久しぶりにふだんの暮らしぶりについて書いておく。いつか、振り返るとこの生活が特別だったと思うかもしれない
朝は6時45分に目覚ましをかけている。その目覚ましまで寝ていることはほとんどない。たいてい5時半ごろに目が覚めて、時間が来るまでベッドでゴロゴロしている。
まずはカーテンを開けて光を浴びる。それから竹踏みを足裏の前中後、それぞれ50回。
朝食前、1階に下りる前にiMacを見る。メールとTwitter(現X)を見る。前日までの『庭』へのアクセス数とAmazonでの購読データを確認する。7時前、NHKの関東地方の天気予報にあわせてリビングに下りる。これが毎朝のはじまり。
朝食はずっと変わらず、バナナとヨーグルトとコーヒー。変わったのはヨーグルトにアマニ油をかけるようになったこと。テレビでコレステロール値の改善に効果があると見て始めた。
洗濯は週に2回程度。二人暮らしになり洗濯物が格段に減った。朝は日テレの情報番組「ZIP」を流しながらストレッチとスクワット。骨粗鬆症の予防のためにかかと落としも50回している。洗濯機が動いている間に歯も磨く。最近、電動歯ブラシを左手に持つ。これで、日常的に利き手に偏っている身体のバランスが是正されると聞いたことがある。
洗濯は好き。干すのも取り込むのも。でも上手なわけではない。去年、気に入っていたポロシャツを外に干したら襟だけ色が褪せてしまった。それ以来、お気にりの服は部屋干ししている。
妻が8時に出勤するのを見送って自室へ戻る。まず20分間、ステッパーで足踏み運動。それから会社のパソコンを立ち上げて、出勤のボタンを押す。
朝、メールを見るときは緊張する。ミスの指摘はないか。叱責のメールが来ていないか。この緊張は営業職をしていた頃から変わらない。朝はいつも何か事件が起きていないかとビクビクしている。
座りっぱなしにならないように、仕事の合間にダンベルで筋トレをしたり、ヨガのポーズでストレッチする。ヨガマットの上でエア縄跳びもする。暑くなってきたので、最近はこまめに水を飲むことも心がけている。2Lのペットボトルを置いて、一日に半分飲む。
昼食は基本的には納豆だけ。妻が作り置きしてくれた温野菜やゆで卵を食べることもある。炭水化物は取らない。
十分に睡眠してはいても、昼休みに眠くなることがある。そういうときは20分程度寝る。
仕事のメールはほとんど来ない。グループの電話会議は週一回。だから誰とも話すことなく終業時間の5時まで過ごすことも珍しくない。
5時から6時半までが自由な時間。本を読んだり、こうして文章を書いたり、ギターを弾いたり、YouTubeで動画を見たり。散歩に出たり、プールで泳ぐこともある。
毎日、充実しているわけではない。何となく無気力で、寝転がって天井を見たまま過ごしてしまう日もある。
6時半に夕飯の支度をはじめる。支度といっても本格的に料理をすることはない。妻が準備してくれていた材料を焼いたり煮たりする程度。汁ものだけは自力で作る。ちょうどその頃、妻が帰宅する。もっと自分が食べたいものを料理すればいいのに、なかなか始められない。
夕食はNHKの7時のニュースを見ながら。「クローズアップ現代+」を見たあとは、朝ドラ『虎に翼』。面白いので、なるべく事前情報を仕入れないようにして見ている。朝ドラを欠かさず見るのは『エール』以来か。
子どもが独立してから、誰がどんなタレントかわからないので、歌番組やドラマをほとんど見なくなった。代わりによく見るのが健康番組。二人とも歳をとった。
9時半、遅くとも10時には入浴して自室へ入る。寝る前は聖書を読むことが多い。先が気になる小説などは読まない。聖書を開いていると、次第に眠気が強くなる。
最近、ラジオを聴かなくなった。在宅勤務中にも流していないし、就寝前にも聴かない。ときどき聴いているのは、プロテスタント教会の説教。これもまた、上手に眠気を誘う。
夜はよく眠れている。朝、目覚めたときにも、熟睡した実感がある。これはありがたい。うつの症状が重い頃には、目を閉じた次の瞬間に朝が来ていたような感覚があった。当然、熟睡感はない。あの頃の疲労感と覚醒感は辛かった。
こうして書き出してみると、非常に穏やかな暮らしをしていることがわかる。残業も出張もないし、接待もない。毎日、同じ時刻に起きて、ほぼ同じ時刻に目を閉じる。
規則正しい生活のおかげで精神状態も安定している。
さくいん:日常