【4日目】 8月3日(火)快晴


 今日はコペンハーゲンに行く日。9時頃チェックアウトし、ホテル前のバス停からシャトルバスに乗り込んでスタヴァンゲル空港へ向かった。今度はちゃんと1人40クローネ払った。コペンハーゲンまでのフライトは小型のプロペラ機。搭乗を待っていると、なぜか通りすがりのスチュワーデスが小さなコーラのカンを2つくれた。コペンハーゲン空港にはほぼ予定通りに到着。この空港ではCirusのCD機があったので、今度はシティバンクのカードでデンマークの通貨(クローネ)を引き出すことが出来た。ホテルはコペンハーゲンの中央駅近くなので、まずは中央駅に行かなければならない。ガイドブックによると空港からコペンハーゲン中央駅まではスカンジナビア航空(SAS)のシャトルバスがあるとのことだったが、空港内には、市バス(Public Bus)、チャーターバス(Charter Bus)、乗り継ぎ用バス(Transit Bus)という表示はあるが、シャトルバスの表示がない。

  案内所で中央駅までの行き方を聞いてみると、下に降りて1番乗り場から乗れとのこと。言われた方向に歩いて行って、1番と書いてあるエレベータで降りてみるとそこは電車の駅だった。うーむ、いったいどうなっているのだろう。しかたがないので、もう一度上に上がって今度はチャーターバスの表示の方へ行って外に出てみたが、やっぱり乗り場はなさそうである。どうしようかと考えていると、「何を探しているのか?」と、どこかのお兄ちゃんが話しかけてきてくれた。「市内まで行くSASのシャトルバス乗り場を探しているのだけど」と聞くと、空港の中に戻って右の方へ行けと言うので、また引き返して言われた通りに行ってみた。しかし、そこには市バスの乗り場しかない。おかしい。こうなったら徹底的に探してやろうと思い、またまた引き返して乗り継ぎ用バスの表示の方へ行ってみると、あるではないか、SASのシャトルバス乗り場が。ちゃんと表示に書いておけよなぁと思いつつ、時刻表を見てみるとなんと午前と夕方しか便がない。時計を見ると既に2時。せっかく見つけたのに役にたたん。もう一度案内所に行って、中央駅までの一番早くて簡単な行き方を聞くと、鉄道で行くのが一番だと言うので、結局最初に行った1番のエレベータで再び降り、ちょうど留まっていた列車に乗り込んだ。最初からこうすればよかった。中央駅までは2駅で到着。

  中央駅を出るといきなり暑い。しかも蒸し暑くて、まるで日本の夏のようだ。駅前の道はかなりの交通量がある。う〜ん、コペンハーゲンは都会だ(デンマークの首都だから当たり前か)。駅からホテルまでは徒歩約5分くらいだったが、スーツケースを押して行くにはちょっときつかった。Mercur Hotelには3時頃チェックイン。部屋に入るとやっぱり暑い。が、当然のごとく冷房はない。一休みして、街の探索に出かける。街には旅行者らしき人たちがたくさん。背中に大きな荷物を背負った、いわゆるバックパッカーの姿も目につく。まずはいつものごとくチボリ公園のすぐ近くにある観光案内所に行ってみる。この観光案内所はコペンハーゲンだけでなく、デンマーク全体の観光案内も行っているからか、たくさんの人でごった返していた。そのため、ここで案内を受けるためには、日本の銀行のように番号のついた整理券をとって、カウンターの番号が自分の整理券の番号になるまで待たなければならない。ここで地図と「コペンハーゲンガイド」という日本語のガイドブックを手に入れることができた。更に駅に行ってオーデンセ(Odense)までの列車の時刻表もゲットした。
 
  この後、ストロイエという、市庁舎前広場からコンゲンス・ニュートーゥ(Kongens Nytorv:王様の新しい広場という意味)まで続くコペンハーゲン最大のショッピング街を歩いた。ストロイエ(デンマーク語で「歩く」という意味)は北欧最大の歩行者天国でもあるそうだ。観光ポイントもストロイエの延長線とその周辺に密集しているので、コペンハーゲン滞在中はここを何度も通ることになった。歩いてみてまず驚いたのがその人の数。まるで渋谷のセンター街のよう。みな観光客らしい。また、大道芸人が多いのにも驚いた。手品、パントマイム、楽器の演奏、人形使い、スプレー画、変わったところではチェーンソーを使ったパフォーマンスなどが繰り広げられていた。
【市庁舎】

  最初に入った店は、セーターマーケットというヨーロッパ最大のセーター専門店。スタヴァンゲルでセーターを買うことができなかったので、良いのがあれば是非買いたい。ここは品数も豊富だというので期待大である。専門店だけあってセーターがずらりと並んでいる。どれも北欧らしいデザインのもので、入り口近くにちょっと目を引くセーターが2種類あった。白地に黒の模様が入ったものだが、なかなかかっこいい。一応店内をぐるーっと見て回ったが、どうしてもこれが気になるので試着することにした(ちょっと暑かったが)。う〜む、なかなか良いではないか。裏地が付いていてとても温かそうだ(裏地が付いているセーターは初めて見た)。2種類のうち、片方(高い方)はサイズがなかったので、もう片方(安い方)を買うことにした。この他に、奥さんが私に是非着せたいというものがあって、結局2着も買ってしまった。満足。
  この後、奥さんがどうしても行きたかったロイヤルコペンハーゲンの本店に行った。建物自体は古く、中は近代的だが外観はお城のようだ。1階、2階は色々な食器が飾ってある通常のショップで、3階に2級品のショップがある。1階のエレベータ前に日本語で各フロアの案内が書いてあったところを見ると、さぞ日本人が大勢やって来るのだろう。2級品ショップに行ってみるとやはり日本人だらけだった。2級品は一山いくらといった感じでカゴに入れて棚に置いてあったが、奥さんによると2級品とはいえ結構高いらしい。明日、ロイヤルコペンハーゲンの工場に行くつもりだったので、ここでは買い物しなかった。工場にも2級品のショップがあり、ここより品数も豊富だろうと思ったからである。  
【ロイヤルコペンハーゲン本店】

  さて、夕食。今日もどこで食べようかと歩き回った。ガイドブックにビールのおいしい店が紹介されていたので、探してみたのだが見つからない。駅前によさそうなレストランを見つけたのだが、ここは満席で入れなかった。しかしコペンハーゲンもノルウェー同様、レストランは高い。結局ストロイエで見つけたチャイニーズレストランへ行くはめに。困った時のチャイニーズ。

 夕食後、中央駅のすぐ目の前にあるチボリ公園に行ってみた(奥さんのリクエスト)。夜間は入場料が安くなるとガイドブックに書いてあったのだが、昼間と同じ料金だった。チボリ公園は、1843年8月15日に開園した歴史のある公園で、夏の間(4月〜9月)だけオープンしている。街灯はあるが、園内は結構暗い。中はさほど広くはなく、ちょっとした乗り物や野外ステージ、コンサートホール等があり、またレストランもかなりあった。野外ステージでは、ローラスケートのアクロバットショーや象4頭のショーがあり、なかなか楽しかった。  
【チボリ公園での象のショー】


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