土を掘る 烏兎の庭 第三部
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2010年2月


2/27/2010/SAT

2月最後の金曜日。昨年の3月1日に転職したので、今週でちょうど勤続一年ということになる

この一年ほど忙しく、また精神的、肉体的に追い詰められた時間もなかった。いまも、残務を終えてようやくひと言つぶやくことができる程度。

振り返ってみれば、「烏兎の庭」を題して文章を書きはじめた2002年から、ほぼ毎日文章を書いていた2004年6月まで、さらになおなんとか定期的に文章を書くことができていた2006年までの5年間は恵まれた時間だった。

2007年から2008年の2年の間に、精神状態は病的な状態に近づいてしまい、精神科への通院と投薬をすることが必要になった。それでも、文章はすこしずつ書くことができていた。

2009年になってからは、文章を書くことも本を読むことも、これまでずっと欠かさずに読んでいたウェブサイトさえ読むことができなくなった。

客観的に見れば、いろいろな統計を見ても、今の私は「過労」という状態ではない。多くの人が私よりずっと過酷な状況にいることにいることを私は知らないわけではない

しかし、主観的に見れば、この一年自分の器の小ささを嫌というほど思い知らされた。知力、体力、気力、いずれをみても、自分には許容量、いわゆるキャパシティがまったく不足していることを思い知らされた。

いまの私に、読んだ本や耳にした音楽の感想を文章にしている余裕はまったくない。本を読んだり、音楽を聞く時間さえ、まったくないように思える。実際のところは、時間がないわけではなく、空いた時間を有効に使えていないだけなのだろうけれど。

この季節が「終わりの始まり」ではなく、一つの「始まりのための終わり」となるように願いながら、4年にわたり書いてきた「烏兎の庭 第三部」に終止符を打とうと思う。


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