ビンタン島の治安は、ビーチリゾートがある東南アジアの諸外国より、比較的いいといえます。かといって安心して油断をすると、犯罪に遭遇してしまうこともあります。治安が良くとも、日本ではないことを常に頭に入れて、行動してください。ホテルなどでは、セーフティーボックスを使用するなどして、貴重品は部屋の中に、そのまま置かないようにしましょう。同様に、ビーチなどでも、荷物を置いて離れないようにして、出かける時は、必要以上の現金を持ちあることは避けましょう。また、同じインドネシア領内でも、一部では情勢が不安定な地域もあるので、海外渡航情報などをチェックして下さい。



インドネシアに入国する場合、予防接種を受けることは任意とされています。ですので、自分で希望しない限り受ける必要はありません。ただし、実際には何らかの理由で体調を崩される方も多く、本人が風邪と思っていても、実は違っていることもよくあります。特にコレラに関しては感染される方も多く、注意が必要です。コレラは加熱処理を十分にされていないものを食べることで発病することが多く、下痢や発熱をともないます。ただ、発病したからといって命にかかわるケースはほとんどなく、安静にしていればすぐに健康体に戻ります。旅行中に下痢になる人も多いですが、その一部は軽症のコレラと考えられています。また、可能性はそれほど高くはありませんが、蚊によるデング熱、ウイルス性脳炎、マラリアに感染・発病することもあります。



当然のことながら生水は飲めません。ウェルカムドリンク、カクテル、ジュースなどは、あまり気にしなくてもいいかもしれませんが、氷はなるべく食べないようにしましょう。また、歯磨きなどはミネラルウォーターを使った方が無難かもしれません。大体のホテルで、洗面所に無料のミネラルウォーターが備え付けてあります。ミネラルウォーターは現地で安く買えるので、日本から持ち込む必要はありません。食事に関しては、出来る限り生魚(特に生カキや刺身、生のロブスターなど)や生野菜は避けた方がいいと思います。なお、ライフラインはしっかりしており、断水、停電の心配はありません。



お酒については、イスラム教国ということもあって、ムスリム(イスラム教徒)が集まるところなど場所によっては飲めないことがありますが、一般的な旅行者が行く場所、レストランなどでは、全然問題はありません。ただし、イスラム教徒が多いので、飲みすぎ・泥酔は嫌われますので注意しましょう。タバコは大体どこでも喫煙できますが、一部のレストランでは喫煙エリアと禁煙エリアがわかれているところがあります。もちろん、ホテル内やプールサイドでも喫煙可です。灰皿がおいていない場合は、ホテルスタッフに頼めば持って来てくれます。日本よりは禁煙への締め付けは緩く、喫煙家にとっては楽な場所といえます。



赤道に近いビンタン島では、薄曇りでも日焼けしてしまうほど紫外線が強烈です。もちろん、晴れていれば、肌を刺すような陽射しが体を襲うので、サンオイルか日焼け止めは欠かせません。特に乾季である9月から5月くらいまでは晴天時間も多いので注意が必要です。もし日焼け止めを忘れても、ホテルや現地ショップでも安く買うことが出来るので、その場合は現地調達しましょう。ただし、間違っても素肌で日焼けしようとは思わないこと。陽射しは痛いし、日焼けで水には浸かれなくなるし、その上、夜も眠れなくなることもあり、そこまで酷くなくても、ヒリヒリして数日間は辛い目に合うこと間違いナシです。



やはり東南アジアということもあって、虫類から逃れることは難しいです。特に蚊には、島の中を歩いていたら必ず刺されると思っていた方がいいでしょう。昼間はあまりいませんが、日が暮れてから草むらの近くなどで油断すると手足が痒くなっていることもしばしば。虫除けスプレー、虫刺されの薬は持参することをお勧めします。できれば、夕方以降に外出する場合は、肌をあまり露出しない服装に着替えることも対策の1つとしてあげられますが、気にならなければ、そこまでする必要はないでしょう。

ホテルでは害虫駆除などの目的で殺虫剤の散布をしているところがあります。実施する時間帯、規模などはホテルによって異なりますが、旅行者に大きな影響を与えるものではありませんので、心配されなくてもいいと思います。



海外では重宝されるクレジットカードですが、ここにきて偽造による被害がいくつか報告されいます。大半のケースは、支払いの際にカード番号を機械で違法に読み取りられ、日本に帰国してから数ヶ月から1年くらい経ってから使用されるというもので、最終的には数万円から数十万円の高額な請求書を見て、本人もようやく気づくという感じです。島内の一流といわれているホテルなどでも油断は出来ないという話もあるので、使用する場合はカードから目を離さない、レジ担当者の行動に不審な点がないか見ておくなど細心の注意が必要です(一般的には、被害にあう可能性は非常に低いですが、念のためくらいに考えてください)。帰国後、もし不正使用が発覚した場合には、すぐにカード会社に連絡し、手続きなどをしましょう。また、明らかに本人の使用ではない、偽造カードによる被害ということが証明されれば、不正使用された金額をカード会社が全額補填してくれることもあります。



インドネシアは宗教の自由が認められているため、多くの宗教が信仰されていますが、その中でもイスラム教が約9割を占めています。そのため、滞在中は下記の事項にご注意下さい。

・モスクなどの場所では、肌の露出度が高い服装は避ける。飲酒状態での宗教施設への出入り。
・モスク内部及び女性のイスラム教徒への写真撮影。 人前での賭博行為。
・メッカへの祈り(礼拝中)の最中の妨害行為(話しかけたり前を横切ったりすること)。
・トップレスまたは、それに近似する格好での遊泳。
・宗教を侮辱するような発言(宗教の話題は避ける)
・左手は不浄とされているので、物の受け渡しや食事の際に、左手を使わない。
・女性に対して、握手を求めない。人差し指で人を指さない。
・「頭」は神聖な場所とされているので、相手が子供でも「頭」は撫でない。




ビンタン島ではホテル内の売店で薬が売られているで買うことが出来ますが、品数は少ないので、日本からカゼ薬、下痢止め、胃腸薬など常備薬を持参することをお勧めします。また、ホテルによっては医務室がありますので、そちらを利用することも可能で
す。それでも具合が回復せず悪化したら、海外旅行保険のサービスデスクに電話して医者を紹介してもらうか、ホテルに相談(送ってくれる場合もある)して、島内の病院で診察を受けた方がいいでしょう。

治療の際には日本の国民健康保険が適用されませんので、高額医療費を請求される可能性もあります。旅行の際には海外旅行傷害保険に加入しておくことをお勧めします。クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険で問題ないという方もいますが、カードの場合は補償額が低額に制限されていたり、補償内容が限定されているため、入院などした場合、驚くような高額な医療費を負担することはできません。あくまでも一般的な保険に加入し、カードの付帯は予備的なもの、不足分を補う程度のものと考えるべきです。また、旅行する際には、念のためにカードと提携している保険会社の緊急連絡先を控えておきましょう。



もし、滞在中に緊急事態が起こりましたら、下記にお問い合わせください。

日本からインドネシアへ電話をかける場合
国際電話会社の番号+国際電話識別番号(010)+インドネシアの国番号(62)+市外局番+相手の電話番号

インドネシアから日本に電話をかける場合(例:東京03-123-4567)
国際電話識別番号(00)+日本の国番号(81)+市外局番(3)+相手の電話番号

※市外局番の最初の0はとる。

外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
東京都港区芝公園2-11-1
TEL:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)3399
外務省領事移住部邦人保護課(テロに関する問い合わせを除く)
TEL:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)5140
外務省海外安全相談センター
東京都港区芝大門2-5-5 
TEL:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
在インドネシア日本大使館(ジャカルタ日本総領事館)
Menara Thamrin Bldg, Jl. M. H Thamrin,Kav. 3 Jakarta Pusat, Jakarta, Indonesia.
TEL(62-21)3192-4308



Home | 基本アクセス交通フェリー雨季 | ホテル| スパアクティビティ買い物食事FAQ地図注意