−− 2003.10.14 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2007.06.08 改訂
{このページは、元々「私の昆虫アルバム・日本編(My photo album of INSECTS in Japan)」というページの中で全ての昆虫を同一ページに扱っていたのを、数が増えたので06年9月15日に分類学の「目」毎にページ分割し、構成を一新しました。その後は個々の「目」毎に個別に改訂されて居ます。更に07年6月8日に目次機能を上位画面の「日本再発見の旅目次」にも付加しました。}
06年9月15日の大きな改訂を経て、このページは[私の昆虫アルバム・日本編]シリーズの目次のページに成りました。
一般に昆虫(insect)とは、節足動物門の昆虫綱に属する無脊椎動物の総称で、体は頭・胸・腹の3部に分れ、頭部に各1対の触角と複眼と口器、胸部に2対の翅 −中には1対のみや退化して無い種も在る− と3対の脚を有します。しかし何と言っても特徴的なのは、幼虫や蛹から成虫に成る時の劇的な”変身” −専門用語では変態と言います− です。気味の悪い青虫がモンシロチョウやアゲハに成り、水中で蜷(にな)を食べる獰猛な幼虫がホタルに成り、蟻地獄が儚い譬えに用いられるウスバカゲロウに成ります。更には擬態や保護色で身を隠したりと、凡そ人間の想像力を遥かに超えていて、その奇抜さと多様さは正に「造化の神の芸術」と言い得るもので驚嘆させられます。そして殆どが地上では1年以内、それも夏を中心とする特定の季節の間だけ生きるので、必然的に”季節”を感じさせて呉れます。
「一寸の虫にも五分の魂」(※1)と言いますが、全動物の種類の3/4以上を包含するとされる数の多さと多様性は他を圧倒して居ます。仮に地球上の生物が核戦争で全滅しても、圧倒的多数で多様な生き方をし、幼虫時代を地中で過ごす種が多く(←地下の核シェルター内で過ごすのと同様)、世代交代が速い昆虫は真っ先に地球上に再生する、と考えられて居ます。個体としては小さくて”弱い”存在の昆虫は、種としては実は最も”強い”存在と言えます。
このページでは、そんな虫たちを写真集にしてみましたので虫たちの「五分の魂」を感じ取って戴ければ幸いです。その為に虫たちの姿は成るべく実物大で載せる様に心懸けて居ます。
1.トンボ類(Dragonflies)
2.チョウ・ガ類(Butterflies and Moths)
3.セミ類(Cicadas)
4.コウチュウ類(Beetles)
5.バッタ類(Grasshoppers)
6.ハチ類(Bees)
尚、同様の各昆虫アルバムの目次機能は上位画面の「日本再発見の旅目次」にも在ります。
私は所謂見栄えのする虫やデパートで高値を付けている虫を追っ掛けてたりはしません。寧ろ身の回りの虫たちを大事にしたいと思って居ます。これは「旅は身近な所から」という考え方に相通じ、先ず身の回りの虫たちに接することが事始めです。
虫に接するには「虫の目線」で見る心構えが必要です。虫の目線でじっと観察して居ると彼等の何気無い動作や振る舞いにも”意味が有る”ことが解って来ます。
そして又トンボや蝶など、多くの虫たちは飛翔して居ます。こういう種は写真に撮るのが困難で、そういう意味では猫の方が余程楽です。自然の昆虫を相手にするには根気良くチャンスを待つしか有りません。そういう中で日常身の回りに居る虫たちに気を配り乍ら、少しずつこのページを充実させて行きたいと思って居ます。
以上の結びの言葉は03年10月14日の初稿の弁でしたが、それから3年が経ち「石の上にも三年」の諺通り大分充実して来ました。それで06年9月15日に昆虫綱の下の「目」毎に分割し、昆虫についての必要知識をそれ迄の【脚注】から「資料−昆虫豆知識」という参照ページに一括して纏めました。これからも、引き続き各ページを充実させて行きたいと思って居ます。
{この章はページ分割に伴い06年9月15日に修正しました。}
【脚注】
※1:「一寸の虫にも五分の魂」とは、小さく弱いものにも、それ相応の意地が有るから侮り難いの意。
(以上、出典は主に広辞苑です)
●関連リンク
@参照ページ(Reference-Page):昆虫の分類学と特徴▼
資料−昆虫豆知識(Insect Trivia)
@補完ページ(Complementary):外国の昆虫▼
私の昆虫アルバム・外国編(My INSECTS album in foreign country)
身の回りの虫たちに接する心▼
旅は身近な所から(Usual and familiar travels)
昆虫より撮影が容易なノラ猫たち▼
ノラ猫狂詩曲(What's new PUSSYCATS ?, Japan)