戦うだけの相手じゃない

 UOにおいて、戦闘が発生するようなイベントに参加する人たちのうち、直接攻撃に関わるのは、戦士系(武器SpMや各種アビリティで直接攻撃) か 魔法使い系(回復しつつEVなどで支援) に大別されます。PC作成時のテンプレートも生産職の「鍛冶屋」を除けば、あとは戦士系の「戦士」「パラディン」「侍」「忍者」と、魔法使い系の「魔法使い」と「ネクロマンサー」となっています。
 しかし、実際には これら以外の能力で戦いに参加する人たちが必ずいます。それがモンスターを調教使役する能力を持った人たちで、テイマーとバードに大別できます。テイマーはモンスターを手なずけてペットにして戦わせます。バードは音楽を聞かせてモンスターの行動を制約します。彼らの能力も戦いの中では欠かせないものなのです。ここでは そんな彼らが習得するスキルについて触れます。
 なお、テイマーを目指すのであれば「@おーるふぉろみー」さんが詳しいです。クリーチャーの情報などをWEBで調べたいなら「vetrinary master」さんを欠かすことは出来ません。是非、どちらも御覧下さい。
 テイマーの能力とされるスキルは「動物学」「調教」「獣医学」の3つです。それからペットというわけではありませんが「牧羊」も、ここに分類しておきます。
 バードの能力は「音楽」を基本とし、「不調和」「沈静化」「扇動」という3つの能力を発揮します。
 「音楽」+「沈静化」はテイマーの仕事をするのにも相性がいいため、同時に覚えているテイマーもいます。またテイマーもバードも、スキル構成上 自分が武器を持つほどの余裕は持てないことや、テイム後の移動にゲートが不可欠なことから「魔法」を覚えるケースが多くなります。これらを兼ね備えたスキル構成は、"BTM(バードテイマーメイジ)"と呼ばれ、ある意味伝統的なテンプレートといえます。

Animal Lore [動物学]

 非難易度制、スキル遅延1秒
 教えてくれるNPC:
Animaltrainer、Beekeeper、Furtrader、Gypsy Animal Herder、Rancher、Ranger Guildmaster、Vet
 "ロア"と呼ばれることが多いですね。
 動物に関する知識ということで、テイマーに関わるスキル全般で使用されるスキルです。スキルの直接使用でクリーチャーのステータスを詳しく調べることも可能です。
 非難易度制な上に「
調教」「獣医学」の2次スキルでもあるため、テイマー修行をしていれば必然的に上がっていきます。というか、他の2つよりも速く上がっていくはずです。テイマーがスキルを絞る場合でも、このスキルを削ることは考えられないと思います。
 スキルを直接使用することでタゲったクリーチャーのステータスを調べられます。GM未満の場合は既にテイム済みのペットだけが調査対象ですが、GMになったらテイム可能なクリーチャーなら調査できるようになり、110になったら全てのクリーチャーを調査できるようになります。
 調査結果は 1ページ目がステータスと忠誠度、2ページ目が各抵抗値とベースダメージ、3ページ目がスキル値、4ページ目が好物とグループパワー となっています。
 忠誠度は以下の言葉で表されています。餌を一回あげれば、必ず100(Wonderful happy)になりますから、マメに餌をあげるようにしましょう。Confuse状態で命令失敗すると、野生化します(再びテイムしなければなりません)。
Wild
(野生)
(未テイム) Content
(満足)
50〜59
Confuse
(混乱している)
〜9 Happy
(幸せ)
60〜69
Extreamly unhappy
(非常に不機嫌)
10〜19 Rather happy
(かなり幸せ)
70〜79
Rather unhappy
(かなり不機嫌)
20〜29 Very happy
(とても幸せ)
80〜89
Unhappy
(不機嫌)
30〜39 Extreamly happy
(非常に幸せ)
90〜99
Content, I suppose
(多分、満足)
40〜49 Wonderfully happy
(驚くほど幸せ)
100
 好物には「fruit and vegitables (果物や野菜)」「meat (生肉、ハムやソーセージもOK)」「fish (生魚)」「hey (干草)」「grain (草)」「crope (穀物や果物)」「eggs (生卵)」「leather (皮)」「metal (金属)」といたものが挙げられます。好物を与えないと、忠誠度は上がりませんので、きちんと把握しておきましょう。
 グループパワーとは、共通するグループパワーを持つペットが複数いた時に発揮され、その数に応じて戦闘力(具体的には与えるダメージ)が上がります。2体が攻撃すればダメージは+25%、3体なら+50%、4体なら+75%、5体なら+100%されます。意外と馬鹿にならないですよね。
 グループパワーには以下のものがあります。テイマーのネタ的には、これらのグループを揃えて鍛えるのも楽しそうです。カッコ内は必要スロット数です。
Arachnid
(蜘蛛類)
giant scorpion(1)、giant spider(1)、frost spider(1)
Feline
(猫類)
cat(1)、cougar(1)、panther(1)、snow leopard(1)、hellcat(1)、pradator hellcat leader(2)、pradator hellcat(1)
Canine
(犬類)
dog(1)、timber wolf(1)、grey wolf(1)、dire wolf(1)、hell hound(1)、hell hound leader(2)
Bear
(熊類)
black bear(1)、polar bear(1)、brown bear(1)、grizzly bear(1)
Ostard
(オスタード類)
desert ostard(1)、forrest ostard(1)、frenzied ostard(1)
Bull
(牛類)
bull(1)
Daemon
(悪魔類)
imp(2)、fire steed(2)
Equine
(馬類)
fire steed(2)
 このスキルは「調教」の2次スキルとなり、リテイム成功率やペットの命令成功率を上げます。ペットへの命令が失敗すると、その忠誠度が下がります。あまり下がりすぎると野生化しますし、街中で野生化すると あっという間にガードに退治されかねないので、注意しましょう。どんな命令をできるかについては「基礎知識」の「発言コマンド(ペット関連)」をご確認下さい。
 また、ペットを譲渡してもらうときは、譲渡に必要なスキル値(テイムに必要なスキル値と同じではありません)に達している必要があります。
 「獣医学」の2次スキルでもあります。包帯による回復量アップの他、どちらも60以上なら包帯でペットの解毒、どちらも80以上なら包帯でペットの蘇生が可能になります。限られた条件を除けば、ペットを蘇生する手段はこれだけ(NPCは蘇生できません)なので、非常に重要と言えますね。
 またテイマー関連のスキルは、厩舎に預けられる上限を決めるのにも使われます。決め方はこちらを御覧下さい。

Animal Tame [調教]

 難易度制、スキル遅延8秒
 教えてくれるNPC:
Animaltrainer、Gypsy Animal Herder、Rancher
 "テイム"と呼ばれることが多いですね。また、3Dクライアントでは"Animal"が取れて、"Taming"だけとなっています。つまり、頭のアルファベットが変わります。このため、スキル一覧の中での位置が、2Dクライアントと 3Dクライアントとで異なるスキルとなっていますので注意しましょう(そういうスキルは、今のところ他にはありません)。
 テイム可能なクリーチャーを調教して、自分に従わせるスキルです。強力なモンスターの中にも、このスキルでテイムできるものが数多く含まれます。騎乗可能なモンスターを他人に譲渡したり、強いモンスターを連れて大きな戦力となったりすることが、テイマーに期待される役割の一つです(あとは「
獣医学」によるペット蘇生でしょう)。
 難易度制であるため、自分に適した難易度のクリーチャーをテイムしてスキルを上げることになります。最初はヘイヴンやムーングロウ、ユーなどで動物を片っ端からテイムして 60ぐらいまで上げます(上級者でPCを作り、50振っておくのが一番かも)。その後は北極でテイムしまくれば 最後まで行けます。具体的な難易度は こちらに記述したので、今のスキル値と照らし合わせながら地道に上げましょう。GGSも効果的に使っていけると思います。
 「動物学」が2次スキルとなっており、テイムすることで こちらのスキルの方が先に上がっていくことでしょう。
 このスキルは直接使用して、テイムしたいクリーチャーをタゲることで使用できます。一度、テイムに成功すると そのクリーチャーの名前を変更可能になります。これはペットのステータスバーを出して、名前をクリックしてカーソルを出すことで出来ます。このとき、スペースを入れることは出来ませんが、既存のスペース(例えば「a dog」のスペース)は残りますので、カーソルをうまく移動させてスペースを残すことによりスペース入りのリネームが可能です。
 テイム直後は忠誠度が下がっている可能性もありますから、そのペットの好物をあげて まずは忠誠度を上げましょう。万が一にも野生化させたら、泣くに泣けませんので。その他、ペットに関する知識については、別記していますのでこちらも御覧下さい。
 このスキルは「動物学」と共に、動物に命令を出す時の成功率も決めます。ペットへの命令が失敗すると、その忠誠度が下がります。あまり下がりすぎると野生化しますし、街中で野生化すると あっという間にガードに退治されかねないので、注意しましょう。どんな命令をできるかについては「基礎知識」の「発言コマンド(ペット関連)」をご確認下さい。
 また、ペットを譲渡してもらうときは、譲渡に必要なスキル値(テイムに必要なスキル値と同じではありません)に達している必要があります。
 またテイマー関連のスキルは、厩舎に預けられる上限を決めるのにも使われます。決め方はこちらを御覧下さい。

■実際のテイム事情

 テイムをする時は、自分のコントロールスロットに注意しましょう。PCは全員が5のスロットを持っています。ペットにする場合、必要なコントロールスロットが決まっています。空きが無い場合、連れ歩けないですから、そもそもテイムも出来ません。このシステムにより、強力なペットを無尽蔵に連れ歩くことは不可能となっています。
 大物のテイムに成功した場合、速やかに移動するのがエチケットです。というのも、テイムした状態のものが そのままエリアに居座っていると、新たな固体が湧かない(これは"スポーンブロック"と呼ばれています)からです。騎乗できるなら背中に乗って Recallで良いですが、騎乗できない場合は Gate Travelが必須になります。フォロー命令を出して、ゲートをダブルクリックして移動すると、おきにいり でなくても、ペットはゲート移動についてきてくれます。
 テイム修行をするなら、テイムした後 ペットをリリースすることになるでしょう。スロットが一杯だと、新たなテイムが出来ないからです。ここで、リリースする前に そのペットの名前に適当な文字を入れるなどしておきましょう。というのも他人がテイムした事のあるクリーチャーを、テイムすることを"リテイム"と言い、本来のテイムより難易度が+6されるからです。なお「動物学」はリテイム成功率を高めます(通常のテイムの成功率には影響しない)。
 自分以外にもテイム修業している人はいるはずですから、そうした人たちに「この動物はテイム済みですよ=難易度上がってますよ」と教えないと、非常に不親切なのです。リネームが面倒なら殺してしまうのもありですが、どうするかはその人次第ですね。
 なお、自分がテイムした事のある動物の場合、リテイムは100%成功します。つまり、アンチマクロコードが無くなった昨今でも、「調教」は同じ相手に連続でやってもスキル上げが出来ないのです。これが、このスキルを上げづらくしている要因となっています。
 自分はテイムした事の無い相手をリテイムする場合、難易度が上がりますから 本来は適切でない難易度でも、リテイムなら適切になることもあります。だから、修業場では あまり動物は殺さずリリースする方が、皆のためになるような気はします。ただし、リテイムが繰り返され、難易度が120を超えたら「その子はすれている」と出て、それ以上リテイムできなくなります。そうなったら・・殺すしかないかもしれませんが、気にせずとも新たな動物はそれなりに湧くので、私は殺したことはありません。
 一度でもテイムされた動物は、リリースされた後 モンスター(PCに攻撃してくるクリーチャー)がいると、果敢に攻撃しようとします。だから、テイム後の動物をリリースするということは、思わぬ味方を増やすことにもなります。

Veterinary [獣医学]

 難易度制、スキル遅延あり(DEX依存)
 教えてくれるNPC:
Animaltrainer、Gypsy Animal Herder、Rancher、Vet
 包帯(Bandage)を使って、ペットを治療するスキルです。巻き終わるまでは、治療しようとしているペットの傍にいる必要があります。
 回復には「動物学」も2次スキルとして関連しており、両方のスキルが 60以上だと解毒、80以上だと蘇生が可能になります。ペットを蘇生するほぼ唯一の手段です。
 最初は巻いても失敗が多いかもしれませんが、めげずに巻き続ければスキルは上がっていきます。ブリ銀などに立っていれば、幽霊になったペットを連れて蘇生してくれる人を探すPCさんが現われるはずですから、スキルがあるなら巻いてあげたいですね。
 これもテイマー関連のスキルですから、厩舎に預けられるペットの数に関係します。決め方はこちらを御覧下さい。

Herding [牧羊]

 難易度制、スキル遅延なし
 教えてくれるNPC:
Rancher、Shepherd
 このスキルはクリーチャーを指定したポイントに移動させます。移動先としてクリーチャーを指定すれば、それについていくようになります。それだけと言えばそれだけのスキルですが、実は動かせるクリーチャーの数に制限がありません。だから移動先に自分を指定して動き回れば、大量の動物を連れてハーメルンの笛吹き状態になります。
 自分をタゲったモンスターでも「牧羊」は可能ですが、そのタゲを外せるわけでも命令が出せるわけでもありません。だから、近寄れば攻撃を受けます。
 実際にスキルを使う時は Crook(羊飼いの杖)を手に持ち、それをダブルクリックします。そして移動させたいクリーチャーをターゲットした後、移動先のポイントをターゲットします。
 難易度はテイム難易度と同等になります。だから、自分のスキルに応じた難易度の動物を「牧羊」しまくることでスキルは上がります。同じ対象に対して、何度もスキルを使って上げられます。この時は「LastSkill または UseSkill-Herding → WaitForTarg → LastTarget」というマクロを組み、最初は普通にスキルを使用した後は、そのマクロを連打して 問題なく上がります。移動先指定のターゲットが出ていても、新たにスキルを使えば 対象を選ぶターゲットが可能になるからです。
 最初は適度な動物を1匹自分についていかせるように「牧羊」を繰り返し、最終的には unicornや ki-rinを対象にしてスキルを使えば、GMまで割と簡単に上がります。
 あまり使い道が無いように感じるかもしれませんが、テイムしたいモンスターを一本釣りしたり、プラスカルマのモンスターを何匹もつれてボディガードにしたり、と意外に使い勝手がよかったりします。
 現状では、何匹でも自分についていかせることが可能なので、イルシェナーの天使湧きなどで大量に出現した ki-rinなどを連れ歩けば、その付近の威力制圧が充分に可能です。

Musicianship [音楽]

 非難易度制、スキル遅延なし
 教えてくれるNPC:
Bardic Guildmaster
 楽器を巧く弾くためのスキルです。ただ著作権の問題が絡むこともあり、オリジナルのメロディを奏でることは出来ません。楽器ごとに異なる音色で、同じ旋律が流れるようになっています。だから、純粋に音楽を奏でる目的で使用されることは、残念ながら稀でしょうね。
 非難易度制ですから、ひたすら楽器をダブルクリックして引き続ければ、スキルは上がっていきます。その意味では上げることにそれほど苦労するスキルというわけではありません。
 このスキルはバード能力を使う時、必ず一番最初に判定されます。この判定に失敗するとバード能力はいきなり不発となります。その確率はスキル値と同じ値であり、GMになれば この判定に失敗する心配はなくなります。
 それだけでなく、スキルが100を超えれば、その超えた分は そのままバード能力の成功確率へのプラス修正となります。以降のバード能力の説明の中では、これを"バードボーナス"と呼称していますので、覚えておいてくださいね。
 バードが使用できるマジックアイテムである fire hornの使用成功率や その威力にも このスキルは関係します。どのように用いられるかは 詳細な説明を別記しているので、こちらを御覧下さい。

Discordance [不調和]

 難易度制、スキル遅延10秒(成功時)/5秒(失敗時)
 教えてくれるNPC:
Bardic Guildmaster
 音楽を聞かせて、モンスターの能力を弱めるスキルです。それなりに弱体化させることが可能であるほか、本来 バード能力が効かないはずのボスモンスターでも、このスキルで弱体化させてからなら バード能力が効くようになることもあります。なかなか侮れません。
 スキル上昇は難易度制なので、適切な難易度(スキル値より若干高め)の相手にスキルを使用する必要があります。スキルを直接使用して、使用する対象をターゲットします。この能力を使うことは「敵対行為」とみなされます。
 効果範囲は「8+スキル値÷15マス内」で、その成功確率については こちらで正確な計算方法を示しています。スキル値=バード難易度の相手で、楽器などの補正が何も無い場合 70%の確率になります。
 この確率で成功した場合、以下のように対象の能力が低下します。以下の"GMボーナス"とは、スキルがGMだった場合のみ「スキル値−100」で計算されます。  ちなみにバード難易度が160の場合 上記の効果は半減し、ピアレスボス(MLボス)の場合は、更に半減(要するに4分の1)されます。この難易度は「ボス」であることを端的に表しています。
 このスキルの効果は、対象が視線の通る効果範囲内にいて、スキル使用者が生きていて姿を消していなければ継続します。この条件が10秒以上満たされなかったら、解けます。
 バードが使用できるマジックアイテムである fire hornの威力にも このスキルは大きく関係します。どのように用いられるかは 詳細な説明を別記しているので、こちらを御覧下さい。

Peacemaking [沈静化]

 非難易度制/難易度制、スキル遅延5秒(成功時)/10秒(失敗時)
 教えてくれるNPC:
Bardic Guildmaster
 モンスターの興奮を押さえ、行動を制止するスキルです。自分をタゲってスキルを直接使用する"範囲沈静(スタンダードモード と呼ばれることが多いかも)"と、相手単体をタゲってスキルを直接使用する"ターゲット沈静(ターゲットモード と呼ばれることが多いかも)"という2種類の方法があります。
 範囲沈静は非難易度制なので、ひたすら自分をターゲットしていればスキルは割と簡単に上がります。ターゲット沈静は難易度制となり、この方法でスキルを上げたいなら、適切な難易度(スキル値より若干高め)の相手にスキルを使用する必要があります。
 範囲沈静の成功確率は スキル値と同じ値となります。成功したら、視界内の全てのクリーチャーが一時的に戦闘を停止します。すぐに戦いは再開されるでしょうが、その場を安全に駆け抜けるのに かなり有効です。
 ターゲット沈静の場合、要領は「不調和」と同じです。つまり、効果範囲は「8+スキル値÷15マス内」で、その成功確率については こちらで示した通りになります。スキル値=バード難易度の相手で、楽器などの補正が無い場合 70%の確率になります。
 ターゲット沈静に成功すると、対象は戦闘を停止し、その後も継続条件が満たされていれば、上記の確率で「沈静化」の判定が行われます。つまり、これに成功し続けていれば、その対象は戦闘行動を一切取らないままにできるということになります。
 継続条件も「不調和」と同じで、対象が視線の通る効果範囲内にいて、スキル使用者が生きて姿を消していないこと、となります。この条件が続く限り、ターゲット沈静は継続して判定されます。
 現状では、一番頼りになるバード能力といえるでしょうね。安全な狩りやテイムなど、その使用用途は非常に大きくなります。
 バードが使用できるマジックアイテムである fire hornの威力にも このスキルは大きく関係します。どのように用いられるかは 詳細な説明を別記しているので、こちらを御覧下さい。

Provocation [扇動]

 難易度制、スキル遅延10秒
 教えてくれるNPC:
Bardic Guildmaster
 クリーチャー2体を興奮させて同士討ちをさせるスキルです。モンスターが1体しかいない場合は、あまり役に立たないスキルですが、戦闘力の高い2体がいる場合、その戦力を大幅に疲弊させることが可能で、使い方によっては 非常に有用なスキルとなっています。
 スキル上昇は難易度制なので、適切な難易度(スキル値より若干高め)の相手にスキルを使用する必要があります。スキルを直接使用して、使用する対象をターゲットします。この能力を使うことは「敵対行為」とみなされます。
 効果範囲は「8+スキル値÷15マス内」で、その成功確率については こちらで正確な計算方法を示しています。スキル値=バード難易度の相手2体が対象で、楽器などの補正が何も無い場合 60%の確率になります。
 この確率で成功した場合、どちらかが死ぬまで同士討ちをします。plague beastから metal boxをルートしたい場合、このスキルでどんどん plague beastにモンスターをけしかけて吸収させる必要があります。
 このスキルの効果は、対象が視線の通る効果範囲内にいて、スキル使用者が生きていて姿を消していなければ継続します。この条件が10秒以上満たされなかったら、解けます。
 バードが使用できるマジックアイテムである fire hornの威力にも このスキルは大きく関係します。どのように用いられるかは 詳細な説明を別記しているので、こちらを御覧下さい。