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  価格 1,500円(税込み)
  単行本 283ページ
  出版社 ブックマン社
  発売日 2010年2月16日

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 貸借対照表の見方

決算書の見方がわからない、簿記で少し勉強したけど理解できない・・・そんな方
のために説明したいと思います。また、これから銀行融資に携わる新入行員の
方にも!

 決算書にはいろんな情報があります。ここでは、貸借対照表(B/S)について、
下図を使い説明していきます。

 これで、あなたも銀行員になれる!?銀行融資ができる!?

運用
調達
流動資産
流動負債
固定負債
固定資産
自己資本

 上図が貸借対照表の大まかな区分です。
実は、これがわかってれば財務分析は簡単にできます。
細かい勘定科目を一つずつ覚えようとするから、難しくなるんですよ。
 どんな会社のバランスシートでも必ずこの5つの区分けになるんですからね。

 簿記では、緑色の部分を借方、ピンク色の部分を貸方と習います。
ここでは、そんなのはやめて、緑色の部分を運用、ピンク色を調達と呼びます。
 ピンク色で資金を調達してきて、緑色の部分で運用してると考えたほうが、
わかりやすいでしょ?
 それでは、上図をイメージしながら、代表的な財務分析指標を考えていきます。


流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100

 これは、最もメジャーな指標ですよね。簡単に説明します。
 この指標は100%以上であれば、問題なしというものです。
 そもそも、流動負債は、買掛金とか支払手形などの短期間で支払いを
しなければならない勘定科目の集まりです。

 それに対して、流動資産は、現金預金や売掛金、受取手形など短期間に
お金が入ってくる勘定科目の集まりです。

 つまり、支払うお金に対してどのくらいお金が入ってくるかということをみる指標なんで
す。出ていくお金より入るお金が多ければ、資金繰りは楽ということになりますよね。
 これを、本などでは難しく企業の支払能力をみる指標と説明してるわけです。

 上図をみてください。
 流動負債より流動資産のほうが大きくなってるでしょう。この図の状態が正常だという
ことなのです。


固定長期適合率(%)=固定資産÷(固定負債+自己資本)

 この指標は100%未満であれば、問題なしというものです。
 固定資産は、土地、建物、機械、車両など、長期間にわたり所有していく勘定科目の
集まりです。

 それに対して、固定負債は長期借入金など長期間にわたり返済していく勘定科目の
集まりです。
自己資本は、自由に使えるお金で、過去からの利益が蓄積している勘定科目です。

 このように、固定負債や自己資本は、短期間のうちに支払ったりする必要のない
勘定科目で、この2つの合計で、長期に使われる固定資産で運用してれば、
問題ないとされるわけです。

 長期で調達したお金と自分のお金の範囲内で、
長期に運用しているかをみる指標なのです。

 上図をみてください。
 固定負債+自己資本より、固定資産が小さくなっているでしょう。
この状態が正常ということなのです。


自己資本比率(%)=自己資本÷総資産×100

 この指標は、高ければ高いほどいい。仮に、この指標が100%なら言うことなしです。ま
あ、そういう会社は見たことないですけどね。
 資産全体に対して、自分のお金がどれだけあるか、この比率で企業の健全性、安全
性がはかられているんです。

 以上3つの指標をみてきました。上図をイメージしてれば、計算式を覚え必要はありま
せんよね。

 次に、バランスシートの悪い例を図で示しておきます。

運用
調達
流動資産
流動負債
固定資産
固定負債
自己資本


 この上図では、かなり資金繰が厳しいですね。常にお金が足りない状態です。
 流動比率は、100%きってるし、固定長期適合率は100%を超えている。
 流動資産で流動負債を賄いきれない、固定資産の一部を流動負債で賄っているた
め、常に短期借入金などで常に調達しないといけなくなってますよね。
 この状態は、毎月のように借入しないと、やっていけない状態です。

 貸借対照表では、5つの区分と3つの指標をおさえておけば、的をはずすことはありま
せん。
 あとは、細かい勘定科目をいじって指標を出してるに過ぎません。
 決算書を見た時、5つの区分の数字を見て、図をイメージしてバランスをみる。
 これが、貸借対照表をみる時の基本です。

 これらのことは、銀行融資に非常にからんできますので、よく覚えておいてください。




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