。文字を入力せずに「OK」すれば刻印内容を消去できます。

■マジックアクセサリ

 宝石と「採掘」GMでもらえることがある特殊宝石を材料にして、マジックプロパティの付いたアクセサリを作成可能になりました。プロパティ強度が中程度なので若干微妙なところもありますが、ある程度付加されるプロパティが絞れているので、宝石が沢山あるならチャレンジしてみてもいいかも?
 turquoise ringだけは、武器ダメージのプラスが25%を越える可能性があるため、狙ってみる価値があるかもしれません。

■細工レシピ

 バルクオーダーはありません(従ってパワースクロールもありません)が、エルフの街のハートウッドにいるエルフから受けたクエストをこなすと、細工レシピがもらえるかもしれません。どれも上級レシピで、それなりに強力ですが、材料をそろえるのが大変です。
 細工レシピをもらえるクエストは「必要の母(tinker's tool×10)」「瓶に込められた思い(empty bottle×50)」「酔いどれの目(barrel tap×25)」「風の歌(fancy wind chimes×10)」「チックタック(clock×10)」「爬虫類の歯医者(Coil's Fang ※戦利品)」ですが、その出現率は低いものとなっています。

Carpentry [大工]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Carpenter、Shipwright、Stonecrafter
 主に木材を使った家具や道具を作るスキルです。生産に必要なアドオンを作ることも可能ですが、そのためには他の生産系スキルを上げなければならないものもあります。このスキルは家がある者にとっては是非とも揃えたいものを作成可能で、作れるものもかなり多岐に渡ります。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。適切な難易度のものを作ればいいのですが、総じて板を大量に必要とするため「
伐採」の支援は欠かせないでしょう。アドオンマスター修業では一番苦労した記憶が・・。

■設備

 大工生産には特に設備は必要ありません。ツールさえあれば、どこでも仕事が出来ます。ただ材料となる板が比較的重い素材なので、ある程度の力(STR)はあった方がいいでしょうね。

■生産ツール

 大工生産をするためのツールは沢山あります。jointing plane(継ぎ手カンナ)・moulding plane(繰り形カンナ)・smoothing plane(仕上げカンナ)、scorp(丸ノミ)、draw knife(小型ナイフ)、saw(鋸)、dovetail saw(あり継ぎ鋸)、froe(ナタ)、hammer(金槌)、inshave(ノミ)、nails(釘) のどれかをダブルクリックすることで、大工仕事が可能になります。どれを使っても開かれる生産メニューは共通です。
 これらのツールは街の細工師や大工から購入できるほか、「細工」で作成可能です。
 これらのツールを使えば、log(丸太)を board(板)にできます(重量が半分になります)。ただし、ノーマルlogはスキル無しで boardにできますが、ノーマル以外の logを板にするためには、それを素材として使用できるだけの「大工」スキルが必要です。必要な値は「伐採」できるようになるスキル値と同じなので、そちらを御確認下さい。

■大工製品の生産

 必要となる材料は log(丸太)か board(板)です。作るものによっては ingotや clothが必要になることもあります。
 木材はノーマルも含めて7種類あります。ノーマル以外の木材を使いたい場合は、スキル値が必要な値に達している必要があります。その値は「伐採」できるスキル値と同じになっています。
 基本的には 使用した木材の色を反映した製品が作られます。武器の場合 ダメージ変換があるのは Frost Woodのみで、あとの種類はマジックプロパティを武器に付与します。防具は各抵抗値へのボーナスの他、武器と同じようにプロパティを付与します。どちらでも 運強化があるのは Oak ですが、そのほかの木材も ingotや leatherでは見られなかったプロパティを付加します。
 どの木材を使って生産をするのかは、生産メニュー上で選びます(色をノーマルのままにする設定も可能です)。ノーマル以外の木材が追加されたのは「宝珠の守人(UO:ML)」からですが、それ以前の大工製品も ノーマル以外の木材を材料にすることで、その色を反映したものが作れるようになりました。
 大工製品を作る時は「大工」だけではなく、その他のスキルが必要なものもあります。このため全ての大工製品を作れるようになるには、様々なスキルを同時に上げなければいけません。その一覧は、以下の通りとなっています。カッコ内は必要なスキル値です。
鍛冶 small forge(75)
large forge(80)
anvil(75)
裁縫 shoji screen(50)
bamboo screen(50)
small bed(75)
large bed(75)
dress form(65)
elven spinning wheel(65)
spinning wheel(65)
loom(65)
training dummy(50)
pickpocket dip(50)
細工 stone oven(50)
flour mill(50)
魔法 pentagram(75)
abbaoir(50)
音楽 全ての楽器(45)
 つまり全てを作れるようにするには「大工」以外に「鍛冶」80、「裁縫」75、「細工」50、「魔法」75、「音楽」45が必要で、これを兼ね備えたら"アドオンマスター"と呼ばれることでしょう(全てのアドオンを作れるため)。
 「音楽」は 45でロックして、それ以外は GMか それ以上を目指すぐらいの気持ちでいると、スキル構成的に無駄が無いような気はします。
 ちなみに"アドオン"とは"ハウスアドオン"のことで、作成するとDEEDの形になります。これを自分の家の中でダブルクリックして、場所をターゲットすることで、そのアドオンを家に設置できます。アドオンはストレージを消費しないため、スペースを考えて設置しておいた方が、家の中に置くよりいいでしょうね。

■大工製品は破壊されます

 箱の類は、斧系の武器をダブルクリックしてターゲットすると破壊できます。破壊すると、中に入っていたものが重なって現われるため、内装をするときにオブジェクトを重ねる技として使われることがあります。
 ハウスアドオンに同じことをすると、元のDEEDの形に戻せます。設置場所を変えたいときは、この方法を使うことになります。なお「大工」で作るハウスアドオン以外にも、DEEDの形で家に設置できるアイテムがありますが、それは必ずしも斧でDEED化するとは限らず、直接ダブルクリックしたり、シングルクリックしてメニューを出したりして DEED化するものもあります。この辺が紛らわしくて困る時があります。
 それから「宝珠の守人(UO:ML)」以降、DEEDから設置するタイプのものの中にセキュア機能を持ったものが登場しています。これを、斧で再DEED化するときは、その前に中に入っているものを出す必要があります。また、中に入った状態のものがある場合、家のカスタマイズが出来なくなるので、この手のものの設置と中へのものの収納は、一番最後にしておかないと、後々大変なことになります。

■大工製品の修理

 修理のために 材料は不要です。修理をするときに ブランクスクロールをターゲットすると、細工修理DEEDを作成可能です。

■大工製品の強化

 ノーマル以外の木材を使って、未強化の大工で作れる武器や防具を一度だけ強化できます。これにより、使用した木材の性質を付与できます。
 ダメージ変換や抵抗値増加を別にした場合、武器防具共に Oak の「運+40」か、武器限定で Ash の「速度+10%」あたりが強化の念頭に置かれるかと思います。また、Heartwoodはランダムにマジックプロパティを付与し、防具なら「瞑想可」を付与する可能性もあるので、そうした博打も面白いかも?
 生産メニューで選んだ木材が強化にも使われます。だから、強化に使用できる木材は、実際に生産で使用できるものに限られます。スキルがある程度上がっていないと、自由な強化は出来ないことになります。また強化しようとするものを作れる「大工」スキルも必要です。

■剥製(trophy)の作成

 スキルのリアル値が90.1以上あると、NPCの皮なめし工(tanner)から taxidermy kit(剥製キット)を売ってもらえるようになります。これは剥製の trophyを作るための道具で、やはり「大工」リアル値90.1以上の者だけが使用できます。
 木材10を用意して、このアイテムをダブルクリックし、orc(オーク)、gorilla(ゴリラ)、troll(トロル)、brown bear(茶熊)、polar bear(白熊)、great hart(牡鹿)の死体か、Big Fish(「釣り」で釣れることがあります)をターゲットすると、それを使った剥製trophyのDEEDが作成できます。あとは誰でも自分の家の壁に設置できます。
 taxidermy kitは1回限りの使い捨てにもかかわらず、トランメルでは 100000gpと非常に高額です。なので派閥支配されているフェルッカの街で安くなっているのを買うのが良いと思います。
 Big Fishは大物なら釣った人の名前と重さが出るようになっており、trophyにしても その記録は残ります。大物を釣った時の記念が作れるのは、ちょっと嬉しかったりします。また、剥製に出来るクリーチャーの種類を増やすことも検討されているようです。
 「宝珠の守人(UO:ML)」で追加されたダンジョン Tweisted Weald のボス Dread hornは、時折 pristine dread hornというのを落とします。これを材料にして「大工」の生産メニューから mounted dread hornという剥製trophyに似たものを作れます。ですが、こちらは taxidermy kitは必要ありません。

■石細工

 スキルGMになった人は、イルシェナーのガーゴイルシティに売られている「Making Valuables with Stonecrafting(石細工の専門書)」を読む(アイテムとして使用する)ことで、石細工が出来るようになります。価格はおおよそ10000gpです。誰でも買えますが、読めるのは「大工」GMの人だけです。
 生産用ツールは Mallet and Chisel(木槌とのみ)で、やはりガーゴイルから買う以外に入手方法はありません(「細工」では作れません)。
 材料は High quality granite(良質の花崗岩)で、「採掘」GMが、またまたガーゴイルから おおよそ10000gpで売ってもらえる「Mining For Quality Stone」を読むと、oreと一緒に掘れるようになるものです。岩の入手方法の詳細は「採掘」の方を御覧下さい。
 岩には oreと同じだけの色の違いがありますが、必要スキル値は変わりません(というか、石細工はGMでなければできませんので)。

■Runed Switch

 これは「宝珠の守人(UO:ML)」で登場したタリスマンという装備のチャージを回復させるアイテムです。幾つかの部品を 最終的に「大工」で組み立てて完成させるのですが、そこに至るまでに様々な高スキルを要求されます。これの作り方については、こちらで御紹介しています。

■木製コンテナ刻印ツール

 スキルが75以上あれば、board×4・ingot×2を材料にして、wooden container engraving tool(木製コンテナ刻印ツール)を作成できます。一番材料を揃え易いかな。
 このツールは 収納カテゴリにある DEEDの形にならないコンテナ全般に、任意の文字を刻印可能にします。文字を入力せずに「OK」すれば刻印内容を消去できます。

■大工レシピ と runic dovetail saw

 エルフの街であるハートウッドにいるエルフからクエストを受けることでもらえます。大工レシピは、様々なエルフの家具で、それなりに内装で使えるものが揃っています。レシピよりもさらに低確率で、魔法の大工製品が作れる runic dovetail sawが手に入ることもあります。runic dovetail sawは6種類あり 特殊木材の名前が冠せられています。これにより「大工」でも魔法の武器・盾・防具、それに釣竿が作れるようになりました。
 レシピや runic dovetail sawをもらえるクエストは「竪琴は歌う(lap harp×20)」か「疲れ知らず(stool×10)」です。
 また「必要の母(tinker's tool×10)」「瓶に込められた思い(empty bottle×50)」「酔いどれの目(barrel tap×25)」「風の歌(fancy wind chimes×10)」「チックタック(clock×10)」「爬虫類の歯医者(Coil's Fang ※戦利品)」から stone anvilのレシピをもらえる可能性が高いです。stone anvilは現在 南向き(south)しかレシピがもらえません。

Bowcraftnig/Fletching [弓矢工]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Bowyer
 木材を材料にして弓矢などの飛び道具を作るスキルです。3Dクライアントでのスキル名は"Bowcrafting"だけになっています。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。「武刀の天地(UO:SE)」「宝珠の守人(UO:ML)」で、作成難易度が高めの弓が増えたことにより、かなり上げ易くなりました。ハートウッドで様々なクロスボウ系の作成クエストがあるので、レシピやルニック狙いがてらやるのに ちょうど良かったです。
 弓の特徴は遠距離攻撃が出来ることと、攻撃時に矢を消費することです。それゆえ、矢を作成できる このスキルの持ち主は欠かせない存在と言えるでしょう。もっとも矢を造るための材料調達は かなり面倒なので、あまり安売りはしたくないと言うのが本音だったりしますが(笑)。

■設備

 弓矢生産には特に設備は必要ありません。ツールさえあれば、どこでも仕事が出来ます。ただ材料となる板が比較的重い素材なので、「大工」同様 ある程度の力(STR)はあった方がいいでしょうね。

■生産ツール

 弓矢生産をするためのツールは fletcher's tool(弓師の道具)です。これをダブルクリックすることで、弓矢工仕事が可能になります。
 これらのツールは街のNPC弓師から購入できるほか、「細工」で作成可能です。

■弓矢の生産

 弓矢工に必要な材料は、主に log(丸太)か board(板)になります。矢を作るためには、さらに feather(羽根)が必要になります。羽根は 鳥や鳥系モンスターを倒して入手できますが、その詳細は「モンスターを倒したら・・」を御参照下さい。
 木材はノーマルも含めて7種類あります。ノーマル以外の木材を使いたい場合は、スキル値が必要な値に達している必要があります。その値は「伐採」できるスキル値と同じになっています。
 ダメージ変換があるのは Frost Woodのみで、あとの種類はマジックプロパティを武器に付与します。運強化があるのは Oak ですが、そのほかの木材も ingotや leatherでは見られなかったプロパティを付加します。
 どの木材を使って生産をするのかは、生産メニュー上で選びます(色をノーマルのままにする設定も可能です)。ノーマル以外の木材が追加されたのは「宝珠の守人(UO:ML)」からですが、それ以前の弓矢工製品も ノーマル以外の木材を材料にすることで、その色を反映したものが作れるようになりました。
 スキルが低いうちは、矢を大量生産することで、一気にスキル上昇が可能です。矢は1本で board×1もしくは log×1(それにfeather×1)を消費するので、ちょっと釈然としませんが・・。

■弓矢は壊せません

 元の素材には戻せないので、不要ならば捨てることになります。

■弓の修理

 修理のために 材料は不要です。修理をするときに ブランクスクロールをターゲットすると、細工修理DEEDを作成可能です。

■弓の強化

 ノーマル以外の木材を使って、未強化の弓を一度だけ強化できます。これにより、使用した木材の性質を付与できます。
 ダメージ変換は Frost Woodだけなので、基本は Oak の「運+40」か、Ash の「速度+10%」が念頭に置かれるかと思います。また、Heartwoodはランダムにマジックプロパティを付与するので、そうした博打も面白いかも?
 生産メニューで選んだ木材が強化にも使われます。だから、強化に使用できる木材は、実際に生産で使用できるものに限られます。スキルがある程度上がっていないと、自由な強化は出来ないことになります。また強化しようとするものを作れる「弓矢工」スキルも必要です。

■ジュカ弓の調整

 juka lordを倒すと入手できるジュカの弓(必ず何かの特効になっていて特別な名前になっています)は、拾ったままの状態では武器として使えません。スキルGMの場合、その弓をダブルクリックして、gear(「細工」で作れます)をターゲットすることによって調整を行い、使用可能に出来ます。

■矢筒(quiver)

 「裁縫」のレシピとして作れるようになる quiver(矢筒)は何種類かありますが、共通して入れた矢の重さを軽減してくれます。また、背中(cloakなどと同じ部位)に装備することにより、そのマジックプロパティの恩恵を得られます。これにより、その時の攻撃の属性を変えたりすることが可能になります。

■弓レシピ と runic fletcher's tool

 エルフの街であるハートウッドにいるエルフからクエストを受けることでもらえます。弓レシピよりもさらに低確率で、魔法の弓矢製品が作れる runic fletcher's toolが手に入ることもあります。runic fletcher's toolは6種類あり 特殊木材の名前が冠せられています。これにより「弓矢工」でも魔法の弓が作れるようになりました。
 レシピや runic fletcher's toolをもらえるクエストは「質素な弓(bow×10)」「正確な弓術 Part I(crossbow×10)」「正確な弓術 Part II(heavy crossbow×10)」「正確な弓術 Part III(repeating crossbow×10)」「必殺のダート(crossbow bolt×10)」です。
 「必殺のダート」は非常に簡単な条件です。crossbow boltを10本越えてスタックしていても、クエストアイテムに指定した時は、自動的に10本が間引かれるので、手動で10本取り分ける必要はありません。

Inscription [書写]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Archmage、Councilmember、Holy Mage、Mage、Mage Guildmaster、Necromancer、Scribe
 その名の通り、本の内容を別の本に書き写すスキルです。転じて、自分が持っている「魔法」「霊媒(ネクロ)」の spellbook(呪文書)から呪文を書き写して scroll(呪文の巻物)を作ることも可能です(というか、こっちがメインでしょうね・・)。メイジ用の spellbookや runebookなど他にも幾つか作成できるものがあります。また、このスキルを上げているだけで、幾つかの魔法の効果を若干ですが強化可能です。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。難易度自体は呪文を実際に使う時のスキル値と同じ感覚で考えれば間違いありません。

■設備

 「書写」に特に設備は必要ありません。ツールさえあれば、どこでも仕事が出来ます。ただ「錬金術」と同様、秘薬が必要であり、さらに scrollや 各種bookを作るためには blank scrollが必要になり、これも確保が大変かもしれません。

■生産ツール

 書写のための生産ツールは、scribe's pen(書士のペン)です。これをダブルクリックすることで、書写生産は可能になります。「測量」に使う mapmaker's penとは左右の向きが違うだけで間違い易いので注意しましょう。
 これらのツールは魔法使いや書士から買えるほか、「細工」で作成可能です。

■呪文scroll

 書写で 呪文scrollを作る場合、その呪文を使うのに必要な秘薬と blank scrollが必要です。また、意外と忘れがちですが、書こうとしている呪文が記された spellbookを持っている必要があります。秘薬コスト低減装備があっても、この秘薬消費は抑えられませんので、素直に秘薬を確保しなければいけません。
 また、その呪文を使うだけのマナも無いと駄目ですね。とはいうものの、高サークルの呪文scrollを書こうとすると、かなりのマナが必要になるので「瞑想」やマナ回復装備、「霊媒(ネクロ)」の Lich Form(マナ回復量が激増する)など、マナを回復する手段が無いと大量生産は面倒になります。
 呪文scrollはダブルクリックすると、マナ消費だけで その呪文を使えますが、必ず使い捨てになります。また、その呪文本来のサークルから−2されたサークルの難易度で呪文が使えるため、本来は使えない呪文を確実に使うための手段として、特定の呪文scrollを持ち歩く人は多いです。
 また、spellbookにドロップすれば、その呪文を spellbookに書き写せます。「魔法」や「霊媒(ネクロ)」はもちろん、このスキルでscrollは作れませんが「織成魔法」も含めて、この方法で spellbookに呪文を書き写さないと、それぞれのスキルでその呪文を使用できません。

■色々な本など

 スキルが45以上あれば、runebookを作れます。よく"RB"と略されます。Markで焼いた runeを16個収められる本です。blank scroll×8・blank rune×1・Recallの呪文scroll×1・Gate Travelの呪文scroll×1を用意すれば作成可能で、「書写」のスキル値に応じてチャージ数が決まります。
 rune単体では Blessed属性がありませんが、runebookには Blessed属性が付いているため、万が一死んだ時も runeを失わずに済みます。Recallの呪文scrollをドロップしてチャージを入れておけば、秘薬などがなくても Recallできるため、有用と言えるでしょう。絶対に需要のあるアイテムです。
 スキルが50以上あれば、spellbookを blank scroll×10だけで作成できます。よく"SB"と略されます。作成者の「魔法」が 80以上だったら、魔法に関連するプロパティが付与される可能性があります。その spellbookを手に持つことで、そのプロパティの効果を得られます。呪文が入った spellbookが別にあるなら、手に持っている spellbookに何も呪文が入ってなくても大丈夫です。特効プロパティが付いたら、その対象に与える魔法ダメージが半端じゃなくなります。
 最大でプロパティは3つ付く可能性がありますが、そのためには最低でも「魔法」がGM以上でなければなりません(プロパティ目的なら GMは欲しいところです)。現状、作れるのはメイジ用spelbookだけで、その他の魔法のspellbookは作れません。
 高プロパティなら spellbookだけでも需要がありますが、全呪文をあらかじめドロップしてフルスペルブックにすれば、コンスタントな需要を見込めます。また上位特効のプロパティが付いた spellbookもかなり需要がありますが、出る確率は相当に低いです。
 スキルが65以上あれば、bulk order bookが blank scroll×10だけで作成できます。"BOB"と略されますね。「鍛冶」「裁縫」で得られる bulk order deedを 500枚まで綴じる事の出来る本です。
 綴じているバルクについては、種類(大口/小口)・素材(各種ingot/cloth/各種leather)・品質・数量で絞込みが可能です。ただ、品目までは絞れないため、きちんとバルクを整理するのが目的なら、ジャンルごとに本を用意する方が良いでしょうね。
 spellbookや、bulk order bookは blank scroll×10だけで作れるため、秘薬確保が難しい場合、スキル上げの終盤に使えると言えば使えます(blank scrollを確保できれば・・ですけどね)。スキルが80以上なら、上位特効が出ればラッキーぐらいの気持ちで、spellbookを作るのも ありかもしれませんね。
 また「宝珠の守人(UO:ML)」以降では、runed switchの材料の幾つかが「書写」で作るものとなっているため、runed switchを作りたい場合、このスキルも必要になります。具体的な作り方は こちらを御覧下さい。

■呪文書刻印ツール

 スキルが 75以上あれば、Feather(羽根)と black pearl(メイジ秘薬)×7で、spellbook engraving tool(呪文書刻印ツール)が作成できます。これにより、「魔法」のspellbook・「霊媒(ネクロ)」のspellbook・「織成魔法」のspellbookの他、「騎士道」の Book of Chivalry・「武士道」の Book of Bushido・「忍術」の Book of Ninjitsu にも文字の刻印が可能になります。文字を入力せずに「OK」すれば書いた字を消せます。

■本を書写する

 このスキルを直接使用するとターゲットカーソルになります。それで書き写したい本をターゲットし、次に書き写す先の本をターゲットすることで、先にタゲった本の内容を書き写せます。コピー先となる本さえ用意すれば、特にツールは必要ありません。
 NPCに教えてもらえるレベル(30前後)であれば、ほぼ書き写しは成功します。0からのスキル上げには使えるかもしれませんね。
 本に、ガーデニングで作れる red leaf(赤い葉)を使うと、インクを定着させて書き換えを出来なくします。自分で書いた本を売る時や、情報を書いて家にロックダウンする時などに使えます。

■魔法の効果を高める

 このスキルを覚えていると、Harm・Mind Blast以外の「魔法」の攻撃呪文のダメージが、スキル値÷20%(GMならさらに+5%)上昇します。
 Reactive Armorをかけたとき、物理抵抗上昇(+15)に、さらにスキル値÷20が加わります。GMでもボーナスはありません。  Protectionをかけたときの物理抵抗減少(-15)と「耐性」のスキル減少(-35)を、スキル値÷20軽減します。GMでもボーナスはありません。
 Magic Reflectonをかけたときの物理抵抗減少(-25)も、スキル値÷20軽減されます。やはり、GMでもボーナスはありません。
 いずれの効果も微々たる物かもしれませんが「魔法」を使う時に若干有利になることは覚えておいてもいいでしょうね。

■書写レシピ

 エルフの街であるハートウッドにいるエルフからクエストを受けることでもらえます。書写レシピは Scrapper's Compendium のみです。「魔法ダメージ+25%・キャストリカバリ1・ファストキャスト1・マナコスト-10%」が確定した spellbookで、さらに通常の spellbookと同じように「魔法」があればプロパティが付加されます。最初からある以外のプロパティが3つ付けば、トータルで7つのプロパティが付いたゴージャスな spellbookが完成することになります。材料集めるのが大変ですけどね・・。
 このレシピは「必要の母(tinker's tool×10)」「瓶に込められた思い(empty bottle×50)」「酔いどれの目(barrel tap×25)」「風の歌(fancy wind chimes×10)」「チックタック(clock×10)」「爬虫類の歯医者(Coil's Fang ※戦利品)」で低確率で手に入ります。

Alchemy [錬金術]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Alchemist(Gargoyle)、Cashual、Harbalist
 秘薬を材料にして魔法の薬を作り出すスキルです。GMになったらガラス細工も可能になります。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。難易度的に適切な薬が最後まであるため、生産系スキルの中では上げ易い部類に入ります。

■設備

 「錬金術」に特に設備は必要ありません。ツールさえあれば、どこでも仕事が出来ます。ただ秘薬と共に容器が必要になることが問題です。薬瓶ではかさばりますので、スキル上げを考えるなら、薬樽を必ず用意した方が良いでしょう。薬樽は 瓶100個分の薬を中に溜めることが出来るというものです。
 薬樽は作るのに、幾つかの手順を踏む必要があります。これについては、
こちらを御覧下さい。普通の樽とは異なるもので、作るには「大工」「細工」の2つが必要になります。

■生産ツール

 錬金術のための生産ツールは、mortal and pestle(すり鉢とすりこぎ)です。これをダブルクリックすることで、錬金術生産は可能になります。
 これらのツールは魔法使いや錬金術師から買えるほか、「細工」で作成可能です。

■錬金術生産

 錬金術で作成するポーションの材料は「魔法」で使用する8種類の秘薬と、「霊媒」に使用する秘薬のうち grave dustと pig ironの2種類です。
 必要な秘薬の量はいかなる方法でも減らせませんので、作る分の秘薬を調達する必要があります。
 potion keg(薬樽)がある場合は、まず瓶で普通に薬を作った後、その薬の入った瓶を薬樽にドロップしましょう。これで樽の中に薬を入れます。その樽と空き瓶が1本ある状態で同じ薬を作れば、自動的に樽の中に注がれます。樽には瓶100個分の薬が入るわけですが、そうすると重さは100になります。何本も持てるほど軽いものではないので、御注意下さい。1つの樽には1つの薬しか入れられません。当たり前と言えば当たり前ですね。
 まだ中身が入っている樽に同じ薬を継ぎ足そうとすると「樽の中が何か分からない」と言われることもあるでしょう。これはその樽の中に薬を入れたのが自分以外の人の場合に起きます。この場合、その薬樽に対して「味見」を行い、中をシステム的に確認しておけば、あとは同じ薬を作ることで、自動的に樽の中に薬を継ぎ足せます。「味見」は0でも何度もやればいつかは成功しますので、無理に上げる必要はありません。

■薬は飲むもの・・のはずです

 ダブルクリックすることで、ほとんどの薬を飲みます。飲んだ場合、空き瓶が出来るはずです。その空き瓶は捨てずに、是非とも作った錬金術師に返してあげてください。そうしたら、また薬の再生産も出来るというものです。瓶もただではない(というよりむしろ高価)ので、少しでもリサイクルにご協力を(笑)。
 飲む時に重要なことが一つ。薬は両手がふさがっていたら飲めません。両手武器を持っていたり、武器と盾を持っていたりしたときは、手を空ける必要があります。なので装備用のマクロ(Arm/Disarm)を用意しておくことをお勧めします。解毒剤を飲もうとして飲めないなどと言うことがあると、目も当てられません。弓に限っては「バランスド」のプロパティが付いていたら、装備を外さずに薬が飲めます。
 「錬金術」のスキルがあると、ポーションの効果が上がります(スキル値÷4%の上昇)。また「ポーション効果+」のプロパティが付いた装備をしている場合も、その割合だけ上がります。
 poison potionは飲んでもいいですが、自分が毒を受けるだけです。他者に使うためには「」のスキルが必要です。
 explosion potion(爆弾)は飲むものではありません。ダブルクリックしたら3秒以内に投げるポイントをターゲットする必要があります。もし視線が通らないなど有効なポイントで無い場合は警告が出るので急いでターゲットしなおしましょう。うまくターゲットできればそのポイント、タゲ失敗時は自分を中心に爆発が起きます。
 錬金術師が自爆した場合、そのダメージは下手をすると即死級です。複数が巻き込まれた場合は、ダメージが分散します。スキルを上げ装備でポーション効果を上げた場合、爆弾攻撃は 相応の威力を発揮します。
 ネクロ秘薬で作るポーション2つも飲み薬ではありません。
 conflagration potionも使用するポイントを指定する必要があります。この薬はターゲットしたポイントの周辺に 炎のフィールドが発生します。explosion potionと違って時間制限はないし、そもそも自爆にはなりません。
 confusion blast potionも使用するポイントを指定する必要があります。この薬はターゲットしたポイントの周辺にいる敵からのターゲットを外します。「沈静化」のスタンダードモードと同じ効果と思えばよいかと思います。

■薬の用途は広がります

 「」で塗るための毒は、「錬金術」で作成する 各種の poison potionです。
 「調理」で魔法の果物を作るために、greater strength potionや greater heal potionが使用されます。
 植物を育てるガーデニングでは、greater strength potion、greater heal potion、greater cure potion、greater posion potion(deadlyでも可)が必要不可欠です。
 新たに追加された長期褒章の大砲のチャージを回復させるためには、各種explosion potionが満タンの薬樽が必要なようです。

■ガラス細工

 スキルGMになった人は、イルシェナーのガーゴイルシティで売られている「Crafting Glass With Glassblowing(ガラス吹きでのガラス製作)」という本を読むことで、ガラス細工が出来るようになります。価格はおおよそ10000gpです。誰でも変えますが、読めるのは「錬金術」GMの人だけです。読んだ後でも「錬金術」のスキルが100未満になったらガラス細工は作れなくなります。
 生産用ツールは blow pipe(吹きパイプ)で、やはりガーゴイルから買う以外に入手方法はありません(「細工」では作れません)。また forgeなど 炉の傍でなければ生産は出来ません。
 材料は sand(砂)で、「採掘」GMが、またまたガーゴイルから おおよそ10000gpで売ってもらえる「Find Glass-Quality sand」を読むと、砂地で掘れるようになるものです。砂の入手方法の詳細は「採掘」の方を御覧下さい。
 ガラス細工でポーションを入れる瓶も作れますが、あんまり経済的ではないかもしれません。他は内装以外に使いようは無いですが、他では入手できないものばかりなので、時折 欲しくなる人も現われます。
 なお「宝珠の守人(UO:ML)」では runed switchを作るために必要な材料の一つが追加され、ガラス細工がなければ runed switchは作れなくなっています。具体的な作り方は こちらを御確認下さい。

■錬金術レシピ

 エルフの街であるハートウッドにいるエルフからクエストを受けることでもらえます。錬金術レシピで作成可能になるポーションは、どれも有用なものとなっています(透明になれる薬と、新しい効果の毒2種類です)。
 錬金術レシピは「必要の母(tinker's tool×10)」「瓶に込められた思い(empty bottle×50)」「酔いどれの目(barrel tap×25)」「風の歌(fancy wind chimes×10)」「チックタック(clock×10)」「爬虫類の歯医者(Coil's Fang ※戦利品)」で割と簡単に手に入ります。

Taste Identification [味見]

 非難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Alchemist、Alchemist(Gargoyle)、Cashual、Cook、Harbalist
 3Dクライアントでは"Taste ID"という名称になっています。
 食品に塗られた毒や、魔法の薬の中身を特定するスキルです。滅多に使う機会は無いと思いますが、「
錬金術」で作ったポーションを入れた薬樽に、新たに薬を継ぎ足そうとする時は その樽の中身を特定している必要があり、そのためにこのスキルが必要になります。
 スキルの使用に当たっては直接使用して、調べたいものをターゲットします。毒入りの食べ物を調べる時は、誤って自分がその毒を受ける危険性があるため、解毒の用意をしておいた方が良いです。
 スキルが0でも、何度も試行すればいずれ成功するので、無理に上げる必要はありません。しかもバグがあり、現状は どんなに頑張っても 75までしか上がらないのだそうです。非難易度制なので、使っているだけで上がるはずですが、不遇のスキルですね・・・。
 職業表示は「調理」と同じ"Chef"なのに、「調理」のスキルには何も関与しないのも、ちょっと残念?

Cooking [調理]

 非難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Baker、Cook
 色々な食材を材料にして料理を作るスキルです。
 なにげにスキル上昇は非難易度制なので、ひたすらパンを焼き続けるだけでGMになります。なぜパンかというと、材料が小麦粉と水だけで、これなら材料をタダで調達できるのです。魚の切り身などスタックするものを大量に「丸焼き」すれば、スキル上げが早くなるようですが、そのことを知ったのはGMになってからでした・・。

■設備

 oven(オーブン)や stone oven(石のオーブン)の傍にいないと「加熱」「丸焼き」のカテゴリーの料理が作れません。「丸焼き」の方は炎があれば作れるので、鍛冶仕事用の forge(炉)や溶岩・焚き火でも代用できたりします。7周年記念アイテムの1つ「Hearth of the Home Fire」も熱源なので「丸焼き」はできますが、残念ながら「加熱」はできません。
 wheat(小麦)を sack of flour(小麦粉)にするためには、flour mill(粉挽き機)の傍にいる必要があります。小麦粉は多くの料理に使用される基本食材の一つです。
 多くの料理は水を必要とします。pitcher(水差し)に水を入れて pitcher of waterにして使用しますが、その水自体は川や海があればそこから汲めます(pitcherをダブルクリックして水源をターゲット)。近くに水源が無くても water trough(水桶)が家に設置してあれば、無限の水源となります。
 ovenや flour millは街のパン屋・酒場にあるので使用できます。water troughも含めて、いずれも「
大工」でアドオンとして作成可能です。自分の家にあれば仕事が はかどりますね。
 特定の特徴がある場所から水を汲むと、pitcherに本来以上の水を入れることが可能です。その方法で大量に水を入れた pitcherを、俗に"無限pitcher"と呼んでいます。ただ、家に water troughがあれば水の供給に困ることは無いので、私は使ったことがありません。

■生産ツール

 料理をするためのツールは skillet(フライパン)、fouer sifter(粉ふるい)、rolling pin(めん棒)です。どれかをダブルクリックすることにより、料理が可能になります。どれを使っても開かれる生産メニューは共通です。
 これらのツールは街のコックから購入できるほか、「細工」で作成可能です。

■実際の料理

 必要となる材料は、小麦粉や水の他、野菜・果物・魚などの食材が材料になります。特に小麦粉は、berad loaf(パン)や pan of cookies(クッキー)、cake(ケーキ)、muffin(マフィン)、pie(パイ)、pizza(ピザ)など、このスキルで作れる代表的な料理の他、様々な道具の材料となる基本的な食材です。また、甘味が必要とされる料理を作る時は、jar of honey(蜂蜜)が よく使用されます。
 食材のうち、wheat(小麦)、carrot(にんじん)や onion(たまねぎ)については、各地の畑に生えているのをダブルクリックすることで、ただで入手できます(泥棒という話もありますが、特に咎められませんので安心を)。肉は動物や多くのモンスターを倒して刃物で捌けば簡単に入手できますね。魚は「釣り」で調達できます。果物については、特定のクリーチャーが持っている可能性(例えば gorillaは bananaを持っています)はありますが、買う方が簡単で手っ取り早いです。
 NPCから買う場合、農夫が野菜・果物・卵など、多くの食材を売ってくれます。肉は肉屋、魚は漁師から買うことが可能です。コックは小麦粉や蜂蜜を売ってくれます。水を入れるための pitcherは、酒場や宿屋で中身入りのものを買えます。酒や牛乳が入っていたものも、全部飲んで空になったら水を入れるのに使えます

■料理は食べてください

 どんなに大きくて熱い料理でも、ダブルクリックで丸呑みできます(笑)。料理を食べると、一応 HPやスタミナが回復します。ただし、満腹度というのがキャラクターにはあり、食べられる量には限界があります。
 HPがダメージを受けるなどして減ってから回復する過程で、満腹度は下がっていきます。つまり、HPが減らない限り、ブリタニアでは空腹になりません。空腹になっても、特にペナルティはありません。
 昔は空腹になると回復力が落ちるなどのペナルティがあり、戦いに赴く者は弁当(食料)を持参するのが常識だったようですが、現在の仕様では そうしたことはありません。おかげで、料理人が本来の目的で腕を振るいづらくなっています。残念なことです。

■料理以外のお仕事

 近年の拡張などで、料理人が作れる道具が幾つか増えていますので、御紹介しましょう。いずれも、それなりに需要があります。
・savage kin paint (savege族のペイント)
 スキル80以上で作れます。"美白パウダー"の通称で知られるボディペイントです。材料は flour(小麦粉)と tribal berry(部族の実)です。tribal berryは savageの女性を倒すと、10%の確率で入手できます。
 これをキャラクターに使うとカルマが下がり、2Dでは肌が真っ白になり(それゆえに美白と呼ばれます)、3Dでは怪しげなボディペイントが施されます。そして、savageから攻撃を受けなくなります。死ぬか1週間経過すればペイントは取れます。また、oil clothを使って取ることも可能ですし、savageに攻撃的な行動を仕掛けた場合も、取れます。
 緑オークマスクと同時使用は出来ません。
・egg bomb (煙玉)
 スキル90以上で作れます。材料は egg(卵)と flour(小麦粉)×3 です。「忍術」を覚えている者がダブルクリックして使うことにより、周囲の視線を無視して「隠蔽(ハイド)」できるというアイテムです。「隠蔽(ハイド)」のスキル使用自体は通常と同じなので、その後のスキル遅延も発生します。
 効果自体は「錬金術」で作れる smoke bombと全く同じです。
・parrot wafer (オウムの餌)
 「宝珠の守人(UO:ML)」で入手できるようになった parrot(オウム)用の餌です。材料は dough(生地:小麦粉+水で作ります)×1・jar of honey(蜂蜜)×1・raw fish(魚の切り身)×1です。餌をあげると、オウムが何か台詞をしゃべります。だからどうというわけではありませんが、かなり個性的な台詞をしゃべることもあり、面白いです。
 オウムはランダムで周囲の会話を文字通りオウム返しするので、家にいると賑やかになります。ちなみに PCが食べても害はありません(笑)。

■エンチャント(魔法の食べ物)

 「宝珠の守人(UO:ML)」で作成可能になった、魔法効果を帯びたフルーツです。これのおかげで「調理」スキルはちょっと見直されたかもしれませんね。
・enchanted apple (魔法のリンゴ)
 スキルが60以上で作れます。材料は apple(リンゴ)と greater heal potion(錬金術で作れます)です。食べた者の呪いを解くという強力な魔法の食べ物です。「騎士道」の Remove Curseの効果と同等になります。「宝珠の守人(UO:ML)」で追加され、その当初は時間経過で空腹になるシステムに切り替えられていました。が、主にこのリンゴの効果が強力すぎるため、ダメージを受けて空腹になるシステムに戻されたという経緯が実はあるようです。
・grapes of wrath (怒りのブドウ)
 スキルが95以上で作れます。材料は grape(ブドウ)と greater strength potion(錬金術で作れます)です。これは食べた者を10秒間、武器ダメージ+35%・魔法ダメージ+15%します。武器ダメージはシステム上限の+100%、魔法ダメージは対人戦のみシステム上限の+15%の制約を受けます。
・fruit bowl (フルーツボウル)
 スキル55以上で作れます。材料は pear(梨)×3、apple(リンゴ)×3、banana(バナナ)×3という美味しそうな果物の他、wooden bowl(木のボウル)が必要になります。これは食べた者の全ステータスを 90秒間 +8%します。それなりの人が使う Blessの呪文と同効果です。
 材料の木のボウルは、宿屋や酒場で買える bowl of carrot(人参入りボウル)、bowl of corn(コーン入りボウル)、bowl of lettuce(レタス入りボウル)などを食べた後に残る入れ物です。家に bar keeperを立たせていれば、そこでも購入可能です。

■料理装飾ツール

 スキル75以上で food decoration tool(料理装飾ツール)が作れます。材料は dough(生地:小麦粉+水)×1、jar of honey(蜂蜜)×1です。高品質の cake(ケーキ)・pan of cookies(クッキー)・各種pizza(ピザ)に限定して、字を書き入れることが可能になります。文字を入力せずに「OK」すれば書いた字を消せます。

■レシピなどはありません

 パワースクロールはもちろん、レシピも存在しません。一番"レシピ"という言葉が似合うスキルではありますが・・。ただ、拡張があるたびに、確実に作成できるものが増えているスキルでもあります。

Cartography [測量]

 難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Mapmaker
 自分の周辺の地図を作成するスキルです。というか、このスキルの今の主目的はトレハン地図の解読と発掘ですね。しかし、スキルを上げるためには基本的に地図を描き続ける作業が必要です。無尽蔵にトレハン地図があるのなら、適切な難易度のものを解読してスキル上げも出来るでしょうけど、はっきりきっぱり現実的ではありません。
 作ろうとする物に応じて難易度が決まっており、適切な難易度のものを作ろうとした時にスキル上昇判定があります。上げるためには、どうしても地道な努力と材料の確保が必要となります。スキルに合わせて範囲を広げながら、地図を描いて上げます。ただし99.5までしか上げられないので、最後の詰めにはレベル3・4のトレハンマップ解読が必要です。5枚用意してGGS利用もありですね(GGS利用ならレベル2でも大丈夫です)。

■設備

 「測量」に特に設備は必要ありません。ツールさえあれば、どこでも仕事が出来ます。地図を描くためには blank scrollか、NPCから買った地図が必要です。材料の確保が大変かもしれません。

■生産ツール

 書写のための生産ツールは、mapmaker's pen(地図屋のペン)です。これをダブルクリックすることで、書写生産は可能になります。「書写」に使う scribe's penとは左右の向きが違うだけで間違え易いので気をつけましょう。
 これらのツールは地図屋や書士から買えるほか、「細工」で作成可能です。
 スキル上げの大半は、これを使うことになると思いますが GMまで上げてしまうと、なかなか地図を描く機会は無いかもしれません。

■地図描き

 local map → city map → sea chart → world map と進むにつれて、描き上げる地図の範囲が広くなっていきます。いずれも blank scrollか NPCから買った地図が材料として必要です。ただしイルシェナー・マラス・徳之諸島で地図を描いても、灰色の indecipherable map(判読できない地図)にしかなりません。
 自分で描いた地図を地図屋に売ると、それが再販売されます。これを買えば、それは「NPCから買った地図」なので、その上に地図を描けることになります。ただ、blank scrollと違って スタックしないので、バックパックの中は大変なことになります(どのみち地図を描き続ければ 大変な状態になりますが・・)。
 描いた地図には「プロット」が可能です。ダブルクリックして地図を開き、地図の上部分の「PLOT COURSE」をクリックします。その後、地図内をクリックすると クリックした順番でルートが設定されていきます。50箇所までポイントをプロットできるらしいです。プロット済みのポイントをドラッグすれば、移動も可能です。プロット中は地図の上にある「STOP PLOTTING」でプロット終了、地図の下にある「CLEAR COURSE」でプロットをクリアとなります。
 コースをプロットした地図は、自分の船に乗ったとき船頭にドロップして渡せます。そうすると、船のコマンドで 設定したコースに沿って船をオートパイロットで動かせるようになります。目的地だけを1ヶ所プロットすれば無駄は無いかもですが、障害物があると止まってしまうのが難点ではあります・・。

■トレハン地図の解読

 トレジャーハンティングのための地図は、特定のモンスターを倒すとランダムで入手できます。一番最初にやることは「測量」スキルのある者が地図を解読することです。地図にはレベルがあり、レベルに応じて解読可能なスキル値が決まっています。詳細はトレハンについて説明したこちらの方を御覧下さい。
 またレベル2以上のトレハンマップは、解読して宝箱を掘り出す時にも このスキルが無いと、うまく掘り出せません。
 現在、このスキルを上げる目的は こちらの方と言えるでしょうね。一応、地図解読時もスキルの上昇判定はあり、スキルGMにするには この方法が必要になります。

■ぼろぼろの壁掛け地図

 スキルが70以上あれば、自分が解読して 誰か(もちろん自分でもOK)に発掘されたトレハン地図があれば、tatterd wall map(ぼろぼろの壁掛け地図)という大きな地図状の内装アイテムを作成できるようになります。この大きな地図は東向きと南向きの2種類があります。
 これを作るためには レベル1×10、レベル3×5、レベル4×3、レベル5×1 の自分が解読した発掘済み地図が必要になります。レベル3以降は仲間に声を掛けてイベントのつもりで掘れば良いかもしれませんね。

■レシピなどはありません

 パワースクロールはもちろん、レシピも存在しません。まあ、このスキルの目的は基本的にトレハンですから、あまり気にする人もいないっぽい? 「宝珠の守人(UO:ML)」では、大きな内装アイテム(tatterd wall mapのことです)が作れるようになりましたが、レシピは必要ありません。

Mining [採掘]

 非難易度制/難易度制、スキル遅延なし
 教えてくれるNPC:
Miner、Miner Guildmaster
 ore(鉱石)を掘り出したり、その鉱石や金属製品を溶かして ingot(延べ棒)に精製するスキルです。GMになったら、oreと共に大粒の特殊宝石を掘り出せるようになります。またGMになれば「大工」GMの石細工で材料となる high quality granite(岩)や、「錬金術」GMのガラス細工で材料となる sand(砂)を掘り出せます。意外な(?)効果ですが、トレハンで宝箱を発掘し易くなります。
 oreの掘り出しでは、非難易度制でスキルは上がります。つまり掘っているだけでスキルは上がっていきます。ただ、終盤はレアな oreを溶かして ingotに精製することで上げた方が上がり易いです。ingotを作る時のスキル上昇判定は難易度制となります。
 終盤(特に95以上)は、Agapite以上の ingot精製の方が、スキル上げしやすくなるので、これらの oreは溶かさずに取っておく方が良いかと思います。

■設備

 普通に掘り出すために設備は何も必要ありません。しかし、掘り出した oreを ingotにする時は、forge(炉)などの熱源が付近に必要です。
 掘り仕事を楽に進めたいなら、テイマーさんにお願いして、fire beetleを連れてきてもらうことをお勧めします。このペットは、炉の代わりになるため、連れ歩いていれば その場で oreから ingotに出来るのです。oreに比べて ingotは遥かに軽いので、掘り仕事は確実にはかどるようになります。
 金属製の武器や鎧の多くは、溶かして ingotに戻せます。その場合も、このスキルが無いと、ingot×1にしかなりませんが、GMになれば 本来必要な ingot数の60%前後の ingotに戻せます。鉄(Iron)以外の ingotで作られたもの(強化も含む)を溶かした場合、その金属の ingotに戻ります。
 モンスターを倒した時に見つけた時、不要な武器防具でも、この方法で ingotにすれば、それなりの量が貯まっていったりします。

■仕事のためのツール

 「採掘」に使うツールは shovel(シャベル)か pickaxe(つるはし)です。これをダブルクリックして、掘りたいところをターゲットします。山肌の岩のような部分か、洞窟(ダンジョンも含む)内の床などをターゲットすれば、oreを掘り出せます。実際に掘る時は、騎乗生物から降りている必要があります。
 NPC掘り師や細工師から購入可能ですが、「細工」でも作成可能です。また「鍛冶」のバルク褒章には、sturdy shovel(丈夫なシャベル)・sturdy pickaxe(丈夫なつるはし)というのがあります。これはチャージ150で「細工」でも作れないものとなっています。
 金属製品を溶かして ingotにするためには、「鍛冶」の生産ツール(tong、smith's hammer、sledge hammer)が必要です。鍛冶生産ツールでありながら、溶かして得られる ingotの数は「鍛冶」ではなく「採掘」のスキルから決まります。

■掘り出せる ore

 最初はノーマルな iron oreしか掘り出せませんが、スキルが上がれば掘り出せる種類は増えていきます。ただし、掘れるポイントは決まっているので、掘り出したい種類の oreがあるポイントはあらかじめ知っている必要があります。
 種類と掘り出せるようになるスキル値は以下のようになっています。また、この必要スキル値は「鍛冶」「細工」で それらの ingotを使った生産が出来るスキル値をも表します。
Iron
(鉄鉱石)
スキル0以上
Dull Copper
(粗銅鉱石)
スキル65以上
Shadow Iron
(黒鉱石)
スキル70以上
Copper
(銅鉱石)
スキル75以上
Bronze
(青銅鉱石)
スキル80以上
Golden
(金鉱石)
スキル85以上
Agapite
(桃鉱石)
スキル90以上
Verite
(緑鉱石)
スキル95以上
Valorite
(青鉱石)
スキル99以上
 掘り出せるということは、それを精製して ingotに出来るということも表します。ただし、ingotにし損ねる可能性もあり、そうすると oreの半分が失われます。このため、GMになっても100%の成功率にならない Golden(金)以上・・特に Veriteや Valoriteといった鉱石を ingotにする時は、oreを1つ1つ取り分けて精製した方が失敗した時の痛みが和らぎます。
 エルフの方が、ヒューマンよりも鉄以外の oreを掘り出す確率が高くなっています。

■特殊鉱石

 スキルがGMになった場合、oreの掘り出しと同時にランダムな確率で特殊宝石を掘り出せるようになります。何が掘れるかは完全にランダムです。各種生産時の材料として、この特殊宝石が必要になることがあります。
 掘り出せる可能性があるのは、Fire Ruby、Ecru Citrine、Dark Sapphire、Blue Diamond、Pefect Emerald、Turquoise です。ちなみに特殊宝石はこれで全部ではないのですが、Brilliant Amber は「伐採」GMで、White Pearl は「釣り」80以上で同じようにランダムで入手できます。
 エルフの方が、特殊宝石を掘り出す確率は高くなっています。このため「採掘」や「伐採」など特殊素材が得られる可能性のあるものは、エルフの方が色々と得なことが多いように思います。

■掘り手袋

 「鍛冶」のバルク褒章には、mining gloves(掘り手袋)というのがあります。leatherなら+1、studdedなら+3、ringなら+5となり、装備すると「採掘」のスキルが上がります。しかも、スキルキャップ(100)を超えて上昇可能なので、ただでさえ精製の難しい Verite(緑)や Valorite(青)の精製時には非常に重要と言えます。
 leather以外は「瞑想」の障害になるので、注意はしてください。

■岩の発掘

 スキルGMになった人が、ガーゴイルシティで購入(10000gpほど)できる「Mining For Quality Stone(花崗岩の掘り方)」を読むことで、石細工(「大工」GMでできるようになる)の材料となる high quality graphite(良質な石)を掘り出せるようになります。見た目から通称"岩"と呼ばれる素材です。
 shovelや pickaxeを左クリックしてメニューを出すと「鉱石を掘る」か「鉱石と岩石を掘る」を選べます。この設定は別のツールに変えても維持され、岩石も掘る設定にすると、oreと一緒に岩も掘り出せるようになります(岩が掘り出されたときは oreが掘り出せません)。鉄以外の oreが掘れるポイントでは、その鉄以外の oreと同じ色の岩が掘り出せます。
 岩はこれ以外の方法では入手できないのですが、非常に重い(1つ 10stones)ので、荷馬や荷ラマなど荷物を持ってくれるペットがいないと、大変かもしれません。スタックしないので、備蓄する場合はストレージにも注意してください。

■砂の発掘

 スキルGMになった人が、ガーゴイルシティで購入(10000gpほど)できる「Find Glass-Quality Sand(ガラス細工用の砂の探し方)」を読むことで、ガラス細工(「錬金術」GMでできるようになる)の材料となる sand(砂)を掘り出せるようになります。
 砂は砂浜や砂漠などで掘り出せます。ただし、決して高い確率ではないので、何度も根気よく掘る必要はあります。スタックしないので、備蓄する場合はストレージにも注意してください。
 砂もこれ以外の方法では入手できません。

Lumberjacking [伐採]

 非難易度制、スキル遅延3秒
 教えてくれるNPC:
Carpenter
 樹から log(丸太)を切り出すスキルで "樵"と呼ばれることもあります。GMになったら、logと一緒に特殊素材も見つけられるようになります。
 このスキルがあると斧系の武器で攻撃した時にダメージにボーナスが付きます。その意味合いから "斧"と呼ばれることもありますが、これについては
戦士系スキル説明の方を御覧下さい。
 非難易度制なので、普通に切っていけば、どんどんスキルが上がります。また斧系の武器を持って戦っているだけでも上がります。上げること自体は比較的簡単な部類に入るスキルとはいえます(もちろん、それなりに時間は必要ですが)。

■設備

 伐採作業には何も設備は必要ありません。

■仕事のためのツール

 丸太を切るのは斧の役目です。なので、斧系の武器を実際に装備する必要があります。装備したら、斧をダブルクリックして 付近にある樹をターゲットすることで丸太を切り出せます。騎乗したままでも可能です。
 斧はNPC武器屋で購入できるほか、その殆どは「鍛冶」で作成できます。hatchetは「細工」で作成できます。
 切り出した logは、「大工」の生産ツールで board(板)に作り直せば、重さを半分に出来ます。生産用の材料としては、どちらの形でも良いのですが、持ち運びをするときや 大量に材料として必要なときを考えると、板にしておいた方がいいような気はします。
 ノーマルlog 以外を boardにする時は、「大工」スキルが、そのlogを切り出すのに必要なスキル値に達している必要があります。幾ら必要なのかは、下の表から御確認を。

■切り出せる log

 最初はノーマルな木の logしか切り出せませんが、スキルが上がれば切り出せる種類は増えていきます。ただし、切り出せる樹は決まっているので、切り出したい種類の logがある場合は、その場所をあらかじめ知っている必要があります。
 種類と切り出せるようになるスキル値は以下のようになっています。また、この必要スキル値は「大工」「弓矢工」で それらの木材を使った生産が出来るスキル値をも表します。
(ノーマル)スキル0以上
Oak
(樫)
スキル65以上
Ash
(トネリコ)
スキル80以上
Yew
(イチイ)
スキル95以上
Heartwood
(ハートウッド)
スキル100
Bloodwood
(ブラッドウッド)
スキル95以上
Frostwood
(フロストウッド)
スキル95以上
 Yewまでは、そこそこに切り出せる樹も見つかりますが、それ以降は絶対数が少ないので、競争率は高いです。私は未だに Frostwoodが切り出せる樹を発見できていません・・。

■特殊素材

 スキルがGMになった場合、logの切り出しと同時にランダムな確率で特殊素材を発見できるようになります。何が見つかるかはランダムです。見つかる特殊素材は以下の通りです
 Bark Fragment(樹皮の断片)は、エルフ用の鎧を「大工」で作る時の材料として必要になります。一番多く見つかります。
 Luminescent Fungi(冷たく光るキノコ)は「錬金術」で Darkglow Poison Potionの材料になります。この毒を受けた者は、弓や魔法などで離れた位置から攻撃された時、ダメージを多く受けるようになります。
 Parasitic Plant(寄生植物)は「錬金術」で Parasitic Poison Potoinの材料になります。この毒を受けた者が毒によるダメージを受けるたびに、攻撃した側のHPが回復します。
 Switch(若枝)は、Runed Switchを作るための材料の一つです。実際に使うのは「書写」スキルになります。詳しい作り方は こちらを御覧下さい。
 Brilliant Amberは黄色い特殊宝石で、各種生産の材料になります。

■特別な斧

 「宝珠の守人(UO:ML)」で追加されたダンジョン"ブライテッドグローヴ"のボス Lady Melisande を倒すと、Melisande's Corroded Hatchet という斧を入手できます。この斧を装備すると「伐採」を+5できます。

Fishing [釣り]

 難易度制、スキル遅延8秒
 教えてくれるNPC:
Fisher、Fisher Guildmaster
 まさに魚を釣るスキル・・なのですが、色々なものが釣れたりします。
 難易度制ですが、この難易度を決めるのは「釣り」をするポイントです。これが浅瀬(川や岸辺)か海(周囲14マス以内に陸が無い)かで、おおむね決まります。この2つは水の色が違うため(浅瀬は薄い色です)、区別できます。浅瀬で釣ってもスキルが上がらなくなったら(70ぐらい)、船で海に繰り出しましょう。より正確には海も三段階で難易度が変わります。岸が遠くなるにつれて難易度は上がる、という風に覚えておけば、特に問題はないかと思います。

■設備

 「釣り」に設備は不要です。が、船についてはどうしても必要になりますから、その操作方法については、後述します(長くなるので、先にスキルの説明を済ませてから)。

■仕事のためのツール

 「釣り」には fishing pole(釣竿)が必要です。装備している必要は無く、バックパック内でダブルクリックしても、自動的に持ち替えます。騎乗状態では釣りはできません。
 NPC漁師が売っているほか、「
大工」で作成可能です。しかも、ルニックや特殊木材を使うことで、マジックプロパティが付いた釣竿を作成することすら可能です。どれだけ意味があるかは分かりませんが(笑)。
 NPC漁師からは、aquarium fishing netというのを購入できます。これは aquarium(水槽)で飼うための魚を釣り上げるツールで、いわゆる投げ網(special fishing net)とは別物です。

■釣り上げられるもの

 スキル値に応じて釣れるものは増えていきます。スキル値0だと、fish(魚)か 靴類(shoes/sandals/boots/thigh boots)が釣れます。fishは4種類ありますが、刃物を当てて raw fish stake(魚の切り身)にしたら、皆同じになります。これは「調理」で和食を作る時の基本食材の一つですね。
 靴はノーマル革標準品質で、「裁縫」バルクに使用することが可能です。まあ捨てられることが多いですがね・・。
 この2つだと、素朴に"釣り"って感じですね。
 また、魔法の小魚も釣れます。ダブルクリックで丸呑みでき、数秒間、以下の効果を得られます(要するに あんまり意味は無いのです・・)。空腹度も関係ないので、釣った傍から丸呑みでしょうかね。
 prize fish:INT微増。
 wonderous fish:DEX微増。
 truly rare fish:STR微増。
 highly peculir fish:スタミナ+10。
※魔法の小魚が釣れるスキル値は、情報サイトによってまちまちだったりします。私の記憶違いでなければ、釣り始めた時から釣れていたとは思います。ただ、これはヒューマンの場合 スキル値の最低値(20)保証があるためなのかもしれません。公式ガイドブックでは、必要スキル値は0です。
 スキルが 80になると、いよいよ 色々なものが釣れるようになります。まず低確率で White Pearl(白い真珠)が魚と一緒に釣れるようになります。これは、各種生産で材料として使われます。沖でなくても釣れる(公式ガイドブックでは沖のみですが嘘っぽい)ようです。
 沖で釣った時に限り、Big Fishも釣れるようになります。これが釣れた場合、必ず自分の足元に現われます。普通の魚より大量の切り身になるほか、「大工」90以上なら剥製に出来ます。重さが 20stones以上なら釣った人の名前も一緒に表示されます。剥製にしても、この名前は残ります。
 やはり沖で釣った時に限り、Special Fishing Net(特別な投げ網)が手に入るかもしれません。ただし、必ず sea serpentか deep sea serpentが咥えた状態のため、まずそれを倒さなければ、入手できません。ノーマルな色の他に、特殊色が11種類あります。何に使うかは、宝探しの方で説明しています。
 また、何も咥えていない sea serpentや、deep sea serpentも釣れる様になります。sea serpentなら、Mind Blast3〜4発ぐらいで倒せます。deep sea serpentは、もう少しHPが高いですが、それほど苦戦する相手ではありません。
 スキルが 90になると、沖で釣った時に限り、レベル1のトレハンマップを咥えた sea serpentか deep sea serpentが釣れるようになります。やはり、倒さなければトレハンマップは入手できません。ちなみに、それが無くても 両方ともレベル2のトレハンマップをランダムで持っている可能性があったりします。
 トレハンマップは「測量」で解読しますが、詳細は宝探しの方を御参照下さい。
 スキルがGMに達すると、沖で釣った時に限り、a message in a bottle(SOSボトル)を釣れるようになります。ダブルクリックすると、中に入っているメッセージを取り出せます中には入っているのは、普通 waterstained SOS(沈没のSOS)ですが、稀に色の違う ancient SOS(古代のSOS)が入っていることもあります。
 これらの使い方は、宝探しの方で説明していますが、釣りの最終的な目標は、やはりこれを釣り上げる事のような気はします。

■アクアリウム用の投げ網

 aquarium fishing netはアクアリウム用の魚を捕まえるための使い捨ての道具です。「釣り」スキルが高いほど 多くの種類の魚を捕まえることが可能になります。スキルが10以上必要ですが、ヒューマンなら最低値保証により、とりあえず魚を増やすことが可能と言えます。
 アクアリウムでの魚の飼育は、ガーデニングとは違った楽しみでもありますが、基本的に リアルで毎日ログインする必要があるため、世話を完璧にこなすのは大変かもしれません。うまくいけば、a message in a bottle(SOSボトル)が手に入ったりするので、これはこれでやる価値はあります。

■船乗りになる

 釣りをするのに釣竿以外は不要・・といいたいところですが「釣り」をするならば、どうしても船が不可欠になります。ですから、ここで船の乗り方を簡単に説明しておきます(実は、若干手間が掛かるのです)。
 船はNPC道具屋か船大工から購入するほかに入手手段はありません。大きさや形状により幾つか種類がありますが、大体15000gp前後というところです。購入すると、最初はDEEDの形になっています。
(1)船の進水
 船が進水できそうな水辺に行って、DEEDをダブルクリックし船の出現位置を指定したら、そこに船が現われます。一度使った船はミニチュア化できますが、このミニチュア化した船もダブルクリックして同じように出現させられます。
(2)鍵を開ける
 船が出現すると、バックパックとバンクボックスに ship key(船の鍵)が出現します。これを無くすと、船に乗るのが事実上不可能になりますので、注意しましょう。この鍵は runeの様に働き、これに Recallすると船に移動できます。
 まずはバックパックの中の鍵をダブルクリックして、船のマストの横部分をターゲットしましょう。場所が正しければ(船の左右にあります)、船の鍵を開けられます。その場所をダブルクリックするとタラップが開きますので、そこから船に乗り込みます。陸地とタラップが接していない場合でも、タラップをダブルクリックすれば乗り込めます。
 船の後ろには船頭が座っており、先端部には船倉があり、そこには荷物を入れることが可能です。ただしセキュリティ設定できるわけではないので、船に他人が乗り込んだ場合でも自由に出し入れできてしまうので、注意しましょう。
 船は出したままにしておくと、時間経過と共に腐ってなくなってしまいます。しかし、タラップを出せば、リフレッシュが可能で、そうすると船は真新しい状態に戻ります。船の状態は、船頭にカーソルを合わせれば、家と同じように分かります。
(3)碇を上げて出発
 まずは「raise anchor」または「@錨を上げる」と発言します。これで、船を自由に動かせるようになります。反対に「drop anchor」または「@錨を下ろす」と発言すれば錨を下ろせます。船を片付けるときは錨を下ろす必要があります。
 実際の移動も発言することで行います。これが面倒なので、主だった発言はマクロ登録しておかないと、自由に操船は出来ないでしょうね。
forward
@前進
backward
@後退、@後進、@バック
forward left
@左方前進、@左前
forward right
@右方前進、@右前
backward left
@左方後退、@左後
backward right
@右方後退、@右後
left
@左、@取り舵
right
@右、@面舵
turn left、port
@左折、@ポート
turn right、starboard
@右折、@スターボード
turn arround
@転回、@反転
stop
@停止
one 〜
※1マス移動
slow 〜
※ゆっくり移動
name 〜
※船名を設定
remove name
※船名を削除
 「測量」でも記述がありましたが、地図にコースをプロットしている場合は、その地図を船頭にドロップした後、以下の指示ができます。
start
@開始
オートパイロット開始
stop
@停止
オートパイロットも停止
continue
@再開
オートパイロット再開
nav
@ナビ
どのポイントに移動しているのか確認<
goto 〜コースを辿りながら指定ポイントへ移動を指示
single 〜直接 指定ポイントへ移動を指示
 オートパイロットは障害物に当たると、そこで止まったままになるので、使いこなすのは難しいかもしれませんね。なお、「goto 〜」「single 〜」の日本語発言コマンドは、バグで動作しないので一覧には載っていません。
(4)船から降りる時
 岸辺で 船を止めて錨を下ろします。それからタラップを出し、歩いて渡れば降ります。走っているといつまでも降りられないので御注意を。
 船から下りた後、船頭をダブルクリックすると、船はミニチュア化してバックパックに入ります(鍵は消えます)。なので、自由に船を持ち歩けるということになります(Blessed属性です)。ミニチュア化した船は、買った時の DEEDと同じように、ダブルクリックして再進水が可能です。
(5)船オーナーの心得
 船の鍵に Recallする場合、その船が動いていると失敗することが多いらしいです。無限航路で無い限り、どこか障害物にぶつかって止まるでしょうから、しばらく待ってみるのも手かもしれません。
 船の上で即時ログアウトは出来ません。
 船上で死んで幽霊になっても、船頭はこちらの指示を聞き分けます。なので、蘇生ポイントに向かうようにしましょう。
 船頭が「波が高い」と言った場合、サーバー境界線に差し掛かっていることを意味します。サーバー境界線を越えようとすると、ラグになったりクライアントが落ちたりすることもあるので、それが困る時は避けて移動するべきでしょうね。