HHJ
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2009.12.26 ポインセチア ☆1920年代のアメリカは狂乱のギャング天国になった。これは、禁酒法が成立したために犯罪組織がアルコールの密輸入や密造で巨額の金をかせいだからだった。市民は犯罪者を応援して、もぐり酒場に通った。現実を無視した観念的な法律が市民社会を狂わせる悪法の有名な例である。 タバコでも似たような現象が起きていると思う。18才未満の青少年の喫煙を機械的に禁止したことが闇売買を増加させる。この実態は明らかでないが、さらにタバコ税のアップで1本あたり5円の値上げになると、闇での利益は数倍に上がるおそれがある〔1〕。何よりも危険なのは健康な肉体をこわす偽造タバコである。被害は、なかなか公にされない。 日本政府は、そういうメカニズムをよく考えるべきだろう。それとも、十分研究したのか? ☆ H 1 ロイター 2009年 12月 22日
15:42 |
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2009.12.16 風呂屋町交差点 ☆最近の状況を見て、こんな歴史を想い出した。 明治24年(1891)5月11日、ロシア皇太子ニコライは大津で護衛の津田三蔵巡査に切りつけられて軽傷を負った。この暗殺未遂ニュースが日本人にどんな反応を引き起こしたか、ドナルド・キーンは《明治天皇》で興味深そうにラフカディオ・ハーンから引用して書いている。〈市中の異様な静けさ、人々は厳粛に喪に服している。〔1〕〉芝居小屋はすべて閉まり、歓楽街も料亭も門を閉ざし、興行もない。罪を償うために皇太子の軍艦には全国から価値のある家宝や貴重な家財など多くの品々が贈られた。自殺した女性までも現われた。日本国民の羞恥と遺憾の念を表わす手紙が何万通も届けられた。これはすべて自発的に行なわれたようだ。 さいわいなことに大津事件は明治政府が恐れたように戦争に発展しなかった。 この出来事は日本人の倫理観の高さよりも世界最強のロシア帝国への恐怖感の強さを物語る。異常な面のある過激な反応におどろかされる。となりの大国との関係が極端に悪化すれば、精神に悪い影響が現われるということだ。そして、それを利用しようとする悪党がひそかに政治をあやつりだしたのは、日本の悲劇である。 ☆ H 1 勇子回想 暗殺未遂事件について |
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2009.12.13 恨みを買わされるアメリカとロシア Ulcérée par ces
atermoiements, l'armée américaine campe sur les accords précédents. À Tokyo,
Obama détend l'atmosphère ☆〈アメリカ兵に対して住民はだんだん寛容でなくなっている。〉〈軍の再展開(つまり、普天間飛行場の移設)の遅延で恨みを買いながらキャンプを置いている。〉〔1〕 オバマ大統領の訪日を伝えるフランス人は、沖縄についても鋭く状況を見抜いた。解決が遅れれば遅れるほど、アメリカは高い犠牲を払うことになる。それを証明するように、7日読谷村でアメリカ兵による老人のひき逃げ事件が起きた。事故に見せかけて国家のために自殺攻撃をしたのだろう、と直感したが、マス・メディアは警察発表をすなおに信じている。これからTVとインターネットを通してどんな〈沖縄戦〉が上演されるのか?沖縄の人たちは仮装扇動者に気をつけなければいけない。 北の果てでは、衆議院外務委員鈴木宗男の質問主意書に答えて、日本政府が北方領土の〈不法占拠〉を閣議で決定した。ロシア外務省は24日声明を出した〔2〕。 〈第2次世界大戦の結果による法的な基盤に基づき、ロシアと切り離すことのできない領土の一部である〉〈平和条約や国境画定問題の対話を含め、日ロ協力のために尊重しあう雰囲気作りが不可欠だとする首脳間の相互理解と矛盾する〉 最近Wikipediaの記事で読んだが、日ソ共同宣言は日本の国際連合加盟にソ連が拒否権を行使しないという成果を上げた。 この決定には、平和条約に向けて日ソ共同宣言からもう一度はじめることを否定する自暴自棄的な意志が見出される。自分が常に正しいと信ずることは一種の悦楽だろう。それを間違いでないと従順に万歳する国民に囲まれれば、なお極楽の気分に酔えるにちがいない。 ☆ D 1 À Tokyo, Obama détend
l'atmosphère >>> Régis Arnaud - Tokyo 13/11/2009 | Mise à jour : 21:18 Le figaro 2 NHK 11月25日 15時39分 |
Updated 2009.12.3 イランの原子爆弾:
宗教の面子を恐れる Pourquoi ces travaux sur l'usinage des hémisphères
d'uranium métal qui forment le cœur d'une bombe atomique ? Kouchner : Les dirigeants
iraniens perdent du temps ロシアとフランスが濃度20%のウラン生成を代わりに行なうための保証をしたIAEAの草案に猛反対したのは、国会議員と有力なイスラム聖職者だった〔2〕。宗教の面子がかかっているとすれば、大変なことである。 フランスのクシュネル(Bernard Kouchner)外相はイランの核武装を非常に警戒して鋭い疑問を連発した〔3〕。〈原子爆弾の核心部を形づくる金属ウラニウムの半球の仕上げ作業は、なぜなのか?〉 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 1 L'Iran va étendre son programme nucléaire R. G.
29/11/2009 | Mise à jour : 20:38 2 Kyoto Shimbun 2009年11月30日(月) 共同通信 3 Kouchner : Les dirigeants iraniens perdent du
temps >>> Propos
recueillis par Renaud Girard 30/11/2009 Mise à jour : 06:48 |
Updated 2009.12.3 津軽リンゴの不吉なヨーロッパ輸出 津軽湯の沢駅近くの古い橋 原子力施設の受け入れは見返りに多くの恩恵をもたらす。柏崎市には恐怖の刈羽原子力発電所があるが、おいしいチョコレート製品と洋菓子を作るブルボン製菓も有名である。青森県の輝かしい輸出も、そういう背景で見るべきだろう。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ |
Updated 2009.11.29 天神荘前の静かな流れから10年後 七座(ななくら)神社前 この利益は、金銭的なものであると同時に形而上学的に広がり、ある終点をめぐる…〈真実は何か?〉 環境破壊に悩む市町村をサーチして、関係のない平凡な作品ばかり並んでいるのを見るとしたら、そんな疑問や問題意識は持ってもらいたくないと怒っている組織があると考えていい。 日本人は一般的にそんなメッセージをすぐ了解するので、前のと似たり寄ったりの作品でなければだめだな、と思ってしまう。自由も個人も消えてしまう。 ヴィデオ・サイトYouTubeで大館その他の地域などをサーチして、いつものような感想になった。 ☆《天神荘ときみまち阪》の映像は、1997年米代川ドキュメンタリーでゴムボートに乗りながら撮影した。昔にくらべると、浅くなっている。観光遊覧船から下流は1メートルほどの水深だろう。きみまち阪の遊覧船がいつまで浮かんでいられるか、心配したが、どんな理由か、会社が沈没した。 ☆ H |
Updated 2009.11.29 夜のきらびやかな明かりの奥に JR鹿角花輪駅前通り サン・テグジュペリの《南方郵便機》では、ヒロインは子どもの病気と戦っているとき、ちょっとした埃を見るのも嫌い、身の回りに光り輝くものが欲しくなる〔1〕。埃と闇は死の兆候である。光り輝きはヨーロッパの伝統的な陶磁器に使われる金色とスカーフなどの金色の柄を想い出させた。それはセンスがいいとは言えないが、何か奥深い世界を理解したような気がした。パイロットが書いたというのは、おもしろいことだ。 ☆ H 1 Antoine
de Saint-Exupéry : Courrier sud
1929 |
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2009.11.27 カミュ:正義と自由が結びついた憂い 長倉町中央通り 北鹿新聞社前 〈カミュはいつも革命の暴力を拒否したが、それを拙劣さから引き起こすシステムの暴力をも拒否した。〉〈資本主義、自由主義、法律を作る市場、あらゆる政治の、左でも右でも、正義と自由が結びついた憂いを持たなかった非ヒューマニズム化を批判した。〉 カミュは不条理に対する反抗の哲学で世界的に若い世代に受けた。アメリカでも人気だ。〈死に向かう情熱〉とはファシズムの本質について言っている。 新年の演説でフランスの大統領は、もっとプラグマティック(実際主義的)になるべきだと国民に話しかけたが、カミュの万神殿入りはその表現のひとつだろう。 カミュは1960年1月4日自動車事故で死んだ、と記事にある。これも日付が問題になる。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 1
Albert Camus est un libertaire irrécupérable
Par Michel Onfray
(Philosophe) 19/11/2009 Le Nouvel Observateur |
Updated 2009.11.27 田町球場通り 市立病院裏 見えない壁 …人生・生活・生命の管理 ☆11月9日のベルリンの壁崩壊20周年記念式典の報道を見ると、NHKテレビはワレサ元大統領の出席を国民に知らせなかった。朝日新聞と読売新聞はその事実を告げたが、毎日新聞とTBSは省略していた。 公共放送であるNHKが放送法の壁を越えたのは無責任だが、それには確かな理由があるのか?ポーランドの〈連帯〉を応援した民主主義的な放送にくらべると、大変な変わりようである。毎日とTBSの場合は、利益と信用を下げるのが目的らしい。朝日と読売は、その反対である。そう言っても、冗談としか思われない。 連帯という言葉は、ある人たちには第2次世界大戦を想い起こさせる懐かしい響きを持っている。ナチス占領下のパリで活動したジャーナリスト、作家アルベール・カミュ(Albert Camus)の実存的な思想のテーマが〈De la solitude à la
solidarité 孤独から連帯へ〉だった。これは共感を集めるけれど、現実には実らない美しい言葉だ。 パリ解放までの状況を暗示する貴重な作品がある。 1948年に発表された短い戯曲《L’Etat de siége 戒厳令》…そこではペストの化身が独裁者で、スペインの町に君臨して、こう宣告する。〈すべての者がリストの順序にしたがって、たった一つの死に方をする。諸君はカードに記入され、もはや気まぐれに死ぬことはありえない。〉偶発的な死はない。死の管理とは、現実に適用すれば、人生・生活・生命の管理に他ならない。ファシズムの恐怖の真相を寓意的に鋭く描いている。 ☆
H |
Updated 2009.11.27 ベルリンの壁が崩壊してから20年 Nous avons vaincu le communisme, et les gens en
Allemagne de l'Est ont commencé à fuir via les ambassades d'autres pays.
/ Je m'inquiétais que le leader soviétique Mikhaïl Gorbatchev décide de
stopper la fuite des masses et détruise ainsi notre victoire. Le jeu
était dangereux. Il est bon que Gorbatchev ait été un homme politique
faible et que tout se soit bien passé. Berlin fête ses vingt ans de liberté 壁とソ連邦の崩壊は、東ヨーロッパに民主主義と自由をよみがえらせた。日本の右翼は勝利に酔って威張りちらしたが、イデオロギーの対立が消えた世界を正しく見通せなかった。東西の超大国ロシアとアメリカが仲良くする世界では、好戦的な右翼の存在は必要がないのである。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 1 Berlin fête ses vingt ans de liberté Patrick Saint-Paul, correspondant à Berlin 09/11/2009 | Mise à jour : 10:06 Le Figaro >>> |
Updated 2009.11.21 国の直轄事業 日本海沿岸高速道路 釈迦内 乱川流域 ☆行政刷新会議による事業仕分けは、無駄な予算をなくすのが目的である。判断の基準は、何か?行政刷新会議は、〈必要性、効率性、緊急性などのない事業について「廃止を含めて見直す」という考え方〉で、民間から選ばれた仕分け人はそれを具体化して、〈「地方と重複する」「高コストな天下り法人へ委託する」事業については廃止や地方移管、縮減するという「基準」ができあがろうとしている〔1〕。〉 仕分け作業は公開で行なわれているが、大衆向けのパフォーマンスのような印象を受ける。この新しい試みは、成果をあげるか? *民間の作業メンバーだから、霞ヶ関の前例と慣習を無視して現実そのものを基盤に予算を組み立てられる。メンバーは川本裕子(早大大学院教授)などの研究者・エコノミスト、ロバート・フェルドマン(モルガン・スタンレー証券)などの市場アナリスト、福嶋浩彦(前千葉県我孫子市長)などの自冶体行政経験者、その他、会社経営者、弁護士。アメリカ人の参加は批判されているが、第3者のプレザンスがなければ前進できない国だから、ではないのか? *しかし、行政刷新会議議長である鳩山首相が査定を承認しても、法的な拘束力がないという。各省庁と財務省が予算編成で反発すれば、北風の中で首相は説得力を持てるか? 11月17日までの結果を見ると、基金を諸悪の根源のひとつとして容赦なく裁いている。毎日新聞によれば、〈農林水産、国土交通、厚生労働省が所管する20の基金と特別会計の剰余金などを国庫に返納することを求めた。対象になる基金などの総額は6000億円を超える。〉 農林水産省に対しては、担い手支援貸付原資基金(857億円)と、食料安定供給特別会計のうちの農業経営基盤強化勘定の剰余金と積立金(計535億円)を全額国庫に返還すべきだと指摘。そのほか、農山漁村振興基金など計14基金について返納を検討すべきだとした。 国土交通省に民間都市開発機構が運営する3基金の計195億円を、厚生労働省に「こども未来財団」の基金300億円をそれぞれ返還するよう求めた。仕分け人からは基金が省庁OBの天下り先になっているとの批判も出た〔1〕 。 基金の設立と公共事業が、文書に明記された目的と違う目的で平然と行なわれることにおどろく。それら基金と特別会計の剰余金などは、国際テロとの戦争が後半に入ってから国会で幕府の〈埋蔵金〉と呼ばれて存在が明るみに出た。これは戦後の暗流だと思うが、ひそかに金鉱を持っているような魔力があるはずだ。会計検査院が何のためにあるのか、怒りを感じない国民はいないだろう。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 1 毎日新聞 2009年11月12日 22時11分 |
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2009.11.19 À propos d'un autre sujet sensible, le chef de l'État américain a
évoqué une possible visite à Hiroshima et Nagasaki, les deux villes
japonaises détruites par des bombes atomiques américaines à la fin de la
Seconde Guerre mondiale, les 6 et 9 août 1945. Le Japon s'était
rendu le 15 août. «Je n'ai pas le projet de m'y rendre
immédiatement, mais c'est quelque chose qui serait justifié selon moi», a
déclaré Barack Obama, À Tokyo, Obama détend
l'atmosphère ☆フランス語の〈se rendre ス ランドル〉は普通〈行く〉の形式的な表現で、日本語では〈赴く〉と翻訳される。〈(弁護士などに)なる〉という意味でもしばしば使われる。しかし、〈降服する〉という意味では特派員は辞書でしか見たことがない。 オバマ大統領と鳩山首相の会談を伝えるフィガロの記事を読むと、その単語がテキストのように出る。 他のセンシブルな主題について言えば、アメリカの元首はヒロシマとナガサキへの可能な訪問に話を向けた。…[略] …日本は8月15日降服した。〈私は早急にそこにおもむく案を持っていないが、私の考えでは何かが正当化されるだろう〉とバラク・オバマは意見を述べた。 日本の報道機関によれば、広島と長崎の市長や被爆者団体などが招待した。おどろくべきことだが、その意味は象徴的である。墓場のように古くさい慣習が21世紀にまだ生きている。もしかしたら、人質を取ることと共通する発想なのじゃないか? ―Rendez-vous(ランデ-ヴー 降服しろ) ! 命令形には、そういう意味がある。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 1 À Tokyo, Obama détend l'atmosphère Régis Arnaud - Tokyo |
Updated 2009.11.9 リヴァー・ポートの入口 ☆前に進めなくなったときは原点にもどるべきだろう。普天間飛行場の移設は、住民の不安な生活環境を改善するのが目的だった。本土では安全保障のために住民を犠牲にするのを好まなかった人々は、その計画に共感した。沖縄の他の地域に住む人々も、それには同意した。 しかし、飛行場の移設先で遠近法が狂いはじめた。よくあるパターンで政治的な利益のために利用されたのが原因だと思う。ずるいファシズムがもうけ、人のいいデモクラシーが損をした。 とはいえ、対立が火花を散らすほど激しくなると、混乱するのは基地のある日本である。今そういう状況だが、沖縄県民が一番苦しむにちがいない。ヒューマニズムの視点から言えば、普天間飛行場の移設は日本とアメリカが合意したとおりに実行されるべきである。もちろん移設先のキャンプ・シュワブ沖の環境問題や騒音問題には十分気を配らなければいけない。 ☆ H |
Updated 2009.11.7 長倉町交差点 ☆〈大きな視点から考えて国民全員が幸せになれる政治をしたい。弱者のために政治があるという祖父の考えに基づいてやっていく。〉9月9日、三宅雪子衆議院議員が大館市の玉林寺にある祖父石田博英の墓前で当選報告した[1]。 彼女の才能は、日本とソ連ロシアの友好のために活動した祖父と外務官僚の父という環境から見れば、誰もが思うように外交に向いているだろう。北海道と北東北は常に日本政府のロシア政策の気圧配置の影響を受けるので、それを理解して自由と平和の環境づくりのために活動できればいい…そう考えた。 ところで、東京では鳩山政権はひねくれた演出をして、新党大地代表の鈴木宗男を外務委員長に選んだ[2]。これは小沢一郎幹事長の意志だろう。大館から見ると、北方領土を食い物にして国際関係を狂わせた元自民党議員で受託収賄罪などの刑事被告人と岩手県名物の満州流超国家主義管理統制派は、裏で手を握ってもおかしくないほど似ている。思想の必然で、こういう欲張りな狼たちは市町村の自立あるいは自冶を黙って見てはいないのである。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 1 北鹿新聞 9月10日 2 時事通信9月18日18時20分配信 |
Updated 2009.11.1 御成町 スーパー・マーケット前 ☆鳩山首相の初の所信演説で重要なのは、何か? 国民主導の政治に変えることを明治維新の歴史にたとえて無血の平成維新と呼び、国民に大政奉還すると語ったことである。 インターネットで見たかぎり、それに価値を認めた報道機関は毎日新聞と読売新聞である。朝日新聞は全文掲載と記しながら、演説の最後を飾る言葉を削った。NHKとTBSは簡略な報道だが、それには触れていない。いずれも否定の意思を明らかにすることだが、しかし、理由の説明はない。推理してみると、 1
大政奉還と明治維新に歴史的な反感がある。 2
国民主導を軽蔑する。 3
鳩山首相と民主党に反対である。 地球的に国民主権とインターネットが接続する21世紀、国民主導という概念はお高くとまってる指導階層に脅威として映る。 ☆ D 長木川上流社会特派員 ダレナニ 注; 大政奉還は慶応3年10月14日(1867年11月9日)に江戸幕府第15代将軍徳川慶喜が明治天皇に〈統治権〉を返した事件。それで近代的な明治政府に移行したのではなく、討幕派による王政復古の宣言で天皇親政が開始された。---参照;wikipedia 明治維新以後の徳川派の動きを見ると… |
Updated 2009.11.1 東大館駅前の交差点 待っていた大火 ☆17日昼すぎから列車で津軽湯の沢駅に行き、平川の西の水源まで歩いた。木造のしゃれた洋風建築の浴場に入りたいと思っていたが、湯の沢山荘は残念なことに休業していた。なりや温泉の男女別々の第1浴場に入った。入浴料300円。それで混浴の第2浴場にも入れるという説明を聞いたが、遠慮した。 一夜明けて、母に挨拶すると、佐藤敬治さんがなくなった、と言った。北鹿新聞には16日肺炎などで死んだとある。89才。初代大館市長で社会党の元衆議院議員。 1951年日本一小さい市が成立したとき、市長選挙で勝利したのが北海道大学の教授として赴任する途中栄町の実家に寄った佐藤啓治だった。母が言うには、選挙に出るように説得したのは当時栄町にあった大田部商工と中島家具の社長だった。しかし、幸運はそれで終わりだった。53年4月29日の風呂屋町大火、55年5月3日の大館駅前大火、56年8月18日の大町大火という連続的な大災害が青年市長を待っていた。 3度目の大火は真夜中に東大館駅前から燃え広がり、高台にある中心街を廃墟にした。朝日グラフは、〈ノドもと過ぎれば熱さを忘れる”市民の気のゆるみ”が大火の根本原因として指摘されよう〉と冷笑した〔1〕。赤い大館市は長い間赤字で苦しむ町になった。しかし、市長の芸術的なセンスを中心街のモダンなアーバン・デザインに見るとは、誰が予期しただろうか?これは記憶されなければならないことである。ご冥福を祈りたい。 ☆ H 1 大館市史 |
Atelier Half and Half